2024年6月19日水曜日

古くて素敵なクラシック・レコードたち


春樹さんのこういう ちょこっとしたエッセイが昔からすごく好きでつい借りてしまった 
Spotify で曲を探して聴いてみたりしながら 他の本を読みながらの合間で少しずつ読みすすめていったので図書館の延長期限も終わりそうになってようやく読了 

クラシックの名曲の解説じゃなくて あくまで春樹さんが持ってるレコードの、だから当然古い演奏の紹介みたいな本 クラシックって同じ曲をいろんな演奏家が演奏しているそれを聴き比べるのが楽しいわけだけど、昔はコツコツレコードを集めるしかなかったんだね、そうなるとジャケット買いするようなこともあって だからだと思うけど 普通の大きさじゃない 正方形の本で 春樹さんが持っているクラシックレコードをすべてジャケット写真付きで紹介していて、レコードの表紙のアートを楽しむ本でもある

クラシック音楽については春樹さんすごく小説の中で使っていて ジャズに関しては春樹さんの方がずっと詳しいと思うんだけど ジャズ喫茶やってたぐらいだから でもクラシックは俺の方が上だとずっと思ってたけど これを読んだら やっぱり春樹さんの方が詳しそうだと思った (笑)

いろんなレコードの感想というか 寸評というかが書いてるけどさすがは 作家さんだな って思わせるような表現 、多彩 だよね プロの作家さんだなって改めて思う 春樹さんって 小説にしてもエッセイにしても中身はともかくとして文章が良い 読ませる とにかく物書きとしてのプロ感が半端ないと思うそれは 多分技術なんだろう 谷崎潤一郎の文章読本 春樹さんの文章を読んでるとこれをよく思い出します

チャイコフスキーのピアノコンチェルトのところ、3人の演奏家を並べて ちょっとしたドラマみたいな感じみたいになってたのが心に残る

一応100曲だけど最後の4編は曲ではなくて演奏家になっててこれも面白かった マルケヴィッチってあんまり真剣に聴いたことなかったけどが気になってspotifyで聴いてみたら結構良いね 色んな曲を聴いてみようかなと思った

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