2022年1月5日水曜日

ザリガニの鳴くところ

 
本屋で見つけた本屋大賞の翻訳部門賞ってやつ
厚い本だけど何だか面白そう、早速予約したら待ってる人数がすごいので道立図書館でも予約したらこっちが早く来た
道立は休日を挟んでも貸出機関の延長無いんだね、短いので正月のウチに読み始めた。

最初から面白くてぐいぐい引き込まれた。
自然の描写が素晴らしいし、ハラハラしながらの少女の成長も良い。
それにしてもどうしてこんなに引き込まれるのかは良くわからない。
作者の力量といえばそれまでだが、調べたら作者は動物学者なんだね
しっかりとした知識に裏打ちされた自然描写が魅力であることは間違いないと思う。
冒頭で登場人物の死が告げられ本作がミステリであると宣言されるが、それは不要だったのではないかと思われるほどに自然と少女の成長物語が面白い。

丁度半分過ぎた後半で少女は大人になってミステリになっていく。
前半には及ばないけど十分面白くてラストのサプライズもしっかり用意してくれてるのでミステリとしても上質だった

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