禍
残月記が強烈だった小田雅久仁さんの2冊目 予約してからかなり待ったがようやく読めた
残月記 を読んだ時は面白い 新しい 作家が登場したと思ったけど 巻末の著者の紹介文を読むと デビューは結構昔で残月記まで かなり間が空いてるんだね そして本作は初出を見ると ずいぶん時期に 開きがある そういう目で見ると 残月 記以降の作品と以前ではかなり違う
フォンタジーとSFとホラーはかなり近い位置にあるのだと感じながら 本書を読んだんだが もともと ホラー作家だった彼が SF 的なものを書き出して残月記の成功になったっていうことかもしれない
同時期の喪色記なんてかなりSF っぽい ファンタジーになっていて 設定も残月記 と似ているが面白い 同じく 裸婦と裸夫は 筒井康隆 を思わせるようなハチャメチャかと思うと 妙な結末になっていてちょっとわけがわからなかったりもする
感想としては つまらなかった 読み通すのに時間がかかりました wikiを読むと本作はかなり人気だったようだけど私としては 今後も同じようなホラーを書くんならもう読むことはないと思う SF を書いてくれるんならちょっと違うかもしれないけど この作家はどこを見てるんだろう?
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食書 2013
トイレに入ったら女が便器に座って本のページを破って食べていた 自分も同じことをするとページの世界を体験するようになる やがて食べることが止めれなくなり
耳もぐり 2011
行方不明の恋人を探す男が恋人の隣人から聞かされる話 中指を鍵の形にして人の耳に入れるとその人のなかに吸い込まれていきその人と混じり合う 逆の耳から指を入れると出れるが出ないで別の人にまた入り続けると・・・
喪色記 2022
灰色の獣に襲われ色を失っていく街と人々 眼人の導きで夢眼石に逃げ込む 現実なのか夢なのか この世界は石の中なのか外なのか 少年と少女は成長し子をもうけ老いやがてそこも色を失い灰になって死んでいくと少女が現れ 少年は灰の中から復活し 2人で また旅立っていく 前の作品にもこんな石の設定あったな
柔らかなところへ帰る 2014
バスで隣に座った太った女が股間を跨ってくる 驚愕した男は すぐバスを降りるが やがて 期待するようになり それ以降 何度も別の 太った女が 隣に座るようになるが何もしない ついに最初の女と巡り会えその女の家に行くと 今まで会ってきた 太った女が全て いて 全員と交わり最後にクジラのような巨大な女の中に沈んでいく
農場 2014
宿なしの若者が誘われて鉄条網で囲まれた農場に来ると そこでは顔から切り落とされたたくさんの鼻が水槽の中で巡っていた 鼻を外の畑に植えるとやがて 土の下で成長した人間の体が出てくる それらはどこかに運ばれるがやがて死んで戻ってきて再び鼻を切り落として水槽に入れる 何年も繰り返され やがて若者は老いて水槽のなかに自らの鼻を切り捨て果てる
髮禍 2017
子供の頃から自分の髪が嫌いだった女は長じて生活苦から髪を信仰する新興宗教の儀式にサクラとして出席 そこで教祖交代のおぞましい儀式に立ち会い気づくと信徒になっていた
裸婦と裸夫 2021
電車の中で突然全裸にネクタイだけの男が車両を走り抜けていきほかの乗客も服を脱ぎだす 列車を飛び降りると世界中で全裸化が進んでいる やがて皆が全裸になると大波が押し寄せ 世界文明は ほぼ 壊滅するが 生き残った人類は魚人化し海の中で生きていく
書きかけ〜
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