2012年12月29日土曜日

いとう食堂


久しぶりに行って来ました。
最近良く万代に行ってましたが、前を通るたびに、やってるな、と思ってて、年内に一度行きたいと思ってたので、やっと行けました。

ミソ野菜、私の定番。
ちょっと野菜少なめかなと思いましたけど、まあ満腹にはなりました。
それとちょっとしょっぱかったです。

ふくべのラーメンもそうだけど、この手の野菜大盛り系は味のブレが大きいような気がしますね。
野菜からの水の出方が微妙に毎回違うんじゃないだろうか。
そこをコントロールして均一の味にするのがプロの食堂なんだろうけど、まあラーメンだし、良いか。

杖下に死す


北方さん、水曜日(12月26日)に読了。
今まで読んだ北方さんの歴史物の中で一番かっこいい、男臭いハードボイルド歴史物といった感じ。
歴史と物語というか、史実と虚構(?)というか、絶妙にミックスされてて読んでて本当に面白かった。
利之さんちょっと格好良すぎだけど、まあ小説だから良いですか。
続編あるみたいなので読まなきゃな。

2012年12月23日日曜日

たけ蔵 麓郷舎閉店


昨日の土曜日に行って来ました。
麓郷舎に行く予定だったんですが何と閉店!!!
なぜだあ???

私が行き始めた頃はかならず並ぶので車の心配もあり時間をずらしたりしたものでしたが最近は結構車もとめれてオヤとは思っていた。
心なしかもやしも少ないしなんといっても肉、これは確実に小さくなっていたと思う。
しかし閉店は急だなあ。
何かあったのかな?
お客さんが全然入らなくてやっていけなくなるような店ではなかったと思うんだけどなあ。

ということで家族でしばし呆然としてたらすぐ横がまたラーメン屋で、ま、ここでいいか、ということで入った店でした。
味的にはまあまあでした。
子どもたち三人連れていきましたが全員醤油、私はトッピングでもやし炒めをつけましたが、ひき肉を入れるスープで甘みというかコクがあって、そこそこの味。
ただ普通750円でもやしトッピングで830円、大盛りにすると930円はちょっと高かったかな。
しかし麓郷舎、残念だなあ。
閉店、シャッターに張紙 右奥がたけ蔵

たけ蔵の醤油もやし炒めトッピング

2012年12月20日木曜日

一絃の琴2


動作もゆったりと、もの事を隅まで追い詰めぬ考え方は人に好かれ、

蘭子さんの面倒を最後まで見た祓代さんの描写です。
最近仕事で係の女性と議論というか、口論になることが多い。とにかく彼女は屁理屈が多くてついカットしてしまう。私は屁理屈って大嫌いなんだよなあ。
しかし私ってまさしく「もの事を隅まで追い詰め」ないと気が済まないたちで、良くないなあとは思いながらも仕事ではこれを怠るととんでもない目に合うわけで、仕方ない、私は悪くないなどと子供のように考えて「もの事を隅まで追い詰め」まくってましたが、やっぱりイカンよなあと思いました。
さらっとひくのも大事ですよね。屁理屈って多分追い詰められるから出てくるんだろうから、そこまで追い詰めちゃダメなんだよな。
50過ぎた管理職としては恥じるべきなんだろうと、そう思ったりしました。

弁える

いろんなところで出てきた言葉。ルビがなきゃ読めませんでしたね、私には。
人間これは大事ですね。
これも同じ事かな。
いったんひく。
う~ん、私のための言葉なのかもしれない。

一絃の琴


宮尾登美子さん。初めて読みました。直木賞受賞作。
読み始めは文章が硬く感じて読みづらいし地味すぎるし何だかなあという感じでしたが、美代さんの妊娠のあたりからグワングワンしてきます。
しかしあくまで物語は抑えて進みます。
そして読み進むうちに文章にも馴染んできて、そうなるとなんとも品の良い格調高い文章に思えてきて、そこで淡々と語られる物語にどっぷり引き込まれていきました。

しかし苗の話かと思って読んでたら苗と蘭子の話なんですかね。しかし蘭子の死の描写のなんとも冷たいこと。苗も死に際は第三者の視点でしか書いてもらってないし。
と考えると主人公はやはり琴なんでしょう。
そうそう、雅子さんもいつ出てくるのかと思って期待して読んでたら最後まで出てこないし、せっかく伝えた漁火はどうなったんだあ。

そういった部分はなんというか未練なく骨太ですね。
最後に印象として残るのは人間ではなくて琴にかけた人間の執念みたいなものだけかな。
面白かったです。オススメ。
この作家は読まかければいけませんなあ。

痔か??


月曜(12/17)から肛門内部左側に違和感。
何もしなければ何ともないんだけどきゅっとすぼめると何となく内側が痛い???

元々便秘症な訳だけど毎日少しずつでもしたほうが良いかなあということで最近トイレでかなり頑張ることにしてた。
頑張ると少しでも出るんだよね。
しかし頑張るのって肛門には悪そうだなあと思ってはいたんだが、きたのか?!

今年は尿管結石だけでも結構だった、まだ直ってないけど。これに痔が加わるとかなりしんどいなあ。
何ともなければ良いんだけど。。。。。
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今朝はほとんど違和感はなくなってたけど、ちょっとヒリヒリしてたんでメンタム塗りついでに肛門をいじってみたら左側がチョッと出ててビラビラした感じだった。痛くはないけど。脱肛というやつだろうか?
場所が場所だけに見えないし、鏡で見てみたいがなあ。妻に見てもらうのもなんだかなあ。
明日もメンタム塗るとき確認してみよう。

2012年12月16日日曜日

骸の爪


道尾さん、12月13日読了。

塩野さんの後で読み進めると何とも薄い感じがしたのは道尾さんのせいではないのだが思ってたより私は塩野さんを気に入っていたということか?

単なる創作ではない歴史の重みのようなものを読んだ後でこの作品を読んだわけだが、普通の探偵もの的な出だしがものすごく平凡で、何とも薄い感じだった。
今まで読んだ道尾作品はもっと違ってたような気がする。本作は少なくとも出だしに関しては平凡すぎだな。

ただし中盤は結構いい感じで面白く読めた。
しかし終盤も平凡。
謎解きも普通で重なるどんでん返しのようなものは用意されていない。
もともとホラーということで敬遠していたんだけどホラーですら無いですね。普通の推理もの。
これはちょっとダメだな。
道尾さんも昔はこんな作品を書いていたということかな。

2012年12月8日土曜日

ローマ人の物語1 ローマは一日にしてならず


いよいよ塩野さんのローマ人を読むことに。
これははっきり小説ではなく歴史ですね。
でも面白いです。
古代ローマの人物たちが生き生きと描かれていて、もっと書いてくれよと物足りなく感じるところも。

チェーザレと比べると文章も随分良くなってると感じます。
チェーザレは物語は起伏に富んでるけど文章自体は平板というか、歴史を学んだ学生の卒論みたいなというか、素人っぽいというか、そんなふうに感じましたが、ローマ人は結構ツヤがあるというか、こなれているというか、物書きっぽくなってきたなという感じ。

そして本書は作者自身の「なぜ」を作者が作者なりに解決していく読み物でもあり、説得力があるかどうかは別として、作者の真摯な気持ちが伝わってきますね。
我々が歴史を学ぶ意義もまさしくここにある。
歴史のなぜを解き明かすことで我々の今後の道標が見えてくる、改めてそう感じました。

しかし難点を一つ。
ところどころ文章にわかりづらい表現があり、ちょっと気になります。
具体的な例は挙げないけど、作者が一人でわかってて作者には伝わらないような書き方をしてる部分があります。
こういうのってプロの作者としてはどうなんだろう???
私が理解できてないだけかな。でもチェーザレでは感じなかったんだけどな。
次の作品で確認してみよう。

2012年12月4日火曜日

カササギたちの四季


道尾秀介さん。今日読了。

カラスの親指とか片目の猿とか系のユーモア系推理話。
人情系の味付けで、おもちゃの指輪の話はちょっと泣かせる。
しかし全体に仕掛け不足。奈美ちゃんが本当は知っていたあたりもすっきり決まらないし、裏の裏みたいなところもなく、ぱっとしない。

ただ話としてはもっと続きそうな感じもあり、まだ出てきていないネタもありそう。続編に期待??