やっと2巻目が終わったところ。
ねじまき鳥って、妻に逃げられて井戸にこもる男の話だったんだなあ。
第3巻の発行日を見ると1995年8月になっているので、14年前に読んだのだと思うが、それにしても覚えていないものですね。
ねじまき鳥は静かな本だ。出だしから平凡な展開で、1Q84のように読者をぐいぐい引っ張っていくエンタテインメント的な要素はほとんど感じられない。内側に内側に沈み込んでいく感じ。
他の村上作品は1Q84ほどではないにしても、もっと「読ませる」内容だったように思うが、この本は違う。たしかこの本も随分話題になったと記憶してるが、派手さのない地味な小説ですね。
しかしやっぱり村上春樹だ。村上春樹って、「自分とは何か」という問いをいろいろと形を変えながらも一貫して書き続けているような気がする。ここのところ集中して村上の長編を読んでると、随分似ているものを感じます。
明日からはねじまき鳥も最終巻。終わってしまうのが惜しい。次は何を読もうか??
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