2011年7月30日土曜日

麓郷舎


家内と末っ子と3人でまた行ってきました。
1時前くらいに行ったら車もとめれたし席も空いてました。このあたりの時間が狙い目ですね。

私はネギ森、家内と子供は普通の醤油にしましたが、今日は皆野菜が多めでした(マシにはしてませんけど)。
私以外は二人共残したんで私が食べました。
前は家内も完食できたんですけど、残したということはやっぱり野菜の量が多かったんですね。
日によって野菜の量が違うというのもどんなもんかなあと思いますけど、まあラーメン屋ってそのくらいのいい加減さはあってもいいかもしれませんね。
味は変わりません。
うまいです。

2011年7月27日水曜日

名残り火


今日読了。藤原伊織です。
実は今は真保裕一の「ホワイトアウト」を読んでるんですが、また1泊の出張だったのでこの本を持って行って、丁度読み終えました。

てのひらの闇の続編ですが、こっちのほうが面白かった。
前作と比べてシリーズ物を読むような面白さが加わったようなに思います。
ラストあたりは本題とは別のシリーズ物っぽい展開もあって、続編にさらに期待してしまいますね。
しかしそれはかなわぬ夢です。残念。

この作者の筆は本当に読ませますね。内容的にはたいしたことなかったようにも思いますが、とにかく次のページをめくってしまいます。
登場人物が皆魅力的で活き活きとしているからかな。
息もつけないようなノンストップサスペンスではないのに、ノンストップっぽいところがありますね。

ここまできたらこの作者は全部読むしかないかなあ。

2011年7月20日水曜日

てのひらの闇


藤原伊織です。
「シリウス」は今ひとつだったけどこの人の小説はとにかく読んでて面白いですね。
昨日から1泊の出張に出てたんですが、IRに乗ってる間に読了しました。

広告業界で働くサラリーマンを中心に据えたミステリーで、この設定はシリウスと全く同じですね。
だらしない主人公ですが頭が切れて行動力抜群なのも共通項。
ラストがちょっとしょぼいのも共通でした。

しかしそうはいっても読んでて面白いので他の作品も読むことにします。
藤原伊織って不思議な作家だなあ。
前も書いたけど早世が惜しまれますなあ。

2011年7月18日月曜日

麓郷舎


土曜日、7月16日にまた次男と行ってきました。
初めて来たときもう来ないだろうと思ったのにまた来てしまいました。
今回はしょうゆネギ森野菜増しです。

スゴイ量です。静かに食べてもネギがこぼれ落ちてきます。
ちょっとスープが薄く感じました。
ここの野菜は蒸していて水は出てないと思いますが、さすがにこれだけもやしが多いとスープが薄くなるのかな。
本当はガッツ食堂に行きたいんですが、ガッツのネギ森野菜増しは麓郷舎と比べると全然量が少ないです。野菜増しにしてもしなくても量は変わらないような感じ。
やっぱりこの系のラーメンを食べたければ麓郷舎に行くしか無いんですね。

今回行ったときは相変わらず混んでて駐車場の前で車を停めるのにしばらく待ちましたが、意外や食べ終わる頃は店内の席も空いてたし、駐車場も空いてました。
ちょっと時間をずらして行けばいいのかもしれませんね。

冥談


京極夏彦です。
久しぶりに読みました。図書館で見つけた本。

短篇集ですが、ちょっと期待はずれでした。
語り口はうまいのですが、以前百物語で読んだようなキレみたいなものが感じられない。
なんとなくの怪談集といったところで印象にも残らない。
駄作だと思います。

この作家は長編作家なのかな。
百物語もどちらかと言えば短編というよりは中編だし。
そっちに期待かな。
でももうこの作家は読まないかな。

2011年7月14日木曜日

シリウスの道


12日に読了。藤原伊織さんです。ミステリーですね。
昔テロリストのパラソルを読んでかなり面白くて感動しましたが、すごく寡作な作家で他の作品を読めないまま今にいたってましたが、先日図書館で発見してすぐ借りておいた本です。

中盤まではものすごく面白いです。
広告のプレゼンコンテストと、暗い過去をひきずった脅迫事件が微妙にクロスして、ぐいぐい読ませます。
しかし終盤にかかって面白さがすっと引いていく感じでした。
実に平凡な収束で、サプライズも殆ど無い。
そう思いながら読んでると細部のつくりも非現実的に思えてきて、ミステリー本来の作り自体に無理があるような気もしてきて、とにかくちょっと残念な作品でした。

メインの3人は皆魅力的に描かれていてもっと読みたいと思ったし、代理店の人物も皆活き活きとしていますが、肝心のメインストーリーがこんな感じでは面白さも半減。
つくりはうまい作家だけにちょっと残念でした。

しかしこの作家はもう故人なんですね。
若いのに勿体無かったと思います。
次の作品に期待、というわけにはいかないんだなあ。

2011年7月5日火曜日

悼む人


天童荒太さんです。
図書館で見つけて借りておいた本、今読了しました。
この人は重たい話を書く人ですね。
永遠の仔は重たくも感動的なミステリーで傑作だったともいますが、家族狩りは重たいだけでいい作品とは言えないかなと思いました。

で、この作品ですがなんとも言えませんね。
直木賞をとったようですが、そうかな?という感じ。
理屈抜きに面白く楽しめる作品では少なくとも無いです。簡単に感動できる作品でもないし。
読者に伝えたい思いが強すぎて小説としてはやはり失敗してると思う。
宗教っぽくなってるような。

もちろんこの作品を読んで感動する人も多くいると思いますが、私はこの作品を良い小説とは感じませんね。
もうこの作者を読むことはないかな???