2014年2月8日土曜日
ダークタワー4 魔道師と水晶球
キングのダークタワー、さっき読了。半分過ぎました。
なんとも古臭いファンタジーっぽいタイトルがついてますが、話は過去に飛んで古い西部劇ですね。脛に傷の正義の味方と可憐な美女と、一癖ふた癖の悪者がいろいろ出てきて、恋の話を中心にドキドキワクワクの物語が展開。
ダークタワーの話をひと時忘れて過去に戻るつくりになってますが、今まで隠されてきた過去の話なので、読まないわけには行かない。
キングはどんな話を書いても読者を引き付ける技術を持ってて、プロだな、と言う感じです。
ラストにかけて当然今の話しに戻りますが、西部劇の魅力に取り憑かれてしまっていて、戻ってもっとやってくれって思いました。そのあともまたびっくりの展開があって次への伏線もあって、全くあきさせないというか、惹きつけられて離れられないキングの世界にどっぷりです。
最後のあとがきもすごく面白い。読者にハラハラどきどきさせることはキングにとって簡単だ、ってことが書いてありましたが、まあそうなんでしょうね。押しも押されもしない大作家の傲慢さと謙虚さが交じり合った興味深いあとがきでした。
あと、解説が乃南アサさんでした。前の栗本薫よりはおもしろくなかったけど贅沢な解説陣だったんだなあ。前の巻は誰だったっけ??
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