2018年6月9日土曜日

理由


宮部みゆきさんの直木賞受賞作
ずっと読んだつもりでいたけど勘違いだったようなので借りてみた

「刑事の子」でも思ったが、宮部さんって動機が今一つじゃないかな
本作に関してはとにかく登場人物が多く、それぞれ実に細かく描かれてるけど、殺人の動機が良く理解できない
東野さんとの大きな違いと感じた

宮部さんの興味はそもそもそこにはないのかもしれない
多様な人たちを描くことで現代の家族のあり方みたいなものを描きたかったのかのしれない
一つの事件を契機として明らかになった現代の家族、それがテーマだと私は受け止めた

それはそれとして、物語としては結構退屈でハラハラ感はなかった
これが直木賞??って思いました

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