女のいない男たち

春樹さんの短編集をまた読んでみた
春樹さんならではのタイトルに引かれて読んだけど今一つだった

面白いけどどうもしっくりこなかったのは不倫系の話だからかな？

ねじまきどりを思わせる木野がこの短編集の中心にあると思う
わかるようなわからないような、春樹さんらしいけど繰り返されてきたテーマでまたこの話かとも思った

素直に楽しめたのはイエスタデイかな

ドライブマイカー
　亡くなった妻の浮気相手と友達になる男
イエスタデイ

　ネイティブな関西弁を身につけた東京人とその恋人

独立器官

　特定の相手を持たない医師が恋した女性に騙されて死ぬ

シェエラザード

　性交の度に話を聞かせてくれる不思議な人妻
木野

　傷ついていたことを後になって知る男の話、かな？

女のいない男たち
　昔付き合った女の夫から彼女が自殺したことを知らされる