いよいよサラ ウォーターズの最後の作品だ 本当に寡作 だよね もっと書いてくれたらいいのにな 綺麗な文庫本 まだそんなに読まれてないような気持ちのいい本だったけど 428 ページでふと見たら1240円もするんだね 奥付を見ると 2016年 10年近く前でこんなに高かったんだな 本の値段てずいぶん高くなってるよな 今ならもっと高いのかな デジタル化が解決策? それとも 活字というものに対して ニーズがほとんどないんだろうか やれやれ
いつものサラの世界 一次大戦後のイギリス 落ちぶれた上流階級と同性愛の女性達 役割におさまった 彼女の煩悶
他の作品のように話し手が変わったり 時系列が逆転したり そういったことはない ストレートな 叙述で 女2人のドロドロとした恋愛劇のあとに 嵐のような 第2部 があって ノンストップ系のサスペンスの世界に続く とにかく読ませる グイグイ 読ませる それは間違いない でも それだけ?
サラをミステリー作家として捉えていた それが間違いだと思った でもこの作品でやっぱりミステリー作家に戻ってしまった そんな感じがしますね
夜愁を読んでしまった自分としてはどうしてもそこを期待してしまう ただ読ませるだけの小説に何の意味がある サラ ウォーターズ ほもっと凄いものを書く人だこの作品にはそれが感じられなかった 唯一 苦く 辛い ハッピーエンドにサラ ウォーターズを感じたくらいかな
邦題は気になるね このタイトルは ラストの情景かな オリジナルのままの方が良かったような タイトルを決めた人たちの 思い入れが入りすぎてるのかもしれない
書きかけ〜
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