2014年7月30日水曜日

吉原手引草


これも直木賞受賞作、松井今朝子さん。
タイトル通りの「手引」ですが、見事に騙されるというか、まあまさしく「手引」でもあるんですが。
前に読んだ直木賞受賞作「邂逅の森」が豪速球の物語だったのに比べて、本作は変化球ですが、恐ろしく切れの良い変化球といったところ。


前に読んだ「漂砂のうたう」と同じような設定、偶然でしょうけど、かなり似てます。
複数の視点での物語で、藪の中やフォークナーの死の床に横たわりてが思い浮かびましたけど、滑らかな語り口が上手で飽きずに読めます。
ちょっと進行が遅く感じますが、当時の郭というものをたっぷりと描いていてまさしく手引です。単に描くだけでなく、物事には全て理屈がある、郭のしきたりの一つ一つにもちゃんと理由があるという辺りがさらりと品よく描かれます。

しかし、最初からあった謎はいつの間にか推理小説の謎解きのようにまとわりついてきて、郭の世界と古臭い武士の世界とが最後でオーバーラップして、その対比は見事としか言いようがない。
そういう物語を「手引書」として読者にさらっと差し出してきた作者のニヤッと笑う顔が目に浮かぶようで、ちょっと脱帽。

読み進めるうちに饒舌にした宮尾登美子さんかなとも思ったけど、全然違いますね、この作家はだれでもない松井今朝子さんということが分かりました。

2014年7月28日月曜日

本屋大賞


最近直木賞受賞作を多く読んでるけど、読む本を探すのに他の賞も見ていて、本屋大賞も見てみた。
2004年からでまだ歴史も浅いので、大賞以下10位までの作品を調べてみた。

10位まで公表された作品は112、うち私が読んでいたのは9。
作家としては延べ73名で、毎年のように顔を出している伊坂幸太郎さんのような作家もいる。このなかで私が読んだことがある作家は33名、残りの40名は全く読んだことが無いわけで、まだまだ読むべき作家、作品は多いってことだった。
直木賞と平行してこっちのほうも少しづつ読んでいきたい。
楽しみ。

2014年7月27日日曜日

川沿い散歩、豪雨


昨日は雨で散歩できなかったので、今日も一日雨模様だったけど小雨を見計らって散歩に出た。しかしすぐ豪雨になってしまい、引き返すことも出来ずずぶぬれになってしまった。
濡れても良いように半ズボンで行ったけど、べっちゃりでズボンが足にまとわりつく感じ。靴もズブ濡れで、こんなに濡れたのは子供の時以来かもしれない。
濡れても良いと思ってたけどこれほどとは、ちょっと甘く見すぎました。

散歩に行った理由の半分は毎週末の図書館通い。
前から予約していた分も来てしまい、一気に六冊の予約本を受け取りに。しかし回送中もまだ二冊あり、今週は旅行だし、ちょっと読み切るの難しそうです。
ほとんど後の予約は入ってない本ばかりなので、ネットで忘れず延長すればそこそこ読めるかな。

2014年7月26日土曜日

サッカー、幸楽苑、コストコ


昼から末っ子のサッカー公式戦観戦。圧勝でした。下には下って感じですね。
雨の中でしたが、勝ったし、子供たちは楽しそうでした。

試合の後、会場近くの幸楽苑で家内と二人で昼。ここは二回目。
丁度昼時だったせいか結構混んでて待ちましたが、回転は速くてすぐカウンターに座れました。
私は辛し肉味噌入り味噌野菜、長い名前のメニュー、からしょっぱくて結構美味しかった。前回同様餃子と半チャーハンのセットにしましたが、二人にはちょっと多く、満腹で苦しかった。

食事の後今週の旅行に備えてコストコで買い物。
相変わらず混んでます、雨だったので中の駐車場に停めたけど、混んでて大変でした。
今回は前回見送った蒸しパンを買ってみました。まあまあでした。

邂逅の森


これも直木賞受賞作、熊谷達也さん。昨日読了。

冒頭から重たい雰囲気で始まるけど、登場人物は多くなく、話もまっすぐに進んで単純。一人の猟師の「物語」だけど、さしたる工夫も無い単純な話なのにどうしてこんなに面白いのか!
登場人物の造形が物凄く良いとも思えないし波乱万丈の展開があるわけでもないんだけど、とにかく面白く読ませます。素晴らしい。

しいて言えば自然の描写や狩の描写が物凄く生き生きとしてますね。
クマ狩りの詳しいことなんて当たり前のこととして全く知らないわけですけど、すっと頭の中に入ってきて、雪山で冬眠中に穴から出てくるクマと、息を殺して撃つのを我慢している猟師の姿がくっきりと頭の中に浮かんできます。こういうところのドキドキ感が読んでてすごく楽しいですね。
偶然ですが、最近読んだ坂東さんの山姥にもマタギは出てきてて、こっちは結構物凄い話しでしたが、山と猟師の関係については同じような書きぶりでした。短い間に今まで読んだことが無かった猟師の話を続けて読んだことを面白く感じました。

最近読んでる直木賞物の中では今のところベストですね。

2014年7月22日火曜日

レンズフィルター、レンズカバー


前から欲しいと思ってたけど、休みに電器屋で確認してネットで買っておいたもの。結局ヨドバシで買って今日つきました。
ヨドバシだとネットでもポイント使えるし、物があれば札幌支店から直接配送してくれるし、結構安心感あります。

フィルターはただの保護フィルターでkenko製、安いけどしっかりしてます。ねじ切りはぴったり、精密機器ですね。
レンズカバーもkenkoで、ひもがついてるやつです。300円しないし安いので一緒に買いましたが、純正物よりちょっと厚めでぴたっとはまってなかなか良いです。
フィルターとカバーを変えて、レンズが一回り大きくなったような感じです。

ちょっと気になるのがフィルターで、薄い膜をかけてしまってる感じがして気持ち悪い。画像を拡大すると細部の明瞭さが損なわれてるような気がする。慣れれば気にならなくなるんだろうか?
単焦点からズームに変えたときも画質が悪くなった感じが嫌だった、すぐ慣れたけど・・・

ま、せっかくフィルター買ったことだし、安心してカバーはずしっぱなしで撮りまくれるかな

2014年7月21日月曜日

水源池散歩、魚米


今日は午前のうちに水源池散歩
少し涼しかったし、半ズボンはやめてスラックスにした。池は逆回り、やっぱり新鮮だ。
最近降ってないせいか水位がかなり下がってた。
散歩の人は結構いました。近所のお年よりは午前のうちに散歩するんですかね。

夕方は家族全員で魚米
今日は結構美味しかった、みんなでたくさん食べました。
6時過ぎに行って、少し待ったら座れたけど 、帰るときは外まで並んでた。混んでますなあ。
もう少し食べたかったけど家内に言われて八分目でやめた。こういうことが大事だよなあ。

帰り久しぶりにヤマダ電機に寄った。
相変わらず空いてる。月寒と近すぎだよなあ、いずれ閉店かな。

2014年7月20日日曜日

福泰楼


昼は家内と二人で久しぶりの福泰楼。
空いてたけど、後から入ってきた家族連れが麻婆の大辛食べてて美味しいって話してた。
辛いけど甘みもあるらしい、ふむふむ、今度食べてみるかあ??
私はいつもの中辛だけど、いつも通り美味しかった。

帰り久しぶりに西岡ジャスコ。
ぷらぷら眺めて歩くのはまあまあ楽しいね

2014年7月19日土曜日

トコヤ、ふくべ、川沿い散歩


今日は三カ月ぶりのトコヤ
最近数週間下痢が続いてて不安だったけど今日は大丈夫だった。相変わらず独身時代の寮の近くの床屋に通ってるけど、結婚前からだからもう20年以上。ここのマスターの孫が我が家の長男と同じ年齢、成長ぶりを話すのも楽しい時間です。

例によってトコヤの後はふくべ
今回はちょっと遅かったせいか駐車場にすぐ入れず少し待った。
カウンターに座ってから出てくるまでの間、スマホを見てて誰が作ってくれたのか確認して無いんだけど、このしょっぱいみそは多分オヤジ。
しょっぱくて美味かった~!!

帰りはスマホのGoogleナビが教えてくれた道順で帰ってきた。競馬場の前を通る道。今まで私が走ってきた道は結構曲がってて遠回り。時間的にどうなのかはわからないけど、今回の道順のほうがやっぱり早いような気がした。

帰って昼寝のあと夕方川沿い散歩。遊歩道の背の低い木にプチトマトみたいなものが生ってた。家内に聞いたらほおずきらしい。アジサイのあたりにちょっと違う花も咲いてた。
こういう景色の変化に接することが出来るのが散歩の楽しみだなあ。
さんぽの途中で知り合いに会った。地方時代の隣の係りの係長。
奥さんをなくしていて、犬の散歩中。しばし歓談。
やっぱ散歩は楽しいなあ

舟を編む


さっき読了。
テレビの印象が強かったので、感想もちょっと複雑。

三浦さんだけど、色んなテーマの小説を書かれてますね。
何でも屋は普通な感じもするけど、駅伝、木こり、そして辞書編纂、天災の後の子どもたちを描いた暗い作品もあった。自らの経験があるのか、徹底した取材の賜物なのか。
書きたいものが三浦さんの中にたくさんあるんだね、中上さんを思い出した。天性の作家なんだと思う。
三浦さんを読み始めた頃エッセイを読んでしまったので作者に対するイメージが私の中で変にできてしまった感もあるけど、素晴らしい作家だね。

本作はまとまりの無さを感じた。
岸辺さんが出てくる前後で大きく二つに分かれるけど、視点がばらばらでこれはこれで作者の狙いなのかもしれないけど、読みづらくは無いんだけど、ばらばら感が気になった。
映画だと馬締の話としてわかりやすいんだけど、そもそもこの本は舟を編むいろんな人の話だったのかな。そこらへんが映画があるだけに自然に読めなくて戸惑った。

読みたい本があるとき、映画にもなってるとして、どっちを先にするかは微妙だね。私としては本も映画も好きだけど、やはり本好き、本を先に読んだほうがよかったのかもしれない。

天才アラーキー写真ノ方法


東京日和を借りたとき一緒に借りてた荒木さんの本。
これはエッセイというよりは写真論。ただし編集者との対話を起こしたもののようで、全編しゃべり言葉。荒木さんの場合その場で口から出てくる言葉が面白いので、これはこれで楽しい。

シリアスな写真論を語ったすぐあとで自分で全否定、というパターンかな。
照れもあるんだろうけど、常に既成概念を破りたいと思ってるからなのか。言った途端規制化してしまいそれを破る、その繰り返しなのか。てきとう~と言って笑い飛ばす
やっぱり天才なんだろう、凡人にはついてけない論理展開だと思うけど、妙に人間的な暖かみがあるのでつい引きこまれてしまうんだね。

中身は14章に分かれてて真面目な写真論の部分もあるけど、例えばフレーミングは大事だけど、とらわれちゃいけない、壊せ、みたいな部分。完璧なフレーミングができるプロの写真家が更に上を目指すためのもので素人には関係ないレベルの話なんだろうなあ。

ということで自分の写真の参考にはなりませんけど、読み物としてはすごく面白かった。

2014年7月18日金曜日

ワイセンベルク中古CD


また買いました中古CD、今日来ました。
結構ワイセンベルク買いました。
ネットは良いね、中古だけどCDで綺麗だし、レコードだとこういう訳にはいかないと思う。
中古CDの商売もネットだと店舗がいらないから良いんだと思う、送料負担は微妙だけど、でも欲しいものが家で探せて確実に手に入るのはうれしい。

①EMIの10枚セット 2260円 HMV
②ショパン夜想曲全集 1600円 ヤフオク
③ジギ・ワイセンベルク/1949-1955年録音集 1500円 ヤフオク
④ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第3/4番 500円 ヤフオク

①は贅沢な10枚組み、もともとバッハの小品集が欲しかっただけだけど、いろんなコンチェルトが入ってて面白。だけどお目当てのバッハは期待が強すぎたせいか、シャコンヌはすごかったけどあんまりだった。
②もいまひとつ。ワイセンベルクってバッハは機械的にバリバリだけど、ショパンとなると結構べとべと弾いてますね。

③ジギ・ワイセンベルク/1949-1955年録音集
プロコフィエフにびっくり、強烈!
二枚目のリストは別売りされてレコ芸の賞を獲ったらしい、モノだから物凄く昔の話だけど。聞いてみると音も悪くなくてはっとさせられるようなスッキリとしてダイナミックでロマンチックで、今まで聞いたリストってこんな感じじゃなかった、素晴らしい。ワイセンベルクはやっぱりすごいな。

④ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第3/4番
これはあんまりかな、4番大好きなんだがなかなかこれという演奏に出会えない。昔FMで聴いたバレンボイムのライブがいまだに私にとっては一番だなあ。カラヤンはよく言われるほど悪いとも思えないけど??

2014年7月16日水曜日

空中ブランコ


これも直木賞、奥田英朗さん。
この作者さんの名前は前から知ってたんだけど、俳優の奥田瑛二と勘違いしていてずっと読んでなかった。直木賞を取っていたとは知らなかった、早速予約して読みました。文庫版だけどすぐ借りれました。

面白いけどちょっと軽い。軽いけど残るものはあって、良い味だと思います。
文体は平易で軽妙な語り口、文学の香りはないけどすいすい読めて気持ちいいです。短編集だけどシリーズ物なのですっと入っていける。
ふざけているようで人間の本質に迫る部分もあり、そこらへんのバランスがいいんでしょう、肩を張らずに楽しめる作品ですね。
しかし、しかし、直木賞受賞作としてはちょっと・・・・?

2014年7月14日月曜日

漂砂のうたう


木内昇さん、直木賞受賞作。
文体はしっとりしていて、猥雑なのか品があるのかよくわからない、不思議な雰囲気を持ってる。
微妙な時代に行き場を失った人達をいろいろ描いてるけど、主人公の不甲斐なさは最後まで続く。考えたら人のせいにしてはっきりしないのは芳里と主人公くらいなのかな。他の登場人物はもっとしっかりと自分を持って生きてる、悪者にしても、行き場の無いのは同じなのに。
こんなしょうも無いやつを主人公に据えた作者の意図って何なんだろう?弱い人間の弱さを肯定的に描きたかったんだろうか?よくわからない
しかしさすがは直木賞受賞作、ちょっと退屈な内容だったけどラストは一気に読んでしまった。面白かった。

このタイトルだけど、調べたら「漂砂」は「波、または海に発生する様々な流れによって生じる土砂の移動、もしくは移動する土砂のこと」だそうだ。作中にも出てくる表現だけになるほどと思ったけど、「うたう」の意味がわからない。「の」でつながってるので名詞だと思うんだけどどういう意味なのかな???

作者は女性なんですね、ちょっとびっくり。
考えたら男が書く小説じゃないような気もするけど、女の小説という感じもしない、不思議な、中性的な本ですね・・・・

2014年7月13日日曜日

コストコ、真駒内緑地散歩、自転車盗難と発見


午前中コストコで買い物。相変わらず混んでる。前回買ったパンケーキをまた買ったけど、蒸しパンとか豆パンとか、菓子パンっぽいのが増えてた。商品構成は常に変えてるんだなあ。
ピザも前来たときから変わってて、丸ピザになった。箱の大きさは変わらないので量が減ってるんだけど、売り場の女性に聞いたら丸くして生地もふかふかのパンにしたそうで、量が減った分100円安くなったとのこと。
そのほか小松菜のシラスってのも買ってみたり。コストコは楽しいわ。

午後は真駒内緑地を散歩。前から行きたかったところ。
真駒内駅前に車を停めてエドウィンダン公園を抜けて川沿いの緑地帯へ。真駒内と石山の境の大きな交差点まで行って引き返してきた。
ラバーっぽいタイルを敷き詰めた遊歩道は柔らかで歩きやすいけど、途中から道路に出たり、サイクリングロードになったりして、散歩道としてはあんまり歩きやすいとは言えないかな。石山方面じゃなくて真駒内公園の方に歩くのも良いかも。
帰り、エドウィンダン公園の横にエドウィンダン記念館ってのがあって、中をのぞいてみた。綺麗な建物で管理人もいて、主に開拓の頃の絵を展示してる。何てことも無い施設だけど、緑も多く、真駒内って所もいいところですね。

真駒内を散歩したのは実は昨日盗まれた次男の自転車を探してみたいって目的もあって、散歩の後で駅前を見回ったら、ナント、
駐輪場に戻ってました!!
戻ってた場所は次男が置いた場所だったようで、盗んだ人が同じところに戻しておいたんですね。鍵はかかってなかったし、高校のステッカーもはがされてなかったので、戻すつもりだったんだと思う。
盗んだこと自体はやはり許せないけど、無事戻ったので良かった。
自転車の鍵につけてたキーホルダーだけど、私が自転車を発見したときは間違いなく付いてたんだけど、自転車を車に乗せて家に帰ったら、ナント、とれて無くなってた。
このキーホルダーは次男の小学校時代のサッカー少年団の記念品だったので無くなって残念だけど、今回は骨を折って自転車も盗まれてと散々な次男だっただけに、自転車が帰ってきた代わりにキーホルダーがどこかにいったと思うことにして、探さないことにした。迷信じゃないけど何となくそういうことってあるのかもしれないと思うので。

2014年7月12日土曜日

サッカー、鎖骨骨折、常


今日は午前中次男と末っ子がサッカー
末っ子は練習試合、次男は公式戦だったけど、次男は場所が石狩で遠く、家内は行けなかったので私は一人で末っ子の試合観戦にした。
試合のほうは勝ったり負けたりだったけど、指導者の先生が変わって少し感じも変わったかな。
今までの先生は子供たちと上手くいってなかった。末っ子は、先生は怒ってるけど理由がわかんないと言っていて、新卒の先生なんだけど困ったなあと思っていたので、先生が変わったのは良かったんだが、それでいいのかな???


末っ子の試合を見ていたら次男からFaceTimeが来て、試合中に骨折したとのこと!!
保険証を持って病院に来てくれとのことで仕方ない、行ってきました。最初は五輪病院ってことだったから余裕だったんだけど、JR苗穂近くの厚生病院に変わり、行くのに結構時間かかりました。
でもほぼ同時くらいに病院には着いて、レントゲン・診察・再度レントゲン・診察で2時間半くらいかな、かかりました。
診断は鎖骨骨折、ギプス見たなものをして痛み止めもらって終了。あくまで救急なので、近くの病院にかかりなおすようにとのこと。厚生病院ではこの程度の骨折なら手術しないですますとのことで、1か月半くらいと言われました。
次男はギプスをはめるときに痛さで吐いてしまって、看護師さんたちに可哀想がられてました。次男も軟弱なんだが、見てたらギプスをはめる看護師と女医さんも乱暴で、力任せに締め付けてた。これは痛いよな。あの人たちって痛がる患者に慣れすぎてて、気にならないんじゃないかと思ったり。

この話にはおまけがあって、次男は朝、行く前になってスパイクがないと騒ぎ出し、自転車で学校までスパイクを取りに行ってから地下鉄に自転車を停めて試合会場に向かったんだけど、病院から帰ってきてから車で自転車を取りに行ったら、ナント盗まれてた。
急いでいて鍵をかけてなかったらしい・・・・・
次男にとっては厄日でした。しかし自転車盗難に関しては自業自得という言葉がぴったりですな。

家内が調子悪かったりで夜は末っ子とラーメン。この間家内と行った。ここって我が家からは車で信号無しでいけます。
私は焼きネギ醤油、末っ子は特性味噌。
コラーゲンっぽいこってりスープで上手いです。でもさくっと感が無くて、美味しいけど今回は微妙に感じた。シャカリキのもやしが食べたくなった・・・

2014年7月11日金曜日

ヤフオクのかんたん決済について


ワイセンベルクのショパンノクターン集をヤフオクで買ったときのかんたん決済だけど、勘違いしてた。
かんたん決済を利用すれば代金支払い管理サービスの適用になって、私が受け取り確認をしないと相手側に入金にならないと思っていた。
しかしこの代金支払い管理サービスというのは、携帯電話やチケットなど特定の商品に対してのみ適用になるサービスで、私が買った中古CDには適用にならず!
簡単決済を利用したら手続き確認のメールが来るんだが、ここに相手に入金になる目安の日が記載されていて、変だなとは思ったんだけど、やはり私が確認しなくても入金になってしまうシステムだったんだね。
私はクレジットカードを利用して手数料100円だったので、振り込めば手数料はただだった(私のネットバンクは振り込み手数料無料なので)。でもまあカードで買い物をして手数料が100円というのはそんなに高くも無いのかな。

今回の出品者は発送連絡をくれない人だったのでちょっと不安だった。事務効率化のためお互い連絡は最小限にしましょう、と取引ナビで書いてきたが、こっちは別に事務効率化なんて考えてない、向こうは業者だからそういうことを言うんだろうけど、金を払ってしまった当方としては発送の連絡くらいは欲しいところ。ちょっと不満だったが、当方の評価をして欲しいので、出品者の評価は非常に良いにしておいた。頼まなければ評価もしてくれない出品者だった。
でも結局配送は迅速だったし、CDの梱包も丁寧でそういう意味では良かった。
何事も勉強ですね。

2014年7月10日木曜日

ワイセンベルク ショパン ノクターン集2枚組


前回10枚組みを買って以来ワイセンベルクを集めたくなってきて、今回はヤフオクでこの二枚組みを買いました。
HMVだと新品で2900円してますが、落札したのは1600円で送料と決済手数料を入れて1915円。聴くのはPCに取り込んでなので傷でもない限りは新品も中古も関係なし、良い時代ですね。
ただ今回の出品者は業者さんのようで、連絡は省略しましょうと書いてきて、私は支払いの連絡をしましたがそれっきりで発送の連絡はもらえませんでした。結果としては今日着いたのですぐ送ってくれたんだと思いますけど、私としては不安でした。

ヤフオクですが、このCDのほかにもワイセンベルクのショパンのワルツ集ってのも出品されてました。これは悩んでるうちに違う人に落とされてしまい残念。逆に、今回買ったCDは1600円で落としましたが、私が入札した翌日に同じものが1500円で出品されました。しかも出品者はものすごく評価の高い人で、その上締め切りはすぐだったので、私は1500円の出品が時間切れになるのを見ながら、私の1600円の入札結果を翌日まで待つ羽目になりました。まあ中古なのでモノのよしあって問題はありますけどね。
ワイセンベルクのオークションでは、他のサイトでベートーベンのソナタ集ってレアモノが出品されてて、結局7000円で落札されてました。すごいですね。
ただクラシックの中古CDオークションを見てると、入札者はあんまりいなくて、いたらその値段で買えてるようです、今回の私のように。オークションといっても出品者はほぼショップに近そうです。

2014年7月9日水曜日

蜩ノ記


葉室麟さん、今日読了。
ふと思い立って過去の直木賞受賞作を見たら、結構読んでるけど読んでない本もあったので、一通り読もうと思い借りた本。見てみると時代物も多くあり、もっと早く読むようにすればよかった。図書館も文庫版で貸し出し可の本が結構あったので借りやすかった。

歴史ものって歴史そのものを描く作品と歴史に題材を得てあくまで人を描く作品に分けれると思うけど、そういう分けだと本作は後者かな。
信念に生きる人を描いた感動作だけど、子供の成長や主人公の成長があり、恋の話があり、虐げられた農民と政治のあり方の話があり、いろんな要素を入れ込んで上手にまとめてますね。

ただラスボスは悪い奴なんだけど、中途半端な悪さで人物のつくりがちょっと疑問。死んだ子供が出来すぎているのとあっさり死んじゃうのも疑問。切腹まであと三年という設定で変に小細工せずに設定どおり死なせたところは良かったと思う。

総論的にはさすがに直木賞受賞作、面白いです。

2014年7月6日日曜日

水源池散歩_140706


久しぶりの水源池さんぽ。
甘く見て半袖半ズボンで行ったが、虫がものすごく、足を随分刺されました。
また、春先と比べるとかなり水位が下がってるように感じました。場所によっては干上がっていて水がなかったり、あっても流れないで溜まって澱んでいたり。虫が多いのもこのせいかな?
草も伸びてますが、木道の横はあまりなく、歩きづらくは無いです。きちんと刈ってくれてるんですね。久しぶりに歩いて楽しかった。

帰ってからは庭いじり。
芝の間に生えてる雑草をちょっと取るつもりでやりだすと、いつの間にか1時間以上いろいろやってしまってます。
最近庭いじりの後は背中が痛みます。石か???ちょっと不安になりながら庭いじりしてます。

2014年7月5日土曜日

川沿い散歩、スマホ機種変、ハルモネ


今日は午前中のんびりして午後から行動。
まず川沿い散歩。最近は文教堂もあるし図書館もあるし、水源池よりは川沿い散歩が多くなりました。川沿いに咲くいろんな花を見るのも楽しみの一つです。
散歩自体は結局西岡ジャスコまで足を伸ばしてぐるっと回って帰って来ました。

散歩の途中で、docomoに寄ってスマホ機種変相談。
LGのG2 L-01Fって機種が大画面ハイスペックで最近急に安くなってきてるのに注目してまして、ヤフオクでは24千円くらい、本州では機種変でも一括ゼロで投げられてるようなので、どんなものか偵察。
Docomoの価格は機種変19800円、ただしコンテンツ条件付で、いやなら24800円。これに必須のデータプラン最低一月分と機種変手数料を足すと32千円くらいになるとのこと。私の今の3円維持状態は、データプランを解約しさえすれば維持できる。
Xiにねんとのりかえ割は生きるので基本料は3円のままいけるとのことで、これは意外だった。本当に単に機種を変えるだけということなんだね。
ただデータプラン必須はわかるんだが、最低一月分かかるのはちょっと疑問。月割りだったと思うのだが??
いずれにしても機種変の機種代が高すぎなので、あっさりヤフオクで買ったほうが簡単ですね。
でも機種変でも維持費が同じでいけるのは朗報でした、これから安い機種変があればまた考えよう。

夜は久しぶりのハルモネ~!!
事前に場所は調べておいたので、家内と二人で子供たちの夕飯を用意してから出かけました。場所は平岸のラルズの斜め向かいで、裏に駐車場もあり。
店は前よりは若干狭くなった感じですが、団体客もあり結構混んでて繁盛してました。
頼んだのはいつもので、牛筋、鶏肉、キムチャの三品。家内は生ビールもお変わりして飲んでました。味は相変わらずですが、ちょっと落ちたようにも感じました。まあ味はもともとばらつきあったのでこんなものかもしれません。
ハルモネでまた食べることが出来てうれしかった!

藁の楯


これもTVで見た映画です。
お話としてはちょっと途方も無いけど、ハラハラどきどきはあって、役者さんも豪華で結構面白い。
しかしいかにも怪しい菊谷五郎が犯人だったり、ラストシーンの不自然さや「国家の威信にかけて」というくさいセリフにがっかりした。
藤原達也は存在感ありますね。奈々子さんも結構良い味でした。そういう意味では大沢たかおも怪しい存在感ありますね。犯人は大沢たかおの方が良かったようにも思いました。

でもそれくらいかな~、日本映画にはもっと頑張って欲しいですね。

2014年7月4日金曜日

Hero、もののけ姫


テレビで見た映画です。
Heroは面白いですね。
韓国に飛んでイビョンホンを登場させるあたりは物語の展開上必須とも思えないだけに金をかけて遊んでるようにしか見えないけど、それでもキムタクと松たか子の掛け合いは面白いし、松たか子のお父さんも渋いし存在感抜群。
いろんな役者さんが出ててみてるだけで面白いし大詰めの法廷シーンも迫力ある、やきもきさせたけどラストのハッピーエンドもスカッとしてて良かった。
変な心配せずに理屈抜きに楽しめる映画でした。
またTVシリーズが始まるようですけど、この後の松たかことのやり取りが見たかっただけに、北川景子は好きなんだけどちょっと残念。

もののけ姫は前に見たつもりだったけど初めてでした。
他の作品もそうだけど、宮崎アニメはとにかく各シーンの色彩が素晴らしいですね。ストーリー無しでも十分楽しめる世界だと思う。
中身的には自然と人間の戦い、憎み続けることのむなしさみたいな部分ですね。例によってきりっと綺麗な少女を主人公にかっこいい男の子が脇となって、宮崎アニメのパターンですね。
獅子神のデザインが、小さい時も大きい時も手塚治虫っぽいところが気になりました。

映画篇


金城一紀さんをもう少し読みたくて借りた本。
長編と思ってたけど短編集ですね、でも微妙につながってるので連作短編ってやつかな?
Revolutionもそうだった、この作者は基本短編作家なのかもしれない。まあ短編作家とか長編作家とかって枠組みをはめること自体に意味はあんまり無いかもしれないけど。私は長編のほうが好きってだけなんで。

何とも上手な物語。語り口も軽妙でユーモラスですっきりしてる。
最初の「太陽が」はラストで見事に騙されて、でも気持ちのいい騙され方なので誰も文句を言わないだろう、強いて言えば出来すぎじゃないか??って感じだけど、ラストは絶対ハッピーエンドでなくちゃ駄目なんだ、って作者の声が聞こえてきそうな作品。
他の作品も「太陽が」ほどのキレの良さは感じないけどみないい作品です。
ローマの休日を道具にして各作品はうすーくつながってるのかなと思いながら読み進めると、最後で道具自体をテーマにした泣かせる話が用意されていて、素晴らしく後味の良い作品になってます。
多分誰もがいい作品という感想を抱くであろう作品ですね。

しかしちょっと疑問が。
この作者ってこういう人なのかな?「Border」と同じ人とはちょっと思えない・・・・・

2014年7月3日木曜日

東京日和


著者は荒木陽子さんとなってますが、荒木経惟さんの奥さん。ページ的には半分以上が荒木経惟さんの写真で、亡くなった陽子さんのために出版したもののようです。
ニュース47というサイトがありますが、そこからのリンクで荒木経惟さんの写真を見ることが出来て、ちょっとショックでした。斜めの構図で撮った人間が、今にも動き出しそうに、実に活き活きとしてました。そこで改めて荒木さんに興味が出てきて、図書館で探して何冊か借りた本の一冊です。

内容としては亡くなる直前の洋子さんのエッセイが3編と短い文章が少し。
夫婦としての成熟ということで、互いを許し合う度量が豊かになってきた、と書かれてました。うーん、ナルホド。
入院中にお見舞いに来てくれたアラーキーに対して、人の思いというのは存在する、本当に存在して、疲れたものの体と心を癒してくれる、と書かれてます。
私の父が死の病で入院していたとき、朝晩行って介護してたんですが、すごく疲れて、自分の元気を父に吸い取られているように感じたものでした。その裏返しのことを書かれているように感じて、グッと来ました。
あくまで荒木さんの奥さんとしてか知らない人ですけど、優れたエッセイストだったのかもしれません。

その後にアラーキーの走り書きのメモとモノクロの写真が続きますが、最愛の妻を亡くした悲しみが行間からあふれてくるようなメモです。写真は悲しみというよりは空虚感が充満してる感じ。というよりも空虚そのものを撮ったと言ったほうが良いかも。

本、というよりは最愛の妻を亡くした男の悲しみの記録ですね。
自らを天才と称する猥雑な自信家というイメージが見事に壊されました。

2014年7月1日火曜日

ワイセンベルク 10枚組CD購入


ワイセンベルクを最近また聞いてます。
図抜けたテクニックに裏付けられたクールなピアニズムにはまってます。聴いていて頭がすっきりしてくる感じ。特にバッハのパルティータが好きだけど、バッハの小品集、編曲ものですが、これがいいらしく、すごく聞きたくなってきたのでネットでいろいろ探してみた。
単品で1200円くらいで買えるんだが、いろいろ見てたらワイセンベルクの10枚組ってセットの中に丸々入っていて、これが2260円で買えてしまうので、こっちを買ってしまった。

買ったのはHMVで、近くのローソンに取りに行けば送料が無料ってこともあり最安だった。6月26日にネットで注文、その時は発送まで1週間くらいかかるように書いてあったんだけど、ふとネットで状況を見てみたら6月29日にもう着いていた。随分早い。
ローソンでは端末で受取証みたいなものを発行してレジで受け取る仕組み。レジの奥の棚には何点か商品があって、私のようにローソンを受け取り場所に利用している顧客は他にもいるんだね。
家に帰ってから車でローソンに行ったけど、やっぱちょっと面倒だった。送料は確か380円くらい、車で取りに行くのとどっちがいいのか微妙。少なくとも次も利用するとしたら、職場の近くのローソンを受け取り場所にしたほうが良さそう。

で、取りに行って早速PCに取り込んで聴いてます。バッハの小品集は期待が大きかっただけにイマイチ感もあり。モーツアルトのPCが結構良いです。ワイセンベルクとは合わないように感じてたけど、透明感のあるタッチは結構モーツアルト向きなのかも??
10枚組みなのでこれからじっくり聴きたいです

岸辺のアルバム


子供の頃見たかったドラマの原作本、冬の旅を読んだので今度はこっち。
山田太一さん、脚本家さんですね。

読む前にwikiでキャストを調べてたので、どうしても、八千草薫とか国広富之、竹脇無我や中田喜子の顔を思い浮かべながら読み進めることになったが、どうも小説という感じがしなかった。
まさに脚本を読んでるようで、筋があるだけで中身が無い感じ。スカスカな感じですね。そういう目で読んだせいかもしれないけど、物足りなさはかなりあった。
古くささも物凄く感じる。他人に対する無関心さから成り立っている虚構が崩壊する話だけど、本当に崩壊するのか?昔は崩壊する話は受け入れられたかもしれないけど、今ならごくごく普通のことなのでそのままじゃないのかなとも思う。そもそも崩壊することをテーマに据えること自体が古すぎるような???
純粋な小説と比べるとテレビのほうがより時代を反映したがるのじゃないかな。それだけに今読むと読者のほうがちょっと恥ずかしくなような部分も出てくる。前に読んだ冬の旅は多分本作より古いけど、人間としての普遍的な部分を描いてるので、古くても面白く読める。本作はそれと比べて、当時ドラマで見ていたら随分楽しめたのかもしれないけど、今読むと全てが古く感じてしまう。

などなど、あまり良くないことを書いたけど、ラストはスッキリ希望に向かってます。
救いがある。
読後感は良いです。