2019年10月2日水曜日

サブマリン


久しぶりの伊坂幸太郎さん
相変わらずの面白さだけど伏線の回収にも重みというか、種明かしのすっきり感よりはぐっと胸に迫るモノがあって素晴らしい作品だった
犯罪加害者の物語、でも被害者と加害者の立ち位置は不変ではない、未成年だと罪自体が更生の名の下に扱いが微妙になっていて、でもそれは深く沈んでいるだけで無くなることはない
ミスチルのタガタメを思い出した、私たちには何が出来るのか
その伊坂さんなりの答えが本書だったんだと、私は思った

いつもラストでびっくりしてすっきりして楽しく終わる伊坂さんだけど本書にはそれ以上のモノがあったと思う
さらに続編も読みたいと思うのは私だけではないはず
待つのも楽しいいんだけど

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