2025年7月13日日曜日

アポロン達の午餐

これも札幌市にはない赤江先生の本で道立からの相互貸借
 6/27申込  7/4 電話連絡  7/8借入

まずはアポロン達の午餐から読んだ
短編が四本で赤江先生の作品であまり短いのはやや消化不良気味になり好きではないのでこれくらいの作品が揃った単行本が私には読みやすい
やはり表題作が一番かな 赤江先生らしく怪しすぎる こんな話を他の作家が書いてここまで怪しく読ませることができるだろうか ただの変態高校生のバカ話にしかならない様な気がするそういう意味では「双頭の動物の門」も単純な犯人探しのミステリなのに若者の肉体に潜む異常な猛獣を描くところに赤江先生の本質がある やはり赤江先生は特異な作家だと改めて感じる


アポロン達の午餐

密室で裸体の開放感を楽しむ高校男子達の秘密クラブが次第に外で裸体を露出するようになる 恋した女が同じクラブの男に緋牡丹の前で犯されている姿を見て緋牡丹を見ると盲目になる男が裸体露出の際に緋牡丹を見てしまい盲目になり道路に飛び出し車に引かれて死んでしまう 責任を感じクラブのリーダーは自殺 女を犯した男も校医に全てを打ち明け自殺

シヴァの暴風

歌舞伎梨園の名門御曹司が 新劇劇団の駆け出し俳優と同じ顔であることを知り悩み二人は争うようになるが二人は実は双子で役者の家に同じ顔の子供はだめだと俳優が捨てられた過去 俳優は長じて自らの出生を知り御曹司を恨み絡んでいた

双頭の動物の門

二人の親友AB Bに恋した女子高生が気持ちを打ち明けるがAが女子高生を恋していると断られてしまいAを自殺に見せかけて殺す しかしBの気持ちは変わらず激昂しBも同じように殺す Aの弟が自殺を不審に思い教師とともに真相を探る 

彷徨える魔王

子供時代にインド奇術の大道芸で術を客に見破られ失敗し大怪我を負い放り出されるが奇術をやめれない男が長じて見破った客を見つけ復讐しようと悪魔との契約書を客に書かせる 客は突然死に持ってた契約書の謎をその息子が追う

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