ヘニング・マンケル初読み
スウェーデンのミステリーのシリーズものなり
これは面白い 短めのキレのいい文章で淡々と物語は進むが そこには 北欧の暗さ 重厚さ 雰囲気がたっぷり詰まってる そして 意外と コツコツとした捜査 ぶりは少しだけ砂の器のあの老刑事を思い出した
主人公はあまりにも普通の人間 弱く だらしない しかし 捜査にかける執念だけはすごい 縄の結び方が謎のまま終わるのもそう来たかという感じ こういう部分もとことんリアルで良かった 次も読まなくちゃなあ
主人公の刑事はよくクラシック音楽を聴いてるんだけど これが声楽曲ばっかりなんだよね と思ったらオペラを愛してるっていう設定だった いいね
スウェーデンの移民 政策ってここに書いてあるような感じなのかね 労働力不足を補うためということであれば 日本もまさに似たような状況にあるような 外国人の研修生制度 ちょっと怖いものを感じた
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