2023年10月26日木曜日

機龍警察 火宅


機龍警察シリーズ5作目 とりあえず長編シリーズとしては 今のところの最後まで読んだので いよいよスピンオフの短編集 を読んだ
シリーズ に関係なく 短編として楽しめる作品と シリーズの隙間を埋めるような作品の 2つに分かれるような気がする 期待してたのは 後者だったけど お話としては純粋な短編の方が面白く読めた ただシリーズがものすごく深くて広くて面白いだけにこの短編集の面白さがどれくらいかっていうと ちょっと かなり 見劣りするような気もする 早く シリーズの新作を読みたいと 改めて感じた
どれか一つとなると表題作 だね まあ 推理物の短編 ってことになると思うけど 切れ味鋭くラストも良い

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火宅
死の床にある世話になった先輩を見舞う由起谷が先輩の昔の不正に気付いてしまう 先輩は寒気のするような笑顔のまま
焼相
バンシー ライザの武器で 遠隔地から 電子レンジのように1つの場所 に 強い 熱を加えることができる 凶悪犯 が立てこもり その武器 で焼き殺す
輪廻
少年兵を 機甲兵装 に乗せるために手足を切断してそこに装具義肢をつける その製造を 日本の企業に依頼にきたその外人も 手足を切断された 昔の少年兵だった
済度
ライザが日本に来る直前の話 親を殺された女性の兵士が 復習をして 妹を連れて 逃げるのを 助けてしまう 妹を殺したライザの 自責の念
雪娘
残酷に殺された悪人の近くには 少女がいた 同じような事件を ユーリはロシア警官の頃に経験していて 犯人は 悪人におもちゃにされていた少女だった 今回も同じか?
沙弥
由起谷 の 高校生時代 荒れていて手がつけられなかった頃  在日 韓国人の友達が 死んでしまう事件 の話 これはシリーズの本体でも語られてたような気がするな
勤行
忙しさのあまり妻と幼い娘 との約束をいつも守れず 家庭では責められている宮近の話 忙しい捜査の中 国会答弁のメモ作りという仕事も入ってきて 結局また 約束を 守れなかったが テレビの国会中継に自身が映っていたことで家族は逆に喜んでいた
化粧
エレクトロニクス関係の汚職事件の捜査 の背景には 機龍の根幹システム開発 があった これは第 6作の前日談ということになりそう  単独 の短編としての面白さは 逆にわからん

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