2009年12月24日木曜日

ハリーポッターと賢者の石

「ハリーポッターと賢者の石」読了しました。
結構細かいところまで内容覚えてたが、まあ楽しめた。
最近読んだ本はほとんどが2回目だが、そのほとんどが内容は覚えていなかったことを考えると、この作品は特別、やっぱり面白いんだね。

ただ気になったことをいくつか。
文章はあまり魅力なし。翻訳ものということを考えても、文体に引き込まれるようなところはない。
また、細部がよく描けているようで不自然に描けていない所もある。後半、バツとして森へ行ってケンタウロスに助けられるくだりで、逃げた後のマルフォイが全然描かれていないのは不自然すぎ。
さらに、悪者(マルフォイ)がはっきりしすぎていて、ハリーも妙に攻撃的なところが気になった。みんな仲良く、という発想は作者には無いのかな?
要するに、作品としてみると粗すぎ、しかし物語としては面白い、といったところかな。

我が家にはシリーズ全館揃っているが、途中で飽きて読まなくなったので、今回は全巻読み通そうと思っている。全体的な評価はそれからかな。ということで次は「ハリーポッターと秘密の部屋」です。明日から読もう。

2009年12月20日日曜日

照柿

照柿,本日読了。
暑い夏と行き場の無い何か、という記憶だったがそれはそのとおり。
ただ合田刑事が出ている以上は推理ものというかサスペンスのはずだよなあと思いながら読み進めてきたが、違うことが最後でわかった。

高村薫は面白い、筆の力がすごいと思う。この作品ではSEXも描いてる、ちょっと無理している感が無くも無いけど。
こういった作品の流れの先に「晴子情歌」があったんだなあ。

殺人事件なども出てきてミステリーと間違いそうだが、神曲をモチーフにした哲学的なドラマですね。
とにかく面白かった。早く最新作読みたい。図書館の予約状況を調べたらまだ89番目だった。予約したのが9月29日。やれやれ。読めるのは年明けてから2月頃かな??

で、今日から「ハリーポッターと賢者の石」を読んでます。今日は土曜だが出勤だったので今日から読み始めました。やっぱり面白いね。全部読むのは時間かかりそうで楽しみ

2009年12月7日月曜日

尻啖え孫一

本日読了。
司馬遼太郎はやっぱり面白い。高村薫的な面白さではないんだが、はらはらどきどきはしない分落ち着いて読める。年寄りの読み物なのかな。

本作品ではあまり教訓的なものは無かった。司馬遼太郎を読んでると、メモっておきたくなるようなフレーズが出てくることが多かったが、今回はない。ちょっと物足りないかな?その分単純に面白いともいえるが。

日曜日にネットで調べたら、高村薫の「照柿」ありました、早速借りてきたので明日から読もう。
明日は久しぶりに有給をとったのであさってからになるけど。
最近少し暇です。来週から10日間くらいびっしりと忙しくなる予定。年明けてからさらに忙しそう。
今のうちに英気を養っておくか???