2025年1月12日日曜日

湖の男


アーナルデュルのエーレンデュルシリーズ4作目
読み始めてすぐこの文体に引き込まれる。
文章が簡潔、一つの文が短いのだがぐいぐいたたみかけるように自然と続いていってページをめくる手が止めれなくなる。単純に文章が上手いってことなのかな。もちろん翻訳もあるんだろうけど。
本作は戦争を背景に様々な男女の愛が描かれていた。そのうちの一つが大きな悲劇につながるがアーナルデュルの作品には純粋な悪はない。悲しい結末を生むまでの経過が丁寧に巧みに描かれている。

息子のシンドリがいよいよ登場、エヴァはまた逆戻り、この家族はどうなってくんだろ?
エリンボルクの夫が出てきたしシグルデュルの父親もでてきて二人の物語も少しづつ深まってきている
シリーズ物を読む楽しさを堪能できます。

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