2024年6月5日水曜日

鬼恋童


また赤江瀑さん
独特の妖しい世界だが京都弁がすごく読んでいて気持ちよかったことを思い出した 学生の頃から谷崎が大好きで 細雪の京都弁も好きだったなぁ

鬼恋童
陶器の世界 充分な技術を持ちながら窯元を継げなかった昔の男と同じ立場にありその男を雇っている主人公 その執念と悲劇
阿修羅花伝
能面打に取り憑かれた男とその姉の悲劇に役者とその影のような付き人が絡む
闇絵黒髮
美術品でもある櫛をめぐる悲劇 黒髪に異常に興奮し殺人を犯す医者 殺された姉の復習に髪を長く伸ばし秘密を探る弟 種明かしがありすぎるかな
炎帝よ叫ベ
歌舞伎役者の顔の隈取りの話 異常な迫力で描かれた絵をめぐる役者と捨てられた恋人、聾の青年 裏方のトンボ青年 不思議な話だけど はっきりオチがついてるのがどうか?
寝室のアダム
英国製の古家具に狂った人々を描く 怪しい雰囲気はあるけど品のない作品

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