2014年4月5日土曜日

ダークタワー6 スザンナの歌


シリーズ第六巻。第五巻からの続きでスーザンの捜索ですが、登場人物はほとんど増えないので読みやす。でも、どきどき感はいまひとつですね。
しかし、しかし、下巻の展開はちょとびっくり。きわどい小説ですねえ。こう来ましたか。
しかしここまで広げた風呂敷をどうまとめるのか、キングの仕掛けはまだまだ奥があるのか?

あくまで今のところですけど、このシリーズは現代とは全く関係ない、4魔道師と水晶球が一番面白かったように思います。
昔話ですね。ローランドの悲恋がなんとも面白かった。ローランドの語りが終わって現実に戻った途端がっかりしたのを覚えてます。
そういう意味では5巻以降は現代とのかかわりが強すぎて、ちょっと面白さがいまひとつだと感じてます。

このシリーズですが、1から4までは独立した面白さがありましたが、5から7まではひとつづきと考えたほうが良いと思います。ちょっと引っ張り過ぎ感がありますが、まあ次は7巻を読むしか無いですね。

私はこのシリーズを文庫版で読んでますが、解説がすごくいいですね。本巻は角田光代さん。前の缶は養老孟司だったかな。豪華です。解説の内容は解説者ごとに当然それぞれですけど、みんなキングが大好き、って感じが伝わってきます。
最後の解説って文庫ならではのおまけ感がありますが、このシリーズのおまけはなかなか良いです。

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