isorokuの読書日記
2014年12月17日水曜日
佃島ふたり書房
出久根達郎さん、1992年の直木賞受賞作
古本屋の話、本好きにはそれだけでも楽しい話
しかし物語は結構入り組んでいて、佃島という特殊な地域に対する愛着をたっぷりこめながら、共産主義や友情や恋の話を絡めつつ、過去と現在を行ったりきたりします
こうやって振り返るといろいろ詰め込みすぎ、作者が描きたかったのはなんだったんだろうという疑問も出てくるけど、タイトルそのまま、佃島の二人書房の物語を描きたかったということかな
いずれにしても楽しく面白く読めることは間違いなしです
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