2025年5月11日日曜日

罪喰い


赤江瀑さん 市の相互貸借で 道立から
25/4/4 相互貸借申込み  5/3 到着の電話  5/9 借受

結構かかったな〜
でもすごく読みたかったので読めて良かった!
赤江さんらしい作品が並ぶが初期のこの頃から変わらないな
古代と現代をつなぐ罪喰いがやっぱり面白いけどオチが今ひとつ
どれか一つなら三島の金閣寺を少し思い出した花夜叉殺しかな

罪喰い
対馬の防人が残した罪喰いの木像 その記憶を持つ彼は防人の子孫なのか刷り込まれた記憶なのか 彼は列車落下事故の加害者であり刷り込んだのは犠牲者の弟なのか 
花夜叉殺し
四季を通じて淫蕩に花が香る四阿を中心に据えた不吉な庭で痴態にふける兄である親方の体に残る女の匂いを舐める妾腹の弟 庭を作った庭師は女主人と無理心中か? 心を病む弟は庭石で二人を殺し火を放つ 庭からは死体がもう一体
ライオンの中庭
ライバル同士のバレエダンサーが公演の主役を交代で演じるが初日に奇跡の舞台を演じた男が姿を消す 二人は兄弟 家族を壊したと弟を責める兄と反発して家を出た弟  憎しみと後悔を共に抱え 心を病んだ弟を兄は刺し殺す
赤姫
想う女が小屋で旅役者に抱かれるのを見 火を放ち 二人を殺してしまった男は映画監督となるが勢いを失い失意の中 女の妹と会い暮らし始める 歌舞伎役者の真っ赤な衣装に心を奪われ 盗み出し女にそれを着せ 激しく交わりながら 心を病んでいく
サーカス花鎮
体操選手の兄弟 失踪した育ての親の兄はサーカスのブランコ乗りの女を愛し団に引き込まれ 女を愛す女の実兄との三角関係の中危険な技で死んでいた 女は弟を船に 呼び出し弟の目の前で 海に身を投げて死ぬ


書きかけ〜

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