2020年5月19日火曜日

三屋清左衛門残日録


図書館休館で厳しい本事情になったが奥さんが義父からもらった本を持っていたので読んでみた
久し振りの藤沢先生だがさすがな作品
長編と言うよりは連作短編のつくりで、でも長編としての面白さと短編の面白さも備えた理想的な作品だと思う
特に短編としての、キレと言うよりはさらっと感がなんとも言えない
老いが底に流れるテーマではあるが人間関係は変わらずあるし恋もある
そういった部分を距離感を保ちながらさらっと書いて書きすぎない
熟練の技だと思いました
藤沢先生凄いです、シリーズにしてもっと書いて欲しかった!!

0 件のコメント:

コメントを投稿