2012年8月30日木曜日

王家の風日


宮城にさん、今日読了。

太公望を逆から書いたものですね。もっともこっちのほうが太公望より古いようですが。
太公望を読んでた時に、主人公並みに重要な人物のはずの商の受王をなぜしっかり描かないのか、随分疑問に思いましたが、この作品で既に十分に書いていたためだったのだなと自分なりに納得しました。
また、この作品ではさらっと書いている部分が太公望では随分肉付けしてあったりもして、あらためて宮城谷さんの作品はやっぱり小説なんだなあとわかって少し安心したりもしました。
宮城谷作品を読んでると、細かいセリフが全て史実のように、ノンフィクションのように思えてしまい、本当にこんな人がいたのかなと疑いたくなるようなこともありましたけど、かなりの部分が創作というか、宮城谷さんの想像力の産物だと思えると少し読むのも楽になるような気がします。

面白く読ませる良い小説ですね、オススメです。

2012年8月23日木曜日

天空の舟


宮城谷さんです。

「下から上への、おもいやりはないのですか」「世をうるおす雨は、下から上へは、降りません」
「生きるということは、いいわけのきかぬものだ。まして為政者はな」

この作品はびっくりするくらい太公望に似ているように感じました。歴史物なので似ているとしたら歴史そのものが似ていることになりますが、太公望が伊尹をまねたという部分もありますね。
しかし新しい王が牢獄で何年かくらすあたりも同じだから、歴史は繰り返したんだなあと思うしか無いのかな

物語の作りも太公望に似てます。前半は読み物っぽく面白いけど後半は史実をなぞるような部分があってちょっと読みづらくなる。
しかし全体に春秋時代より夏・商のあたりのほうが面白く感じますね。絶対的な王がいるぶんわかりやすいからだろうか。
中国の歴史は面白いなあ。宮城谷さんの小説が面白いのかな。どっちでもいいけど次も宮城谷さんの予定です。

2012年8月19日日曜日

小太郎


前から一度行ってみたいと思ってたラーメン屋さんです。昨日家内がいなかったので子供たちと四人で食べてきました。

駐車場広いし店内も広くてゆったりです。
1時半ころ行きましたが結構人が入ってました。12時過ぎじゃ入れなかったかも?
末っ子がミソを頼みましたが他は醤油。
出てきたとき赤いのにちょっとびっくり。でも赤い味はしますが辛くはないです。辛さのないちょっとキムチ系の味、という感じかな
私は野菜大盛りにしましたが、その野菜がシャキシャキして歯ごたえがあり、すごく美味しかった。緑の野菜は臭みがあって、メニューを見ると「ターサイ」と書いてました。中国系の野菜?
豚骨系ではないと思いますが、スープの表面油が結構あっていつまでも熱い系です。熱くて食べづらいと長男は言ってました。
臭みですけど、家に帰ってからも臭みは残ってました。結構ニンニク系だったのかな

私の評価としては微妙といったところ。結構くせがあるので好きな人は好きなんでしょうが、私はまた食べたいとは思わなかった。
あと、オヤジさんは愛想悪いです。会計のときも、「2600円」とひとこと、3000円払ったら黙って400円のお釣り。店を出るときも何も無し。「ありがとうございました」くらい言えないのか????

赤いけど辛くはないです

2012年8月14日火曜日

太公望


宮城谷さん、さっき読了。

「人の力ではどうしようもない力がここにはあり、それに屈するというより、それに同化してみると、自分というさわがしいものを棄てることができる。~ひとつのことは、かならず両面があり、人為を押し通しつづけようとすれば、一面しかみえず、人力を超えた巨大な力にさまたげられたり破壊されたりする。人など、じつは無力にひとしい」
「望はことばの角をけずったようないいかたをした」
言葉の角を削るって難しいですよね、私も50歳にしてまだぜんぜんダメです、反省。

この物語は壮大な復讐譚として描かれるけど、そんなに単純ではなく、特に後半は複雑さを増します。多分後半は太公望というタイトルでは描き切れないものを作者自身が抱えてるんでしょう。
作品全体としては、物語性と歴史性が見事に融合した感があって、歴史性が勝る後半はちょっと登場人物が多すぎてわかりづらいが、それでも最後まで物語性が失われてなくて、見事な作品だと思います。
私が今まで宮城谷作品を読んできた印象としては、宮城谷作品は物語系と歴史系にわかれるなあというものでしたが、この作品はこの両者が融合されてます。宮城谷作品のベストじゃないかと私は思いますね。
春秋時代に入る前の圧倒的な強者に向かって戦いを挑むというテーマ自体がなんとも面白すぎるのかもしれない。

しかし商の時代は春秋時代より面白いな。ココらへんの作品をもっと読むか???

2012年8月12日日曜日

お盆


昨日の土曜日、お参りに行って来ました。
夕方出かけて7時くらいにお参りしました。
これくらいの時間だと空いてて楽でした。

いつも行ってからお経をあげるのに本を持って来なかったことを後悔するんですけど、置いておけばいいんだろうけどなあ。昔は暗唱できたんですけど、
でちょっと考えてみると、私は小さい頃から寝室に仏壇があって親父が手を合わせてたんで私も自然と手を合わせることが多くて、大学のあたりで仏教をちょっと勉強したりしたんですが、息子たちはそういう経験が全く無いので、宗教に対する興味って持ちようがないんだろうなと。
まあ無理して興味をもつ必要もないんだけど、いつの日か宗教に興味をもつ時があっても良いのかなと、しかし経験がないとどういうふうに入っていくんだろう?今のうちに少し教えておいたほうが良いのだろうかなどとちょっと考えてしまいました。
私に人に教えれるほどの知識はないんですけどね。

帰りはミュンヘン大橋のびっくりドンキーで外食。ここのドンキーは随分久しぶりでしたが広くて臭いがつかなくてよかったです。隣がゲオなんで待つのも苦にならないのが良いですね。

2012年8月9日木曜日

稚内旅行記4


いよいよ最終日。
まずは長男が行く事になるかもしれない旭川教育大学を見学。
結構街中に近いですね。旭川のロータリーを初めて走ってちょっと感動。
それから向かったのは旭山動物園。

実は末っ子が修学旅行で行ったそうで、その際時間があまりなくてよく見物できなかったということで、私も新しくなってからの動物園は初めてだったので行ってみました。
人の多さにまずはびっくり。昔家内と来たときは空いてましたけど今は大人気です。ただそんなにすごいのかなというのが感想。
動物の見せ方に工夫があることは認めるけど、所詮は動物園だし、円山動物園だってそれなりだよなあという感じでした、私には。
でもまあ、2時間くらいたっぷり楽しみました。

動物園の後は富良野へ。私にとっては初めてでちょっと楽しみでした。まずは富良野の前に美瑛で昼食。道の駅は混んでて入れず、レストランっぽいところで食べましたが、家内と私が食べたカレーは結構美味しかったです。サラダとコーヒーもついていて、田舎の良心的な食堂といった感じ。味枡というところ。オススメですよ。
そのあと家内が楽しみにしてたらしい拓真館へ。
風景写真館ですけど、色が鮮やかすぎて私にはコンピュータ処理した画像のように感じられましたがどうなんだろう?本当の色だとしたらすごいです。

そのあと富田ファームに向かいましたが、途中にトリックアート美術館があったので入ってみました。大人1300円は高いなと思いましたが、展示物はトリックの絵だけですけど、結構充実していてものすごく面白かったです。末っ子も大満足でした。ここもオススメです。

そのあとちょっと走って富田ファームへ。随分混んでましたが、何がそんなにいいのか私にはちょっと?でした。勿論ラベンダーや花は綺麗で、無料で開放してくれてるのはすごくいいなと思いましたが、あそこまで混む理由は何だろ??

富良野は他にも見所が沢山らしいけど、4時くらいになったのでここらへんで引き上げて札幌へ。
滝川方面まわりで、途中桂沢の方に抜けて三笠経由で12号線へ。ちょっと迷いました。
札幌に入ってから松屋で夕飯、家についたのは8時過ぎ。
今日が一番疲れました。でも楽しかったです。温泉もいいけど旅行は楽しいですね~。

稚内旅行記3


旅行2日目です。
奥田屋さんの朝ごはんはものすごく品数が多くてお腹いっぱい、大満足でした。
旅館を出てまずは長男の通った小学校を見て、ふれあい公園へ。
中はあんまり変わってなくて、遊具を見て懐かしかったです。昔子供たちを遊ばせに来た公園で、私は家内と二人で稚内コーヒーで買ったコーヒーを飲みながら色々話したものでした。

次は宗谷岬。良いですね。土産物屋さんに寄ってマトリョーシカを買いました。そこの奥が低温の剥製室になっていて、狐やアザラシを見ました。昔からこんな場所あったっけかな?
岬の山側にも登って平和の鐘を叩きました。
午前中は雨模様でしたがそんなにひどくならなくてよかったです。

それから岬を回って浜頓別、クッチャロ湖へ。微妙に昼の時間でしたがぱっと食べる店もなく、枝幸から歌登に入って、美深へ向かう途中、稚内の家内の友人にもらったパンを車中で食べました。
美深のドライブインに着いて、惣菜系を買って車中で食べました。結構美味しかったです。
それからひたすら旭川を目指しましたが、名寄はバイパスが通っていてよらずにパス、4時過ぎに当麻へ。当麻では鍾乳洞見物。私は長男が生まれたとき以来、家内は子供の頃よく来たそうで、末っ子も楽しんでました。

そのあとは旭川のホテルにチェックインして、晩ご飯はホテルから歩いて蜂屋へ。こんなに臭かったかなと思いましたが蜂屋のラーメンは健在、癖はあるけど美味いですね。
その後夜の買い物通りを駅までぶらぶら。旭川駅は木をふんだんに使った作りですごく良かったです。ただ2階もあるんですが駅構内に入らなければいけない作りでちょっと残念。JRの入場券を買えということでしょうが随分だなと思いました。

夜は、ホテルには大浴場がなかったので家内だけ向かいの系列ホテルのジャクジーに行き、私と末っ子はホテルの部屋風呂に入ってからオリンピックの日本男子サッカーを見ました。
永井の先取点には興奮しましたね、3-0で快勝でした。

2012年8月7日火曜日

稚内旅行記2


例年家族全員で行ってた旅行ですが、今年は次男が高校の部活優先ということで行かないとのこと。
我が家は基本家族優先なんですが、高校生の部活はしょうがないということで許可。でも長男は行く予定だったんですが、結局お兄ちゃんたち二人で留守番ということになりました。
私は寂しかったけど、二人はそれなりに楽しんだのかもしれません。

行きは水源池通から275に出て碧水から留萌に入って真っ直ぐ稚内まで。
途中北竜に寄ってひまわりを見ましたが、丁度お祭りで、じゃんけん大会に出て2千円分以上の商品券をゲットできました。ラッキー!!
アイスとかラーメンを食べました。
ひまわりはすごいですね、ちょっと感動しました。

途中の苫前の役所の前で写真。相変わらずの熊にほのぼのしました。
天塩からは結構遠かったです。こんなに遠かったかな?気持の問題でしょうけど。
抜海に抜けて稚内に入ってからは海岸線を外回りしてノシャップを見物してから稚内公園へ。
稚内にいた時もゆっくり見たことなかったので改めてという感じで見物しました。

そのあとじけい小児科とか大谷幼稚園、末っ子が生まれた市立病院などを見ました。懐かしかったですね。
ちょっと心残りだったのが図書館跡を見なかったこと。古い図書館はどうせ残ってないだろうと思って行かなかったんですけど、私にとっては稚内生活のある意味中心的な場所だっただけに行って確認だけでもすればよかったなあとちょと後悔。

夜はふるさとでキムチチャーハンを食べました。
これがほんとうに楽しみだった。昔良く来て食べたものです。
止まったのは奥田屋さん。
古い旅館ですけどものすごく中は綺麗で良い旅館でした。オススメですよ。
ということで一日目は終わり。

稚内旅行記1


今年はお兄ちゃんたちは行かないというので末っ子と三人で稚内に旅行に行きました。

1日目
北竜町ひまわり祭~偶然
納沙布岬
稚内公園
稚内見物~懐かしかったなあ
ふるさと(居酒屋)

2日目
ふれあい公園
宗谷岬
クッチャロ湖
美深ドライブイン~良かったっす
当麻鍾乳洞
蜂屋(ラーメン)

3日目
旭川教育大学(見ただけ、長男よ頑張れ)
旭山動物園
美瑛味枡(カレーうまかったっす)
拓真館
トリックアート美術館
富田ファーム

ざっとこんな感じですけどクタクタへとへとになりました。
ここ数年は温泉でゆっくりで、それも良いんですが、今回は旅行らしい旅行で、いろんなところで遊んで、すごく楽しかった。
来年も行きたいっす。