2011年3月31日木曜日

ジャズ雑感


最近チックコリアを聴いている。
上原ひろみとのデュエットがすばらしかったのがきっかけ。
コリアって多才な人なんですね。
いろいろ聴いてるとジャズというよりはいわゆるフュージョンで、エレクトリックなにおいがぷんぷん。
勿論アコースティックな作品もあるけど、基本はあっちなのかなと。

私としては基本ジャズ、どっちかというとモダン系なので、あっち系は苦手です。
なのでコリアで良いと感じるのはアコースティック系だけかな。
ゲイリーバートンとのデュオは良いですね。
あとソロもいいかな。キースとはまた別な、明るい透明感みたいなものがあるような。
そう思ってキースを聴きなおしてみましたが、やっぱいいね。
ケルンとかサンベアだけど、人類の遺産といって良い、グールドのバッハと並んで。
コリアにはそこまでのものは感じない、しかしこれもまた音楽、音として十分楽しいです。

上原ひろみといえばグラミー賞取ったということだけど、とったアルバムにゲストで参加してただけなんですね。アルバム聴きましたけど、私は良いとは思いませんでした。

2011年3月30日水曜日

宮城谷昌光


今読んでるのは砂中の回廊という作品ですが、良いです。面白い。
司馬遼太郎が認めた作家ということで司馬遼太郎作品とかぶりながら読んでるんですが、そのせいか結構かぶります。
一人の人物を描いているところ、淡々としているところ、分かりやすく感情も豊富に描写しているところ、そして大事なことは歴史的な事実を淡々と述べながらそこに我々が今生きて行く上での教訓がきちんと伝わってくるところ。
SFと純文学が好きだった私が歴史物を読み出したのは、というより司馬遼太郎を面白いと思うようになったのは、数年前。多分人生も半ばを過ぎたあたり(たぶん)。
自分が生きて行く上で、先人の知恵を学びたいと思うようになったからだと思う。
私が日々直面している問題って、おそらく歴史的には何度も何度もいろんな人が繰り返しぶつかった問題なのではないか、そういった人がどのように考えどのような行動をとったのか、それを学ばずして一体何を学ぶのか、と思うようになってからだと思う。
そういう意味で司馬遼太郎は一つの答だったし、この宮城谷も答えを与えてくれているように思う。
そういう意味では歴史ものって若いうちにこそ読むべきなんだが、そもそも先人の知恵に学びたいって思うようになったこと自体が最近だし、要するに年をとらんとそう思うようにはならないということなのかな。私が愚かなだけだったんだろうか?
もっと若い時から読んでおけばよかったなと思っても後の祭り、という私の感想自体も、今後なんども人類によって繰り返されることになるのかな???
実はこの作品はまだ上巻を終わったばかりですが、ようやく司馬ではない歴史作家を見つけたように感じたのでついうれしくなって感想を書いてみたのでした。

2011年3月22日火曜日

ペーパークラフト


もう先月のことになると思いますけど、ペーパークラフトで象を作ってみました。
子どもたちが読んでいる(私も)少年ジャンプに、ワンピースの船のペーパークラフトがついてきのがきっかけ。末っ子が作ったんですが、セロテープを使ったりしていて汚いので私が作り直してしまいました。
これがきっかけで無性にペーパークラフトが作りたくなって、ネットで検索して見つけたのがここ↓

いやあ、すごくいいですよ、ここ。
で、私の大好きな象をここからダウンロードして作ってみました。

Pdfをダウンロードして印刷するまでは簡単ですが、その後は結構ですよ。
一番は切ることですね。全てカッターで、これが結構時間かかります。
組み立ては一番楽しい工程ですが、丸い部分も多くてなかなか大変でした。
紙を張り合わせて立体的に作っていくなかで、頭の中で考えていた完成予想図とは全く別のものになっていった箇所もあって、頭の中も3Dにしなくちゃいかんのだなあと思いましたね。
そういう部分は作っていてものすごく楽しいです。

一気には作ってなくて、1週間くらいはかかったように思います。長かった。
また別のものを作りたいけど、ちょっと疲れました。

しかし材料も大事ですね。
ツールも考えたほうがよさそう。
まずのりですが、のりは普通の液状のりを使ったんですが、多く出すぎて汚くなってしまった部分もありました。木工用ボンドが一番良いと言うサイトもあったので今度試してみたいです。
紙質も大事そう。適当な厚紙を使ったんですが、手で触っていて随分手に色がついてしまいました。プリンターのインクの問題もあるんでしょうが、紙質も影響ありそう。
あと鉄筆とか、細かい箇所用のカッターとか、あったほうが良いですね。

とにかく切る過程で疲れて目がしょぼしょぼしてきたのには閉口。
ただ好きな人にとっては安くてものすごく楽しめることは間違いなし。
子供の頃プラモデルに夢中になった方なら多分楽しめると思います。

少し道具の研究もしてから、また別なものに挑戦したいです。
また、自分で3Dモデルを作って展開図にするソフトもあるようなので、オリジナルにも挑戦したいです。
もう48歳ですけどね、こういうのはいくつになっても楽しいです。












実は耳をまだ付けてません。
なんとなく耳は無いほうがいいような気がしてるんですが.......

トキオ


また東野圭吾です。
面白かったです。タイムスリップ物ですがひねってあって、何よりも人が描けてますね。さすが東野さんです。

東野さんって推理小説というカテゴリーに分類される作家だと思うけど、ちょっとSFっぽい味付けがあるような。
私が読んだ範囲でも、このトキオ、秘密、変身とあって、超現実的な設定をベースにミステリー仕立ての人間ドラマになってたように思う。
科学技術系が好きなのかな。

そういう意味では森博嗣と重なるけど、森が仕掛けに重点を置いているとすれば東野はあくまで人間にこだわってるように思う。
森も十分な人気作家だけど、どっちかというと私は森のほうが好きだけど、多分東野のほうが圧倒的にポピュラーな作家だと思う、そこのところはやはり人間ドラマが勝つということなのかな。

ものすごく単純化した話だけど、私は理系人間なので森を好むが、文系人間は東野を好むのでは。
そして世の中は文系人間のほうが圧倒的に多いし、社会的にもトップに座ってる人は圧倒的に文系人間が多い。まあそれで良いと思うが。バリバリの理系人間に政治ができるとは思わんし。世の中ってやっぱり政治だし。公務員になってつくづくそう思うし。
繰り返しますが私はバリバリの理系人間ですけどね。

話が大幅に横にそれましたが、東野圭吾はやっぱり面白いということですね。
次は宮城谷昌光さんの本を借りてある。砂中の回廊という、朝日に連載されてたもの。
司馬遼太郎を読んでいたら、彼が最後までこだわっていたというか、応援していた作家が宮城谷だったことを知った。宮城谷は以前一度読みかけて面白くなくてすぐやめた経緯があるんだが、今回は少し我慢して読んでみようと思う。どうかな??

2011年3月20日日曜日

名刺


役所の名刺が少なくなってきたのでまた頼もうと思ってましたが、また自作しようかな、ということで昨日自作してみました。
自作と言ってもパソコンで作って印刷するだけですけど、今のプリンターは直接あの小さい紙をセット出来るんですね。
昔は10枚シートをセットして、自分で切り分けてましたよね。
ミシン目あるタイプは格好悪いし、シールタイプはちょっとべたっとしてて微妙な仕上がりでした。
それがいやで今の職場では名刺屋さんに頼んでたんですが、新しくしたプリンターで1枚印刷できそうだったので、再度名刺印刷してみたものです。

紙は昨日ヤマダ電気で買いました。
エレコム製で白の普通厚120枚で420円。安いね~。
デザインの方は、職場のInkscapeで何種類か作っておいたものを開けてみたけど、フォントが変でうまく行かなかったんで、Illustratorで改めて作りました。

Illustratorってさすがに文字の配置とか縦横の調整など、自由度が高くて優れものですね。
ロゴのビットマップの透過度の調整も当然可能。
名刺作成に使うにはやや宝の持ち腐れ的な感もあるけど、十分使えました。
デザインとかフォントなりをいろいろいじって何とか2種類できました。
紙が白だったのがちょっとで、やっぱりアイボリー系のほうが名刺っぽい感じがしますね。
実はヤマダでアイボリーは売り切れだったんです。安いし、まあいいや。

紙が1枚づつだから試し印刷も気軽にできるし、十分自作可能であることがわかりました。
家庭用のプリンタがここまで色々できてしまうと、印刷屋さんはますます商売になりませんね~。
画像アップしようと思いましたが、名刺の名前の部分がわからないようにぼかしなどかけてみたら何が何だか分からなくなったので、やめました。

いとう食堂


昨日また行ってきました。
いつも通りみそ野菜ですけど、昨日はずいぶん量が多かった。
出てきた瞬間おお、という感じ。
昼に行って、何とか完食しましたが、晩ご飯は食べれませんでした。
人間って食べ貯めできるんだなあ。

考えると、前回行ったとき少し野菜少ないと思いましたし、味も少し濃いと感じました。
昨日は野菜多くて味も普通。
日によって若干違いがあって、味もそれに応じて違ってくるんですね。
野菜の種類にもよるのかな。キャベツなどはずいぶん個体差ありますよね。
考えたら「ふくべ」のラーメンも結構味は日によって違いがありました。
食べ物ですから多少の違いはあってもいいですよね、それがまたおいしさの秘密だったりするのかもね。

2011年3月15日火曜日

手紙


東野圭吾です。
図書館でぶらぶらしてたら棚に何冊か東野作品があって、そのなかで2冊借りたうちの1冊。
普段探しても貸出中ばかりでなかなか借りれない作家なのでラッキーでした。

やはり面白かったです。
面白かったんですが、私としては映画の印象が強く、常に映画の画面を思い浮かべながら読んだので、最後まで映画を超えられなかったな、というのが読後の感想です。

映画が良すぎたんだよな。
山田孝之の個性は素晴らしかったし、玉山鉄二には泣かされた。そして何より素晴らしかったのが池尻エリカ。この作品のイメージが強烈に過ぎて、小説はどうもちょっと足りない気がしたんですね。

小説を読んでから映画を振り返ると、ほぼ忠実に映画化されたことがわかります。
山田の職業とラストの盛り上げ方がちょっと違ってて、映画で泣いてしまった私としては映画の方に軍配が上がってしまいます。
そうはいっても小説が面白いことに変わりはないです。
暗く重たいテーマを前向きに正面から描いていますね。
東野圭吾という人の筆の力を感じます。
一応推理小説というジャンルの作家になるんでしょうが、彼が描いているのは常に人間ですね。この作品を読んで改めて感じました。

というわけで、次は2冊借りたうちのもう一冊、トキオを読むことにします。

韃靼疾風録


司馬遼太郎の最後の小説らしいですが、かなり面白かったです。
私の中国史に対する知識が乏しかったせいだと思いますが、とにかく先が読めない展開で、大筋の結末は分かっている従来の歴史ものとは根本的に違ってました。

大体船に乗って異国に行って冒険する話ですから、面白いはず。
しかし結構読むのに時間もかかりまして、それは随所に司馬流の脱線というか薀蓄がはさまっていて、物語が前に進んでいかないことが原因だったと思います。
まあ、そういうことを全てひっくるめて司馬遼太郎の面白さなんでしょうが。

司馬について改めて思ったんですが、あんまり女性との色恋は書かない人だと思ってましたが、逆で、かなり描く作家なのかなと。描写はあくまで淡々としているけど、結構中身は深いというか。もともと人間を描きたい作家だから、男女の仲は当然描くのかな。
この作品でも、主人公がアピアに抱く気持ちで悩むあたりは前半の大きな読ませどころになってましたね。あと、花神での大村益次郎とイネの関係も面白かったなあ。

というわけで西岡図書館の司馬全集は使える。
しかし主だったものは大体読んでるんで、次は再読になりますかね。
ちなみに今は東野圭吾を読んでます。

2011年3月14日月曜日

MultiSearch


ソフト作りました。
使いたい方がいらしたらどうぞ、ということですが誰もこのサイト知らないだろうから私の私的なソフト置き場ということになりますね。

事前に検索したいフォルダを登録しておいて、そのフォルダを次々と検索していって、見つかったらリストに順番に追加していくソフトです。
当然誰か作っているだろうと思って探したんだが見つけられなかったので、自作することにしました。
自分としてはすごく気に入っていて毎日使ってます。

なおひらがなとか漢字については問題ないけど、アルファベットについては大文字・小文字の問題があります。
このソフトはそれを区別するので、ちょっと使いづらいかもです。区別しないようにすると検索時間が増えそうなので消極です。また、検索ソフトって、高速化のためにデータベースを作成するタイプがあるようですが、このソフトはそういうことはしません(やり方もわからん)。都度検索です。ただしうまくメモリがキャッシュされると、二回目以降は早いようです。

久しぶりに新作ソフト作りましたが、やっぱりプログラミングは面白いなあ。
環境はPellesCというもので、日本ではあんまり知られてないかもしれませんが、ものすごく使いやすいです。(http://www.christian-heffner.de/)

いわゆるフリーの統合開発環境で、このソフト一つで簡単にソフトが作れます。コンパイラだけ別にダウンロードする必要もないです。
C++ではなくてCだというところがちょっと・・・かもしれませんが、Cを勉強したい人には絶対的にオススメですよ!!

2011年3月13日日曜日

メガネ


今日富士メガネでメガネ作った。
銀行時代のメガネをずっとかけてたが、もう15年くらいになるかもしれない。
いやすごいな、そんなに長く持つものなんだね。
まあ、買ったときは高かったけど、それにしてもなあ、長くかけてました。

役所の福利厚生制度が復活していて、その制度を使い切るためもあって買ったものです。
この制度、上限1万3千円の半額補助なんだがちょっと厳しい。
なんにでも使えるわけじゃない中で、メガネ代は補助対象になってて、良く解らん制度。
領収証2万6千円分は自分ひとりだと厳しいもんですね。

メガネだけど、今のメガネから度は一つか二つしか進んでいないようだった。
今のが結構最初きつかったこともあると思うけど、思ってた以上に進行していないので少し驚きました。

しかしメガネの値段もあってないもんですね。
レンズをちょっと薄くするだけでセットメガネの代金に追加で5千円だそうです。
富士メガネって、そういうところがすごくいやらしい商売するよな。
以前しつこくレンズのグレードアップを進められてキレて買わなかったことを思い出しました。
今日はそこまで強く勧められなかったので買ったけどね。

出来上がりは明後日らしい。楽しみ、かな。