2021年9月7日火曜日

我らがボス


マクベインなり
87分署シリーズが長く続いた理由の一つには本作のように叙述自体を工夫するなど様々な趣向を凝らしてきたことがあると思う
話としてはやくざ組織の抗争が殺人事件に発展しましたってだけなんだけど、捕まったボスのモノローグと事件が平行して語られて飽きさせない。
そこにいつもながら分署の人間模様、今回はクリングが結婚を決意するまでが楽しく描かれて、次作も読まなくっちゃなあと思わせる
さすがのマクベインでした

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