2009年7月30日木曜日

芝刈り

今年の春、庭に芝を張った。
芝刈り用に電動芝刈り機やバリカン、ハサミ、熊手等を揃えた。
しかし上手に刈るのは難しいです。芝刈り機は刈る高さを調節できるのだが、地面のほうが平らではないので、自然とむらが出来ます。
また、芝のほうも完全になじんでいないのか、ところどころ禿げているところもあって、均一感がない。伸びていると目立たないが、刈ると結構目立つものですね。

ところで最近、住んでいる市のゴミ出しのルールが変わって、草は月1回しか回収してくれなくなった。今の時期だと芝刈りは毎週ペースなので、決められたゴミの日に捨てるためには最長1か月、自宅に保存しておかなければならない。外の物置は十分大きいわけではないので置き場所に困り、先月は有料ゴミとして燃えるゴミの日に出した。
有料ゴミとするためには有料の袋に入れるわけだが、ゴミステーションには無料の袋に入れて捨てられた草もあった。夕方見てみると、これにはバツマークが張られてあり、回収してもらえてなかった。そのあとも1週間以上ゴミステーションにあった。
間違っただけであれば回収してやればいいのにと思うが、知ってて捨てた可能性もあるから簡単に回収は出来ないのだろう。
ゴミ問題は難しいですね。

芝は今週の土日も刈る予定。ゴミに出すのがちょっと億劫です。

2009年7月29日水曜日

ガープの世界2

ガープを読んでる。
この作品は「一方的な性行為の結果として生まれた子」を主人公とした作品として知られているはずだが、私としては、車の中で男がペニスを噛み千切られ、同じ車の中で子供は片目をえぐられる話という印象が強かった。というか、ほとんどそのシーンの記憶しかなかった。
しかし今日読み返してみると、このシーンの記憶は概ね正しかったのだが、より正しくは、このことはそれぞれ違う車の中で起きた出来事だったことがわかった。
非常に印象深いシーンとして覚えていたはずなのに、大きな部分で違っていたわけだ。
人間の記憶って怪しいものだなあ。こんなふうにして、いろんな事をいろんなところで勘違いしているのかもしれない。
他人と議論してもあんまり頑張らないほうがいいのかもしれない、と思った。

最近かなり蒸し暑くなってきた。夏休みの旅行を計画中だが、今年は長男が受験で、今、夏期講習に行っており、休みたくないなどというものだから、計画がたてづらいです。
8月下旬に一応宿をとったが、まだ先の話しだし、本当に旅行にいけるか少し心配。

2009年7月28日火曜日

コルトレーン

中学生の頃にモーツアルトにはまり、高校2年のとき友人にジャズを教えてもらった。
特にはまったのがコルトレーンで、大学に入ってテナーサックスを買った。ジャズ研では幽霊部員で、今でもサックスは物置に眠っているだけだが、コルトレーンはやっぱりいいなあ。

最近パソコンでジャズを改めて聴きだして、最初はスタンゲッツにはまっていたが、今はコルトレーンです。
居間のステレオではなんとなく聴きづらくて、部屋で一人で聴いている。
BillEvansのWaltzForDebbyなどは妻も好きで、居間で子供たちとも聴けるけど、コルトレーンは居間では聴けない、なんとなく。
コルトレーンって、聴いていて幸せな気分にはなりませんね。自分の世界にもぐってしまいそうにもなる。それって良いことではない様な気がするんだがどうだろう。

ほかの人はどういう風にコルトレーンを聴いているのだろう???

ガープの世界

今日から「ガープの世界」を再開。
これも2回目、違う本を読み終わった後のつなぎのようにして少しずつ読んでいる本。
アーヴィングは大好きな作家の一人。
今のところは「サイダーハウスルール」がマイベストだが、もうこれを超える作品は難しいかな?
ガープは作者の出世作だったと思うけど、物凄く読ませる本ではない。
作中作品もあって、ちょっとひねったつくりなのだろうか。こんなことしないで普通に時間に沿って物語っていくほうがこの作者にはあっていて面白いと思う。
最新作「また会う日まで」はすばらしくてまた読みたいと思ってるけど、やっぱりサイダーハウスにはかなわないかな。

ガープは村上春樹のねじまき鳥を読み始めるまでのつなぎだが、今は下巻の70ページくらいで、奥さんの浮気のあたり。どのあたりまで読もうか??

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド

昨日、村上春樹「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」読了。
2回目だがほとんど覚えてなかった。
あっちの世界とこっちの世界、村上春樹の共通テーマだが、綺麗に理屈は出来てる。村上春樹らしくない感じもある。
絶対的な悪のイメージがない。常にあると思ってたが初期はなかったのか。損なわれる、という言葉は出てくるけど。
自分の中に入っていく話だなあ、後半どんどんセリフが思索的になってくる。
語り口はうまくなくて、ところどころ読むのがつらい部分があった。冗長になっていると思う。今の村上春樹は本当に語り口がうまくて、飽きさせない、プロの作家だが、この作品ではそこまで徹底されてない、逆に詩的で純文学っぽい部分もあった。

「1Q84」を読んで、とにかく読ませる、面白かったんだが、もやもやしすぎてもいて、村上春樹ってこんな感じだったかなと思って昔の長編を読んでいるところ。
「カフカ」はすでに読み終えた、これも2回目だけど、すばらしかった。あっちの世界とこっちの世界というテーマは変わらず。絶対的な悪との戦い、ロードムービーっぽい冒険もあり、少年の大人への成長もあり、最後は前向きに終わる、読後感のすばらしく爽快な小説だった。

次は「ねじまき鳥」だけど、ちょっと休むかな。