2012年3月29日木曜日

完全なる首長竜の日


今は宮城谷さんの晏子を読んでるんですが、予約していた本がやっときて、これからも予約が詰まってそうだったので、早速読みました。

きれいな読みやすい文章でどんどん読み進めましたが、ミステリー系の賞を受賞した本という感じではない、ミステリーというよりはSFっぽい作品でした。ディックのドラッグ幻想系の作品とまでは言わないけど、それに近いものがありますね。
この手の本はわかりづらいし、すべて夢で済ませる部分は理屈を否定していて反則感もあるし、あまり好きになれません。
ラストの収束感もなくてもやもやした部分が残り、私の評価は低いです。

「このミス」大賞を読むのは二作目ですが、全然大したことないです。この作品は図書館で予約してから3カ月以上たってようやく読めた本ですけど、それほど人気のある理由が全くわからなかった。新人賞ということだからあまり大きな期待はしない方がいいのかな?
もう一冊予約している本「ある少女にまつわる殺人の告白」があるのでそれは読むけど、もう「このミス」はやめよう。

2012年3月26日月曜日

ビリーバット、ファイアキング


月曜に休みをとって3連休にしました。
夜、万代で読んだマンガです。

ビリーバットは浦澤直樹さん。大作家ですね。
しかし私はどうも絵が好きではなく積極的には読んでませんでしたが、長男の勧めで今回読んでみてさすがと思いました。
連載中ののものを何度か読んだことはあって訳わからんなあと思ってましたが、コミックスで読むと幾分わかりやすく、壮大な話だということがわかりました。
歴史もの?SF?ファタジー?
ジャンルはわかりませんがおもしろいです。ただちょっと登場人物が多すぎじゃないかな。私の老いた頭では思い出すのが厳しかったりしました。

ファイアキングは王欣太さん。
万代のビリーバットの棚で偶然みつけて読みました。
面白いです。これはファンタジーですね。絵が良いです。
この人の絵はうまいのか下手なのか分からないけど、個性があって力が漲っていて、良い絵であることは間違いなし。
ただ残念なのは3巻ですが未完っぽいところ。これからどうなるのか、というところで終わってます。
この先が読みたいぞお。

2012年3月22日木曜日

ファイル共有


パソコン一台買ったので、無線LANでつないでいる以上ファイルの共有もしようかなとやってみました。
以前1階と2階のパソコン間ではやってましたが、結構設定が面倒だったので、2階のパソコンがウイルスにやられてクリーンインストしてからは設定してなかったもの。

探したら、マイクロソフトのページで親切に解説してました。
http://support.microsoft.com/kb/2485635/ja
ポイントは、
①コンピュータ名とワークグループ名の設定。前者は異なるものにする、後者は統一する。システムのプロパティで設定。→再起動
②共有設定
XPはフォルダのプロパティ(共有タブ)で設定
win7はコントロールパネルから「ホームグループと共有に関するオプション」「共有の詳細設定の変更」で設定すると、
マイコンピュータ→ライブラリ→ピクチャ→パブリックのピクチャ、これが共有フォルダとなっている

やってみたら意外と簡単。
前に設定で苦労したときは、グループ名を設定して再起動するところができてなかったと思う。いろいろやっても上手くいかなくて悩んだ。MSのページが親切でよかったです。

2012年3月21日水曜日

ノートパソコン


我が家には今二台のデスクトップパソコンがありますが、子供たちがもう一台欲しいとねだるようになり、妻も持ち歩けるパソコンが欲しいと言い出すし、私もWin7を体験してみたいなあ、ということで買いました、ノートパソコン。

買ったのはASUSUのパソコン。K53TKで、40800円也。
当然ですが我が家のパソコンに比べて性能面での進化は著しいし価格面での低下もしかり、かなり調べて買いましたが、気軽に買っても良いものになってますね。
スペック的にはグラフィックカードを積んでて、CPUはAMDだけどクワッドでi5相当らしい。メモリ4Gハード500Gとなっていて、コストパフォーマンス高いですね。
ASUSUは私のパソコンのマザーのメーカーで、ドライバをダウンロードしたりしてたので知ってはいましたが、パソコン本体も作るずいぶん大きい会社になってたことは知りませんでした。
いろいろ調べてるとほかにAcerというメーカーもありましたが、いずれも台湾で、もとは部品メーカー。パソコンなんてアッセンブリーなわけですが、パーツメーカだと技術もしっかりしてそうでちょっと安心。評判も悪くなかったし、東南アジア強しですね。台湾は親日だし気分的にも韓国メーカーよりは何となく好きです。

着いてすぐとりあえずはネットにつなごうとして、結構時間がかかりました。我が家の無線LANへの接続ですが、AOSSがうまくいかなくて、セキュリティコードを調べて何とかつながりました。それからは順調です。
赤外線通信を楽しみにしてたんですがこれは機能がなさそうでガッカリ。
Graphicカードが標準でついてて3DゲームもOKらしいんですがこれはまだ試せてません。
KingSoftやらの表計算ソフトやワープロソフトが付いてましたが、これは体験版。フィルターソフトもついてましたがこれも同様。
この手のパソコンには一切余分なソフトはないものだと思ってたのでちょっと意外でしたが、体験版なんで、ソフトメーカーからいくらか金をもらってるんでしょうね。削除するにしてもレジストリ汚されてそうで気分悪いです、ちょっと残念。

今は子供たちが使ってますが、私もwin7を研究してみたいです。楽しみ。

2012年3月17日土曜日

楽毅2

さっき読了しました。
面白かったです。
祖国滅亡後の後半は各国の関係が複雑でものすごくわかりづらく、何となくの雰囲気しか分からなくなってきたけど、楽毅がどんどん世に認められていく過程は読んでいて面白かった。
「好悪があきらかであることは、正直であるというより、精神の幼さを意味している。あるいは人としての弱さもそこにあり、自立するという真の意義を理解していない。」
こんなフレーズがあって心に残りました
こういった先人の経験・知恵を我々は自らの行動に生かしていかなければならないのだろうけど、自分を考えると非常に心もとない。
歴史は繰り返してくれているのに私自身はそこから何も学んでいないような気がする。
そんなことを50歳を前に考えることじたいが遅すぎるよなあ。
という反省は置いておいて、次も宮城谷さんを読む予定。楽しみ。

2012年3月13日火曜日

ハルモニ


韓国料理屋さん、激辛系。
最近は家内と二人で、月1回くらいで行ってます。キムチチャーハン、牛スジ炒め、鳥肉炒めの三品が我が家の定番メニュー化してます。
私が一番好きなのは鳥肉炒めですけど、味的に一番だなと思うのは牛スジ炒め。肉の甘みと辛さと香辛料の香ばしさと、これは絶品です。
でも好きなのは鳥肉炒め。炒めものというよりは煮込みですけど、鳥肉とジャガイモで、このイモが溶けて全体にトロッとしてるあたりがなんとも言えず美味しいです。
キムチチャーハンは家内が好きで頼んでますけど、おかず二品に白いご飯でも良いです。おかずのたれを白いご飯にかけることになりますが、これがまたうまいです。

先週の土曜に行った時は、チャーハンを大盛りにしてみましたが、これが失敗。ものすごく量が多くなってしまい、大盛りを頼んだ手前残すわけにもいかなくて完食しましたが、腹がきつくてしばらく苦しみました。
いい年をして無理して食べるものじゃないですよね。
まあ、おいしいんですが。

2012年3月7日水曜日

楽毅


もうすぐ50歳になります。
最近東野圭吾を読んでいて思ったんだが、確かに面白いんだが50歳で読むべき本なのかなと。他人に対して何かを読むべき、なんてことは誰にも言えないんだろうけど自分としての納得感の問題としてはあってもいいだろう。
人生の半ばをかなり過ぎてしまっている現在、読む本は選ばなきゃいけない。そうなると読む範囲はおのずと狭くなってくるべき。読んだことのない作家の本はチャレンジしなきゃいけないけど、大体わかっているのなら読むべきではないのではないだろうか?
ということで最近飽きてきて遠ざかっていた宮城谷さんに回帰。
今は2巻の前半程度ですが、すごく面白いです。戦いが多くて、わくわく感があります。そういうのはあんまりこの人の小説で感じたことなかったような気がするなあ。
人間が生きていく上での指針みたいなものは至る所にあるし、やっぱり宮城谷さんは面白いなあ。
あと、司馬遼太郎も読み直したいですね。竜馬あたりをまずは。冊数が多いので図書館はちょっとなんだよなあ。買っちゃおうかな。
あと、ドストエフスキーも読みたい。
最近息子とキリスト教の罪の概念について話したりしたんだが、罪と罰ってそういうのがテーマだったような気がする。
今日は議会で質問が終わったのでちょっとのんびりしてしまっています。

2012年3月6日火曜日

Remember


王欣太さん。ローマ字でKingGontaとなってるけどどんな人なんだろ?
以前から絵だけは見てて、絵に力のある人だなあと思ってて、一度読んでみたかったんだが、土曜の満喫で読めました。

ヤバいっす、おもしろすぎ。5巻までですけど、これからどうなるんだろ。
戦後の青春根性ものかと思いきやとんでもないSFだったんだなあ。
しかもかなり壮大。

蒼天航路も長いけど読みたいな。
日本の漫画界には才能が溢れてるなあ。

2012年3月2日金曜日

龍神の雨


また道尾さんです。
ノンストップではないけどそれ系のスピード感をもったミステリーですね。
終盤のどんでん返し、たたみかけかたもさすが。
蓮の方のラストが気になるけど、まあ、完全なハッピーエンドというわけにはいかないのでしょう。
あと、雨の中の物語で、作者としてはこの雨を有効に使ったつもりなんだろうけど、今一つ伝わってきませんでした。
雨が心を狂わせた的な部分があんまり感じられなかった、私には。

しかし子供の心を書きたいんだね、この作者は。こだわりなのかそれが自然なのかどっちなんだろう???
質の高い、さすがという出来栄えでした。