2020年5月22日金曜日

かたちだけの愛


平野啓一郎
ある男が凄く面白かったので
コロナ休館中の図書館が一時的に開いたときに念のためにと思って借りておいた本

芥川賞作家というイメージをぬぐいきれてない私の問題だとは思うが最後まで違和感があった
何か驚くような展開があるのではとの期待が結局裏切られ普通の恋愛小説として私は読んだ
そうなると中山可穂さんのような身を削りながら恋愛を語るような迫力があるわけでも無く
義足という仕掛けもただの仕掛けでしかなく
主人公に感情移入できるような要素も無い
小説としてはまあまあ読ませてくれて面白いんだけど
もう少し何かが欲しかった

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