2013年5月30日木曜日

パソコンモニタ


最近RawTherapeeなどのソフトを使ってると、どうも16:9のワイド画面を前提としたインターフェースになってる。
また、HotmailがOutlookに変わって画面もいろいろカスタマイズできるようになってるんだが、私の好みのパターンは横長ワイドに最適化されてるっぽい。アウトライン系のインターフェースは自然横長になるんだね。

ということで、最近ものすごくワイド液晶が欲しくなってきて、いろいろ調べてたが、ついに昨日ポチった。
BenQ-GL2250HM Amazon 11,980円也
21.5インチの1920x1080、フルHD

このクラスはこの値段が最安。入力にHDMIが使えるので将来的にも良いかな。
パソコン工房でつい最近同じスペックのLG電子のものが7980円という破格値だったので心が残るが、あまりに破格過ぎで待ってても無理っぽく、最近の円安でこれから高くなる危険も考えてポチった次第。

最近の高い液晶はIPSとかいうのが良いらしく、何でも横から見てもきれいに見えるらしい。しかし私のパソコンは正面からしか見ないし横からきれいに見えられてもかえって具合が悪いので安いやつでOK。
サイズ的にはワイドの21.5って、現在私が使ってる4:3の19より縦は短いんだね。駅前のツクモで見て小さいんでちょっと驚いた。
amazonの売れ筋No1は同じくBenQの24インチものだったんで、世間的な需要は24だということもうなずける。
でも24だと3000円くらい高くなるし、私の場合一人でこそこそパソコンいじってるだけなので大画面はちょっと恥ずかしい。
また、役所のノートは15インチくらいだけど1366*768あってこれが高精細で結構良い。最悪不満なら息子におろしてまた24買ってもいいし、とりあえず買った。
なお今の19はH19.9に2万円でパソコン工房から買ってた。そのちょっと前に買ってた15インチの中古も10800円。安くなってますね。

2013年5月29日水曜日

ハードディスクの省電力設定について


win7になって大きく変わったのはここ、ハードディスクの省電力設定。デフォルトではこの設定。
私はHDを6台くらいつないでるので、常に全部にアクセスすることはありえず、適宜電源オフになることはいいことだと思ってた。
一方、再開する時のタイムラグを嫌ったり、そもそも停止・再開時のスピンオフ・スピンオンを繰り返すとHDの寿命が縮まるとの指摘があることも知っていた。
こういったデメリットはあるものの、私としてはやはり省電力を重視することと、特に夏場を考えると発熱の問題から、省電力設定は良いことだという考えだった。

しかし、PCの休止状態からの復帰の際にしばしば認識しないHDがあることでふと思い当たったのは、休止の際に止まっていたHDは復帰の際に認識しないのではないか?ということだ。そもそもこれはMSのドライバのバグらしいので確認が難しいけど、PCの休止状態が安定していることはwin7のウリのひとつで使うほうが得、これを安定的に活用するためには省電力設定は切っておいたほうが良いのでは、と思い始めた。

また、省電力状態からスピンオンするときのタイムラグはやはりウザイ。特に音楽ソフトを立ち上げるとき、私は前回終了時から再開する設定にしているが、音楽ファイルを置いているHDは大抵省電力状態になっているので、ソフト立ち上げと同時にタイムラグが発生し、ソフトが固まった感じになり、かなり不安感がある。

さらに、スピンオフ・スピンオンの繰り返しは、「ものすごくHDの寿命を縮める」とのweb記事を読んでしまった。
(http://hddbancho.co.jp/deteriorationandmeasuresof_hdd.html)

ということで、夏を前にしてではあるが、省電力設定は切ることにしてみる。方法は時間設定を0にすれば良いらしい。
これでしばらく使ってみてまた考えることにする。

2013年5月27日月曜日

もう一つの出会い


宮尾登美子さんのエッセイ。
櫂、春燈、朱夏、仁淀川に続く作品はまだ書かれていないのでネットで何かないかなと探して見つけたのがこのエッセイ。多分3月から読んでたと思うけど、エッセイはどうもすっきり読みきるのがむつかしく今までかかった。

当初の目的というか、仁淀川のあと、どうなったかという意味ではまあわかったけど、小説の形で読みたいという気持ちは増しますね。
作者はもうかなりな年齢のようだけど、何とか頑張って書いてもらいたいなあ。

作者は綾子そのものの方のようですね、何というか古いこだわりのようなもののない、自分中心の人。
基本私もそのことには強く同意ですけど、時代と性を考えると、生きていくのはさぞかし難しかったろうなあと思います。
読んでいる限り、几帳面な、明日を心配するというタイプではない、そういう意味では私から見るとものすごく愚かなどうしようもない人間だと思うけど、自分を貫くためにはそういうった愚かさが必要だったのかもしれない。

宮尾さんにとって谷崎、ではなく細雪が非常に重要な作品だったと知り面白く感じた。
なんとも美しい文章でだらだらと描かれる谷崎の耽美の世界を私は激しく好んでますが、同じく美文ながら谷崎とは正反対とも思えるきびきびと無駄をそぎ落としたような文章を書かれる宮尾さんが細雪とはなあ。

後半はかなり日常、食材の話が多くなってる。
私としてはあまり興味がわかないジャンル。
こういったことも含めて全てが宮尾登美子さんなんですね。

私が語りはじめた彼は


またまた三浦しをんさん。
この人わからんなあ、こういう作品がこの人本来の作品なんだろうか?
結構純文学っぽい出だし、丸山健二を思わせるような文体、中身はどろどろ系、ミステリなのか人間ドラマなのか?
あのエッセイはなんだったんだろ、別人なのかな?

ミステリ系の中間心理小説といったところか。
面白い連作になってるけど、深いようで深くもないと思う。私が読んだ作者の中では佐藤正午に近いかな、佐藤正午ほど面白くはないけど。
この作者はコミカルなものが良いんじゃないのかなあ、シリアスなものはあんまりだと思う。

2013年5月26日日曜日

散歩 水源池130526


午前中は長男とコストコ、昼寝の後、夕方に散歩してきた。今年4回目、目標10回。

今日は一日すごく良い天気だった。夕方4時前だったけど駐車場は結構いっぱい、賑わってますね。
散歩の人もかなり多かった。
ちょっと気になったのは挨拶しても返ってこないこと。こんにちわ、くらい言って欲しい。
子供も結構増えた。お年よりも。木道のあたりはすれ違うのが窮屈なのでちょっと歩きずらくなってきた。

水はかなり引いてきた感じ。例の水没していたところは下が水についている程度で、外には出てます。歩いても沈む感じは無い。
あと、随分緑というか草が増えてきた。木道も草で両側がいっぱいの箇所もあります。
鳥の声も増えた感じだし、ざわざわ感も増して来ました。
これからですね~。

2013年5月25日土曜日

散歩_北海学園工学部、昼食_Vairocana(ヴィルシャナ)


午前中は家内と散歩。
こんな感じ。
長男が北海学園の工学部に入ったので見学がてらぐるっと回ってみました。
ゆっくり歩いて1:15分くらい。しかしここって交通不便ですね。まともに行くと札幌駅からバスかな、我が家からだとものすごい遠回り。夏は自転車としても冬どうすんだろ?

しかし散歩自体は快適でした。今日は寒くもなく暑くもなく。 途中から太陽も出てきて、良い日でしたね。

昼はずっと行きたいと思ってた店で昼食。

場所の説明は難しい、福住の橋の下です。
行きたかった店は「Moon」ですけど、行ったら名前変わってました???
しかし結構良い店でしたよ。店の中はコンクリの打ちっぱなしですが間取りがマニアック。
我々は二階のせまいところでランチのセットを食べました。
ほうれん草のスムージー(?)、サラダがまず来て、これがすごくおいしかった。そのあと主食、私はパスタ、家内はビーフシチューですが、これは普通。
二階から
しかしパンがすごくおいしかった。神戸ブレッドっていうみたい。
最後にデザート、これもおいしい。
二人で三千円弱なのでランチとしてはちょっと高いけど、内容から考えると高くは無いです。ただしランチでここまでしなくても、とは思いました。
まあでも良かった。オススメ。

2013年5月23日木曜日

水の棺


久しぶりに道尾さん読みました。
まあまあですかね。
しかし道尾さん的な切れ味は随分なくなってきたような。

驚きの連続の中でずっしりとした感動も与えてくれる、魔術のような小説を書く人でしたけど、驚きが減って深い感動を与える方向になってきたような、しかしそれはいまひとつ成功していないような、そんな気がします。
天才の切れ味もいつまでは続かない?

2013年5月22日水曜日

タイヤ交換 ナットの話


前にタイヤ交換の際ナットがすごくきつかったことを書いたけど、ちょっと調べてみた。

特にきついと感じるようになったのはアルミをはいてからなので、アルミのナットが悪いのかなと思ってたんだが、ネットの記事で、アルミは鉄に比べて熱膨張が2倍くらい、と書いてあるのを見つけた。
本当かどうかはわからないけど、やっぱり、という感じ。本来、ボルトとナットが同じ材質なら熱膨張は気にする必要ないはず。ボルトが鉄でナットがアルミだからこそ生じる問題なんだな、多分。ナットが熱せられた状態で十分締まってしまい、冷えた状態だとかなりきつくなってしまうということ。
ということはナットを鉄に戻せばいいということなんだと思う。
でも今はほとんどの人がアルミだし、私だけの問題ではないはず、皆スタンドとかで換えてもらってるから気にならないのだろか。
次回交換のときは鉄に戻そうかな???

ナットはずしの技もネットで見つけた。
レンチを下から持ち上げると緩むようにセットしておいて、ジャッキでそのレンチを上に持ち上げるというもの。
なるほど、参った、確かに。

この方法は良いとして、緩くしておくための工夫として考えたのは、ナットを暖めるということ。
しばらく走るのが簡単だけど、たまたま走った後に交換するのならいいけど、交換の前にわざわざ走るのはちょっと面倒。
で、ライターであぶるのはどうだろう。チャッカマンみたいなもので。すごく簡単。アルミだし変にはならないんじゃないか。
あと、ドライヤーで暖める。これも簡単、こっちのほうが火を使うよりは良さそうだが温度はあんまり上がらないかも?
この程度なら今回試してみればよかった。

次は冬タイヤ交換、たのしみに待つか。

2013年5月21日火曜日

宮尾登美子



書名日付評価
1972130128
1976陽暉楼
1977寒椿130717
1977岩伍覚え書130603
1978一絃の琴121220
1978影絵130603
1980鬼龍院花子の生涯170412
1981伽羅の香131004
1982もう一つの出会い130527
1982序の舞130307
1984天璋院篤姫1530318
1985朱夏130222
1988春燈130212
1989松風の家160602
1990きのね-柝の音
1991菊亭八百善の人びと160929
1993220209
1993東福門院和子の涙
1995菊籬160108
1996クレオパトラ160624
1998天涯の花
2000仁淀川130226
2001宮尾本_平家物語
2004義経
2007湿地帯
2008


植物図鑑


有川浩さんの小説です。
フリーター家を買うとか今の空飛ぶ広報室、図書館戦争とか、話題の人ですね。
ちょっと調べたら女性らしい。
三浦しをんさんを食わず嫌いしていた反省で、ブクログで評判良かったこの作品を読んでみました。

図書館は予約ですけど、開架本なら借りづらかったと思う、ジャケットが。前に読んだハーモニーのような、若者向けのライトのベル風だった。
軽い恋愛物だけど植物の解説・食べ方があまりにマニアックで重くは無いけど軽すぎてすぐ抜けるような話にはなっていないところが妙な味わいでした。

終わったかと思ったら最後に二章のおまけつき、なかなか単純には終わらせないあたりが人気作家たるゆえんか?

面白いです、しかし次の作品はどうかな???

2013年5月20日月曜日

銀河鉄道の夜ほか


青空文庫で古いものを読んでます。宮沢賢治を何作が読んだので感想を書いておきます。

● 注文の多い料理店
前からずっと読みたいと思ってて読めてなかった。
図書館で探すと普通の単行本ではなくて、全集の一冊みたいになってしまい、厚くて重い。読みづらいなあと思ってたけど青空文庫という方法があったんだなあ。
結構シビアな小説ですね。童話形式ですが、子供はずいぶん怖い思いをするんじゃないでしょうか。一応ハッピーエンドではありますが、しわくちゃになった顔は元に戻らなかったというあたりも恐ろしい。
これは狩は悪いことだという小説なんだろうか?
それで生計を立てている猟師ではなく、遊びで都会から来るようなハンターは許せん!という意味なのかな。
それとも深い意味はない?

● セロ弾きのゴーシュ
これもずっと読みたいと思ってた。さだまさしを思い出します。
ちょっと長めの話、動物がいろいろ出てくる。
ハッピーエンドだが、この話の教訓ってなんなんだろ?
上手に弾けてよかったねめでたしめでたしで終わりなんだろうか。それとも??
深く考えないほうがいいのかな。

● 銀河鉄道の夜
結構長い話ですね。しかしよくわからない。
宮沢賢治って時代が違うせいかもしれないけど日本語がわかりづらい、何を書いてるのか良くわからない部分がある。
本作については原稿が無い部分があったりで、未完っぽい。
ということで何故こんな作品が有名なのか良くわからないけど、幻想SFとして読むとなかなか面白いのかもしれない。松本零司の333を思い出しながら読んだが、私の評価はゼロに近いです。

四季 ヴィヴァルディ


中央図書館の視聴覚資料をネットで眺めててパールマンの四季を見つけて借りてみたのがきっかけで、最近聴き比べてる。感想的なものを少し。

●パールマン
美しく流れるような音楽は相変わらず。ただちょっと大人しすぎるかな?

●カラヤン・ムター
ネットで調べたら、四季って定番はイムジチとして、でもカラヤン版というのが売り上げの二番目にくるんだそうです。
最近カラヤンのベートーベンって颯爽としててカッコ良いなと思ってたんで聴いてみましたが、なんだか全然面白みの無い演奏だった。こういうコンセプトの演奏ならパールマンでいいな。

●ファビオ・ビオンディ
ネットで評判だった革新系の演奏。
確かに面白いわ、ものすごく。生き生きとしている。ただしそうか?と思わせるような作為的な部分もある。でも十分に面白い。

●イルジャルディーニ
これも革新系みたいだけどファビオさんほどではない。でも古楽の綺麗な音が聴ける。

実はずっとハーノンクール版を探してるんだが、図書館にないしYouTubeでも流れてないです。歴史的な名盤だったと思うんだけどな。ファビオさんなんかよりもずっと前の革新版として。
昔はFMでもよく流してたような。MDでは多分持ってると思うんだけど探すの面倒。でも聴きたい。
ネットで探したら1000円くらいで売ってた。買っちゃうか?

古楽って良いですね。まあ古楽が良いわけではないんだろうけど、そのアプローチが。私はもともと室内楽的な小編成もの好きなんで、合ってるのかもしれない。
もう少しいろいろ聴き比べたいな。

2013年5月19日日曜日

三浦しをん


書名日付評価
2006三四郎はそれから門を出た20130423
2000格闘する者に○20130418
2001月魚0
2001白蛇島0
2002秘密の花園0
2003ロマンス小説の七日間0
2004私が語りはじめた彼は20130527
2005むかしのはなし(短編)20170525
2006まほろ駅前多田便利軒20131219
2006風が強く吹いている201305104.5
2007きみはポラリス(短編?)0
2007仏果を得ず20150727
200820130516
2009神去なあなあ日常20130605
2009星間商事株式会社社史編纂室20160106
2009まほろ駅前番外地20131220
2010天国旅行(短編)0
2010木暮荘物語(連作短編集)20170228
2011舟を編む20140719
2012神去なあなあ夜話20131226
2013まほろ駅前狂騒曲20141017
2013政と源20170405
2015あの家に暮らす四人の女20170830
2018ののはな通信202402155
2018愛なき世界202401174
2021エレジーは流れない202402034.5
2023墨のゆらめき



タイヤ交換、水源池130519


午前中タイヤ交換、昼寝してから水源池散歩。

今日は朝から久しぶりの天気、子供たちがいる朝早いうちに交換しました。
タイヤのボルトですがものすごくきつくて緩めるの大変だった。買っておいた秘密兵器でやっと。
秘密兵器を買ったことで前回きつめに締めておいた記憶がよみがえってきた。
考えると、ボルトって多分走ると熱で膨張して緩くなる、だから走って少しすると緩んでくるんだと思う。だとしたらタイヤ交換も少し走った後にボルト緩めておけばいいのかな?
次回試してみよう。

タイヤ交換のあと物置の整理とか庭の水遣りとか。
庭のホース、去年先端を付け替えたら水が漏れたりして結構大変だったんだが、午前中芝に水をやった後やっぱり午後からは水が噴出してた。先端だけ買い換えなきゃだめかな。
安物買いの銭失い?

昼寝してから水源池散歩、今年三回目。目標は10回だけど。
今回は結構人多かった。ようやく普通の水源池になった感じ。
ものすごい望遠を三脚で固定したおじいさんたちもいた。これからはこんな感じですね。
水没していた木道箇所はまだ少し水に漬かってたがかなり水量も減ってきたように感じる。
手前の公園のほうではデイケアの車、介護の人達もいた。何人かで固まって弁当っぽいものを広げて話している一団も。
良い季節になりました。
次は桜だな。
もう咲き始めてるけど今年は寒くてまだまだ。来週かな、森林公園。

サッカー、ハルモニ


昨日の土曜日、午前中は次男のサッカー、午後は末っ子のサッカーで楽しんだ。

高校サッカーはやはり違う、迫力あるね。その後見た中学サッカーはまだまだこれからって感じ。
次男も末っ子もボランチ、全体を見てパスを出すタイプ。
でも次男はテクニックあってうまいけどひ弱、全体を統率するようなタイプじゃないけど、末っ子はそんなに足技はないけど積極的に声をかけて指示を出してました。時には上級生にも。
人それぞれタイプあるね。

合間に昼飯ということになって、久しぶりにハルモニに行きました。
我が家の定番で、キムチチャーハン、鶏肉炒め、牛スジ炒め。
やっぱり味的には牛スジがうまい、絶品だな。出来れば白いご飯と一緒に食べたい。
行く度に少し違うのが鶏肉炒め。でもこれも私は大好き。
キムチチャーハンは家内的にはずせないメニュー。
こんなに美味しいんですが、私たちだけで他に客はいませんでした。
駅のまん前で駐車場無いのがちょっと残念だし、少し高いのかな。頑張って店を続けて欲しいっす。

2013年5月16日木曜日


三浦しをんさん、また読みました。
平和な冒頭、3月11日を思わせる大惨事、一転して都会の日常となり、いまわしい事件と、めまぐるしい展開。
ジャンルを絞るとしたらミステリーということになると思うけど、最後まで読むとミステリーじゃなかったとわかる。

前にも書いたけど、「格闘するもの」と同じ作者とはとうてい思えないし、「三四郎はそれから」を書いたお気楽おばさんとも思えない。ましてや「風が強く」とも全く違う。
読んでいて丸山健二を思った。最後まで読んでその感を強くした。
この作家はどういう方向に行きたいんだろう。
何でも書けるプロの作家、なのか?

しかし面白いわ。すでにネットで予約した本が西岡図書館に来てるのでまた読むことになるな、しをんさん。

2013年5月14日火曜日

風が強く吹いている 雑感


昨日水源池を散歩しながらふと考えた。
本のオビに、直木賞受賞後第一作とあったような。
そうか、この作者はまほろで直木賞を取った作家だったんだ。
私がこの作品を読んで立派な作品だと感じたのは、私としては「格闘するもの」の次に読んだからということも大きく、この作者がこんな本を書いたのか、という驚きもあった。
しかし作者はこの作品を書き上げた時点では既に直木賞を取っていた、ということは既に超一流の物書きだったわけで、そういった意味で考えるとこの程度の完成度の小説を書いたこと自体はぜんぜん普通だったのかも。

若い作者の情熱をベタにぶつけた小説のように私は読んだわけだが、そう考えると、恋の話や怪我の話や、いろんな要素をうまく配置してラストに向かって盛り上げる、冷静に計算されつくした小説だったんじゃないかな~と、水源池を散歩しながら考えた。
まんまと作者の計算にはまってしまったんだな、私は。感動して目頭を熱くしてしまったわけだ。
まあ、面白かったから良いんですけどね、散歩しながらふとそんなことを考えたという話です。
いろんなこと考えながらの散歩は楽しいわ。

ローマ人の物語4 ユリウス・カエサル ルビコン以前


塩野さん。
文庫で3文冊、2冊読んだ後、春樹さんとかしをんさんに寄り道をして、遅くなったけどやっと読み終えました。

「男にとって最初に自負心をもたせてくれるのは、母親が彼にそそぐ愛情である。幼児に母の愛情に恵まれて育てば、人は自然に、自信に裏打ちされたバランス感覚も会得する。」
そうかあ?
「女とは、モテたいがために贈り物をする男と、喜んでもらいたい一念で贈り物をする男の違いを、敏感に察するものである。」
そういうもんか
「人間誰でも金で買えるとは、自分自身も金で買われる可能性を内包する人のみが考えることである」
う~ん、確かに。私が読んだ塩野さんの薀蓄のなかで初めて感心した。

歴史ものを書く人ってこういう歴史から抽出された人間一般論的なものを小説の中に混ぜたくなるものなのかな。
しかし日本語は相変わらず下手。

佐藤賢一の「カエサル」の解説だったと思うけど、塩野さんはカエサルをものすごく良く書きすぎているということが書いてあったように記憶してるんだが、そうでもない。
女たらしの借金王で背は高いけど決して美男ではない人物として描かれてる。
ただし人間的な魅力は確かにあったようで、なぜそんなに魅力があったのかが描かれてる。そういう意味では確かにかなり塩野さんの思い入れが入っているのかもしれない。
まあそもそも思い入れがなければ書けないのかもしれないけど。

2013年5月12日日曜日

風神 ラーメン道場黒帯


今日の昼家内と食べてきた。
ネットでちょっと調べておいたとおり、かに味噌一種類限定でした。

味的にはこってり濃厚、太麺も濃厚スープに合っててうまいです。
濃厚ですが多分とんこつじゃないんじゃないかな、にんにくもなく、もたれる感じはないし、スープ飲み干したけどのども渇きません、不思議と。
ただ量がちょっと少ないかな、最後はねこまんまを追加しておじやにして食べましたが、これでも満腹でもない感じ。
しかしこのおじやもかなり良かった。濃厚スープに合うだろうと思い頼みましたが、ばっちり。ただのご飯じゃなくてえび系だと思うけど、ふりかけっぽいのが乗ってて、刻んだねぎとあわせてなんともうまいです。
ただ難点が二つ。
店内狭いんですが、外に並ばされます。入ろうと思ったらいきなり女の子が出てきて外に並べといわれました。
中の待つ席が空いたのを見て私たち夫婦が中に入ったとき、次に並んでいた夫婦も入ってきて、席が無かったので立ってたら、外に出ろといわれてた。奥さんのほうはお腹が大きかったんだけど、出されてました。、ちょっと可愛そう。どうも親父さんの指示っぽい。体でかい熊みたいな親父だけど、神経質なんだな。しかし妊婦を寒い外に待たせるのはどうなのかな、何様だ、と思いました。
おじやです
あと、かに。
はっきり言ってかには要りません。食べるの大変だし時間かかるし。
ラーメン食べに来る客でかにを楽しみに来る客ってどれくらいいるのかね??
ここのラーメン880円は決して安いほうじゃないし、かになしでもう少し安くして欲しい。

私は気に入りましたけど、家内はかに無駄、という感じでした。もう行かないかな?
うまいんだけどな、残念だけど。

散歩 図書館 水源池130512


週末の散歩。

土曜は図書館まで、往復で小一時間。
水源池に行くつもりだったけど返却・予約受け取りのことを思い出して図書館にした。
雨模様で傘持ってって良かった、行きは何とかだったけど帰りはかなり降ったし寒かった。
もう五月なのになあ。

日曜は午前中次男のサッカーで江別まで行って、昼ラーメン食って、帰ってお昼寝してから水源池、今年二回目。
今年は最低10回は散歩しようと思ってます。

先週よりは少し緑になってきたような気がした。
奥の水の量はまだ結構多い。水に浸かってた木道の箇所はまだ水に浸かってた。
往復でこっちも小一時間、ただし途中で写真たくさん撮ってるので、このルートのほうが短いかもしれない。

2013年5月11日土曜日

点鼻薬


3日くらい前から鼻の調子が悪くて点鼻薬してから寝てます。
子供のころから鼻が悪くて、医者に蓄膿と言われたようにも思うけど、何とかだましだまし今に至ります。
鼻の手術の話を知り合いから聞いたこともありましたけど、怖くて出来てません。

一時結構ひどくて点鼻薬はたくさん持ってましたが、最近はほとんど使ってなかった。
しかし最近は定期的に鼻の調子が悪くなって、その時期は寝る前に必ず点鼻薬のお世話になってる。
季節的なものかもしれない。
冬の間はなんとも無かったので、春先なのかな?

ちょっとつらいです。早く治ってくれえ。

2013年5月10日金曜日

風が強く吹いている


三浦しをんさん。
最近ブクログなるものを良く見るようになりました。
自分が読んだ本を他の人はどう読んだのかって結構気になる、良いブログだよな。
ここの文庫本の大賞に選ばれてたのがこれ、図書館で早速検索、文庫は41人待ちだったけど単行本はすぐ予約できました。

剛速球のベタなスポーツ青春ものですが、ものすごく面白いです。
上っ面の話ではなくて細部までしっかり描きこまれてるのが読者に説得力を与えているんだと思いますが、力あるなあ、と感じました。
本番までのいろんな軋轢などを描く小説かなあと思って読んでましたが、本番だけで全体の3分の1くらいあります。
本番での10人をしっかり一人ずつ描き分けながら、なんと一人ひとり、目頭を熱くさせてくれました。これにはびっくり。

単に走るだけの小説で最後までもつのかなと思いましたけど、作者はきめ細かく面白く書き込んでくれていて、もしかしたらこれでも書き足りないくらいじゃないかなと思うくらいです。
ずっと、この作品は映画にしたら面白そうだなあと思いながら読んでましたが、なってました。
漫画にもなってたし舞台にもなってた。
それだけ多くの人が面白いと認めてるってことだな。
でも私も全く降参、素晴らしい小説でした。

ブクログですけど、文庫本の大賞というのも面白いですね。
中身は単行本と同じだと思うんだけど、文庫で安いし読んでみるか、という人もいるよね。
でも感想は単行本と一緒に読めるようにしてほしいんだがなあ。

2013年5月7日火曜日

ワイセンベルク 2013


春樹さんの小澤征司との対談集がきっかけで最近またクラシックを聴いてた。
例の巡礼の年でベルマンを少し聴いたが、今はまたワイセンベルク。

以前ワイセンベルクにはまってたのはこのブログを読むと2011年の10月だったようだ。
驚いたのはワイセンベルクは2012年の1月に亡くなっていたこと。しかもパーキンソン病だったそうです。完璧な指のメカニックを誇るワイセンベルクがパーキンソン病とは。なんと皮肉な病。

で、前はバッハにはまってましたが、そのとき聴きたいと思ってたリストを聴けました。
ソナタです。
二種類の録音があるようで、古いモノラルとステレオになってからの録音、両方聴きましたが、モノラルのほうの演奏がすばらしいです、というか私がまさしく聴きたいと思ってた演奏でした。
軽々と、颯爽と、伸びやかに弾いてますね、音もそんなに悪くないし、これは良いです。わたし的にはベストかもしれない。
比較で言えば、ステレオの方はちょっと感情過多で、重いです、あんまり好きじゃない。モノのほうが良いですね。

その他ではラフマニノフのソナタとかスカルラッティ、ドビュッシーを聴きましたけど、スカルラッティが良いかな。ラフマニノフも良いんだけど、曲そのものがそんなんでもないので聴きとおすのがちょっとしんどい。ドビュッシーはあんまり。私がもともとそんなに好きじゃないからかもしれないけど、しっとりしすぎてて爽快感のない演奏。
スカルラッティはホロヴィッツもソナタ集を出してた。ポゴレリチも出してるな。個性派のテクニシャンが弾きたくなる作曲家なんですかね。
きれいな粒のそろった音を出せるピアニストにしか弾けない曲なのかも。

あと聴けてないのがカラヤンと組んだベートーベンの協奏曲の4番。私の大好きな曲ですが、この曲のゆるい楽章をどう弾いてるのか、聴いてみたいなあ。
今はYouTubeで結構聴けるし、図書館でも予約で借りれるし、良い時代だなあ。カラヤンとの協演はしかしまだ聴けないので、最終手段はネット購入。まあ安いし買って聴くかな。

2013年5月6日月曜日

はま寿司


今日の晩御飯にマージャン同好会の長男を除く家族4人行ってきました。
この店ですけど出来たのは多分最近、昨日母を送った帰り道で偶然見つけた。

晩の7時ころに店に行ったが満席で待つスペースも人であふれかえってた。
でも今風に、人数と席の希望を入力すると待ち番号を印字したジャーナルが出てきて、待ちスペースにはディスプレイで、次呼ばれるのは何番、と表示してあり、後どれくらい待てばいいかわかるシステムになってる。
ざっと店内を見渡すとかなり広いし空席もあるのでそんなに待たないだろうと見当をつけて待つことにしたら、次々と呼ばれて行って、我が家は20番目くらいだったけどそんなにまたずに座れました。

この店は注文のシステムが面白くて、魚米は端末で注文したら新幹線が届けてくれたが、ここも似てる。ただ新幹線はなく、注文品も普通に回転して流れてくる。注文品と書かれたトレーに乗って流れてくるところが違いで、流れてきたら注文した端末から音楽が流れてきて、もうすぐ流れてきますよ~と表示される仕組み。で、自分が注文したすしが目の前に流れてきたらとれば良い。
しかしこのシステムだと誰かが見張ってるわけでもないから他人にすっと取られてしまう可能性はある。まあそうなったらまた頼めばいいんだが。「自分が注文していない皿を間違ってとらないように」と、定期的にアナウンスが入ってた。

多分こういうシステムだとものすごく効率がいいんだと思う。ここも全皿100円、平日は90円とう安さだし。
しかし味のほうはというと、まあこんなもんかなという感じ、安いし。
今の回転寿司って、こういう安いところと、高くても産地直送みたいにして美味しいところの二つに分かれますね。どっちが良いかは食べる人次第なんでしょう。

ただ一点、気になったのは、皿がどれもべたべたしていたこと。
 これは嫌だった。皿はちゃんと洗ってほしいなあ。
百歩譲って濡れてるだけなら許すけど、べたべたは許せん!
家内も味が気に入らなかったようなので、もう行かないかな??

水源池散歩 130506


夕方家内と買い物に出たら結構晴れてたんで、今シーズン初めての散歩、家内と二人で行ってきました。
我が家からだと、夕方の5時前くらいに家を出て6時過ぎくらいに帰宅、ゆっくり歩いて1時間コースです。

雪はほとんど無く問題なく歩ける状態でしたけど、散歩はわれわれだけで誰とも会いませんでした。これって結構珍しいことです。
ぐるっと一番奥まで行ったあたりには水芭蕉が結構咲いていて綺麗でした。
奥の湿地帯も水の流れが激しくて、一部木道が水に浸かってるところもありました。歩くのにはそんなに支障ないけど。

雨は降ってたけど小降りでそんなに気になるほどでもないし、肌寒いけどそんなに寒くも無く、まあ気持ちのいい散歩でした。
帰りに住宅地に少し入ってみたけど、記憶に無い家もあって、建てたのか外装だけ直したのかはわからないけど、我が家の周りにも結構変化があるものだなあと感じました。

2013年5月5日日曜日

式の前日


穂積さんのマンガ。
長男が古本屋で買って持ってたのを見せてもらいました。
これって朝日の書評で取り上げられていた本で、長男が持ってことにまずは驚き。
長男って萌系の漫画ばかりだと思ってたけど私の誤解だったんだな。

作品的には「泣かせる」話だそうですけど、単に泣かせるというのでもなく、余韻のある落ち着いた良い作品集です。
ちょっと感動。
こんな渋い作品集を古本屋で見つけて買ってきた長男はなかなかだなあ。
日本の漫画って世界に誇れるなあと改めて感じました。

この手の作品ならもっと読みたい。しかし少女マンガ系は立ち読みは出来ない、さすがに私には。
実は吉田秋生の「海街diary」も読みたいんだがなあ、どうしたもんかなあ。

2013年5月4日土曜日

青い春


松本大洋さんの短編集です。
若いころの作品っぽい。映画の原作にもなってるから少なくとも映画製作者には大きな影響を与えたんだと思う。

しかし純粋に漫画としてみると、面白いけどものすごく、ということでもない。このテの漫画はまああるようなあという感じ。
この内容だとこの絵・タッチはあると思う。斬新さとか新しさは感じない。
松本大洋の作品、ということで意味がある作品かな。

暖龍


私の母が遊びに来ていて、家族みんなで夕食に行って来ました。
本当は近くの中華料理屋に行ったんだけど、予約なしだと無理だった。こっちは次の機会にリベンジだなあ。

しかし暖龍も結構混んでました。我が家からだと豊平区役所前のほうが近いんだけど、清田のほうが空いてそうだと思って行きましたが、20分くらい待ったかな、そんなに空いてもなかった。
料理は一人2千円のコースを人数分で6人前頼みました。これがすごい量で、完食は無理だった。残念!!
品数12品あって、前菜から始まって一通り中華食べました。マーボがちょっと辛くて子供たちと母は駄目でしたが、ほかはまあまあ。味付けが濃くてこってりなのでちょっと飽きましたが、中華だからしょうがない。デザートのムースはすごくおいしかったです。

1万円丁度のコース(5人分相当)もあって、これも良さそう。
チャーハンと焼きそばを中心に単品をいくつか頼んで皆でとって食べるのも良いかなと思いました。
結構イケますね~、暖龍。

2013年5月2日木曜日

高橋


ラーメン屋さんです。比較的我が家の近くでした。
行列系、あったんですね、知らなかった。

評判どおり、濃厚魚粉系ラーメン。
旭川ラーメンっぽいかなと思ってましたが、ちょっと違う、ねっとりこってりです。
ここはつけ麺屋さんのようで、つけ麺のタレとしてはいいんじゃないかな。

しかしラーメンとしてはちょっと、という感じ。私はだめです。
麺も太くてちじれなし、つけ麺の麺を見るともっと太かったので、ラーメンは細めにしてるようです。それでも太いけど。私は細麺が好きなのでこの意味でもだめ。

私はお魚しょうゆでしたが、家内はみそ。これも同様の濃厚こってり。家内はおいしいといって食べてましたが、しょうゆよりは少しいいかもと思いました。
しかしもう行かないと思います。