2011年12月28日水曜日

悪人


吉田修一さん、さっき読了しました。
映画が話題になってますが、小説で読みたくて、録画してあった映画を観る前に頑張って読みました。

なんとなく内容は知ってたのでオリジナル小説ならではのサプライズを期待しながら読み進めていましたが、さほどびっくりするような展開もなくラストまで来て、ラストでうっときました。
うーん、そうか、そういうラストもありか。すっきりしているようですっきりしていないけどこんな収束はたしかにありですね。
この小説はこのラストに向けて引っ張っていった感じ。途中の展開は陳腐だし、途中でモノローグを挟む展開もさほどの面白みはない。
しかしラストは良い。
こんな本もありですね。

2011年12月22日木曜日

赤い指


これも東野さん。さっき読了。最近ハマってきたかな?
東野さんって普通に図書館に行っても借りれないことが多いんだが、予約しておくと割と簡単に借りれることがわかったんで、これからも読みそう。

本作は加賀刑事もの。阿部ちゃんと重なります。
内容的にはいきなり暗い展開です。「さまよう刃」もそうだったけど、東野さんって結構グロ系というか、残忍な設定が好きなのかな。「魔球」も腕を切り落とすような話が出てきてちょっと気持ち悪かったし。
さわやか系、感動系、すっきり系のミステリー作家だと思ってたけど印象変わってきたなあ。

とはいってもさすがですね。
ミステリー系の人間ドラマ、家族ドラマになってます。事件と加賀刑事個人の話とが絶妙に絡んで、ラストはうっとなりました。
さすがは東野さんだなあ。


2011年12月21日水曜日

ラブ・ケミストリー


「このミステリーがすごい大賞」の過去受賞作を読もうと思って図書館で検索して、すぐ予約できたのがこれです。
実は読みたかったのは「このミステリーがすごい」の上位作品で、大賞(これはコンテストなんですね)ではなかったんですが、ネットで検索したらまずこっちがヒットしたんで、まあいいか。

作者は喜多喜久さんという方です。
さすがに賞をとっただけあってまあまあ面白い展開で、読ませます。もともとそんなに長い作品でもないのですぐ読み終えました。
軽妙なミステリー風SF風恋愛ドラマですね。
化学の全合成というテーマが面白かったけど、それだけかな。
ラストの収束も面白いけど不自然感もすごくあり。一目惚れの彼女を捨ててなぜ彼に走るんだろう??
まあ新人賞だからこんなものなのかな。

2011年12月17日土曜日

さまよう刃


12月16日読了。東野さんです。

重たいテーマ、重たすぎ、冒頭のあたりは読んでて憂鬱になってしまった。
このままでは終わらないだろうと思ってたらまあそのとおりの展開にはなったけど、ラストは平凡だと思う。
もっとあっという展開を期待していたんだが。
サプライズはなくもないけど本筋ではなく大したこと無し。
まあまあ面白くは読ませるが、全体的には失敗作だと思いますね。
最近の東野さんは推理ものと言うよりは本作のようなミステリー系の作品に作風が変化してきているように思う。
良いか悪いかは別として。
普通の推理ものが読みたいな。

警官の血



12月15日読了、佐々木譲さん。彼の警察小説の代表作らしいです。
たまたま根室まで出張だったのでその往復のJRの中で読みました。

TV化されてたことは知ってましたが見たことないはずと思って読み進めてるうちに、完全にではないものの記憶がよみがえってきてしまって、見ていたことがわかりました。
なのでラストを知ってるミステリーということになってしまい、微妙な読後感です。
というかはっきり言うとそんなに面白く読めませんでした。

総論的には、きれい事だけではやっていけない的な終わり方で、すっきりとした謎解きで気持ちよく終わるわけではないです。私としては初代の清二の印象が強いし二代目も正義を求めて悩むわけだし、そういう流れで三代目の考え方で終わるのって、ちょっと?が大きいですね。
あと、かなり長い話ですけど連作小説のような作りになっていて、長いテーマと短いテーマが巧みに語られていきますが、語り自体は巧みですけど、どうも分断感が強くて、長編小説としては読みづらかったです。この作者は基本的に短編作家なのかな?
分断される結果として、作中人物に対する感情移入もできないです。これがこの小説の最大の問題かな。清二は常に語られるから、清二に移入すればいいんだろうか。死んじゃってるしなあ。

作者は力のある方だと思いますけど、この作品については私としては点数低かったです。別の作品に期待。

2011年12月10日土曜日

魔球


またまた東野さんです。昨日読了。
若いころの作品のようですけど面白い、レベル高いです。

犯人は最後までわかりませんでした。
物語は複雑に広がってますが謎解きはすっきりします。
悲劇ですが後味は悪くないです。
ラストは必要だったのかなとも思いますが、あれですっきりした気持ちで読み終われるんですね。

さすがに東野さんという作品でした。

2011年12月8日木曜日

告白


湊かなえさんです。
人気作品なのであきらめてましたが図書館ですんなり予約できました。
図書館いいですね~。

しかし内容的には暗く救いのない作品。
こんなに暗い作品は私は初めてです。点数低いです。

最初の章はもともと単独の短編だったようですけど、これは切れ味鋭くいい作品です。
これを起点としてさらに書き進めたようですけど、レベルを保ててないように感じました。
特にラストにかけてA君が彼女を殺すあたりは唐突過ぎて??です。
またラストも現実味ないですよね。
救いようのない死が多すぎ。

映画もずいぶん評判のようですけど、私は見たくないなあ。
どうしてこんなに救いのない作品が書けるんだろう、この作家は好きになれません。

2011年12月5日月曜日

冬支度


土日は結構降りましたね。
でも除雪が今一つで道路の道幅が狭くなってしまい走りづらかった。
中途半端に雨が降ったのも悪かった。
札幌市の除雪は今年もあまりやらないのかな。
除雪経費って市民みんながある程度納得する支出だと思うけどどうなんだろ?

我が家では物置の整理と木の冬囲いをしました。
物置はまだまだ収納できそうで、イナバさんさすがです。安心感ありますね。
ただ自転車4台は無理なんで、1台は今年も外で越冬かな。
スキーは子供たちが大きくなって減ってきてたんですね、気が付かなかった。
スキーが必要なのは小学校だけのようで、我が家では1台あればいいそうです。お兄ちゃん達は学校以外ではスキーしないのかな?私が連れて行ってやらないのが悪いのかもしれないけど、今の子供たちはゲームにパソコンなのかもしれない。

木の囲いはさっと片づけました。
去年は急に降ってそれが凍って枝が折れそうでしたが、今年はそんな感じはないです。木って囲うことも必要だけど、枝切りも大事ですね。私はうまくできませんけど、きれいに伸びていくためにはある程度枝を切らなきゃだめなようです。そうしておけば囲うのもスムーズにできそう。
庭いじりも奥が深いなあ。

しかし最近私の体がいつまでもつのか少し不安です。
特にどうということもないんだけど、最近腰が微妙に痛くて。腰というか体の関節全般かな。ちょっと走っただけで動悸が止まらないし。
間違いなく年ですよね。もう50歳だから無理ないよな。
庭いじりとか屋根の雪下ろしとか、私が動けなくなったらどうするのかなあ。

皆月


これも義父用に借りた本です。
読んだことあったようにも思ったんですが私の読書リストには載ってなかったので読んでみましたが、間違いなく読んでますね。
うぃきで調べたら満月さんが芥川賞をとった年の作品でした。ゲルマニウムと同い年ということですね。
1998年というと今から13年前、平成10年?拓銀破たんの頃、稚内??
読書リストつけてなかったころですね。
稚内ではずいぶん本読んだけどリストからは失われてるんだろうか。
満月さん読んだのは稚内に行く前だったようにも思うが?????

作品的にはまあまあ面白いですが、大したことないです。
満月さんは不思議な作家ですね。典型的な直木賞系作家だと思うけど芥川賞とっちゃったしなあ。ゲルマニウム系は確かに芥川っぽいけど、いままでの暴力路線に宗教的な言い訳をつけただけのそんなに深くない小説のようにも思うし。
ブルースとか山崎さんとか、ああいうのが理屈抜きに面白いと思いますけどね。
そういう作家なんだと思う。
この小説もそういう流れの本だと思うけど、カッコよさはあんまりなくてしみじみ系です。そして異常に後味良いです。満月さんっぽくないようにも思うけど???

しかし満月さんは芥川賞とったあとも精力的ですね。
書きたいことがまだまだたくさんある感じだよなあ。
頼もしいですねえ。
私はもう読まなくてもいいかな、と思いますけど。

2011年12月3日土曜日

雑文集


春樹さんのエッセイ、というか雑文なんすかね、その集めたものです。
春樹さんについていえば、私は小説も好きですが、どちらかというとこういったエッセイ的なもののほうが好きなんで、新聞の書評でこの本を見つけた時にはすぐにでも読みたいと思ったもんです。

ただ最近は本を買うということをしていないので、図書館、予約待ちだとどれだけかかるのか、と思いながら時が過ぎていったわけですが、先日ふと思いついて図書館で検索したら予約待ちがない状態だったので、すぐ予約して、で、今読んでます。

春樹さんの何がいいかというと、とにかく文章がいいですよね。チャンドラーに通じるところがあるのかもしれない、大分違うけど感覚的に、軽妙で品の良い皮肉がちりばめられていて、読んでいて気持ちいいです。
さらに文章が美しい。谷崎や太宰を私は特に好みますが、その系列の美文家だと私は思います。
とにかく読んでるだけで楽しいです。

内容としては雑多です。
大体は軽めですが時に恐ろしく深い文章になります。ギャップが激しいですね。
春樹さんの評として「難しい内容を平易な言葉で描く」ということがよく言われますけど、その通りかもしれません。ただ「平易」かもしれないけど「わかりやすく」書いているわけでは決してないですよね。
独特ないい回しも多くて難しい部分は難しいままだと思います。
春樹さん的には「各自が感じた通りに解釈してください」ということかもしれません。
多様な解釈が成り立つということが春樹的なのかもしれない。

しかしエッセイ系は一気にに読みづらいですね。
期日が来ましたが予約が入ってるので延長は無理っぽいのでとりあえず返却します。
218ページまで。

2011年12月1日木曜日

ある閉ざされた雪の山荘で


東野さんです。
義父が札幌で入院してまして、少し回復したので何か本が読みたいと言われて借りたものです。単行本は重いので文庫本で、という注文でしたが、図書館って文庫は少ないですよね。とりあえずどんな本が好きかもわからないので無難なミステリーということで借りたうちの一冊です。

さすがは東野さん、面白いです。
本作はミステリーというよりは本格推理物です。犯人捜しを主人公と一緒に楽しむ本ですね。
しかし人間劇はしっかり描かれているし個人の書きわけもくっきりしていてわかりやすいし、後味も良いし、私は犯人は何となく途中でわかりましたけど、細部のトリックは複雑で謎解きも十分おもしろかったし、すごく良かったです。

難を言えばトリックが大がかりすぎるのか、全体に不自然感は否めないことと、人間劇をもっとじっくり書いてほしかったかな、という程度かな。
しかし東野さんははずれがないですねえ。

2011年11月27日日曜日

かわいい女


またまたチャンドラーです。昨日読了。
春樹さんがもう一冊訳していたので読むことにしました。

軽妙なセリフは相変わらず。ただし意味がよくわからないセリフも結構ありますが。
依頼を受けてちょっと捜査に乗り出したらすぐに殺人事件に巻き込まれるあたりもお約束なんですかね。
今のミステリーならこんなお約束的な入り方はしないと思うけど、これはこれかな。
ただこの作品はちょっと入り組みすぎててわかりづらい部分もありました。
チャンドラーは他の作品でもそうだけど、筋が複雑かもしれません。ラストもしっかりどんでん返しを用意していて、普通に推理小説になっていてなおかつ雰囲気と言うか、軽妙な会話も楽しめる、そういう意味では贅沢な小説ですね。

しかしあんなに気の利いたセリフがぽんぽん飛び出すのってありえなくないかな?
マーロウって天才的な会話の頭脳を持ってるんだろうか??
普通のアメリカ人ならあの程度のセリフは普通に口から飛び出してくるのかな。

チャンドラーは魅力ありますね。
札幌市の図書館の蔵書を調べたら短編集含めてほぼすべてありそう。
でもあとがき読んだら春樹さん訳も続くらしい。
どうしようかな??

2011年11月19日土曜日

鳥人計画


東野さんです。
今から20年以上前の作品のようですがやっぱり面白いですね。
普通の殺人事件ですけど謎解きの面白さとその後のさらなるどんでん返しと、さすがな展開です。

ただ人物の描き方が今の作品よりは少ないかな。足りないとは言わないけど比べると少ない。その分感情移入できる対象としては浮かび上がってこないですね。
純粋な推理小説としてはこれで良いというかこの方が自然かな。
最近の東野さんは人間を描きすぎて推理小説じゃなくて人間ドラマになってますから。でもジャンルにこだわること自体意味ないし、面白さという意味ではやっぱり人間をもっと描いてほしかったようにも思いますね。
この作品には興味深い人物が何人か出てきます。今の東野さんならものすごく面白い物語に仕上げたんじゃないかなと思います。

とはいえこの作品もまぎれもなく東野圭吾、おもしろかったです。

2011年11月15日火曜日

ロング・グッドバイ


チャンドラー & 春樹さんです。
この本については昔、多分学生時代に読んでいたく感動した記憶がはっきりありました。
内容は良く覚えてないけどラストのどんでん返しだけははっきり覚えてました。

で、感想ですがぱっとしなかったですね。「さよなら、愛しい人」のほうが良かった。
細部は楽しめた、セリフも良い、だけど人物が多すぎるし話が複雑すぎる。
中だるみ感もある。
全米で賞を取った作品とは思えなかったですね。

ラストにかけて女性と関係を持つ理由がわからないし、最後のどんでん返しも緊張感にかける。
最もラストに関してだけははっきり覚えていたので、種がバレバレの推理小説を評価するのは可哀想かもしれないけど。

最後に春樹さんの長文解説がついてます。
春樹さんチャンドラー好きなんですねえ。玄人ごのみのする作家なのかな。

2011年11月12日土曜日

BECK


昨日やってた映画です。今朝録画したのを見ました。
結構面白かった。というかかなり面白かった。
原作の力かな。でも映画の作りも良かったと思う。

ベックのメンバー全員良かった。
特に良かったのは千葉の桐谷健太かな。原作そのままにパワフルだった。
コユキのボーカルで音が出ないのはちょっと不満だがこれしか無かったようにも思います。
どんな音を出したところで、これ、という感じにはならなかっただろうからなあ。
当然に音がでないマンガの方がこういう部分では自然ですね。
音があるはずの映画でこの部分を表現できただけでも大したものなのかもしれない。

あんまり期待しないで見ましたが面白かったです。

2011年11月7日月曜日

葉桜の季節に君を想うということ


歌野晶午さんです。さっき読了。
先日、朝日の夕刊で初めて名前を知りました。
本格推理作家だそうだ。ん、知らない。読まなくては。
というわけでwikiで代表作っぽい作品を調べてすぐ図書館で予約しました。
いい時代だなあ。

作品は本格推理っぽい感じは全くなくおちゃらけた感じで進みますが、見事に騙されました。
こういうのもありなのか???
これって推理モノではないですよね。読者が見事に騙されるだけの本ですね。
読後感はあんまりすっきりしません。
面白さも感じなかった。
作者は何を書きたかったのかな。
読者を騙したかっただけなのか?
だとしたら無駄だよなあ。読者はそんなものを本に求めていないだろう。
深い読後感も感動もない、ただ見事に騙されただけ。
これじゃあなあ.......

他の作品も読んでみるべきであろうか???

TabletドライバのPortable化


調子に乗ってドライバのThinApp化にもチャレンジしてみました。
やり方は普通に仮想環境で、
①ThinAppのPreScan
②ドライバインスト(再起動要求されず)
③ThinAppのPostScan
④exeはTabletDriver.exeの他たくさん

で、リアル機に戻してTabletDriver.exeを実行してみごとに失敗。
必要なドライバが見つからない、というようなメッセージ。
振り返ると、PostScan作業中に、
「ThinAppは次のドライバはサポートしていない」
というようなメッセージが出て、サポート外のドライバが3つ表示されてた。
これが原因ですなあ。
何とかならないのかな??

必要なファイルはパッケージの中に入ってるはずだしレジストリも大丈夫だと思うんだけど。もともとドライバの起動はレジストリのスタートアップではなくて svchost.exe のようだから、これもパッケージすればいいのかな???

タブレットのドライバなんてお絵かきソフト使うときだけ必要なんで、インストして常駐させとく必要は全くない。こういうのこそPortable化できれば良いんだが。というかメーカーでポータブル化したものを配布してほしいものだよなあ。
それともドライバのポータブル化って技術的にも難しのかな???

冬タイヤ


我が家のスタッドレスですが、今年で4年目になるので買わなきゃなと思い値段を調べてましたが、役所のあっせんが一番安そうなのでそこに決めかけていたところ、家内と相談してもう一年古いスタッドレスをはくことにしました。
まだ角は取れてないし、ブリジストンは経年劣化には強いという口コミも見たし。
どうしても滑って困るようならその時に買おうということで。
口コミと言えば、東京の方では5年以上使ってても全然平気という方もいましたし。

しかし東京はタイや安いですね。
北海道はなんでこんなに高いんだろう???
ガソリンと同じで北海道価格なのかな。馬鹿にされてる感じですね。
通販でタイヤ買って、スタンドで組み替えするのが一番安そうですね。
心配だけど。
心配だということに尽きますなあ。

今回ホーマックなどでいろいろ見たおまけで、ジャッキを買いました。
古い油圧ジャッキは一昨年タイヤ交換中、タイヤをはずそうとしてたところで下がってきて、パニクって以来使ってませんでした。オイル漏れのようですが、10年以上使ってたから仕方ないか。
それ以来車載工具のジャッキを使ってましたが、やっぱり油圧ジャッキのほうが楽だよなあということで買いました。ホーマックは古いジャッキを引き取ってくれたので助かりました。壊れたジャッキの捨て場所って困りますよね。
あと、ボルトを緩める専用の工具もあるんですね。ボルトの山を傷めないように、てこの原理で緩めるもの。これも買いました。
前回と前々回、ボルトが緩まらなくて大変な思いをしていたので、この工具がうまくいけばすごくうれしい。

肝心のタイヤが4年目でちょっと心配ですが冬の準備として、工具は万全になりました。

2011年11月5日土曜日

airのportable化


子供たち用に落とした郵便局の年賀状ソフトがairアプリだったので、airともどもポータブル化に挑戦してみました。
やり方は簡単。
①ThinApp起動、PreScan
②airインスト(再起動求められず)
③年賀状ソフトインスト、起動
④ThinApp PostScan
⑤exeはAirInstallerと年賀状ソフトの二つ選択

これだけです。
仮想環境でThinAppして、リアル環境でも無事起動しました。

しかし肝心の年賀状ソフトが2011版で、先日2012版が出たのでアップデートに挑戦。仮想環境のThinAppのキャプチャフォルダは残してあるので、その環境で、
①2011版をアンインスト
②2012版をインスト
③ThinAppのCaptureフォルダの年賀状ソフトフォルダの中身を2012版にそっくり入れ替え
④バッチでビルド

リアル環境でも無事起動!
簡単でした。すべてのairソフトがこんなに簡単にポータブル化できるわけではないと思いますがまずは成功例です。

愛の領分


藤田宣永さんです、11月1日に読了。
図書館に行くとかなりの冊数が書棚にあるのでいつか読みたいと思ってましたが、恋愛小説はどうもなあと、借りるきっかけがありませんでした。
澄川の図書館は、本の背中に賞をとった作品には「賞」と表示してあるのが良いですね。特に直木賞系ははずれがないような気がします。
ということで、藤田さんの直木賞をとった作品を読んでみました。

物語としてはさすがに直木賞作家だけあって面白く読ませますね。
しかしちょっとミステリー仕立てとはいえ恋愛物って退屈だなあ。中年の恋愛だから激しい起伏も特にないし、大人の恋愛をしっとりと描いてはいるんだろうけど私にはしっくりきませんね。
過去の出来事が明らかになっていってもすっきり感があるわけではなく、もやもやが続くだけ。ラストもすっきりしない。

男女の機微を品の良い上手な文章で描いてるわけですが、私には向きません。
何が面白いんだかさっぱりわからない。
主人公は50歳過ぎの男性で私とも近いはずだけど、全く感情移入できませんでした。
この小説の対象年齢ってどれくらいなんだろう?
どうして直木賞とったのかな??
残念。

2011年11月1日火曜日

ベルリン飛行指令


またまた佐々木譲さんです。
図書館で予約して借りました。便利ですね。

冒険小説というジャンルのようですがこの間読んだ船戸さんの山猫の夏とはちょっと違っていて、まさしく冒険小説という感じでした。
最初の方は設定が複雑なせいかややスピード感に欠けていて物足りないなと思いながら読み進めましたが、ラストにかけての収束は爽快で見事だと思います。
この作家はラストがほんとうに上手いですね。
それだけで読んでよかったと思ってしまいますね。

しかしミステリー系と違ってやっぱりスピード感には欠けてます。
また、人物が描けてなくて感情移入できません。
主人公(?)の安藤はものすごくかっこよかったけど感情移入できるキャラではないですね。

そうはいっても面白いです。
他にも佐々木さんの作品数冊借りてるんで読みたいですね。

2011年10月31日月曜日

ANAについて


先日、10月27日ですが、東京の日帰り出張でした。
行きはANAで帰りがAirDoだったんですが、行きのANAが結局1時間半遅れになり、遅れたことは仕方ないとしても対応がひどくて不安になった話です。

対応がおかしかったこととして、
①1時間遅れの予定となった時点でお詫びとして1000円分の商品券を配ったらしいのだが、配り始めたころ搭乗口にいた私には全く知らされなかったこと。当然商品券もらってません。
②これは聞いた話ですが、この商品券を配るのを搭乗手続きのカウンターで行い、なんだか理由は分からないが対応が遅くて長蛇の列になったらしいこと。
③1時間遅れの予定で飛行機に乗ったが、結局飛べなくて飛行機の中で30分待たされ、その間全く状況説明がなかったこと。
④機内のジュースサービスで無視されたこと。隣の人は貰ってましたが私には声をかけずに行ってしまった。

AirDoあたりのサービスが悪いのはしょうがないと思えるけど、帰りのAirDoはいつも以上にサービス良くて、ANAの対応の悪さが一層記憶に残ってしまった。
JALみたいなことにならないようにして欲しいなあ。経費削減でANAの対応も悪くなってるんだろうか。

ANA、不安ですね。

2011年10月21日金曜日

むかし僕が死んだ家


東野圭吾さんです。
相変わらず面白いです。

そんなに長い話でもないし、登場人物も最小、場所もほとんど移動しない中で、凝縮したドラマが展開されます。
詰め込まれたものも適度な分量で過不足無く、すっきりラストまでいきます。

ただ短いせいか、あんまり人物が描けてないような気がします。
今の東野さんならこの程度の分量でももっと人間を書きこむんじゃないかな。
と言っても面白いですよ。
さすが東野。


ホロヴィッツ


最近バッハばかり聴いていたのでふっとホロヴィッツを聴いてみたらちょっとびっくりしました。
ホロヴィッツといえば強烈な打鍵のイメージが強かったのですが、今回聴いた1986年のモスクワ・ライヴは繊細なピアニッシモがものすごく美しく響いてました。
昔あれだけ聴いたホロヴィッツだったのに、実は全く分かっていなかったか??と思わされました。

私がクラシックを聴き始めたのは小学生の頃でFMのエアチェックが中心でしたが、最初にファンになったピアニストがホロヴィッツで、大枚はたいて買った2枚組のヒストリカルリターン(1965年)はずいぶん聴きました。
ホロヴィッツってピアノの音がそもそも他のピアニストとは違うなあと思ったものでした。ただそれは強烈な打鍵とテクニックという意味で、繊細なピアニッシモという印象は全くなかった。
なぜ今になってこんな印象を抱くのかと思って他の録音も聴いてみましたが、驚いたことにやっぱり強烈な打鍵しか聴こえてきませんでした。

今回の私の印象はモスクワ・ライヴに特有のものなのかもしれない。
ホロヴィッツの晩年ということもあるだろうし録音の技術向上ということもあるんだろう。しかしもしかしたら私の側の問題、私の年齢ということもあるのかもしれない。
今の私はホロヴィッツのラフマニノフの2番のソナタを聴きなおしてみてもあんまり心が動かなかったので。

まとまりませんが、ホロヴィッツの素晴らしさを改めて認識したという話でした。

2011年10月19日水曜日

うたう警官


本日読了。
佐々木譲さんです。
澄川・西岡の図書館には無かったので、豊平区の図書館まで行って借りてきました。

面白いです。
結構ノンストップ系。
しかし内容がショッキングですね、現実ともダブってるので一層。
警官の不正ものというより、警察組織全体の重大犯罪だからなあ。こんな話書いてしまっていいのか、と思いますね、設定がリアルなだけにね。
話としてもよくまとまってますね。ちょっと展開が安易な感じもあるけど、意外な犯人とラストの緊迫感。本当の悪者は捕まっていないというところでさっと幕引きとなるところも良い。

ただあえて不満を言うと、人間が描かれてないです。意識的なのかな。
主人公に感情移入できない。
ここら辺がいい小説と優れた小説の違いのような。
あえて言うとですけどね。

この作家力ありますね。
北海道の作家がこんなに面白い小説を書いてくれててうれしいです。
図書館ですぐ借りれないのが難点だけど。

2011年10月16日日曜日

龍の契り


服部真澄さんです。10月15日読了。
ずいぶん話題になった小説だったと思います。
読みたいなあと思いながら読めてませんでしたが、力のある作家のようでその後も順調に作品を発表してますね。図書館でターゲットが見つからなかったおかげで今回ようやく読むことができました。

しかし登場人物多いですね。
物語に入ってくのもゆっくりで、読み進むのがしんどいです。
後半に入ってからも新しい登場人物が出てきた時は疲れました。

そういった細かすぎる部分がある反面、ラストにかけての展開は急すぎて、特に飛行機に乗ってから長老に会うまでの経過は飛ばしすぎ。そこにチャーリーが突然現れる部分も手を抜き過ぎじゃないの?
話自体は結構面白いというか、アイデアは良いと思いますけど、長編に仕上げていくうえでの力が不足してるような気がしますね。
人間も全然描けてないと思います。
全体的にアンバランス感が強いです。

この作家はもう読まない。

2011年10月15日土曜日

airのportable

ポータブル化成功方法

DealExtream 欠品 その後


さっき届きました、欠品だったもの。10月15日です。
8月14日が注文日だったのでちょうど2カ月ですね。
でも時間がかかったなあという感想はないです。忘れずしっかり送ってくれてよかったという感じ。
しかも、書留で来ました。
国際郵便書留ですよ。
2ドル弱の面白グッズで来なくてもいいやと思ってたものなのに。

DealExtreamしっかりしてますね~。
感心しました。
最近いろんなサイトで広告見るようになりました。以前からあったのかもしれませんけど。
DealExtreamお勧めですよ。

2011年10月11日火曜日

ワイセンベルク


ずっとレデイガガにはまってたのに、最近は一転してバッハだった。ゴルトベルク。そのついでに聴けたワイセンベルクのバッハについて。

聴いたのはパルテイータ全曲と半音階的幻想曲~、イタリア協奏曲。
まずはパルテイータ全曲ですが、バッハのこの手の曲集は、イギリス組曲、フランス組曲、パルティータ集といったところですけど、私は昔はフランス組曲の4番、優雅で美しい旋律が大好きでしたが、フランス組曲については4番以外はあんまりですよね。
イギリス組曲はちょっと厳しすぎるような。
というわけで、今はパルティータ集がお気に入りだったので、楽しみに聴きました。
ワイセンベルクについては2番はもってましたが、全曲まとめて聴くのは初めてだったし。

相変わらず機械的な演奏かと思いきやそうでもなくて歌わせる部分もありますね。早いパッセージは機械的にビュンビュン鍵盤をたたいてく感じですが、バッハってこういう淡々とした部分が大事ですよね。
こういうところって、よりポピュラーな半音階とかイタリアとかでより効果的かもしれません。すっきりとよどみなく流れるような演奏になってます。

ワイセンベルク良いですね~。
ラフマニノフ弾きというイメージがあったけど、バッハもよく弾くんですね。
リストを弾かないのが不思議、ソナタを聴いてみたいな。

2011年10月10日月曜日

モテキ

モテキ

今日久しぶりの漫画喫茶で読了。映画化されたやつですね。

内容的には何もない漫画だと思います。
モラトリアムを引きずっている男の話です。
読んでていらいらします。
ラストもぴったりはまりません。
こんなのが今のオトコなのかな。世間的には共感されるのだろうか。

いったん終わった後の4.5巻目の方が面白かった。
本編のサイドストーリーって面白いですね。視点を変えると物事違って見えますよね。吉田秋生のラヴァーズキスだったかな、そういう構成だったような。すごく面白かった記憶がある。

絵はうまいですね。
アイアムアヒーローの花沢さんに似てるかな。
最近の漫画家は絵のうまい人が多いね。うまいというか、精緻なんですね。
おもしろさとは全然関係ないと思いますが。

昔、マンガ調、劇画調という言葉があったけど、この手のマンガはリアル調という感じかな。
GANTZは3DでモデリングしてるらしいけどこういうのはPCとの融合調?コブラが出始めだったような。

こういう絵(リアル調の絵のことです)は見ていてそんなに楽しくないですね。あくまで個人的な趣味の問題でしょうけど。
マンガとしてのおもしろさにもつながっていないと思います、繰り返しになりますけど。
私は絵としてはマンガ調が好きです。シンプルな線で個性的な絵を書いて欲しいです。

ワシントン封印工作


佐々木譲さんです。10月9日読了。
もっと違う本を借りたかったんですが図書館は貸し出し中でこれくらいしかなかった本です。

まあまあですかね。冒険小説という分類のようですが、アクション系ではないです。日米が戦争に突入するまでの外交のやりとりがスリリングに語られる小説ですが、活劇がないだけにやや緊張感に欠ける感もあり。
スリリングと書きましたが、実はそんなにどきどき感もなかったです。
逆に中だるみ感はたくさんありますね。
外交の駆け引きや各国の情勢、お国柄、それに恋物語も絡んで収束に向かっていきます。
ラストはサプライズありますが、たいしたことはないです。
女性の心変わりがかなり不自然な感じがしたけど、女ってこんなものと言われればそうなのかなと納得するしかないのかな。

しかし、まあまあです。違う本も読みたいですね。

エマ


森薫さんという方のマンガです。
全然知らなかったんですが息子に教えてもらって読みました。
結構有名な漫画だったんですね。アニメ化されて賞もとってるみたい。

舞台が中世西洋ということが珍しいだけで普通の恋愛物という感じで読みましたが、昨日最後の8巻目を読んで驚きました(全9巻です、私が8巻だけ読んでなかった)。
ものすごくキメの細かいマンガだったんですね。
人間の心理のひだを横から落ち着いて眺めてるような部分があってぞくっとしました。
1巻から読み進めていたときは筋を追うようにして普通にざっと読んでたんで気づかなかったのかもしれませんが、もしかして恐ろしく力量のある漫画家さんなのかも。

絵はあんまり好きじゃなかったんですが、あんまりうまいとはいえないような。背景へのこだわりはあるんでしょうけど。しかし癒し系の線で、慣れるとなかなか良いかもしれません。
作品少ない方のようで、今はモンゴル系の変わった作品を書いてますね。
注目の作家ですなあ。

2011年10月9日日曜日

PC音楽環境


先日ゴルトベルクをいろいろ聴いてる中で、ガヴリロフの音の良さに驚いた。昔のMDで聴いてた頃はそこまでわからなかった。そのあたりの話を少し。

今我が家の居間にはONKYOのミニコンポがあり、家内がたまに聴いてるようで、それなりで特に不満は無いようなんですが、私は全然聴かない。というか聴けない。なぜかというと音が全然出てないからです。

そんなことに気づいたのはパソコンのスピーカーを買ったからです。もう4年くらい前かな、LogicoolのZ4というやつ。何となくいい音らしきものを経験したくなっていろいろ調べてネットで買ったんですが、パソコンにつないで音を出してびっくり。
当時聴いたのはスプリングスティーンのマジックだったけど、冒頭がものすごくカッコ良い。べたにカッコ良い、スプリングスティーンそのものなアルバム。これがこのスピーカーでものすごくクリアに響いてきて、感動したわけです。
しかし驚いたのはこのアルバムを居間のミニコンポで聴いたときでした。全く別物に聞こえたんです。
はっきりわかるのは居間のミニコンポでは低音が聞こえないこと。高音のクリアさもない。くぐもった感じでしか音が聞こえて来ないこと。なんだこれは????と思った。

しかしこのミニコンポも初めて聴いたときはいい音だなあと思ったんですよ。この前はMDラジカセだったんで。ミニコンポ買って良かったなあと思ったものだったんですが、そのすぐ後にこんなショックを味わうとは。。。。。

パソコンを初めて買ってすぐONKYOの外付けのプロセッサを買ってmp3で音楽を聴いてましたが、私の音楽環境のメインはMDラジカセでした。パソコンにつないでたスピーカーはvaio付属の小さなやつで、きちんと音楽聴くならやっぱり音響機器だなと思ってたからです。
しかしこれは完全な間違いでした。オーディオプロセッサを買うと同時にスピーカーも買うべきだったんですね。そうすれば次元の違う環境になってたはず。何年も全く無駄にパソコンを使ってたことになります。

何を書きたかったのかわからなくなりましたが、ガヴリロフの話です。
昔MDで聴いてたときはわからなかった音質の良さが今になってようやくわかったという悲しい話でした。

子供たちが携帯機器で音楽を聴いてるのをみると、もっといい音で聴けよ、世界が変わるぞ、と言いたくなります。
でも余計ですよね。悪い音でも言い音楽は良いからなあ。
カザルスの無伴奏はあんな音でも永遠ですからね。
しかし良い音楽だからこそいい音で聴けばもっと良いんだぞお、とまあ、やっぱり余計ですか。

最近聴いたゴルトベルク 2


続きです。

◎ワイセンベルク
 ゆったりとしたアリアですが響きの少ない乾いた音でくっきりと聴かせます。しかしこの人の演奏って、ピアノロールを聴いてるような印象なんだよなあ。機械的というか。私は基本的にロシアの力任せ系のピアニスト好きだし、ワイセンベルクも好きなんだけど、ゴルトベルクに関して言えばちょっと物足りないかな。ラフマニノフは良いんだけど。
◎シフ
 今色々ゴルトベルクを聴いててネットで調べたりしてると結構シフ版のことに触れられていたので聴き直して見ました。チェンバロっぽいアーティキュレーションがいやらしいです。装飾も多いです。軽やかだけど、あんまり好きじゃないです。いじりすぎ。
◎コロリオフ
 初めて聴く人です。玄人受けする人らしい。ネットで調べたら構造が明快、みたいなことが書いてあったけど、聴いてみてまあ納得。しかし明快な構造性を持って弾かれたものに心が動くかどうかは別問題ですね。
全体的に感情に流されずくっきりと弾いてる感じ。全部繰り返してますが、2回目は結構装飾してます。すごく好きでもないかな。
◎ガブリロフ
 これは初聴きじゃありません。ちょっと昔MDで音楽を聴いてた時代にずいぶん聴いたもの。改めてPCで聴いてみて、音質の良さにまずは驚き。ゆったりとしたテンポながら粒のそろった響きにちょっと感動。ロシアの人なのでガンガンピアノをたたく系かと思いきや、かなり違います。やっぱり良いです。
◎Kリヒター
 恥ずかしながら初めて聴きました。チェンバロの割にべたべたしてないすっきり系です。リヒターって鬼の印象があるけどこの演奏からは感じませんね。良いです。
◎CaputoPompillio(2Guitar)
 ギター版は聴いてますが、ギターデュオは初めて。ゴルトベルクはハープ版もあるしアコーデオン版というのもありましたね。ギター版はいかにも苦しそうな演奏だったんで、ギターデュオというのはアイデアかな。
しかし珍し系という以上の意味があるかどうかは疑問。繰り返し聴くのはしんどい。
◎シュタットフェルト
 これはコーチャンフォーでみつけて、CDのオビに「この演奏が21世紀を変えた」みたいなことが書かれてたので気になって聴いたもの。たいしたことないです。繰り返しはオクターブ上げて引いたりしてます。工夫なのかな。小細工とも言う。
◎J・ルーシェ
 ジャズです。変わりものというだけですね。バッハのジャズ版って結構あるけど、私はあんまり面白いとは思いません。
◎CameronRoberts
 全然知らなかった人。丁寧に引いてる感じがしたけど、後半結構雑になってるような。
◎Rodmar
 ギターデュオ版を聴いたついでにこれも聴き直して見ました。結構意欲的と言うかテクニカルにも頑張って弾いてますね。単にギターで弾いてみたというだけでなく、きちんとゴルトベルクの面白さが出てると思います。
◎Etovosh
 これもギター版の聴き直しですが、テンポゆったりでよく響く演奏です。しかし早い変奏はつらそう。ゆっくりと言うよりつらそうに聞こえるなあ。
◎ニコライエワ
 ロシアのバッハ専門の女流という印象しか無くて、あんまり好きじゃなかったんですが、落ち着いたいい演奏だと思います。意外と良かったな。

ここのところゴルトベルク聴き過ぎました。
ちょっと飽きてきた。
でもバッハやっぱりはいいなあ。

2011年10月3日月曜日

図書館の蔵書


今週読みたいと思ってた本を仕入れに図書館に行ったが、ゲットできなかった。

チャンドラー(春樹さん)長いお別れ
フィッツジェラルド(春樹さん)グレートギャツビー
佐々木譲の冒険もの・警察もの

澄川と西岡の図書館両方行ってみたが無かった。
佐々木さんについては蔵書はあるがほとんど貸し出し中。人気作家なんですね~。
まあこれは仕方ない。佐々木さんの本自体はあったので借りてきました(たぶん人気無い本なんだろうな??)。
翻訳物については、澄川は貸し出し中、西岡はそもそも蔵書なし。
う~ん、蔵書なしってどうなの??
図書館の蔵書は市内は他の図書館でもOKだから予約すれば良いんだけど、私が探してた本は定番ですよね、図書館としては購入すべきじゃないのかああああ。

利用者の好みをいちいち聞いてられないのだろうけど、各図書館ってどういう基準で本を買ってるんでしょうね。
中央図書館で音楽CDを借りてた頃、結構マニアックなCDもあったりして、誰がどういう基準で買ってるんだろう??と疑問に思ったことありますが、肝心の本はどうなのかね。

稚内の図書館では、希望すれば結構本を買ってくれてました。
地方の良さですかね。
希望出してみようかな。

2011年10月1日土曜日

最近聴いたゴルトベルク


バッハです。私が一番好きな曲の一つです。
先日コーチャンフォーに行ったらクラシックCDの棚でバレンボイム版を発見。おお、平均律だけでなくゴルトベルクもか、と思い早速探して聴いてみましたが、これをきっかけに他にも幾つかゴルトベルクの初物を聴いたのでその感想を少し。

◎高橋悠治
 結構古い演奏ですが独特ですね。アリアに癖あります。あんまり好きじゃない。
◎シュ・シャオメイ
 中国の女流、初めて聴きました。結構評判いいみたいだけど表現は中庸。
◎ソコロフ
 初めて聴いた人ですけど、すごいピアニストらしいです。録音ぎらいとのことでライブの海賊版らしいけど、颯爽としてキレのいい演奏でした。ただミスタッチ多すぎ。もう聴きたくない。
◎バレンボイム
 平均律はベタベタし過ぎでダメだったけど、ゴルトベルクならそうでもないですね。前半はいい感じで好きですが後半ちょっと締まらない感あり。
◎Wケンプ
 最初のアリアが変わってますね。装飾しないとこうなるのか?軽やかなテンポですっきりと弾いてます。ケンプじいさんの印象とはちょっと違います。好きです。
◎アラウ
 アラウってあんまり聴いたこと無いんですが、リスト弾きのくせにあんまり上手くない人という印象。このバッハはものすごく音悪いけど、ゆったりと落ち着いた演奏になってます。このアラウの演奏は背景にいろいろあったようですね、検索して初めて知りました。歴史的な録音だったよう。ま、私にとってはあんまり関係ありませんが。結構好きですが音悪すぎ、聴き通すのしんどかった。

制服捜査


佐々木譲さんです。
何度か書店で名前を見ていたし北海道出身の作家ということで興味があったんで、澄川図書館で本を見つけたときすぐに借りておいたもの。

連作短編です。最初の短編を読んだところでは、平凡な展開で退屈だし、ラストがいきなり粗雑で暴力的なことに違和感を覚えました。
読むのやめようかなと思いましたが我慢して読んでたら印象が違ってきて、読了した今は結構すごい作家だぞ、という印象に変わってしまった。

展開はとても平凡だけど小説としての視点が非凡ですね。
特に最後の長めの短編(中編か)は圧巻だった。ラストもスパッと切れ味鋭く終わってる。
見事。

結構多作な作家のようなので読み続けよう。楽しみが増えた。

2011年9月29日木曜日

ティファニーで朝食を


カポーティですが、春樹訳シリーズです。
カポーティは昔、新潮文庫で「遠い声遠い部屋」を読んだだけ。なんだか詩的な小説でワケわからんという記憶のみ。
あと冷血は有名なんでそういう作家かな、という印象だった。

しかしこの作品はずいぶん違ってて面白いです。
冷血で、ノンフィクションライター的なイメージがあったんだが、全然違う。
春樹訳のせいかもしれないけど、繊細な文章で繊細な話を書く人だったんですね。
中・短編集ですが、すごくいいです。
わくわくどきどき系ではないけど、小説好きには愛好されるでしょう。

巻末の春樹さんのあとがきもいいです。この手のちょっとした文章を書かせると春樹さんは魔法のように読みやすくてわかりやすい実にいい文章を書きますよね。

春樹訳、いいなあ。
ライ麦も読んじゃおうかな。50歳を前にして読む小説じゃないような気もしてためらってるんですけど。。。。。

2011年9月27日火曜日

ミッション:インポッシブル3


日曜日にテレビで見た映画です。
家族で映画を見たのは久しぶりでしたがおもしろかったです。
しっかり金と時間をかけて作ったんだなあという感じ。
トムクルーズが変な人間というところだけがマイナス要素でしたが、映画の出来としてはものすごくよかったと思います。

こういう理屈抜きで楽しめる娯楽作はいいですね。
ラストもハッピーエンドだし。
ストーリーも適度に入り組んでいて良いと思います。

やっぱり映画は良いね。

芝刈り機の掃除


もう3年目になるけどまだ分解掃除したことなかった。
ずっとやりたいと思ってたんだけどなかなか機会がなくて出来なかった。
日曜日はぎっくり腰で一日駄目だったので、腰に負担がかからない程度にやってみました。

おおざっぱな機械ですが、そんなに簡単でもなかった。
マニュアル通り分解したつもりだったのに組み立てできなかったり、ボルトを一本、草と一緒に捨ててしまってゴミ袋を子供と一緒にあさったり。
まあ楽しかったけど。

しかし芝の機械内部へのこびりつき方はすごかった。
芝って層になってべったりこびりつくんですね。芝刈り機の場合、芝をみじん切りのような状態にまでしてしまうので、いい感じでべったりになってしまうようです。
ハサミで切るのとは全然違います。
もっと頻繁に掃除してなきゃだめだったな。

刃の研磨も必要っぽい。
知り合いは手押しの非電動の芝刈り機を持っていて、すぐ切れなくなると言ってたが、私の電動式だと切れ味が良く分からない(私だけか??)。少なくともいまでも刈れてはいるんで問題ないと思ってたけど、まだ一度も研いだことないし、刃を取り外してみてみたけどかなりへたってる感じだった。
今度は研がなきゃな。
次の土日かな。

2011年9月25日日曜日

ぎっくり腰


昨日、9月24日ですが、久しぶりにやっちゃいました。
芝刈りをしていてしゃがんだときに、ぐぎっという感じ。
大したことなさそうだったんで家に入って工具をとろうとしゃがんだところで、ぐぎぎっ、という感じ。

で、今日ですけど今まだ痛くてまっすぐ立てません。
明日もこんな感じなら休むしか無いなあ。
困った。

初めてやったのが10年くらい前。
あの時はひどかった。全く歩けませんでした。
その後も何回かやりましたが、腹筋をやるようにしたおかげか、ひどくなることはあんまりありませんでした。
そういう意味では今回は結構辛いけど、初めてやった時のことを考えるとまだ軽いですね。

ぎっくり腰ってとにかく安静にしているしか無いんですよね。
明日どうなるかなあ~。

2011年9月22日木曜日

さよなら、愛しい人


さっき読了。チャンドラーです。ハードボイルドですね。

最近藤原伊織を読んでましたが、村上春樹に文体が似てるなあと思っていて、改めてwikiで春樹さんの項目を読んでいたら、結構翻訳本を出していることがわかった。で、これはその1冊。澄川の図書館にありました。

この本自体は昔読んでるように思います。長いお別れは傑作だけど、こっちはたいしたことなかった、というのが淡い記憶でしたが、正しかったようです。
もともと春樹さんの文章を読みたくて読んだんですが、やはりチャンドラーの作品ですね。原文は大幅には変えられないんでしょう、春樹さんの文章は1割くらいしかないような。

驚いたのは、ハードボイルドだと思ってたけど結構描写が細かくてしつこいし、何と主人公の感情表現もあったこと。これはハードボイルドなのかあ?????
ハードボイルドの話をすることが目的ではないので止めますが、ヘミングウェイから読み返す必要ありそうだな。。。。

で、この作品ですけど、描写がうざったい。新しい登場人物が出てくるたびに人物描写が入る。新しい場所でも描写が入る。
ライム麦の出だしじゃないけどディッケンズ風の描写がまだ必要とされていた時代の小説なんだろうか?
春樹さんはあとがきで私がうざったく感じた部分を絶賛してるようですが、私はそうは思いませんね。

今となってはうざったくキザなだけの文章だし、ミステリーとしての仕掛けもたいしたことない。
まあ春樹さんの文章が読めたからよしとするか。

2011年9月19日月曜日

DsLiteタッチパネル交換


9月19日、DealExtで買った部品で交換実施。
苦労したけどまあまあ上手くいきました。

1年くらい前にDealExtで買ったリファービッシュもののDSLiteですが、ガワはかっこいいんですけど、壊れてきました。
①上の液晶に線が入ってきた
②Aボタンがへたってきて押しずらい
③タッチパネルの反応がおかしい
このDSLiteの1年以上前に新品で買ったものはまだ完璧に動いてるんで、やはりリファービッシュですね。
まあ逆にいえば1年以上はもったから良しとするのかな。

で、DealExtでタッチパネルとボタンラバーを買って交換しました!!
事前にYouTubeやら解説のサイトやらを見ると、タッチパネル交換は簡単、ということになってましたが、結局4時間近くかかったかな。初めてだとやはり荷が重かったです。
なお①の上の液晶はまあ大きな支障はないのでそのまま。
結局はうまくできましたけど、注意点をいくつか紹介しときます。












①下液晶は、液晶の上にタッチパネルが乗ってます。交換するのは(買うのは)タッチパネルで、液晶ではありません。DeakExtだと、液晶は1千円くらい、タッチパネルは200円くらいです。間違えないように。
















②端子を外したりつけたりする場合、かちっとソケットを開き
ます。YouTube動画だと何をやってるのか分からないので、解説サイトできちんと確認しておきましょう。
私はタッチパネルの端子を付けるのにこれがわからなくて1時間以上悩みました。
















③wifiと音声の線を外して付けるのが結構大変。線ですが、ゲームカートリッジの差し込み口の下を這わせることになります。うまくいきません。何度もチャレンジするしかないのかな。何か良い方法があったら教えてほしいですね。糸を通して縛ろうかなとも思ったけど、そこまでやらなくても私は出来ました。強いてコツを言えば、まっすぐにのばしてからやることですね。
④タッチパネルの位置合わせが結構難しいです。基盤につけてからガワをはめるのではなく、ガワにはめてから基盤とつなげるようにしたほうがいいです。

















⑤最後に下のガワをはめるとき、wifiのコードを外側に逃がすようにしないとピタッとはまりません。総じて、ガワはピタッとはまるまで頑張りましょう。少しくらい浮いていてもねじで締めればいいじゃん、ではだめです。どっかでおかしくなります。

任天堂で交換修理に出すと5千円くらいのようです。
これくらいなら修理に出すことを私は勧めます。結構大変だし自己責任だしね。
工作が好きで失敗しても平気な人だけチャレンジしましょう。
工作好きな方ならなら楽しめることは保証します!!!

DealExtream 欠品


DealExtream 欠品??

9月16日にやっときました。日本郵便の追跡は↓こんな感じです。

9月5日 4:13 引受 510010 CHINA
9月7日 10:55 国際交換支店から発送 GUANGZHOU CHINA
9月13日 12:59 国際交換支店に到着 成田国際空港支店 千葉県 282-8799
9月14日 9:00 通関手続中 成田国際空港支店 千葉県 282-8799
9月14日 9:38 国際交換支店から発送 成田国際空港支店 千葉県 282-8799
9月15日 12:53 到着 豊平支店 北海道 062-8799
9月16日 11:40 お届け先にお届け済み 豊平支店 北海道

注文したの8月14日だからむこうを出るまでに時間がかかってたようですね。
しかしなんと、今回は注文した商品が一つ入ってませんでした。
よく見ると代わりに入ってたのがこんなもの↓。
裏に書いてある内容は、
「商品が全部そろわないけどこれ以上待たせるのも悪いからとりあえずあるものだけ送るよ、今君がこれを読んでるときには追加で発送してるはずだから心配しないでね!」って感じですかね。
DealExtで商品の確認しても、1点だけまだ未送付となってたんで間違いないようです。

来なかったのはちょっとしたジョークグッズで、長男が買ったもの。150円くらいで、別に来なくてもそれほどでもなかったけどね。
今回は小物ばかり2千円くらいの買い物をしましたが、しっかりしてますね。
今円高だし、良いですよ、DealExt。時間はかかりますけど。

ラーメン常(Joe)


我が家のすぐ近くに新しいラーメン屋が開店したようで、結構評判良さげなので早速行ってみました。

店は羊ガ丘展望台の入り口なのでわかりやすいし駐車場もばっちりです。
ただ今風に食券を買うようになっていて、これがちょっと煩わしいですね。
慣れれば良いのかもしれないけど、初めてだと手間取ります。券売機の前でちょっと悩んでましたが店の人は声もかけてくれず、感じ悪かったなあ。

味は、豚骨と鳥と、2種類のだしを選べます。子どもたちは豚骨、私は鳥にしましたが、鳥ははっきりいって全然だめです。
昔風のあっさりがお好きな方だけにお勧めしますが、この程度の味ならスーパーで売ってる市販のラーメンでも食べれます。
豚骨のほうが私の好みにぴったりでした。魚介類のトロリ系で、子供たちのラーメンのスープを飲ませてもらっただけですが、うまかったです。
昔地下街の旭屋の向かいに「げんこつ」というラーメン屋がありましたが、ここの味に近いです。旭川の蜂屋もこんな感じかな。

しかし面が黄色のかたふと麺で美味しくないです。
スープも無駄に熱すぎ。
500円のワンコインラーメンなんですが、大盛り食べてもたいして多くないです。
もう行かないかな?微妙です。

孤高の人


これも昨日、9月19日に読み終えました。
といってもまだ連載中のようなので途中ですけど、16巻目です。
これもすごいマンガです。
絵がすごい、内容もだけど。

最初の方は普通の漫画に近いけど、途中から絵画になってきてますね。
話の筋はあんまり関係無くなってきてます、絵の力だけで読ませてる感じがします。
ある意味井上雄彦っぽくなってきてる感じも。
しかし井上雄彦が筆の力であるのに対し、この人はコンピュータグラフィックな感じです。
どうやって書いてるんだろう??
ペンでここまで書けるのかな??

連載誌はヤンジャンだけど今週は掲載されてなかった。
終わったのかな??
しかし最近の漫画はすごいなあ。
絵も話も、昔の漫画と比べるとレベルが違うような気がしますね。
まあ、昔の漫画も面白い漫画は面白いわけですけど。

シグルイ


9月19日読了。読み通すまで結構時間かかりました。
すごいマンガでした。
なんというか、すごかったです。

死狂う、という意味なんですね。
原作は30ページ程度の短編のようですけど、他の短編の内容も取り込んでアレンジしてここまで長い話にしたようです。
マンガ作者の力の凄さですね。
マンガの表現力というものを改めて感じさせられました。

読んでて楽しい系の漫画ではないし、もう一回読み直したいとも思わないけど、すごいマンガだったなという感想がずっと残りそうなマンガでした。

2011年9月17日土曜日

ダナエ


またまた藤原伊織さん。
短編ですがこれは駄作。
どうしたのかな?

ミステリー仕立てに無理に持って行き過ぎていて物語の面白さが削がれている感じ。
文体にもキレがないです。
最後の水母では変な感情表現が混ざってきていておや?と思いました。
こんな下手な文章書く人じゃなかったはずなのにな???

作家という商売も難しいものですね。
ダックスフントは傑作だと思ったけど。
雪が降る以降この作家はピークアウトしてたんだろうか。

残るは一作、「遊戯」という作品です。
しかし考えてみると書いた作品は全て図書館にあります。
幸運な作家と言えるのだろうか。
作品が少なすぎるからかな。

2011年9月16日金曜日

Everything


インデックス型の検索ソフトです。
検索ソフトについては特定フォルダだけ検索するものが欲しくて自作してありましたが、最近使用頻度が高くなってきたのに伴いスピードの遅さが気になりだし、インデックス型にしようかなと思いながらネットでいろいろ検索していて見つけたソフトがこれです。

標準でポータブル版があったので気軽に使ってみましたが、正直その速さに驚愕。
信じられない速さです。インデックスの更新もリアルタイムに近いです。
常駐型がちょっと気になるけどスタートアップにしてるわけでもないからまあいいか。
ということでこのソフトで決まりですね。自作物は用無しかな(寂)。

しかしこの速さは異常。
インクリメンタルにしてあるから検索の速さはまあわからなくもないけどインデックス作成が速すぎる。win32のapiは使わず直接ディスクのヘッダを読んでるんじゃないのかな。仕組みはわからないけど。

世の中にはまだまだすごいソフトがあるもんだなあ。

ガガ


最近ハマってます。
ジウのエンディングで聴いたのがきっかけ。
ノリのいいダンスポップですね。
理屈抜きに、楽しめます。

まだアルバムは少ないようですけど、私は最新のBornThisWayを推します。
あっという間に全曲終わってしまいます。
素晴らしいです。

しかしジャケットのけばけばしさは何なのかね。
露出の多さも必要なのかな?
マドンナは何となくああいいう路線かなと思ったけど、この人はとにかく楽曲が素晴らしい、歌に力もあるし、ヴィジュアル抜きでも十分楽しめるだけのモノを持ってると思うんだがなんでこんなうり方してるのか疑問です。

2011年9月15日木曜日

ダックスフントのワープ


9月15日読了。藤原伊織さんです。
ものすごく面白いです。
何度も書いてるけどもっと読みたかったなあ。

雪が降るに入ってた短編でも感じたけど、村上春樹テイストがいっぱいですね。そう感じるのは私だけかな?
この短編集は最初に文学賞を取ったもののようです。85年。テロリストはその10年後の95年。文体は変わってないけど内容はずいぶん変わったのかな、変わってないのかな???
私はこっちの、若いころの藤原伊織のほうが好きですね。何ともいい小説だと思います。ちょっとラストにこだわりすぎというか、結びすぎだと感じる、ダックスフントもネズミ捕りも、ラストはいらない、雰囲気を保ったまま終わらせたほうが良かったと思うけど、そうなるともうかなり村上春樹になっちゃうのかな。

しかし10年でなぜミステリー作家になっちったんだろう。
金のため、売れる小説を書きたかったのかな。
サラリーマン的な枠には全然はまらないような生活ぶりだったようだけど、物書きとしての才能は有り余るほど持ってたようですね。

ちょっと気になったので春樹さんも調べてみたけど、年齢は藤原さんが1歳上。
でも作家として世に出たのは春樹さんがずいぶん早くて79年に風の唄で賞を取ってる。85年には世界の終りを出版してるので、もう第一線の人気作家だったはず。
藤原さんが小説家を志した時に春樹さんを知らなかったとは考えにくい。
私が文体を春樹さんと近いと感じるのは偶然か?
それから脱却すべく10年かかってミステリーに転身したのか???

すべてが謎だなあ。
誰か藤原さんの解説なり伝記なり書いてないかなあ。

2011年9月14日水曜日

眠りなき夜


北方謙三さんです。
昔この作者の時代小説を読んだことがあり、結構面白かったのでいつかミステリーも読んでみたいと思ってました。

作品としては弁護士を主人公にしたアクションサスペンスです。
つまらない小説です。いくつか賞を取ってるようだけど信じられませんね、昔はこのような小説が評価されてたのかな、時代も変わったな、という感じです。

まず肉体派の弁護士が大活躍というところがよくわからない。
大物代議士が直接愛人を殺しに行くあたりもわからない。
全体に設定というか話の持って行き方に無理がありすぎ。
人が簡単に死にすぎ。
セリフが臭すぎ。
筋もみえみえ。
良いところはほとんどないなあ。

テレビの2時間ドラマの原作には良いのかな。
そんな感じでした。

2011年9月13日火曜日

vistaというos


職場のパソコンの調子がずっとおかしかったんだが(今にして思えばこの職場に来てからずっと)、そのことを庶務の女性に言ったらパソコンを変えてくれた。
で、xpからvistaに変わった。
悪名高いvistaなんでちょっと嫌だったが、これがなかなか使えますね。

デスクトップはエアロなんか使ってないし極力古いウインドウズスタイルで使ってるせいか、メモリは1Gしか積んでないけど不満なく動いてくれてます。
新しいIEはMDIになってるし、エクスプローラもツリービューにショートカットを置けるあたりが使いやすい。
ちょっと憧れてたサイドバーのガジェットも悪くない。
ウインドウズOSって基本重いけどメモリたくさん積めばいいじゃん的なアメ車的OSだと思ってたけどそんなにひどくもないんだね。
どうしてもIEにマウスジェスチャをつけたかったので、それ用にはかざぐるマウスというフリーソフトを使ってます。これ結構すぐれものですね。職場は本当は勝手にソフト入れちゃいけないんだけどこっそり使用中。

しかし今は7の時代らしいのに新しくなったOSがvistaというのもなあ。
でもxpでも仕事には困らないんだよな。
ビジネスユースのパソコンのあり方ってどうなのかね。
常に最新OSを必要としている企業がどれくらいあるのか。MS社も考えたほうがいい。
というか、金もうけのために常にOSのニューバージョンを出さざるを得ないMSをやめて、LinuxとかGoogle系のOSに切り替えることをわが社も考えるべきなんだろうなあ。

ハードボイルドとは?


今、北方健三のミステリー系を読んでて、いまのところつまらないのでやめようかなと思いつつ、ちょっとwikiを見てみたら、何と北方謙三の作品がハードボイルドということになっていて驚愕した。
こんな感情べったりの安い文体がなぜハードボイルドなんじゃあ??

で、検索してみたら、ハードボイルドって探偵小説、しかも冷酷非情系をさす言葉になってるようですね。そこにはスマートさというかカッコよさというか、強くてタフでそれでいて優しい、そんな雰囲気も漂ってるような。
言葉の問題なんで正しいも間違ってるもないんでしょうけど、私としてはこんな意味でつかわれていることはとても残念です。

私的には、ハードボイルドはヘミングウェイです。ポイントは感情表現を用いないところです。そして簡潔で力強い文体、そう、文体をさす言葉です。だから内容は関係ないです。ハードボイルドな甘い恋愛小説だってありです。

北方謙三の小説が面白いかどうかの議論はしませんが、ハードボイルドという表現ははっきり言って全く違ってる、完全な間違いだと思います。
とはいっても言葉の問題なんで、多くの人がこういった小説をハードボイルドと呼ぶのならそうなんでしょうね。
ちょっと寂しいです。

シガテラ


古谷実さんのマンガです。9月10日に全6巻立ち読みしました。

稲中卓球部の人ですが、私は稲中は読んでないです。
「ヒメアノール」をマガジン連載中に読んで薄気味の悪さと同時に何か引き込まれるものを感じてからちょっと注目してました。
で、読んでみましたが、後味のあんまり良くない、何となく設定やストーリー的にヒメアノールと似た漫画という感じですね。
物語的に伏線が収束していない部分もあって消化不良もあります。
もっとしっかり書いてほしいな。

個性は強烈にある、毒もある、面白い作家だけに頑張ってほしいんですけど。

2011年9月11日日曜日

吉兆天女


9月11日読了
吉田秋生さんです。夜叉等を読む前から読んではいたので結構時間かかりました。
読み進めている間は不思議な謎の女の話という感じでしたが、読み終えるとさすが吉田さんの作品ですね。結構深い余韻があります。

でもこの作品って連載中は人気あったのかな?
ものすごくおもしろい展開があるわけでもない地味な作品って感じですけどね。
あと、吉田さんって基本的にハッピーエンドにはしないんですね。
ラストは悲しいです。物語としてはこれでいいのかもしれないけど、悲しいです。
スカッとした作品も書いてほしいなあ。

山猫の夏


9月11日読了。
船戸与一さんです、初めて読みました。
骨太で男くさい、かっこいい小説ですね。
ラストはちょっと泣かせます。
スケール大きいです。
読んでて楽しい、エンタテインメントですね。

文章はふつう。
山猫のセリフはかっこいいけどぐいぐい読ませるってほどでもないです。
物語自体に深さみたいなものもないかな。
長旅の時間つぶしに良い感じかな。

2011年9月4日日曜日

流星の絆


東野圭吾さんです。昨日読了。
TVドラマの原作本です。

TV見てたんでどうかなと思いましたが、やはり純粋な本の読後感は難しいですね。
ほぼドラマは原作通りでした。なので、結末を知ってる推理ものということになります。
TV見てからそんなに時間もたっていないので細かいところも覚えてるし。
そういった意味では原作になることって小説にとって良いことなのかどうか疑問ですね。
まあ読者は増えるんでしょうけど、読者に十分な読後感を与えることは難しいんじゃないかな。
というわけで感想は難しいです。
面白くなくはないけど面白かったのかどうかは分かんない。


2011年8月28日日曜日

雪が降る


また藤原伊織。
長編は多分全部読んだので後は短編だけということで読みました。

全体的にはやはりこの作家は長編作家かなと思いますね。
短編がダメというわけでもないけど他の作家にはないものがあるとは思えないかな。

トマト 藤原さんって文体が村上春樹に似てるとずっと思ってたんですが、この作品は文体だけでなく作品自体も似てますね。ミステリ系でなくこんな作品集でも勝負できたんじゃないかな。
銀の塩 島村さんが出てくるだけで面白いんだが、島村頭良すぎでちょっとしらけるかな。
ダリアの夏 いい話すぎじゃないか?

この作家はハードボイルドな文体で人間の感情の機微みたいなものを描きたかったんですかね。
村上春樹とはそこらへんが違うのかな。村上春樹はもっと人間の暗いところを見てるような。
ま、村上春樹と比較する必要は全くないんですけど。文体がちょっと似てると感じるだけなんで。

次はダックスフントのワープという作品集を読んで藤原伊織は終わりかな。

2011年8月24日水曜日

ひまわりの祝祭

最近藤原さんを読んでますが、私の記憶として、テロリストは最高だったが後の作品が良くなかった、というものがあって、でも最近読んだ本は面白かったんで勘違いかな?と思ってたんですが、この本を読んでて、奥さんが自殺してそのとき妊娠していたがそれは夫の子ではなかった、という部分にデジャブを感じました。
やはり読んでたのかな?そして面白くなかったということかな??

と思いながら読み進めてさっき読了しましたが、やはり勘違いだったようです。
テロリストと比べると今ひとつ集中力が続いていないような部分もあるし、ノンストップ系のミステリーだけどテンポも今ひとつだし、文章もキレがないように感じます。
しかし面白いです。
ラストに向けて一気に読ませるあたりはさすがです。
この作品を読んで面白くない作家とは思わなかったはずだから、やはり私の勘違いだったようです。
昔の読書手帳を復活させたもので確認してみましたが、テロリストを読んだのは98年8月3日、その後藤原さんの作品は読んでませんでした。

この作品の感想ですけど、冴えない駄目男が突然事件に巻き込まれるや俄然抜群の洞察力を発揮して謎を解き明かしていく、なぜか周りには綺麗な女性が、といったあたりは藤原さんの定番でやや食傷気味ではありますし、前述したように文体にもそんなに切れはないように感じますが、それでも面白いです。
今回の主人公は自殺した妻への愛で行動していて哀愁もあります。
なんというか、かっこいいです。
藤原伊織は良いなあ。

しかしあのデジャブは何だったんだろう???
過去そんな話を読んだことがあるように思うんだけどなあ???

2011年8月20日土曜日

蚊トンボ白髭の冒険


藤原伊織さんです。
昨日読了しました。

ユーモア系のハードボイルドミステリーですね。
とにかく読ませます。セルフがいいですね。テンポもいい。
面白かったです。

頼りない主人公が大活躍するのはこの作家のパターンですね。
事件に巻き込まれてから妙にモテだすのも共通。
偶然が重なりすぎてちょっと現実味にかけるのも共通。
あとラストが残念。ハッピーエンドにして欲しかった。
どうしてあんなラストにしたのかな???

といっても面白いです、十分です。

2011年8月15日月曜日

BANANA FISH


吉田秋生さんです。昨日満喫で読了しました。
面白かったです。夜叉より面白かった。
19巻と長い話なので少し中だるみっぽいところもありましたが、全体通して質が高いです。
設定はBANANA FISHを巡るサスペンス・アクションの話ですが、中身としては男同士の友情の話ですね。
ラストは泣かせます。

しかしこの作家って同性愛が好きなんだなあ。
この作品の前に「ラヴァーズキス」という作品も読みましたが、ぐるぐる回るような三角・四角関係の話で、主人公の二人以外はみんな同性を片思いする話でした。
BANANA FISHも友情を通り越して同性愛の話になってますね、特にラストは。
こういうのは男にはちょっと書けない話かもしれない。
女だからこそ書ける男の話、なのかな。
そういう意味では高村薫に似てるような気もしてきたが??
別に高村薫に似てたからどうということもないんだけど。。。。


2011年8月14日日曜日

DealExtream


さっき注文しました。
このブログを見ると前回初めて利用したのが昨年の10月なんですね。
10か月ぶりの買い物になります。

しかしPayPalの買い物は楽ですね。
住所もカード番号も登録済みなので、ものすごく早かったです。
最近の円高で安いし。しかしアメリカの経済はどうなるのかしら???

買ったのはDS系のタッチパネルの交換部品です。200円くらい。それだけじゃ何なのでDSのガワとかもろもろ。
送料無料なので小さいものでも遠慮せずに買えばいいんですが、やっぱり買うときは少しまとめたくなりますね。
前回は届くまで1か月位かかってたはず。
今回はどれくらいで届くかな??

2011年8月12日金曜日

となり町戦争


三崎亜記という作家の小説。さっき読了。
昔新聞の広告で見て読んでみたいと思った本が図書館に文庫版であったので借りておいたもの。
不思議な小説でした。

戦争肯定でも否定でもない、日常生活に組み込まれた戦争というものを淡々と描いてますね。
しかし面白さはないです。
作者の問題意識というか、テーマはわからなくもないように思いますが、小説として面白く無いです。

設定も良くわからない。戦争のことをよくわからない主人公が疑問に思いながら戦争を体験していくわけですが、戦争は日常生活に組み込まれているはずなのにどうして主人公のような人が出てくるのか、目線が我々と同じすぎでかえって設定がおかしくなっているように感じましたね。

不思議な小説と思って読めばいいだけかもしれませんが、ページを早く捲りたくなるような面白さもないし、感情移入できるような主人公や登場人物も出てはきません。
文学賞をとっているようですが、私はダメです、駄作としか思えませんでした。

テロリストのパラソル


8月10日読了。
ものすごく面白かったという記憶がありましたが、そうでもなかったです。
勿論面白かったけどね。

気づかず読んでましたがこの作家ってハードボイルドなんですね。
ヘミングウェイですね。
ミステリーの代名詞になってしまったのはチャンドラーかもしれないけど、ハードボイルドはあくまで文体。
簡潔で力強さがあり、テンポも良い。
ぐいぐい読ませるこの文章はこの作家の持ち味ですね。

ただちょっと細部が細かすぎる感じがしました。
主人公がアル中の中年男の癖に頭が回りすぎるくらい回って、実に細かい部分の矛盾を淡々と指摘するようなところがあります。
そこらへんのやり取りが面白さの大きな源でもあるんだが、ちょっと細かすぎ感もあります。
あと、終盤が一気すぎ感もありました。
謎を追っていくあたりはものすごく面白いけど、謎解きは淡々と終結処理してるだけのような感じが。

この点は松本清張が何かで書いてましたね。
推理小説は、ラストの謎解きが省けない限りは文学になれない、というようなことだったと思います。
砂の器も老刑事の執念の捜査のあたりは本当に面白いのに、ラストになって急にポワロみたいな灰色の脳細胞で勝負するような部分があって、違和感を感じたものでした。
この本にもそういうところがありますね。
ラストで会社に乗り込んでいくあたりでこの本の面白い部分は終わりですね。

と書きましたが充分面白い本です。
人が魅力的です。
冒頭で死んでしまった昔の恋人ですら充分魅力的なキャラです。
つくづく早世が惜しまれる作家ですね。

2011年8月8日月曜日

麓郷舎


最近はまってます。
今日は前からいつか食べたいと思ってた肉ダブルに挑戦!!

1時前くらいに行きましたが予定通り車もOKだしすぐ座れました。
そしていよいよ肉ダブル。
ここの肉はうまいですね。
東京の次郎とは全然違います。
しかしこの油感が私としては無理でした。
麺ともやしならいくらでもイけるんですが、肉は無理。
最後の方は気持ち悪くなり少し残してしまい、完食ならず。

残念。
しかしまあ、食べてみたかったんで満足しました。
末っ子と一緒に行ったんですが、カレは普通の醤油で満腹で私の手伝いは出来ず。
ラーメンは昼に食べましたが、夕食はひやむぎですませました。
本当は全く食べなくても良いくらいでしたけどね。
末っ子は食べませんでした。

H23登別旅行記 2


翌日は朝食・プールの後、西山火口へ。
火口の入り口のお店でほたてカレーを食べるのを楽しみにしてたのでしたが、
ご飯を炊いていないとのことでカレーは無しでした。残念。
食べ物はひやむぎだけとのことで、ひやむぎをいただきました。
まあ普通のひやむぎでしたけど、大盛りにしてくれて美味しかったです。
その他生とうきび、これも相変わらず美味しかった。ものすごくみずみずしくて甘みがありますね。
あとサービスできゅうりやら焼き卵の壊れたのやらをいただいて、私以外は最後にアイスです。
満腹でした。
今年で4年目かな?ここは本当に満足度高いです。
来年も来たいと思いましたね。

帰ってからは少し休んだ後で地獄谷付近の散策。
結構歩けるようになってるんですね。
お湯が湧いてるあたりはすごかったです。
しかし昨日同様、とにかく暑かったです。もう少し涼しければぐるっと大回りするのもいいですね。
あと、結構東南アジア系の方々が多かったように思います。
少ないという話でしたけど、来てくれてるんですね、少し安心です。

夕飯は昨日とほぼ同じバイキング。
美味しいけどちょっと飽きたかな。
夜は2日続けてですけど、暑くて寝苦しかったです。
私は殆ど寝れなかったような気分で辛かったです。

最後の日は家内の実家の倶知安によって帰りました。
昼寝させてもらおうと思ったんですが、暑くて家の中にいられず、車の中で仮眠を取りました
そのあと倶知安のじゃがいも祭りを見に行きました。
駅前を歩行者天国にしてるんですね。
出店が出てて面白かったです。
ただいかんせん暑いのには参りました。
かき氷が美味しかった。

今回は月・火も休みをとってあるのでもう少しのんびり出来ます。
良い旅行になってよかったです。

H23登別旅行記 1


今年も夏休みをとって旅行に行きました。
5日の金曜日に休みをとって金・土・日の二泊三日、第一滝本館の連泊にしました。

5日は行くだけですが、支笏湖を回って国民休暇村で昼食。
この連休は暑かった。暑いだけでものすごく疲れた気がします。
支笏湖畔も湿気があって涼しい感じはなかったです。
そのあと美笛を抜けて登別に向かいましたが、今回は白老に抜けてみました。
気持ち近かったような気がしましたがどうだったのかな??

3時前くらいに第一瀧本着。
今年からクーラーが付いたとのことで東館を予約してましたが、旅館の都合で西館になってました。
東館見てみたかったのでちょっと残念。
しかし今回は仲居さんにすごいこと教えてもらいました。
大浴場への近道です
西館だけには近道があったんですね。これすごく良かったです。
次回も西館だなあ。

ちょっと休んでプールと大浴場。
そしていよいよ夕ご飯ですが、あいかわらずここのバイキングはおいしいです。
今年はラーメンがありました。これも結構美味しかったですね。
名水亭と比べると品数では劣ってますが、とにかくみんな美味しいです。
家族揃って大満足です。

2011年8月3日水曜日

マウス


エレコムのマウスが1年くらいで調子悪くなったので、いろいろ調べて、結局ヨドバシで衝動買してしまったのがバッファローのマウス。
ボタンも多いしレーザーの感度も抜群ですごく良いマウスっぽかったんだが、ポインタが震えてとにかく使いづらい。マウスをちょっと持ち上げるとポインタが上につつつ...と勝手に動く症状もあって(これはネットで調べると結構一般的な症例らしい)、いらいらするし使いづらいことこの上なし。
不良品で交換、ということも考えたが交換してくれるかどうか分からんし面倒だし。

ということで俄然マウスをいろいろ調べだし、ついに買ったのがロジクールのトラックボール。
画期的に使いやすそうだったんだが、これがやはり使ってみないと分からないもので、1週間くらい使ったところでわき腹が痛くなってきて、これ以上使い続けるのは私の体にとって危険なのでは???という状態。
トラックボールってマウスを動かさなくていいんだけど指はすごく使うので、その時の体勢が体に無理なんだろう。
ちなみにトラックボールについては事前に調べた評判通りで、使いづらいのは私の問題。特にこのタイプはホイールが無いタイプでそれを承知で買ったが、やはりものすごく使いづらいです。

ホイールに関しては、ソフト的にホイールを実現できるとのことだったんだが、完全ではなかった。
多分ウインドウにスクロールバーがあれば機能するんだろうが、無いと駄目みたい。
私は自作の画像ビューアで、ホイールで次のファイルを表示するようにしてるんだが、これが全く機能しない。
ホイルメッセージ系のユーティリティを自作しようかなとも思いましたが、やはりホイールつきのマウスを買った方がいいのかな。

ということで、前から興味のあったエレコムのスコープノードを買うことに。評判では大したことなしとか期待はずれ、というのが大勢だったと思うけど、逆に悪いということでもなかったから。
随分値段も安くなってたしデザインはすごく良いし高級感は確かにあるし、ということで買ってみた。
あと、同じショップで今仕事で使ってるマウス(ごく普通のマウスだけど)が500円だったんで、これもあわせて購入してみたところ。

現時点ではまだ届いてませんが、どうなるかな。
しかしマウスって結構大事ですね。
普通に使えてる間は意識してなかったけど、使いづらいと感じてしまって良いものを探しだすと簡単ではないです。

2011年8月2日火曜日

ホワイトアウト


真保裕一さんのベストセラーです。
前から読みたいと思っててようやく読めました。

ノンストップ系のサスペンスというか冒険ものですけど、私としては今ひとつかな。
藤原伊織さんのあとで読んだせいかもしれないけど、たぶん人間が描けてないんだと思う。
話としては確かにどきどきおもしろいけど、主人公に感情移入できないんですね。

あと、細部がわかりにくいと思いました。
地形の説明とかダムの施設の説明とか、たぶんちゃんと書いてくれてるんだろうけど、なんだかよくわからなかった。
図面などがあっても良かったと思いました。
本当に面白い小説ならそこらへんは無視してもグイグイ読めるんだけど、この小説に関してはそうではなかったですね。

真保さんの作品は数冊読んでますが、考えてみると印象に薄い。人間がかけてないのは共通してるのかもしれないと思いました。


2011年7月30日土曜日

麓郷舎


家内と末っ子と3人でまた行ってきました。
1時前くらいに行ったら車もとめれたし席も空いてました。このあたりの時間が狙い目ですね。

私はネギ森、家内と子供は普通の醤油にしましたが、今日は皆野菜が多めでした(マシにはしてませんけど)。
私以外は二人共残したんで私が食べました。
前は家内も完食できたんですけど、残したということはやっぱり野菜の量が多かったんですね。
日によって野菜の量が違うというのもどんなもんかなあと思いますけど、まあラーメン屋ってそのくらいのいい加減さはあってもいいかもしれませんね。
味は変わりません。
うまいです。

2011年7月27日水曜日

名残り火


今日読了。藤原伊織です。
実は今は真保裕一の「ホワイトアウト」を読んでるんですが、また1泊の出張だったのでこの本を持って行って、丁度読み終えました。

てのひらの闇の続編ですが、こっちのほうが面白かった。
前作と比べてシリーズ物を読むような面白さが加わったようなに思います。
ラストあたりは本題とは別のシリーズ物っぽい展開もあって、続編にさらに期待してしまいますね。
しかしそれはかなわぬ夢です。残念。

この作者の筆は本当に読ませますね。内容的にはたいしたことなかったようにも思いますが、とにかく次のページをめくってしまいます。
登場人物が皆魅力的で活き活きとしているからかな。
息もつけないようなノンストップサスペンスではないのに、ノンストップっぽいところがありますね。

ここまできたらこの作者は全部読むしかないかなあ。

2011年7月20日水曜日

てのひらの闇


藤原伊織です。
「シリウス」は今ひとつだったけどこの人の小説はとにかく読んでて面白いですね。
昨日から1泊の出張に出てたんですが、IRに乗ってる間に読了しました。

広告業界で働くサラリーマンを中心に据えたミステリーで、この設定はシリウスと全く同じですね。
だらしない主人公ですが頭が切れて行動力抜群なのも共通項。
ラストがちょっとしょぼいのも共通でした。

しかしそうはいっても読んでて面白いので他の作品も読むことにします。
藤原伊織って不思議な作家だなあ。
前も書いたけど早世が惜しまれますなあ。

2011年7月18日月曜日

麓郷舎


土曜日、7月16日にまた次男と行ってきました。
初めて来たときもう来ないだろうと思ったのにまた来てしまいました。
今回はしょうゆネギ森野菜増しです。

スゴイ量です。静かに食べてもネギがこぼれ落ちてきます。
ちょっとスープが薄く感じました。
ここの野菜は蒸していて水は出てないと思いますが、さすがにこれだけもやしが多いとスープが薄くなるのかな。
本当はガッツ食堂に行きたいんですが、ガッツのネギ森野菜増しは麓郷舎と比べると全然量が少ないです。野菜増しにしてもしなくても量は変わらないような感じ。
やっぱりこの系のラーメンを食べたければ麓郷舎に行くしか無いんですね。

今回行ったときは相変わらず混んでて駐車場の前で車を停めるのにしばらく待ちましたが、意外や食べ終わる頃は店内の席も空いてたし、駐車場も空いてました。
ちょっと時間をずらして行けばいいのかもしれませんね。

冥談


京極夏彦です。
久しぶりに読みました。図書館で見つけた本。

短篇集ですが、ちょっと期待はずれでした。
語り口はうまいのですが、以前百物語で読んだようなキレみたいなものが感じられない。
なんとなくの怪談集といったところで印象にも残らない。
駄作だと思います。

この作家は長編作家なのかな。
百物語もどちらかと言えば短編というよりは中編だし。
そっちに期待かな。
でももうこの作家は読まないかな。

2011年7月14日木曜日

シリウスの道


12日に読了。藤原伊織さんです。ミステリーですね。
昔テロリストのパラソルを読んでかなり面白くて感動しましたが、すごく寡作な作家で他の作品を読めないまま今にいたってましたが、先日図書館で発見してすぐ借りておいた本です。

中盤まではものすごく面白いです。
広告のプレゼンコンテストと、暗い過去をひきずった脅迫事件が微妙にクロスして、ぐいぐい読ませます。
しかし終盤にかかって面白さがすっと引いていく感じでした。
実に平凡な収束で、サプライズも殆ど無い。
そう思いながら読んでると細部のつくりも非現実的に思えてきて、ミステリー本来の作り自体に無理があるような気もしてきて、とにかくちょっと残念な作品でした。

メインの3人は皆魅力的に描かれていてもっと読みたいと思ったし、代理店の人物も皆活き活きとしていますが、肝心のメインストーリーがこんな感じでは面白さも半減。
つくりはうまい作家だけにちょっと残念でした。

しかしこの作家はもう故人なんですね。
若いのに勿体無かったと思います。
次の作品に期待、というわけにはいかないんだなあ。

2011年7月5日火曜日

悼む人


天童荒太さんです。
図書館で見つけて借りておいた本、今読了しました。
この人は重たい話を書く人ですね。
永遠の仔は重たくも感動的なミステリーで傑作だったともいますが、家族狩りは重たいだけでいい作品とは言えないかなと思いました。

で、この作品ですがなんとも言えませんね。
直木賞をとったようですが、そうかな?という感じ。
理屈抜きに面白く楽しめる作品では少なくとも無いです。簡単に感動できる作品でもないし。
読者に伝えたい思いが強すぎて小説としてはやはり失敗してると思う。
宗教っぽくなってるような。

もちろんこの作品を読んで感動する人も多くいると思いますが、私はこの作品を良い小説とは感じませんね。
もうこの作者を読むことはないかな???



2011年6月26日日曜日

EDEN


遠藤浩輝さんのマンガです。今日満喫で読了しました。
結構壮大なSF大作。ですが、青年漫画っぽい人間の描き方というか、大人の漫画になってます。
戦闘シーンが多くて人も死にすぎる感じがしますけど、素晴らしいマンガでした。

今オールラウンダー廻という作品をどこかの漫画誌で連載していて、それをつい読んでしまったことからこの作家を知り、代表作っぽいこの作品を読むことになったんでした。
この作家の絵はちょっと独特で、薄い劇画調という感じ。絵にはそんなに魅力を感じないし、好きな絵でもないんですが、結構うまいのかな???

もっと他の作品も読みたいんですが、今書いた2作品以外は短篇集がある程度のようです。
まだ若いのかな?もっと読みたくなる作家です。

ガッツ食堂


土曜日、末っ子とまた行ってきました。
今回は私が塩のネギ森野菜増し、次男が味噌の野菜増し。

ここのラーメンはどの味もこってりですね。
ラーメンだけならしょっぱすぎですが、そこにしゃきしゃきのもやしが絡まってきて、なんとも美味しくなってます。私はこういう系好きですね。
ただし塩はちょっとしょっぱすぎかな。
ここは醤油が一番だと思います。

あとちょっと気づいたことですけど、ここのラーメンは太麺ですが、量はそんなに多くないと思います。麓郷舎の方がお腹いっぱいになります。
あと、ネギ森ですが100円アップ分ほどはネギ多くないような??麓郷舎と比べても。
麺は食べやすいけど、総合的には麓郷舎のほうが上という感じがします。
麓郷舎の方がちょっと遠いし車も置きづらいのでこっちのほうが良いんですけど、ここのラーメン食べるのなら麓郷舎まで行ったほうがいいような気がしました。

幻夜


東野圭吾さんです。図書館に行ったらたまたまおいてあったのですぐ借りておいた本。
白夜行っぽい装丁の本ですけど、内容も途中まではそれっぽい感じ。

ただ全然違いますね。
要するに悪女ものです。
途中でラストも読めてきて、それほどのサプライズもなく終わりました。
東野さんにしてはひねりも特に無く平凡な作品と言えると思います。
まあまあ読ませる小説ではありますが、やや期待はずれかな。

2011年6月19日日曜日

テレビ


我が家は今までアナログでしたが、もうすぐアナログ放送が終わるとのことで、ようやく買いました、デジタルテレビ。あわせてビデオも使えなくなるようなので、こっちもブルレイのレコーダーを買いました。
いろいろ調べて結局ネットで買って、今日両方共来ました。

しかし画質いいですね。
今の家の電波の受信状態が悪かったせいかもしれませんけど、アナログとはぜんぜん違うのにいまさらながら驚きました。
ビデオの方も多機能ですごいですね。
最近TVのチャンネルで家内と長男が喧嘩することが増えてきたんですけど、レコーダーはダブルチューナーにしたのでそれも解決。

しかしもっと早くデジタルにしておけば良かった、とは思ってません。
テレビもビデオもまだ使えるので、捨てるのにはまだ抵抗あります。
まだ使えるものを捨てざるを得なくするような政府の政策はやはりどこか間違ってると思っています。
どこがエコなんでしょう???

しかしテレビは大きいのでやはり捨てなくちゃいけませんね。通販なので引取りのようなものは頼んでないので、業者を探さなきゃいけません。ウェブでは札幌にも無料で引きとってくれるようなところがあるようですけど、ちょっと怪しい匂いもしてます。
ついでに古いパソコンのブラウン管モニタも捨てたいところ。
業者を探さなくちゃいけないな。

麓郷舎(ろくごうしゃ)


昨日の土曜日にまた行ってきました。
もう行かないつもりでしたが、清田ガッツで食べたネギ森がうまかったので本家も食べてみようかなと。
次男と一緒に行きましたが二人とも醤油のネギ森。

結構いけますね。慣れたのかもしれませんが、前回ほど太麺も気になりませんでした。
前回行ったときに他の方が頼んでたネギ森を見てビビったのですが、おそらくあれは野菜多めのネギ森だったのではないかな。私が食べたネギ森はそこまで大盛りではなかったので。
でも中学3年の次男は食べきるのがきつそうで、チャーシューは残しました(私が食べました)。
私としてはそれほどの大盛りでもなく、十分食べれました。

それにしてもラーメンにネギっていまさらですけど合いますね~。
清田ガッツのほうが近いけど、いずれにしても通いそうだなあ。

2011年6月16日木曜日

重耳2


本日読了。
下巻はおもしろくなかった。

重耳として面白いのは放浪しているあたりで、晋に戻ってからは成功に向かって進んでいくだけで面白みないですね。

作者も書いてましたが重耳という人は個人として偉大だったというよりは周囲の人々に生かされた人だったような感じですね。苦労の時代は皆で頑張るあたりが感動的ですが、成功してからはうまくいかない感じかな。
あとがきを読むと宮城谷さんはこの重耳に特別の思い入れがあったようですね。
宮城谷さんの作品って、淡々とした筆の中に深いものがたくさん詰まっているようなところがあってそこが大きな魅力だったわけですけど、この作品に関しては作者の思い入れが筆を粘っこくさせてるようなかんじがします。
全体的に物語的な筆の運びがこの作品を陳腐なメロドラマにしてしまってると言っても良い。
というわけでこの作品はあんまり面白くなかった。

2011年6月14日火曜日

重耳


宮城谷さん読んでます。
現在中巻が終わって下巻に入ったところです。
普通に面白いけどちょっと今まで読んだ本と違うかな。
webで、宮城谷作品には、本人の話と、本人の周辺を描く話の2種類あって、重耳は後者の典型、と書いたサイトがあったが、まさしくそのとおりですね。
上巻は重耳の祖父、称の話です。勇猛で賢い人の、翼を滅ぼすまでの英雄譚になってます。徳とか礼といった言葉は無縁の人っぽいけど、なかなか面白い人として生き生きと描かれてます。
中巻は称亡き後の息子詭諸の話です。称が生きてる間は戦うだけで頭のないイエスマンでしたが、死んだ後は君主としてまあまあやりました。しかし晩年、驪姫にひっかかってからはただのおろかな老暴君になってしまいましたね。哀れなのはその驪姫もイケメンの優施にだまされてるあたりかな。その優施は称が滅ぼした翼の君主の子孫ということになっていて、史実か?宮城谷さんの創作では、と思わせるようなどろどろドラマですね。
詭諸の晩年は本当にちょっと理解しづらい、いくら老いてもこんなに簡単に若い女にだまされるものか、宮城谷さんの筆はあまりにドラマすぎるようにも思いますね。
そのあたりが今まで読んだ作品とやや違和感の感じる部分ですかね。
人生の教訓が詰まった本、というよりは面白い物語に仕上げてるような、そんな感じが、します。
下巻はようやく重耳の話になってます。今は放浪してるところです。
この話は、今まで読んだ宮城谷作品の本流を形成する話のようですね。介子推の章もあって、以前読んだ「介子推」なんて多分「重耳外伝」みたいな位置づけだよな。
しかし宮城谷さんの中国ものって、とにかく登場人物が多いし国の名前も多すぎて、ちょっと油断してるとワケが分からなくなりますね。
最近登場人物の系統図みたいなものを作ってます。
各作品の登場人物の図をまず作って、他の作品のそれと重ねるというか、つなげるようなことをしてみたい。
そうでもしなければ体系的な理解が難しい。
まあそんなふうに理解しなくても十分面白いんだけど、なんとなくそういうふうに自分的に押さえておきたいと思います。
なんだか学生の頃に戻ったような気分。

芝刈りなど


日曜日に久しぶりに芝刈りしました。
我が家の芝も3年目でかなり禿げてきました。
部分的にということではなく、全体的に薄くなってきた感じ。種を蒔くしかないのか、どうしたらいいんだろう?
そういう中でも伸びてくるところは伸びてきてて、見苦しくなったので芝刈り機で一気にいきました。
すっきりきれいになりました。
ただ課題は密度を増すことなんで、悩ましいです。
雨が降る頃を見計らって種をせっせと蒔こうと思います。

あと、木なんですけど、葉が茂りすぎて折れそうになってる枝があります。
こういうのって切ってやらなきゃいかんのだろうか??
ご近所さんは結構木の手入れをしているようなんだがどうしたら良いかわからない。
う~ん、庭も難しいなあ。
まあそこが楽しいんですね。webで調べてみて、今度の休みには何とかしたいですね。

2011年6月13日月曜日

知らないと恥をかくプログラミングの常識


本日読了。
現在は宮城谷さんの重耳を読んでるんだが、並行して読んでた本。
結構面白かったです。
実用書だけど、好きなジャンルの本って興味深く読めるもんですね。
やっぱり自分はプログラミングが好きなんだなあと実感しました。
またこのテの本読みたいですね。
そしていろんなソフト開発したい。
老後の楽しみって感じかな??

2011年6月12日日曜日

清田ガッツ食堂


昨日の昼に行ってきました。
良いです。ようやくお気に入りのラーメンが豊平で見つかった感じがします。

麓郷舎系ですけど、麺は半太麺といった感じで食べやすい。ここがポイントですかね。
量は普通かな?麓郷舎のように標準で大盛りという感じでは無いと思います。
今回はネギ森を食べましたけど、うまいですね~。ネギって本当にラーメンに合いますね。
味は醤油にしましたが、普通の醤油ですけどうまいです。こってりとしょっぱいです。最近の油ゴテゴテガ私は苦手なのでこの味は本当に好きです。

あと、定食とか焼きそばもありました。
家内はあんかけ焼きそば食べました。これも結構いけますよ。
今度は定食も食べてみたいですね。

難点は狭いことかな。
店内カウンターのみ8席。我が家は5人全員で行くと一緒に座れなさそう。
でもご主人が一人で忙しそうにやってるので、このくらいの広さがいいのかもしれません。
昼に行ったときは混んでて待ちましたが、たまたまだったようで客が一巡したら我々だけになって、その後も客は来ませんでした。
麓郷舎があれだけ混んでるのにどうして空いてるのかな?たまたま?
多分これから通うことになるのでこれからわかるでしょう。

2011年6月5日日曜日

麓郷舎(ろくごうしゃ)


今日の昼、家内と食べてきました。
前から行きたかったけど行けなくて、今日たまたま次男のサッカーの試合の後時間ができて行けました。

家内は辛味噌、私は醤油の野菜多めです。
家内はまあまあだけど「うどん」だね、というのが感想です。
私もそこは同じですね。
ラーメンとは思えない、ちょっと別の食べ物でした。
味は結構こってりしてるけどそんなに油ゴテゴテでもなくてまあまあなんですが、ラーメンじゃないんですね。まあ、好き好きだろうけど。

野菜は多くて結構良いです。多分もやしとキャベツは事前に蒸してあって、最後に添えるだけだと思います。全く野菜にラーメンの味が付いてないので。
家内はそこがあっさりしてて良いんだと言ってました。私はちょっと物足りないけどそう言われればそういう考え方もありですかね。
チャーシューは厚切でウリのようですが、これもラーメンの味はついてなくて、私としてはあんまりでした。

確かに野菜の多いラーメンだけど、私の求めてる野菜ラーメンとはちょっと違いますね。
店は一周年のようでした、混んでて外まで並びます。
繁盛しているようで何よりですけど、私はもういいかな。

2011年5月31日火曜日

3月のライオン ハチミツとクローバー


羽海野チカさんですね。
うみの、と読むようですが、なぜ前に羽がついてるんだろ?
天才肌ですね、若い女性に何故こんな漫画がかけるのか、わかりません。

3月のライオンについては、なんちゃらの漫画大賞を取ったということで知って読んだんですが、抜群に面白いです。
漫画ってこんなにも力があったのだなあと、改めて感心しました。
この作品は現在進行形なのでこれからも読まなきゃいけない作品ですけど、調べると作者は寡作で、他にはハチミツとクローバーくらいしかないので、こっちも読みました。

ハチミツとクローバーってドラマにもなってて、随分人気があったんですね。全く知らなかったけど。
基本は恋愛系の学園ものですが、一人ひとりが丁寧に、深いところまでしっかりと描かれてます。
いろんな複線がぴたりとはまっていくところもあって、作者の物語の組み立てがしっかりしてるんだなと感じます。
3月のライオンもよくわからん複線が一杯ありそうだけど、これからはまっていくのかな。
しかし最近の漫画は面白いわ。


夜叉 イヴの眠り


吉田秋生さんという漫画家は昔から興味あったけど読めてなかった作家ですが、漫画喫茶に行くようになってから読むようになりました。性別も知らなかったけど、女性なんですね。

この2作は実質続き物ですが、面白いです。
SFというか近未来もの?
遺伝子操作とかテーマはまあそんなに新しくもないけど、人間がよく描けてますね。

そう考えると面白い作品って小説も漫画も同じで、やっぱり人間が描けてないといけないのだなあ。
何度かぐっとくる場面もありました。
ラストも悲しいけど、前向きな希望で終わってくれるのが救いかな。

シマシマ


日曜日に万代で読了しました。結構前からの読みかけ。
不思議な感じの絵だった、線がきれいで、それが読んだきっかけですが、12巻読み終えた後の感想としては微妙ですね。

結局ただの恋愛漫画だったようにも。
添い寝屋という設定が面白いけど、最後はただの恋愛漫画に落ちてしまったような感じ。
就職前の若い男の子たちが自分を見つける話でもあるようですが、成功してないような。
でラストはむにゃむにゃしてるんだね。私の世代は、少なくとも私は単純なハッピーエンドを好むので、ちょっと消化不良でした。

>付記
これドラマ化されてたんですね、知らなかった。
万代で目立つ棚にあったのはそのせいか。
う~ん、確かに今のドラマっぽい内容ですね。
しかし矢田亜希子か、うん、そうか。そうかなあ?もうちょっと若い方が??

2011年5月26日木曜日

千日の瑠璃


今日読了。
面白かったです。
久しぶりに文学を楽しんだ感じです。
文学の力というか、可能性のようなものを感じました。
それぞれのページが、詩であったり、警句だったり、ショートショートだったり、様々です。
丸山健二のすごいところは、それでいて全体には統一感のようなものもあって、さらに物語性も全く失っていない、面白い物語になっているところでしょう。
世一という狂言回しを通して、実にいろいろなものを含んだ街の物語を完成させてます。
日本文学を変えたかどうかはわかりませんけど、日本文学史上の傑作だと思います。
丸山健二は前に読んだぶっぽうそうの夜がちょっと猟奇的で気持ち悪かったのでその後読んでませんでしたが、やはり読まなきゃダメな作家でした。

と書きましたが次はまた宮城谷に戻ります。
いよいよ重耳です。宮城谷の代表作らしいので楽しみです。

2011年5月14日土曜日

坂本冬実


歌の上手な人はいいなあとただうらやましいだけですが、いろいろあるんですね。
ちょっと前の朝日に載ってましたが、若くデビューして順調にキャリアを積んでいたのに、突然歌えなくなってしばらく活動をやめていたようです。
あるきっかけでまた歌えるようになったようですが、最近の「また君に恋してる」のヒットもその延長にあるような。

この人結構きれいだし、演歌歌手の枠だけじゃなくいろんな活動も出来そうに思うが、ベースは演歌で、それは動かしたくないようです。
演歌でもポップスでも良い歌に変わりは無いんだろうけど、演歌にこだわるのは理由があるんだろうし、これからも良い歌歌って欲しいです。

最近のアルバムでは今はやりのほかの歌手の歌を歌ったものが良いですね。私も車でも聴いてます。子どもたちにお父さん演歌も聴くの?と驚かれましたが、このアルバムに関しては演歌じゃないです。
まあ、日本人なんだから演歌は当然聴くよ!!と答えても良かったんだが。

平均律


最近グルダのBook2が手に入ったのがきっかけで、いくつかの平均律を聴いてます、その雑感。

まずアシュケナージですけど、はなかなか手に入らなくてYouTubeものを聴きましたが、ぱっとしない演奏ですなあ。
この人って昔から評価は高いようだけど、なんとも面白くない演奏で、私は苦手でした。玄人ウケする人なのかな、派手さは全くないもんね。まあ、きちんとCDで通して聴いてみてませんが、もういいって感じだな。

ポリーニはまあ予想通りですが、良いですね。少し速めのテンポで始まりますが、正攻法でまっすぐな、この人らしい演奏だと思います。ポリーニは年をとって良くなったなあ、若い頃もよかったけど、丸味みたいなものが出てきたような、そんな感じがしますね。

で、グルダですけど、改めてBook1から聴いてみると、やっぱり面白いですね。変わってます。グールドほどではないけど、充分変わってるというか、勝手に装飾したりしてて、楽しい、個性的な演奏です。ただモーツアルトはこれで良いけど、バッハはどうなのかな、ちょっと聴いてて疲れるところもあって、微妙ですね。

で、思い出して聴きかえしたのがヴァルヒャです。ものすごく平凡でこんなんなら俺でも弾けそう、と思ったこともあったけど、聴いてると何とも心地良いと言うか、安心できる、ある意味理想的なバッハではないかと、そう思える演奏ですね。グールドファンは好かないかもしれないけど、私は平均律のベストのようにも思います。

ただわたし的には平均律のベストはリヒテルなんですよね~。巨大なロマンチスト、リヒテル。聴いてて疲れます、それは仕方ないんですね、リヒテルですから。ベートーベンの熱情ソナタ並に平均律でも激しいPassionを聴くことができます。今はスタジオ録音以外にライブ音源でも聴けますが、基本は変わらないと思います。ロマンチックに歌ったかと思えばびっくりするような激しさも見せます。これは本当にバッハなのかな、とも思いますがこれがリヒテルなんだね。

ちょっと飛ぶけど、キースジャレットも結構バッハを弾いてますが、キースはソロをずっと弾いてほしいですね。バッハは弾かなくていいです。悪いけど。弾くんなら即興を入れて欲しいな。
キースはバッハ大好きなんだね、多分。ものすごく生真面目に弾いてます。生真面目すぎて面白くないんだよね。ヴァルヒャにはなれないんだから、キースはもっと個性を出してバッハを弾いてほしい、そうでないとキースがバッハを弾く意味はないと思うんだが、キースはバッハが好きすぎてそんなことはできないんじゃないかなと思います。

ポリーニ、アシュケナージとくれば次はアルゲリッチですね、聴いてみたいです。
もう結構昔だけどイギリス組曲のアルバムはすごく良かったです。しかしアルゲリッチももうばあちゃんだしなあ、最近は室内楽のほうに行っちゃったみたいだし、無理かな。

千日の瑠璃


丸山健二ですね。
GWをはさんで、次の宮城谷作品をどれにしようと思いながら何となく借りてしまった本ですが、ちょっとのつもりで読みだしたらやめれなくなりました。

うぃきで調べたら1992年になってるんで今から19年前、平成4年になるんですね。当時新聞広告で見てすごそうな本、読みたいなあと思ったのを今でも覚えてますが、随分たってから読んでることになります。
今では文庫でも出てるんですね、アマゾンで見たら帯に「この作品が日本文学を変えた」とありました。そうかな~、と思いますが、確かに画期的な作品ではあったかのもしれない。

フォークナーの「死の床に横たわりて」どころではなく、視点が千というのはすごい。そしてちょうど千ページ。
ただこの作品のすごいところは実験的な手法という実験性が前面に出ているわけではなく、この描き方が自然に思えてくるところかな。まほろば町を描くためにはこの手法が最適だったのであって、手法が先にあったわけではないのではないか、と思わせるところ。ま、多分手法が先にあったんだとは思うけど。

面白いことにこの視点は生き物や物体に留まらず、感情のようなものにまで及んでいる。「私は恥だ」みたいなページもある。
そしてしばしば物語に関係ない、詩のような内容にもなっている。
すごいな。作者も1000日、修行のように机に向かって書き続けたんだろうか。
もともとすごく文章に力があるひとだけど、そういうものとはまた別な重みが各ページにありますね。
まだ上巻も読み終えてないけど、面白いですよ。


雲仙


先週の土曜日だったと思いますが、家族四人で行ってきました。
長崎ちゃんぽんと長男だけ皿うどん。
結構うまかったです。

あっさり野菜の風味がいいですね。それでいて結構しょっぱい。野菜もしゃきしゃきで美味しい。
しかしラーメンとは別のたべものです、どっちかというとうどんに近いのかな、強いて言えばだけど。
長男の皿うどんも美味しかったです。
私はパリパリ麺って嫌いなんですが、野菜たっぷりのあんはいけますね。

店はweb情報のとおりですけど、全く普通の家です。ドアを開けても普通の家で、すぐ2階へ行く階段があったりして。居間に通されてそこのテーブルで食べました。なんとも言えませんね。
ご主人が仕切って、多分奥さん(おばあちゃん)が奥で作ってるんでしょう。
我々は12時前に行きましたが客はゼロ。ゆっくり食べれました。
家内はあんまり好きじゃなさそうだったけど、私は好きです。また行きたいですね。

2011年5月4日水曜日

Portable-VirtualBox イメージのクローン


私の備忘録です。
いろんなサイトにやり方書いてあるが、ポータブルの注意点を

①VirtualBoxを起動させた状態で実行すること
そうしないと、↓こんなメッセージで弾かれます
VBoxManage.exe: error: Failed to create the VirtualBox object!
VBoxManage.exe: error: Code REGDB_E_CLASSNOTREG (0x80040154) - Class not registe
red (extended info not available)
VBoxManage.exe: error: Most likely, the VirtualBox COM server is not running or
failed to start.

②思ったより時間かかるのでじっと待つこと
0%から進まないのでエラーかと思ったが大丈夫です。

③コマンドは簡単
VBoxmanage clonevdi "コピー元フルパス.vdi" "コピー先フルパス.vdi"

テキストに書いてバッチにしたほうが簡単だと思う。
どこかのサイトに、これでいくつでもコピーを作っておけます、と書いてあったが私のコピーは3Gあります。いくつでもというワケには行いないよなあ。

Portable-VirtualBox


以前使ってたが、起動しようとすると
Cannot access the kernel driver!
このエラーで起動しなくなって対処法がわからんまま放ったらかしにしていたが、結構時間たったし新しいバージョンがあるだろうからと思いインストし直してみた。

しかし、まずPortable-VirtualBoxのexeがダウンロードできん???
サイトに行って(前とちょっと感じが違ってた)クリックしたら変な画面が開くし右クリック保存したら変なhtmlが落ちてきた。なんじゃこりゃ。
しかしこのhtmlをよくみるとexeにhtmlのヘッダが付いてるだけのようなので、バイナリエディタでその部分を削除して拡張子をexeに代えたらアイコンが表示されて無事exeになった。

インスト前に本体は落としておいて、それを参照した。
で、起動しました。前よりよさげです。文字も日本語だぞ。前もそうだったかな?
それより、トレイアイコンのメニューが英語だがちゃんとしてる、これはありがたい。前はNotFoundだったか何もなかったかだったような気がする。進化してますね。

しかし新しいマシンをつくろうとするとやはり、エラーだ!!
Cannot access the kernel driver!
おんなじです。
今度はちょっと真剣にwebで調べてみたが、ホスト側の権限がAdminではないことによるみたいだ。
で、64ビット版もインストするとうまくいくらしい。何故かはわからんが。
ちなみに、exeを右クリック→別のユーザーとして実行→Adminを選択
はうまくいきませんでした。私はAdminをパスワードなしにしてるのでそれが原因かもしれない。

で、手順としてはVboxのwin32フォルダをリネームして起動してエラーを出させて再度今度はwin64をインストしてそのフォルダをwin32にリネームして起動。
VBoxRT.dlllが不正というメッセージで起動せず。

わからん!!!

最後にwin32、win64をもう一回最初のフォルダ名に戻して起動してみたら起動しました。
なぜだあ。。。
まあ、動けば官軍ですな。

ちなみに、前の仮想マシン探したが見つからない。削除してないはずなんでどこかにあると思うんだが。5Gくらいあったはずなんだがなあ。
しょうがないのでもう一回ウインドウズインストから始める。前はCDからだったが、今回はisoでもいけた、こっちのほうが楽だな。


2011年5月1日日曜日

ハリーポッターと死の秘宝 Part1


映画です。
長男が新作をレンタルしてきて昨日久しぶりに家族で見ました。

まず映像が暗いです。細部がわからん。映画製作者の意図だと思いますけど、暗い画面はとにかく嫌いです。我が家の貧弱なアナログテレビだとなおさらなのかもしれませんが。
見えないと意味ないんじゃないのか?????

あと、話が分かりづらいですね。私は原作を読んでるのでわかりますけど、初めてこの映画を観る人は殆どわからないんじゃないかな。こういうのってどうなんでしょうね。私は映画としてはダメだと思います。

PART1というのも嫌ですね。最近こういうの増えてますね。しかし映画で続き物ってありなんですかね。
まあ、アリなんでしょうけど、一応終わって次もあるかもしれないというのではなくて、全然終わってないってひどいんじゃないかな。
SPのPART1なんてひどかった。ひっぱるだけひっぱって終わりますからね、詐欺だと思いました。
家族は喜んで先日最終章を見に行きましたけど、私は見る気になりません。

あと、ハリー達もちょっと無理ありますね。大人になり過ぎ感ある。
子供の頃は良かったけどね。
ヴォルデモートの品の無さも嫌だな。
小説を楽しんだ人間にはちょっと違和感あるんじゃないかな。

しかし、我が家の長男などは専門家と言っていいくらい何度も小説を読み返してるけど、映画も楽しく見てます。面白いんだろうな。
私には理解しずらいです。



けやき


先週の金曜日、次男に付き合ってもらって三井のアウトレットに行って、昼ラーメンにしました。
特に食べたくて行ったわけではありません。
ススキノの味噌ラーメン専門店ということになっていて、結構人が並んでました。

私は味噌ですけど、結構ギトギト系のラーメンですね。
ただ野菜がうまかったです。もやし・キャベツ・人参・きくらげ・ネギなどの野菜がシャキシャキで盛られています。ギトギト味にマッチしてました。
ここのラーメン食べてて、今はもう無いのかな、「くるまやラーメン」を思い出しました。味にてます。
味噌味って、ぎとぎとにすればまあまあ食べれる味になりますね、そういう味です。

次男は醤油にしましたが、これは結構個性的な味ですね。焦げみがあるというか、うまく言えない味。
次男は結構うまいと言ってましたけど、どうなのかな。
三井のフードコートには、もう一件「弟子屈」というラーメン屋もあって、ここの醤油がコッテリ系でウマそうだったんだが、これは次かな。

三井は一周年記念らしいです。
ラーメン食べてる間にみるみる混んできました。
まあ、確かに安いですね、私の買いたいものはなかったけど。こういう所は不景気でも混むんですね。

2011年4月28日木曜日

GetPixel


数年前から自作のグラフィックビューアを使ってるんだが、そこに実装した編集画面で、クロップ用にAutoCrop機能を実装していた。
ピクセルの色を判定して自動的に範囲指定するものだが、これにGetPixel関数を使っていて、これがすごく遅い。
で、いずれ高速化したいというのがずっと私のToDoリストに載ってたんだが、今回ようやく高速化できた。
GetPixel関数をやめて、直接ビットマップデータを参照して色判定するようにした。

ビットマップの構造自体はちょっと複雑だけど難航不落ってわけどもないんだが、データのポインタが探せなくて苦労した。実はwin32ベースではまだ探せてなくて、ビューアの画像デコードエンジンとして使ってるGFLのdllの機能を使ってる。
このdllはxnviewのエンジンになっていて、非常なスグレモノです。ココ↓
フリーでこんなスグレモノを使わせてくれてるxnviewは太っ腹ですね~。

で、この機能を借りてビットマップデータに直接アクセスすることができて、その結果の高速化だったんでまだまだなんだが、とりあえずは早くなりました。よかったよかった。
しかしGetPixel()が遅いのって周知っぽいですね。
検索したら結構情報ありました。
この関数は単に特定のポイントの色を取得するだけなら不満ないけど、スキャンする場合は使えないんですね。
勉強になりました。

まるとも


今日休みをとったんですが、家内がいなかったんで昼一人でまた行ってきました、ラーメン。
今日は塩にしました。
私は味噌派ですけど、前回行ったとき結構塩の人も多かったし、このベースなら塩もかなりいけるのではないかと思ってのことです。
で、食べましたけど、今ひとつですね。甘いです。
しかしスープを飲むと甘いんだけど、麺を食べると結構絡んでいてしょっぱいです。ちょっと不思議な味ですね、普通は逆です。麺自体がしょっぱいのかもしれないな。

平日の割には混んでました。少しだけど後ろの椅子で待ちました。
それにしてもここのラーメンはどうして500円で頑張ってるのかな。
ここは味で売れるラーメン屋です。安さに関係なく。
もっと高くて良いと思いますけどね。
というのは、安いので大盛りにする人が多いように感じるんですけど、普通のラーメンでも全然十分な量があります。ついワンコインだと量的にどうかな、と考えてしまうんですね。
前のおばさんも確か500円で頑張ってたように思うので、そこにこだわってるのかな?若い夫婦ものですけど、こだわりならまあ、こだわるのもいいかもしれませんが、ここは十分味で勝負できるラーメン屋であることは私としては書いておきたいです。

で、甘かったんですけどすっかり飲み干してしまいました、塩のスープ。
ラーメンのスープを飲み干したのは久しぶりです。
うまかったのかな??

介子推


昨日読了しました。宮城谷昌光さんですね。
砂中の回廊にも出ていた人です。作者も特別な愛着があったようです。
今まで読んだ宮城谷作品とはちょっと違っていて、物語の要素が強いです。
史実に作者の想像力を足していくというよりは、大部分が作者の創作で、背景に史実をおいている感じかな。
強烈な個性を持ったひとの、人間を書きたかったんでしょう。
なので、史実に学ぶような部分は少ないです。
純粋な物語として読めば、最後のハッピーエンド?が収束としてはちょっと物足りないし、幻想譚的な要素が中途半端な位置づけしか与えられていないような、幻想譚ならそう割りきってもっとけばけばしさがあっても良かったんじゃないかなと、そういう意味でやや中途半端な作品だったかな。
しかし中国にはこの介子推のための日があるんですね、火を使わないという。
すごい国ですね~。
宮城谷作品って、読んでると人物がかぶりますね。
同じ時代でもいろんな人が生きてるから、それぞれの視点からみるとまた別の物語があるんですね。
そこら辺が歴史の面白いところなのかな。

2011年4月24日日曜日

かわなみ食堂


昨日の土曜日また子供たちと3人で行ってきました。
私は当然広東麺。
3回目だと思いますが、微妙に具が違います。
ここの広東は海鮮系なんですが、1回目はホタテメイン、2回目はエビ、昨日はまたホタテですが量はそんなに多くない。
具は決まってないのかな?
ラーメン屋ってそういういい加減なところありますよね。
私的にはそういうところが好きですね。
具材は季節によって違いあるし、食べ物ってそういうものかもしれない。

しかし結構うまいです。
ここは、仕事の帰り、地下鉄からバスに乗り換える澄川駅の裏にあるんですが、最近いつも食べたいなあと思ってたんで、昨日行けて満足でしたが、それにしてもうまかったです。
長男も行きましたが、ここのラーメンは500円とワンコインですが、あっさり系でなかなかうまくて、長男も好きだそうです。
最近はコッテリ系のラーメンが多い中でここもまた独特な味を維持している古くからの札幌ラーメンの店ですね。

中華丼とか肉丼といったメニューもあります。
他のお客さんが食べてました。
ここはいつ行っても混んでませんが、不思議と他の客も必ずいます。
とても貧相な店舗で、一見の客には入りずらいと思いますので、知る人ぞ知る店ということかな。
個性的なおばちゃんですが、いつまでも頑張って欲しいです。


2011年4月23日土曜日

管仲


先日末っ子の授業参観があったんだが、黒板の上にクラスの子全員の顔写真が貼ってあって、そこにそれぞれ好きな漢字一字とコメントがあった。で、結構「仲」の字が多くて、「友」みたいな意味かな、良いな、と思った。
関係ないけど結構中国の人名には「仲」が入ってますね。
宮城谷さんの小説には人生が詰まってますね。舞台が孔子より前で紀元前、この時代の人々の行動が現代の我々の生き方にも大きな示唆を与えてくれる、それってすごいことだなあと思います、我々が如何に愚かかということかもしれないけど。
この小説に関しては管仲が小伯に弓を引くあたりがあまりに小説的すぎて本当かな、という感じだが、ドラマティックな要素が多いし、そもそも管仲の不遇の時代が長いから、日本人的には「おしん」的な楽しみ方が出来る本ですね。
あと、女性が描かれてますね。毒夫の様な文夾と奇燕。文夾は愛に生きた女なのかな、悪女なんだろうが一つの生き方として描かれてます。奇燕は最後に管仲との再会がありました。もっと描いて欲しかったけど、さらりとした辺りがこの作者らしくなんとも良かった。
宮城谷さんって、春秋なんちゃら等を精読して歴史をつかんで、それぞれの史実に人間としての感情をつけたして小説にしてるんだね。つけたした感情は宮城谷さんの創作というか推論というか想像なんだが、作家としては「こうにちがいない」という信念があるんだろう。骨に血と肉をつける作業といってもいいかな。
その、あとからつけられた血と肉にどの程度の説得力があるのか、それがこの小説に対する評価になるのかもしれない。
あとがきにもあったけど、多分管仲と飽叔の関係も多くは血と肉の部分なんだろう。
小説的には飽叔がより素晴らしい人間として描かれてますね。人間としても明るく曇りがないし、引き際も見事すぎる。しかし挫折を知り暗い側面を持つ管仲が歴史的には名を残すことになり小説の主人公にもなっているあたりが、私としてはちょっと?もある。もっと飽叔を読みたかったと思うので。
作者は飽叔を描いても良かったんだろうけど、描きたかったのはあくまで管仲なんだね、そこらへんも興味深いかな。
まとまらない感想だけど小説としても人間の書としてもかなり面白かったです。
で、次は「介子推」を読んでます。
図書館からなんとなく借りておいた宮城谷さんの本です。
冒頭はかなり物語っぽくて面白いです。

2011年4月17日日曜日

ドナウの旅人


昨日読了しました。
宮本輝さんですけど、このひと芥川賞作家なんですね。知らなかった。
泥の河は知ってたけど、むしろ映画として記憶にあり、文学作品としては知らなかった。
まだまだだなあ。

宮城谷さんのあと、軽い日本文学を読みたくなって読んだんですが、まあ良かったです。
文章にとても品があって、谷崎とか太宰とかとは違うんだけど、安心感のある日本文学という感じですね。
物語としては、出だしはとても良かったけど、途中からは、映画で言うとロードムービーっぽくなってきて集中力が途切れてしまう感じがありましたが、ラストは結構見事な収束だったと思います。

ただ気に入ったら他の作品もよもうと思ってましたが、それに関してはちょっと微妙ですね。ちょっと冗長感があった、長すぎた感じがする。短編のほうが良いのかもしれない。
で、いまはまた宮城谷さんを読んでます。「管仲」、面白いです。

まるとも


またラーメンですけど、これは野菜系ではありません。
先週食べた蟻月のもつなべ「しろ」の味が昔食べたラーメンの味に似ていると思い、頭から離れず、いろいろ思い出しているうちに頭に浮かんだのがここ。
白石の北洋銀(当時はたくぎん)の近くにあって、おばちゃんが独りでやってた小さな店ですが、就職仕立ての私は寮の近くだったこともあり結構通いました。
その後結婚してからもたまたま出向先がここの近くだったのでたまに昼を食いに行ったりしてましたが、いつのまにか行かなくなってすっかり忘れてました。

しかし検索したらありました。
最初GoogleのStreetViewで見たら無かったので、諦めてたんですが、ふと検索したらヒットするのでおかしいなと思ったら、昔の店のすぐ近くでやってました。
おばちゃんはもうやってなくて、息子さん(多分)の代になってましたが、実は私は息子さんに代替わりしたことは知ってて、食べたこともあったんでした。

で、昨日家族みんなで行ってきました。
12時半くらいでしたが、外まで並んでてびっくりです。
中はカウンターのみしかも8席くらいしか無いので外に並ぶのも仕方ないけど、こんなに混んでるとは、正直びっくりでした。
味は前と変わらずです。結構癖があって、くさいです。定番は味噌です。
最近はやりのとんこつ系でも二郎系でも旭川っぽくもない、独特のラーメンです。
家族は微妙な感じでしたが、私はやっぱり好きですね、このくさい味噌ラーメン。
通ってしまいそうだ。

ちなみに値段は500円です。
かわなみと一緒だな。でも混んでる秘密は安さではありませんよ。
ふと気づいたんですが、並んでる人は年配の人が多かったです。
昔の常連なのかな?普通の並ぶラーメン屋とはちょっと違う雰囲気がありました。
一度食べる価値はありますよ。

2011年4月16日土曜日

蟻月


行ったのは4月11日の月曜日です。職場で被災地の応援に行っていた若い職員が無事帰ってきたので、慰労会として蟻月に飲みに行きました。
2回目ですが、やっぱりおいしかった。
もつなべがおいしいのは言うまでもないのですが、コースで出てくるほかの料理も結構良いです。
最初のもつと、明太子入りの卵焼きがオススメかな。
これに飲み放題をつけて、飲み放題自体は2時間ですけどそのあともいれるので、3時間くらいいました。
十分ですね。

もつ鍋ですけど、銀(牛テール味)としろ(味噌)の2種類食べました。
6人で行ったんですが、味を分けて2回分食べさせてもらえました。
前も食べたしろは相変わらずこってりしょっぱくてにんにくが利いていて、なんともうまいです。
たぶん蟻月の定番なんでしょう。はずしませんね。
銀は、油系でバターだとおもいますけど、薄味でこってりです。テールのあぶらなのかな。
銀もおいしいけど、私としてはしろの方が好きですね。
最後はチャンポンで締めましたが、これも良いです。
締めは雑炊もあるんですが、雑炊だと汁を吸いすぎてギトギトになるような気がする。ふと麺のちゃんぽんは絶妙だったと思います。

おなかもパンパンで、満足度高いです。
ひとり4千円くらいらしいです、CP結構いいと思います。おすすめです。

ふくべ


4月10日の日曜日に末っ子連れて3人でふくべしました。
私は久しぶりに塩、末っ子は味噌、家内はいつも通り広東。

末っ子はほぼ通常の味噌ラーメンを完食。さすがに満腹で具合悪そうにしてましたが、もやしで腹が膨れてるだけなんで、晩御飯のときには回復してました。
で、私の塩なんですが、一緒に作ってもらったほかのお客さんが「味がない」とクレームして、作り直しになりました。
私も野菜の味が薄いなあと思い食べてたんで、味のつけ忘れなんてありえるのかなあ、と思いながらも作り直しの野菜は味もついてたんで、まあ納得して食べました。
しかし食べ終えて思うにやっぱり味は薄かったです。だから最初のクレームついたラーメンも味の付け忘れではなかったんじゃないかなと。
思うに、塩はもともと味噌・醤油とは野菜の質が違ってて、量的にはチョイ少なめだったんですが、今回はそれが他の味と同じになっていて、つまりもやしが多かった。それでもやしの水分で味が薄くなったんじゃないかなと。ふくべのラーメンのなかでは多分塩が一番しょっぱいはずなのに、随分甘く感じたのは明らかに変なので、もやしが原因ではないのかなと。
クレームした人は多分満足してなかったんじゃないかな。もう来ないだろうな。
私は主に味噌派だったけど、ふくべで一番うまいのは塩だと思っていただけに、味が変わったのは非常に残念でした。
それに比べて家内が食べた広東は相変わらずしょっぱかった、これがうまいんだけどね。

ふくべってもともと味が一定じゃなくて、特に作る人によって違ってた。オヤジさんが一番しょっぱくて、おじさんはチョイ甘。お兄ちゃんもたまに作るけどこれはぜんぜんまずい。はっきり言ってお兄ちゃんがつくるようになって私は行きづらくなりました。最近はおにいちゃんは作ってないんで安心してたけど、塩がこんなに変わってるのはちょっと心配ですね。


ハルモニ


韓国料理の店です。4月9日土曜日の昼、家内と二人で久しぶりに食べに行きました。
キムチチャーハン、牛スジ炒め、鳥肉炒め、の3品、我が家的には定番。
相変わらずうまい。それぞれすごくうまいです。
ただ、昔と比べると全体的にあんまり辛くなくなったような気もします。
それと、チャーハンですが、ちょっとべたっとした感じでした。容器も鉄皿ではなく鍋で出てきたし、変わったのかもしれない。これはこれで十分うまいというか、私はこっちのほうが好きですけど。
ここのメニューって結構変わるので、我が家の定番3品が全て残ってたのはうれしかった。
ちなみに無くなったメニューとしては、ラーメン(キムチじゃない)、イカ炒めがあります。私の知っている範囲ですが。

あと、ここは地下鉄南平岸駅の前にあって駐車場は無いので、いつもマックスバリューに駐車して、帰りに何か買うようにしてたんですが、ここの無料時間が1時間に短くなったので、駐車料金がかかりました。20分以内なので100円ですけどね。

2011年4月12日火曜日

コストコ


最近コストコの品揃えが少し変わったような気がする。
ポテチの大袋がなくなった。
魚肉ソーセージの大袋がなくなった。
新しく並ぶ商品があるから、無くなる商品があるのは当然だが、自分が買ってたものが並んでないとがっかりですね。
しかしポテチの大袋は人気だったと思うけどなあ。震災の影響もあるのかな。
現在の我が家の定番は、パン、鶏肉、ピザ、ぶどう、って感じかな。コストコでしか買えないものは貴重です。
あと気づいたことだが、お試し会員の日っぽい日ってわかりますよね。
いかにも慣れてない人たちって、通路の真ん中で立ち止まって動かなくて人の流れが止まってしまう。
立ち止まるんなら端による位の配慮は欲しいと思う。北海道人ってもともときちんと並ばないし、周りの人のことをあんまり考えないのは良くないところですね。

さらに土曜日は、棚と棚の間の通路にミネラルが積んであって、通路はすごく狭くなってました。そこであのでかいカートを止めて動かない人がいるので、すごく流れが悪くなってました。
コストコってそういうことを注意する従業員はいませんよね。商品がどこにあるか分からなくてききたくても聞く人もいない。
コスト削減のため余分な人員はおかないということでしょうけど、まあ、その分安いんなら仕方ないのかな???

情に棹させば


漱石だが、ずっと、流れに逆らうの意と思っていたが、違うらしい。
「棹さす」は舟を進めることなので、流れに乗っていくとそのままどんどん流される、ということらしい。
そうかな?

この草枕の冒頭は、
知に働けば角、情に棹させば流、意地を通せば窮屈、人の世はすみにくい

となっていて、フレーズは4つで、3つ例示して最後が結論という構成と私は思う。
この3つの例示は、最初と最後は「頑張れば大変」という意味だから、並列しているとすれば二番目も「頑張れば大変」の意でなくてはならず、だとするとやはり流れに逆らうの意ではないだろうか?
この考えはあくまで3つのフレーズが並列しているという前提だが、並列でなければこんな感じになってしまう↓
「頑張ると大変」「頑張らないとだらだら」「頑張ると大変」「とほほ」
これはちょっと変じゃないか?
こうしたければ、3番目が余計だ。
「頑張ると大変」「頑張らないとだらだら」「とほほ」
とすべきだ。
3番めを生かしたいのなら、
「頑張ると大変」「頑張らないとだらだら」「頑張るとやっぱり大変」「とほほ」
とでもするべきだろう。この場合3番目につけた「やっぱり」がないと意味が分からなくなる。
従って、「頑張ると大変」×3「とほほ」
の構成と解すべきと思うんだがどうだろう。

そもそも「棹さす」のは、確かに舟を進めるためなんだろうけど、舟をその場所にとどめておきたい場合も「棹さす」のじゃないだろうか。そういう時はまた違う言葉を使うのかな?

「棹さす」は舟を進めることなのでその読み方は間違いです、一件落着。な~んていわれたら話はそこで終わっちゃうんだが、どうもぴんと来ないという話です。

2011年4月5日火曜日

砂中の回廊2


読了しました。
こういう小説もあるんですね、この年になって知ることができて良かった。
老後の楽しみがひとつ増えた感じです。
文章は漢文のように簡潔で格調高い。
そして淡々としていて深みがある。
しかし中国という国はすごいですね。
紀元前何百年という昔に、色んなことを考え実践し、それが歴史として記されて後代の人々を導いていってるんですね。
中国4千年の歴史、といいますが、大げさじゃないんだね。
ま、今の中国という国に対する評価は別として、その歴史には学ばなければいけませんね。
というわけで次も宮城谷を読むつもりで図書館に行っていろいろ見てたら、宮本輝の「ドナウの旅人」が目に入ってしまった。澄川図書館の文庫本のコーナーです。私に読んでくれと言ってる気がしてつい、借りてしまいました。
実は今日もうこの本を読んでます。
宮城谷さんを読みながらいろいろ考えすぎて少し疲れたこともあったかもしれない、普通の小説を読みたいと思ったのかな。
で、まだ出だしですけど、結構良いです。
きれいな日本語の文章で品があります。女性の一人称というところがちょっと私としては珍しいけど、ミステリーっぽくもあり楽しめます。
実はこの作家も初めての作家です。まだまだ知らない作家はいるよなあ。楽しいなあ。

2011年4月3日日曜日

砂中の回廊


得とは人を許し人に与えること
礼とは?
自分の信念を貫けないときに人はどうするか。士会の行動だけど、
①超遁が霊公をたてたとき反対せず秦に亡命した
②超遁が霊公を殺したとき(間接だが)病と称して態度を保留した
動かないことも知恵かもしれない。
反意は示すが、自分を通すことはしない、ということか。後者は出来るとして、前者をどうするかが問題なのかな。
しかし①も②も逃げたようにも感じる。正しい道が常に採るべき道とは限らない、なんて話は逃げてるだけじゃないのか?
士会の場合、国を守ることが大命題になっていて、そのために一時的に我慢することは士会としても矛盾しないのかもしれないけど。
私も筋を通したいほうなので流されてなんとなくの仕事はすごくいやだ。
実は流れに身を任せたほうが楽なんだ。
そうなんだがそれが明らかに間違っている場合人間はどうすればよいのだろう??
今度悩んだときはこの士会の行動を思い出そう。
小説をこういう風に読むのってどうなのかな。こういった読み方こそが大事だと思う一方で、何か違うようにも感じますね。
音楽を聴いてこんなことは考えないよね。
純粋に楽しめばいいんだろう。
小説もしかりでただ楽しめばいいようにも思うが、歴史から学ばないのはもったいない。
小説はそのものとしてまずは楽しんで、そこから何がしかを学んだならそれもよし、ということかな。
純粋に小説としても十分面白いです。
士会が秦に亡命して秦で地位を得ていくあたり、そして再び晋に戻っていくあたりは激動の展開で一気に読ませる。
物語として十分面白いです。
まだ終わってませんけど。

2011年3月31日木曜日

ジャズ雑感


最近チックコリアを聴いている。
上原ひろみとのデュエットがすばらしかったのがきっかけ。
コリアって多才な人なんですね。
いろいろ聴いてるとジャズというよりはいわゆるフュージョンで、エレクトリックなにおいがぷんぷん。
勿論アコースティックな作品もあるけど、基本はあっちなのかなと。

私としては基本ジャズ、どっちかというとモダン系なので、あっち系は苦手です。
なのでコリアで良いと感じるのはアコースティック系だけかな。
ゲイリーバートンとのデュオは良いですね。
あとソロもいいかな。キースとはまた別な、明るい透明感みたいなものがあるような。
そう思ってキースを聴きなおしてみましたが、やっぱいいね。
ケルンとかサンベアだけど、人類の遺産といって良い、グールドのバッハと並んで。
コリアにはそこまでのものは感じない、しかしこれもまた音楽、音として十分楽しいです。

上原ひろみといえばグラミー賞取ったということだけど、とったアルバムにゲストで参加してただけなんですね。アルバム聴きましたけど、私は良いとは思いませんでした。

2011年3月30日水曜日

宮城谷昌光


今読んでるのは砂中の回廊という作品ですが、良いです。面白い。
司馬遼太郎が認めた作家ということで司馬遼太郎作品とかぶりながら読んでるんですが、そのせいか結構かぶります。
一人の人物を描いているところ、淡々としているところ、分かりやすく感情も豊富に描写しているところ、そして大事なことは歴史的な事実を淡々と述べながらそこに我々が今生きて行く上での教訓がきちんと伝わってくるところ。
SFと純文学が好きだった私が歴史物を読み出したのは、というより司馬遼太郎を面白いと思うようになったのは、数年前。多分人生も半ばを過ぎたあたり(たぶん)。
自分が生きて行く上で、先人の知恵を学びたいと思うようになったからだと思う。
私が日々直面している問題って、おそらく歴史的には何度も何度もいろんな人が繰り返しぶつかった問題なのではないか、そういった人がどのように考えどのような行動をとったのか、それを学ばずして一体何を学ぶのか、と思うようになってからだと思う。
そういう意味で司馬遼太郎は一つの答だったし、この宮城谷も答えを与えてくれているように思う。
そういう意味では歴史ものって若いうちにこそ読むべきなんだが、そもそも先人の知恵に学びたいって思うようになったこと自体が最近だし、要するに年をとらんとそう思うようにはならないということなのかな。私が愚かなだけだったんだろうか?
もっと若い時から読んでおけばよかったなと思っても後の祭り、という私の感想自体も、今後なんども人類によって繰り返されることになるのかな???
実はこの作品はまだ上巻を終わったばかりですが、ようやく司馬ではない歴史作家を見つけたように感じたのでついうれしくなって感想を書いてみたのでした。

2011年3月22日火曜日

ペーパークラフト


もう先月のことになると思いますけど、ペーパークラフトで象を作ってみました。
子どもたちが読んでいる(私も)少年ジャンプに、ワンピースの船のペーパークラフトがついてきのがきっかけ。末っ子が作ったんですが、セロテープを使ったりしていて汚いので私が作り直してしまいました。
これがきっかけで無性にペーパークラフトが作りたくなって、ネットで検索して見つけたのがここ↓

いやあ、すごくいいですよ、ここ。
で、私の大好きな象をここからダウンロードして作ってみました。

Pdfをダウンロードして印刷するまでは簡単ですが、その後は結構ですよ。
一番は切ることですね。全てカッターで、これが結構時間かかります。
組み立ては一番楽しい工程ですが、丸い部分も多くてなかなか大変でした。
紙を張り合わせて立体的に作っていくなかで、頭の中で考えていた完成予想図とは全く別のものになっていった箇所もあって、頭の中も3Dにしなくちゃいかんのだなあと思いましたね。
そういう部分は作っていてものすごく楽しいです。

一気には作ってなくて、1週間くらいはかかったように思います。長かった。
また別のものを作りたいけど、ちょっと疲れました。

しかし材料も大事ですね。
ツールも考えたほうがよさそう。
まずのりですが、のりは普通の液状のりを使ったんですが、多く出すぎて汚くなってしまった部分もありました。木工用ボンドが一番良いと言うサイトもあったので今度試してみたいです。
紙質も大事そう。適当な厚紙を使ったんですが、手で触っていて随分手に色がついてしまいました。プリンターのインクの問題もあるんでしょうが、紙質も影響ありそう。
あと鉄筆とか、細かい箇所用のカッターとか、あったほうが良いですね。

とにかく切る過程で疲れて目がしょぼしょぼしてきたのには閉口。
ただ好きな人にとっては安くてものすごく楽しめることは間違いなし。
子供の頃プラモデルに夢中になった方なら多分楽しめると思います。

少し道具の研究もしてから、また別なものに挑戦したいです。
また、自分で3Dモデルを作って展開図にするソフトもあるようなので、オリジナルにも挑戦したいです。
もう48歳ですけどね、こういうのはいくつになっても楽しいです。












実は耳をまだ付けてません。
なんとなく耳は無いほうがいいような気がしてるんですが.......

トキオ


また東野圭吾です。
面白かったです。タイムスリップ物ですがひねってあって、何よりも人が描けてますね。さすが東野さんです。

東野さんって推理小説というカテゴリーに分類される作家だと思うけど、ちょっとSFっぽい味付けがあるような。
私が読んだ範囲でも、このトキオ、秘密、変身とあって、超現実的な設定をベースにミステリー仕立ての人間ドラマになってたように思う。
科学技術系が好きなのかな。

そういう意味では森博嗣と重なるけど、森が仕掛けに重点を置いているとすれば東野はあくまで人間にこだわってるように思う。
森も十分な人気作家だけど、どっちかというと私は森のほうが好きだけど、多分東野のほうが圧倒的にポピュラーな作家だと思う、そこのところはやはり人間ドラマが勝つということなのかな。

ものすごく単純化した話だけど、私は理系人間なので森を好むが、文系人間は東野を好むのでは。
そして世の中は文系人間のほうが圧倒的に多いし、社会的にもトップに座ってる人は圧倒的に文系人間が多い。まあそれで良いと思うが。バリバリの理系人間に政治ができるとは思わんし。世の中ってやっぱり政治だし。公務員になってつくづくそう思うし。
繰り返しますが私はバリバリの理系人間ですけどね。

話が大幅に横にそれましたが、東野圭吾はやっぱり面白いということですね。
次は宮城谷昌光さんの本を借りてある。砂中の回廊という、朝日に連載されてたもの。
司馬遼太郎を読んでいたら、彼が最後までこだわっていたというか、応援していた作家が宮城谷だったことを知った。宮城谷は以前一度読みかけて面白くなくてすぐやめた経緯があるんだが、今回は少し我慢して読んでみようと思う。どうかな??

2011年3月20日日曜日

名刺


役所の名刺が少なくなってきたのでまた頼もうと思ってましたが、また自作しようかな、ということで昨日自作してみました。
自作と言ってもパソコンで作って印刷するだけですけど、今のプリンターは直接あの小さい紙をセット出来るんですね。
昔は10枚シートをセットして、自分で切り分けてましたよね。
ミシン目あるタイプは格好悪いし、シールタイプはちょっとべたっとしてて微妙な仕上がりでした。
それがいやで今の職場では名刺屋さんに頼んでたんですが、新しくしたプリンターで1枚印刷できそうだったので、再度名刺印刷してみたものです。

紙は昨日ヤマダ電気で買いました。
エレコム製で白の普通厚120枚で420円。安いね~。
デザインの方は、職場のInkscapeで何種類か作っておいたものを開けてみたけど、フォントが変でうまく行かなかったんで、Illustratorで改めて作りました。

Illustratorってさすがに文字の配置とか縦横の調整など、自由度が高くて優れものですね。
ロゴのビットマップの透過度の調整も当然可能。
名刺作成に使うにはやや宝の持ち腐れ的な感もあるけど、十分使えました。
デザインとかフォントなりをいろいろいじって何とか2種類できました。
紙が白だったのがちょっとで、やっぱりアイボリー系のほうが名刺っぽい感じがしますね。
実はヤマダでアイボリーは売り切れだったんです。安いし、まあいいや。

紙が1枚づつだから試し印刷も気軽にできるし、十分自作可能であることがわかりました。
家庭用のプリンタがここまで色々できてしまうと、印刷屋さんはますます商売になりませんね~。
画像アップしようと思いましたが、名刺の名前の部分がわからないようにぼかしなどかけてみたら何が何だか分からなくなったので、やめました。