2014年2月15日土曜日

ポアンカレ予想 世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者


ジョージ・G.スピーロさん、さっき読了。
四色問題や素数の本がすごく面白かったので、このジャンルの本を探して借りてみました。アマゾンで探して図書館で検索、便利な世の中です。

この本もリーマン予想同様、ポアンカレ予想自体がどのような内容かは三分の一くらい読み進んで初めて出てきますし、そのことをここで記述すること自体私には難しい。リーマン予想以上にわかりづらく、私個人としてもリーマン予想以上に理解できてません。

しかし十分面白く読めるのはやはり作者の力なんでしょう。
しかし、本作に関しては先の二冊以上に話題が飛びまくりというか、いろんな数学者が登場しては経歴から始まっていろんなエピソードに言及して本題の数学論に戻ってということが繰り返され、時には本題に戻らないまま次々と新しい数学者が登場してきて、ものすごくわかりづらくもあります。
日本の数学者も何名か登場しますが、全体の流れの中で必要な記述なのかどうかわからないままだったりもあり、こういった記述が作者の意図した書き方なのかどうかは不明ですが、冗長感はありました。

最後の方は証明後の一騒動。
中国人の数学者がずいぶん悪く描かれてますが本当のところはどうなんだろう?一番乗り以外に意味は無いとも思える数学の世界の証明、これをめぐる人間模様、ペレルマンの気持ちもわからなくもないですね。

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