2018年8月1日水曜日
阿蘭陀西鶴
朝井まかてさん
眩と似た感じの作品
ただ調べてみたら本作の方が執筆は早い
井原西鶴って俳句もやってたことは知らなかった。そもそも好色一代男の作者って事くらいしか知らなかったけど、今で言うところの小説家だったんですね。いろいろな苦労もあり、娘の視点から見た様々なことごとです。
淡々とした叙述の中にも時折はっとするような場面が出てくる。
日々のいろいろを描きながら、その背景には広くて深い親子の情の世界が漂っているんだなあ。
ラストはぐっときた
でも暗くはならない
まかてさんは読んでいて気持ちいい
こういう物語を紡げるって事は本当に才能なんだろうなあと思う
宮尾さんのように、コンプしたいけどしてしまうと読むものが無くなって寂しいのでゆっくりしたい、そう思えるような作家さんです
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