2025年9月8日月曜日

ハロー・ワールド  


小川哲さんのwikiを眺めてたら SF 作家同士の対談 みたいなのがあってそこで知った作家さん そんなに 作品は多くないけど 日本 SF 作家クラブの第18代会長らしい それが何を意味するのか は よくわからんが(笑)

短編集 で主人公が同じなので 連作ってことになると思う
iPhone とか MacBook とか Apple Watch とかそういう固有名刺が結構出てくるのがちょっと鼻についた スマホとかノートパソコンじゃあダメなの? そこに その言葉になんかスノッブな 匂いを嗅いでしまう
作者はソフトウェアの技術者 というか プログラマ なんだろうか 私は少しかじってるので なんとなくわかるけど全然わからない人はこれを読んで どう感じるのかちょっと想像がつかない 最後の短編が仮想通貨もので 私はそっちはちんぷんかんぷん だったので 結局 作品としてもよくわからないまま終わってしまったことを考えると プログラムがわからない人にはちょっと難しい 短編集 になってしまってるかもしれない
そういう意味で「行き先は特異点」 が良かった ラストのイメージは残るものがあるね
ただ考えると これは SF なのかな IT小説って 新しい分野なのかも カテゴライズ にこだわるつもりはないけどたまには 和製 SF も読みたいと思って借りたので ちょっと肩透かし ではあった いずれにしてもこの作者の違う作品を読むことはなさそうですね


ハロー・ワールド
自作の広告ブロック アプリが特定の国で売れていることを知ったことからその国による盗撮行為を知りそれを暴いていく
行き先は特異点
カリフォルニアで道に迷い Google のテストカーに追突される Amazon の ドローン 配達も間違って そこに来る 周期的に発生する GPS データのリセットの不備が原因 夕暮れ時 ドローン 配達が鳥の群れのように次々と集まってくる
五色革命
政情不安な バンコク 支社に出張していたがクーデターに巻き込まれ戻れなくなるホテルで武装集団に拘束され ドローンを操作して先導者の射殺を助けてしまうバンコクのために戦う 現地人の理想と政治的な理想と経済的な 繁栄は両立していない
巨象の肩に乗って
Twitter が中国で使えるようになるが これは Twitter が中国の検閲に屈したことを意味する インターネットの自由を守るために 暗号化された 匿名性の高いアプリを開発すると爆発的にユーザーを増やしサーバーを維持するため 法人化し 仕事を辞め アプリ 維持に専念するが 日本の警察に目をつけられ 圧力をかけられたことから日本を飛び出す
めぐみの雨が降る
マレーシアの会議で中国人に拉致され 中国で新しい仮想通貨のプログラムを書くことに さらってきた相手の思惑の逆をつくはずのプログラムだったが 実際に 世界に広がることになる


書きかけ〜

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