2014年7月19日土曜日
天才アラーキー写真ノ方法
東京日和を借りたとき一緒に借りてた荒木さんの本。
これはエッセイというよりは写真論。ただし編集者との対話を起こしたもののようで、全編しゃべり言葉。荒木さんの場合その場で口から出てくる言葉が面白いので、これはこれで楽しい。
シリアスな写真論を語ったすぐあとで自分で全否定、というパターンかな。
照れもあるんだろうけど、常に既成概念を破りたいと思ってるからなのか。言った途端規制化してしまいそれを破る、その繰り返しなのか。てきとう~と言って笑い飛ばす
やっぱり天才なんだろう、凡人にはついてけない論理展開だと思うけど、妙に人間的な暖かみがあるのでつい引きこまれてしまうんだね。
中身は14章に分かれてて真面目な写真論の部分もあるけど、例えばフレーミングは大事だけど、とらわれちゃいけない、壊せ、みたいな部分。完璧なフレーミングができるプロの写真家が更に上を目指すためのもので素人には関係ないレベルの話なんだろうなあ。
ということで自分の写真の参考にはなりませんけど、読み物としてはすごく面白かった。
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