2023年4月26日水曜日

人質の朗読会

 小川洋子さん 短編集 のようでいて すごい仕掛けがある長編なのかな と思って 読み進めたけど 結局 短編集 ってことになりますよね ただ 設定があるので それぞれの短編の作者の年齢とか経歴 そして人質になった理由 そういうものも含めて読むとすごい余韻がある 純粋に短編として読んでも十分 面白いと思うけど そういう仕掛けのある短編集 だった SF のような幻想譚のような 不思議な話と 特に不思議ではないけれども 深く心に残るような そういった話たち どれか1つをと言われると 幻想 譚としては 杖 そうでないものとしては冬眠中のヤマネ かな 小川さんの短編を読んだのは初めてだけど かなりいい 難解さは全くなくて物語として面白い それでいて深みがある 良いわ

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