2025年4月3日木曜日

青べか物語


山本周五郎 先生の 長編 ってことになってる 帯には自伝的作品ってある ごく短い連作の短編集って感じかな 昔の 私小説かな 浦粕町 漁師町に住む 作者の周りの人々を含めた日常を描いてる これといった筋がないから結構 つまらない 全部読み切れるかどうかわかんないと思いながら 読み終えました

子どもの長太郎がいい味だな
開放的な性の世界がおおらかに語られる
のんびりした土堤の四季のあとの 「白い人たち」 乾いた冷たい文章にドキリ 小説家山本周五郎がここにいる
「経済原理」 もいいね 深く自分を恥じる 周五郎先生らしい 
「残酷な挿話」 は落語だった

まだ結構 ページが残ってるのに 「おわわりに」 っていうタイトルになって えっ と思いながらでもその後もちょっと続いて「30年後」っていうタイトルになって これがものすごく長いのかな と思ったら そうでもなく 終わったら解説 みたいなページが 60ページ以上あった
この山本周五郎の 長編 全集っていうのかな これはすごくいい本だよね さすが新潮! って 前にもそんなこと書いたような気がする

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