津原泰水さん 図書館で見つけた読んでない作家さんシリーズ
うゎぁ~なんだこれ 世の中広いな こんな作家さんもいるんだ 京極夏彦や赤江瀑先生の匂いもするけど違うな なんとなく 渋沢龍彦も思い出すな
ホラーなのか多次元SFなのか冒頭作のドキドキする物語の落とし所は郷愁?
後で調べたけど この冒頭作は漫画化もされてるらしい SF カテゴリーの名作とされてるのかな? 怪しい作品だけど 漫画で言うと 昔のガロっぽいような
短編集でどれかというと 冒頭の五色の舟はまあ いいとして 微笑面・改 が好きかな 冷めた筆致ながら彼女の顔がどんどん迫ってくるイメージにドキドキした
全然知らなかったけど調べたら結構話題性のある作家さんだった この短編集は面白かった しかし 他の作品も読むかどうかは微妙ですね
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五色の舟
不具を見世物にする5人がクダンの導きで敗戦の日本から別の日本に転移するがそこに幸福はあったか?
延長コード
家出した娘の自殺を知り父親はそれまで身を寄せていた家を訪ね世話になった男から様子を聞く
追ってくる少年
家族4人で暮らす 家に障害者の父の妹が住むつく 父と妹は睦み合う 途中で子供と犬を車でひき自分たちも死ぬ 犬と子どもが合体した亡霊が今も私につきまとう
微笑面・改
彫刻家の彼は美しい妻の顔を焼き精神病院に入院した後 高名な美術家となるがある日妻の顔が宙に浮かんで見えその顔はどんどん近づいてきてさわれるようになる その顔はやがて彼の顔に接するようになり顔を押しつぶし 今はむき出しの脳だけ
琥珀みがき
工房で琥珀を磨くのりこはある日都への使いで乗った寝台列車で男と知り合い村へは戻らないが男は教えられた住所にはいないが都で生きていく ある日村に戻り工房を覗くがそこは戻る場所ではなく都に戻る
キリノ
高校の同期でちょっと変わった長身の女キリノについてのチマツリの一人芝居のような語り
手
井戸に頭から落ちて死んだ祖母とおなじく好奇心に勝てない私は 家出し友人と自殺した男の家に忍び込み亡霊にあう 外に出ると好奇心に勝てず私をつけた母は家族とともに死んでいる
クラーケン
夫に逃げられた女が飼う巨犬クラーケンも4匹目 最初の犬の訓練士の少女はケージで犬の代わりに飼っていたが自死する 戻った夫に餌の糖蜜をかけようとし逃げられ自らに浴びる
YYとその身幹
完璧な美を持つ彼女が夫に殺され屍姦された 彼女と予備校の同期で結婚後も関係を持った男のモノローグ
テルミン嬢
脳に微小なチップを埋め込み音楽療法を受ける赤いスカーフの女は男の発する特定の波長に反応しアリアを歌ってしまう
土の枕
小作の身代わりとなり出征した地主の息子は生きて戻り小作として生きる 戦死した戦友の妹を娶り子をなし原爆で妻を失ったあとも生き延び死に際し本当の名で葬ってほしいと訴えるが信じる者はいない
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