2018年7月17日火曜日

Andrei Gavrilov


昔から結構好き、バッハのゴルトベルクは随分聴いた
最近ショパンの練習曲集を聴いてスピード感にびっくり
バリバリ弾きまくってて気持ちいい
昔ながらのロシアのピアニストって感じの力業とはちょっと違う洗練されたところもあるように感じる

でいろいろ聴いていて、ヘンデルのピアノ組曲集ってのを見つけた
三枚組のCDなんだがなんと、リヒテルと弾きわけてる!!!
とある音楽祭での録音らしい
当時のGavrilovはかなりの若手だったようで、偉大なリヒテルとの共演はどんな気分だったんだろうと思う

で、聴いてみると残酷なくらいに違う
最初はGavrilovで始まるんだが、かなり退屈。ただそれはヘンデルの鍵盤曲に魅力がないんだろうなって感じの退屈さ
しかし次の組曲になったとたん、おっ、という感じで引き込まれた
それがリヒテルなんですね~
曲なのか演奏者なのかって話だけど、この感じは以降の曲でも続きます
退屈になって面白くなって
見事にGavrilovとリヒテルなんですわ

こういうのを聴いてると当時のGavrilovはまだリヒテルと共演するのは早かったんじゃないかと思う
可哀想なくらいに
私はGavrilovもリヒテルも好きなだけに残念
Gavrilovはリヒテルの偉大さを際立たせるための引き立て役にしかなってないような・・・・

でもゴルトベルクなんてすごく面白いんだけどね、Gavrilovも
巨大なロマンチストリヒテルの前では誰しもがかすんでしまうのかな

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