2014年9月17日水曜日
晴天の迷いクジラ
窪美澄さん、ふがいない僕が傑作だったので違う作品にチャレンジしたんだけど、これは微妙
三人の自殺志願者の苦しみから再生までの「良い話」なんだけど、素直に感動できない
予定調和感がありすぎ、鯨という道具は面白くはあるけど面白いだけで終わってるような
構成もふがいないとそっくりでちょっと興醒め
期待しすぎだったのかもしれない、ふがいない僕の前に読んでたらそれなりだったのかも
でも調べたら、これってふがいないの後の作品なんだよなあ
それ以上、あるいは全く違うベクトルを求めて読んでしまったのが悪かったかも
この人の文体は絡みつくような抵抗感のあるもので、個性はある
ふがいないが傑作すぎて超えるのが難しいのかな??
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