2018年12月1日土曜日
男役
中山可穂さんの宝塚シリーズ、らしい
破滅的な恋の話をたくさん書いてきた作者さんの新境地なのかな?
しかし文章は相変わらずうまくて、冒頭の純文学っぽい改行の少ない文章もすらすら頭に入ってくる
こういう文章は本当に読んでいてうれしい
身を切るような激しい話を読んできただけに本作はちょっと軽い感はありますね
なにげに亡霊が出てきて会話を交わすあたりはファンタジーでもある
本作のラストで改めて「男役」って小説なんだなあとは思ったけど、クライマックスは明らかにおばあちゃんと亡霊の浄化だよね
小説として二つのテーマがうまくつながってないように、少し感じます
いつも死と隣り合わせの激しい恋物語ばかりを書くわけにもいかんよなあ
予約していた2作目も来たのですぐ読みたいっす
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