2012年12月29日土曜日

いとう食堂


久しぶりに行って来ました。
最近良く万代に行ってましたが、前を通るたびに、やってるな、と思ってて、年内に一度行きたいと思ってたので、やっと行けました。

ミソ野菜、私の定番。
ちょっと野菜少なめかなと思いましたけど、まあ満腹にはなりました。
それとちょっとしょっぱかったです。

ふくべのラーメンもそうだけど、この手の野菜大盛り系は味のブレが大きいような気がしますね。
野菜からの水の出方が微妙に毎回違うんじゃないだろうか。
そこをコントロールして均一の味にするのがプロの食堂なんだろうけど、まあラーメンだし、良いか。

杖下に死す


北方さん、水曜日(12月26日)に読了。
今まで読んだ北方さんの歴史物の中で一番かっこいい、男臭いハードボイルド歴史物といった感じ。
歴史と物語というか、史実と虚構(?)というか、絶妙にミックスされてて読んでて本当に面白かった。
利之さんちょっと格好良すぎだけど、まあ小説だから良いですか。
続編あるみたいなので読まなきゃな。

2012年12月23日日曜日

たけ蔵 麓郷舎閉店


昨日の土曜日に行って来ました。
麓郷舎に行く予定だったんですが何と閉店!!!
なぜだあ???

私が行き始めた頃はかならず並ぶので車の心配もあり時間をずらしたりしたものでしたが最近は結構車もとめれてオヤとは思っていた。
心なしかもやしも少ないしなんといっても肉、これは確実に小さくなっていたと思う。
しかし閉店は急だなあ。
何かあったのかな?
お客さんが全然入らなくてやっていけなくなるような店ではなかったと思うんだけどなあ。

ということで家族でしばし呆然としてたらすぐ横がまたラーメン屋で、ま、ここでいいか、ということで入った店でした。
味的にはまあまあでした。
子どもたち三人連れていきましたが全員醤油、私はトッピングでもやし炒めをつけましたが、ひき肉を入れるスープで甘みというかコクがあって、そこそこの味。
ただ普通750円でもやしトッピングで830円、大盛りにすると930円はちょっと高かったかな。
しかし麓郷舎、残念だなあ。
閉店、シャッターに張紙 右奥がたけ蔵

たけ蔵の醤油もやし炒めトッピング

2012年12月20日木曜日

一絃の琴2


動作もゆったりと、もの事を隅まで追い詰めぬ考え方は人に好かれ、

蘭子さんの面倒を最後まで見た祓代さんの描写です。
最近仕事で係の女性と議論というか、口論になることが多い。とにかく彼女は屁理屈が多くてついカットしてしまう。私は屁理屈って大嫌いなんだよなあ。
しかし私ってまさしく「もの事を隅まで追い詰め」ないと気が済まないたちで、良くないなあとは思いながらも仕事ではこれを怠るととんでもない目に合うわけで、仕方ない、私は悪くないなどと子供のように考えて「もの事を隅まで追い詰め」まくってましたが、やっぱりイカンよなあと思いました。
さらっとひくのも大事ですよね。屁理屈って多分追い詰められるから出てくるんだろうから、そこまで追い詰めちゃダメなんだよな。
50過ぎた管理職としては恥じるべきなんだろうと、そう思ったりしました。

弁える

いろんなところで出てきた言葉。ルビがなきゃ読めませんでしたね、私には。
人間これは大事ですね。
これも同じ事かな。
いったんひく。
う~ん、私のための言葉なのかもしれない。

一絃の琴


宮尾登美子さん。初めて読みました。直木賞受賞作。
読み始めは文章が硬く感じて読みづらいし地味すぎるし何だかなあという感じでしたが、美代さんの妊娠のあたりからグワングワンしてきます。
しかしあくまで物語は抑えて進みます。
そして読み進むうちに文章にも馴染んできて、そうなるとなんとも品の良い格調高い文章に思えてきて、そこで淡々と語られる物語にどっぷり引き込まれていきました。

しかし苗の話かと思って読んでたら苗と蘭子の話なんですかね。しかし蘭子の死の描写のなんとも冷たいこと。苗も死に際は第三者の視点でしか書いてもらってないし。
と考えると主人公はやはり琴なんでしょう。
そうそう、雅子さんもいつ出てくるのかと思って期待して読んでたら最後まで出てこないし、せっかく伝えた漁火はどうなったんだあ。

そういった部分はなんというか未練なく骨太ですね。
最後に印象として残るのは人間ではなくて琴にかけた人間の執念みたいなものだけかな。
面白かったです。オススメ。
この作家は読まかければいけませんなあ。

痔か??


月曜(12/17)から肛門内部左側に違和感。
何もしなければ何ともないんだけどきゅっとすぼめると何となく内側が痛い???

元々便秘症な訳だけど毎日少しずつでもしたほうが良いかなあということで最近トイレでかなり頑張ることにしてた。
頑張ると少しでも出るんだよね。
しかし頑張るのって肛門には悪そうだなあと思ってはいたんだが、きたのか?!

今年は尿管結石だけでも結構だった、まだ直ってないけど。これに痔が加わるとかなりしんどいなあ。
何ともなければ良いんだけど。。。。。
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今朝はほとんど違和感はなくなってたけど、ちょっとヒリヒリしてたんでメンタム塗りついでに肛門をいじってみたら左側がチョッと出ててビラビラした感じだった。痛くはないけど。脱肛というやつだろうか?
場所が場所だけに見えないし、鏡で見てみたいがなあ。妻に見てもらうのもなんだかなあ。
明日もメンタム塗るとき確認してみよう。

2012年12月16日日曜日

骸の爪


道尾さん、12月13日読了。

塩野さんの後で読み進めると何とも薄い感じがしたのは道尾さんのせいではないのだが思ってたより私は塩野さんを気に入っていたということか?

単なる創作ではない歴史の重みのようなものを読んだ後でこの作品を読んだわけだが、普通の探偵もの的な出だしがものすごく平凡で、何とも薄い感じだった。
今まで読んだ道尾作品はもっと違ってたような気がする。本作は少なくとも出だしに関しては平凡すぎだな。

ただし中盤は結構いい感じで面白く読めた。
しかし終盤も平凡。
謎解きも普通で重なるどんでん返しのようなものは用意されていない。
もともとホラーということで敬遠していたんだけどホラーですら無いですね。普通の推理もの。
これはちょっとダメだな。
道尾さんも昔はこんな作品を書いていたということかな。

2012年12月8日土曜日

ローマ人の物語1 ローマは一日にしてならず


いよいよ塩野さんのローマ人を読むことに。
これははっきり小説ではなく歴史ですね。
でも面白いです。
古代ローマの人物たちが生き生きと描かれていて、もっと書いてくれよと物足りなく感じるところも。

チェーザレと比べると文章も随分良くなってると感じます。
チェーザレは物語は起伏に富んでるけど文章自体は平板というか、歴史を学んだ学生の卒論みたいなというか、素人っぽいというか、そんなふうに感じましたが、ローマ人は結構ツヤがあるというか、こなれているというか、物書きっぽくなってきたなという感じ。

そして本書は作者自身の「なぜ」を作者が作者なりに解決していく読み物でもあり、説得力があるかどうかは別として、作者の真摯な気持ちが伝わってきますね。
我々が歴史を学ぶ意義もまさしくここにある。
歴史のなぜを解き明かすことで我々の今後の道標が見えてくる、改めてそう感じました。

しかし難点を一つ。
ところどころ文章にわかりづらい表現があり、ちょっと気になります。
具体的な例は挙げないけど、作者が一人でわかってて作者には伝わらないような書き方をしてる部分があります。
こういうのってプロの作者としてはどうなんだろう???
私が理解できてないだけかな。でもチェーザレでは感じなかったんだけどな。
次の作品で確認してみよう。

2012年12月4日火曜日

カササギたちの四季


道尾秀介さん。今日読了。

カラスの親指とか片目の猿とか系のユーモア系推理話。
人情系の味付けで、おもちゃの指輪の話はちょっと泣かせる。
しかし全体に仕掛け不足。奈美ちゃんが本当は知っていたあたりもすっきり決まらないし、裏の裏みたいなところもなく、ぱっとしない。

ただ話としてはもっと続きそうな感じもあり、まだ出てきていないネタもありそう。続編に期待??

2012年11月30日金曜日

廃墟に乞う


佐々木譲さん。直木賞受賞作らしい。
先週三連休だったが、ついつい最後の日曜日になって図書館に本を返しに行ってぶらぶら本棚を眺めていたら、道尾秀介とか佐々木譲とか、いつも貸出中の作品が結構返却してあってつい借りてしまった本。

佐々木譲の短編連作といえば私が佐々木譲にハマった最初の作品「制服捜査」以来。
しかし短編連作というジャンルで直木賞がよくとれたなあ、さぞかし、と期待して読んだだけにちょっとがっかりというのが読後感。

短編としては普通におもしろいけど、連作というところに短編同士の有機的なつながりを求めて読んだだけに、期待していたほどのものはなく、そういう意味では「制服捜査」のほうがずっと面白かったと思う。
この作品はそれなりに、犯人が捕まる前にさっと主人公が身を引くあたり、新しい読後感を楽しめるわけだけど、直木賞を取るほどのものとは思えなかった。

佐々木さんは十分力量のある作家で、もっと前にとっておいてもおかしくなかったように思う。
作品を間違ったんじゃないかな、文春は。
それは佐々木さんの罪ではないよな。

2012年11月28日水曜日

Y


佐藤正午さんの作品。
これは面白かった。
ピタっとハマったSF風ミステリ恋愛小説。

最後のエピローグ無しで終わるのが佐藤作品のような気もするけど、エピローグがあるのでピタっとハマります。
Yというタイトルがハマりですね。途中で気づいてニヤッとしました。

この作品は塩野さんの後で読みましたが、冒頭を読んですぐに「あ、小説だ」と感じてホッとしたのを覚えてます。
佐藤さんいいなあ。

2012年11月23日金曜日

清河への道


新井英一さんのCDです。
筑紫哲也のニュース番組で取り上げられて有名になった曲。
ただ私はその前からこの曲をどこかで聞いたことがあって気になってたような気もするが記憶は曖昧。
とにかくこの曲が好きで捜してたら、ネットの中古ショップで扱ってたのですぐ買って、今日届きました。CDは500円、送料が別で300円でした。

駿河屋というネットショップ。11月19日に注文して、ちょっとトラブルがあったようですぐ発送はしてもらえなかったけど無事ついたので良しとしよう。
でかい箱に入ってきたので家族は驚いてたけど中身はCD1枚。
ちなみに駿河屋はペイパルが使えました。

ペイパルだとペイパルのユーザーIDと暗証番号だけで買えるので簡単だけど、安全性はどうなんだろう?
ブラウザの画面で入力する情報を盗まれたらと考えると、直接カード情報を入力するのと大して危険性は変わらないようにも思いますね。
ただカードを不正利用されると、1カ月以上後の請求まで気が付かないけど、ペイパルだとすぐ利用メールが来るので気が付きますね、そこの違いかな?

肝心の音楽ですが良いですよ。魂が揺すぶられますね。
いままでYouTubuで聞いてたんですが音が悪くて、まあこの魂の歌に音質は関係ないんですがやっぱり良い方いいよね。

2012年11月22日木曜日

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷


塩野七生さん、初めて読みます。
「ローマ人」が出版された頃から読まなきゃと思ってましたが読めないでいた作家。
最近佐藤賢一さんの西洋史ものを読むようになったのがきっかけで、なんとか読むことが出来ました。

解説にもありましたが、小説なのか伝記なのか単なる歴史を叙述しただけなのかよく分からないと感じながら読み進めましたが、読後感としては結構良かったです。
こういう書き方はこの作者のスタイルなんですかね。淡々とした叙述の中にほんの少しだけ思い入れみたいなものも混じっていて、そこがちょっと良いです。

そもそも歴史そのものが面白いのかな、まさしく「小説よりも奇」ですね。
いや、塩野さんが書くからそう感じるんであって凡庸な作家の手で書かれるとただのつまらない歴史の叙述に終わってしまうのかも。
単なる叙述ってありえないよね、書くからには書くこととどこから見て書くかは最低限決めなければならない、ここには作者の主観が大きく入り込んでくるから。やはりこれはジャンルはなんでも良いけど塩野さんの作品なんだよな。

主人公はチェーザレだがほとんど内面描写的なものはなく読んでいても中には入っていけない、でも読み終わったら十分面白いしチェーザレ像は鮮明に残る。
マンガの「チェーザレ」と頭の中でダブらせながら読んだので純粋な本の感想になってないかもしれないけど、まあ、面白かった。
塩野さんはまた読もう。

2012年11月18日日曜日

ヴィルトゥス


マンガです、昨日万代で読みました。
この作品は雑誌連載中に読んでて、個性的な絵とストーリーに結構はまってたのですが、いつの間にか終わってしまっていて、コミックが出るのを待ってたんですが、実はタイトルすらよく覚えてなくて当然今まで読めないでいました。それが先週、突然万代の棚で見つけて、これだ!と思ってたのを昨日読んだものです。

しかし改めて通して読むと大したことないです。結構グロいし。
格闘系だけど根底にはカルト風な流れもあって私はこういうの好きじゃなかった。
続編の「シン」というのも途中まで読みました。結構長い話っぽいけど、あんまり興味なし。

すごく読みたいと思ってたんだがなあ、残念。

タイヤ交換


午前中は大したことなかったど、午後からすごい雪になりました。
車で昼飯に出ていて、行きは全然でしたが帰りは滑って焦りました。
で、帰ってから次男に手伝ってもらってタイヤ交換。

吹雪の中焦って交換したのは初めて、もっと前にやっておけばよかったと後悔しても遅いですね。
今回は去年買っておいたボルトを緩めるツールが大活躍、ものすごく楽に交換できました。
あと、油圧ジャッキで上げたところに車載のジャッキを添えて交換するようにしてみました。かなり安心。

と言ってもタイヤは4年目でちょっと不安。タイヤ屋さんにはブリジストンだし大丈夫じゃないかと言われましたけど。
これで根雪ということはないと思いますけどもう12月の中旬なんですねえ、寒くて当然か。
ボルトを緩めるツールです

尿管結石5


昨日一ヶ月ぶりに病院へ行って来ました。
まずは予定通り造影剤を注射してのレントゲンを撮りましたが、やはり石ははっきりとは写ってませんでした。最後に横になった角度の写真に石らしきものが写ってましたが、そこで尿の流れが止まってるわけでもないので石かどうかはわからないそうです。
しかし全体に腎臓は腫れてないし血尿もなし、尿管も太くなったりしてなくて尿は流れてる。これで痛みもないわけだから本当に石あるのか?というところです。

しかし出た感じもないし、やはりあるんだろうとい言うことでまた1週間薬飲みながら様子見ということになりました。
下から内視鏡入れて見ることはできるそうですけど、元々の石が小さかったので下手をすると逆に石が上に上がってしまうこともあるそうで、様子見ということに。

腹の調子はずっと良くないんですけど、便秘系の痛みなのか石の違和感なのかわからない状態、しかし尿が詰まってないということは石の痛みはないのかな?
まあ、また1週間ということです。

2012年11月17日土曜日

真説 徳川慶喜


童門冬二さん、初めて読みます。
図書館で何気に本を眺めていて目についた本。
黒龍の柩で慶喜が結構かっこよく描かれていたので他の作家の描く慶喜も読んでみたいなと。

五人の黒幕との対談形式で描く慶喜像ですけど、仕掛けはまあ面白いのかもしれないけど内容はあんまりですね。全体の流れがわかりにくくて枝葉にこだわった感があります。いろんな事件の真相というか裏事情を描くことで慶喜像を浮き彫りにしたかったんだろうけど、小説なら小説の勢いみたいなものが必要じゃないかと思います、それがこの小説には感じません。

あと、将軍になる前の話が大半なので、将軍慶喜を読みたかった私としては期待はずれ。
初めて読む作家だったけど結構有名っぽかったので期待してましたがはずれました。

カエサルを撃て


佐藤賢一さん。
英雄二人の物語、ラストでグッと盛り上がって幕引き、面白い、巧い小説ですね。

この作家は人間を描きたい人なんですかね、歴史物だけに時代背景など細かい描写も多いけど、大筋は結構雑な感じもあって、とにかく人間の心理が大事ということなのかな。

王妃の離婚やピエールのようなハッピーエンドではないだけに結構読後感的にもグッと来るものがありました。
カエサルのこの後も読みたいものです。

ちょっと気になったところですが、この作者の描く女性がどうも男性の従物としてしか描かれていないように感じます。
結構モノ扱いのような。
そんなことないのかな?

flvからaacを抽出


備忘録です

抽出
 ffmpeg.exe  -i  ***.flv  -acodec copy  ***.aac
  -acodec copy が大事、これを付けないとエンコードしてしまって変になる。つけると何もしないで抜き出してくれるようです。エンコしてしまうとそれなりに時間かかりますが、このオプションつけると一瞬でした。

時間情報修正
  MP4Box.exe  -add  ***.aac  ***.m4a
  これでバッチリ、一瞬です。
ちょっとあれだったので試してみました。昔もトライしたことあったけど、抽出はできたけど音が変になってて、原因わからないままその後トライしたことなかったけど今回うまくできて良かった。


追記

バッチアイコンにドラッグで自動的に、というものを作ってみました。
------------------
rem 実行ファイルの指定
SET FFMPEG="ここにフルパス"
SET MP4BOX="ここにフルパス"

%FFMPEG% -i "%1"  -acodec copy "%1".aac
%MP4BOX% -add "%1".aac "%1".m4a

rem aacは削除
del "%1".aac
--------------------
flvをドラッグすると自動的に同じフォルダにm4aが生成されます。

2012年11月16日金曜日

物忘れ


今日地下鉄のウイズユーカードをなくしました。
多分ズボンのポケットから何かの拍子に落ちたんだと思う。まだ7千円くらいあったと思う。残念。

最近結構このテのことがあります。
つい先週ですけど傘を職場の一階ロビーに置き忘れました。朝置き忘れたものを帰りに気がついて見に行ったらまだあったので事なきを得ましたが。
夏には扇子をどこかに忘れてしまいました。
春頃にも家の中ですけどウイズユーカードを1枚なくしてます。

私の場合籤とかはまず当たらなくて、そういった運は殆ど無いんですけど、運悪く何かに当たるということもなくて、なにか嫌な仕事を皆であみだで決めるとか、忘れ物とかもしたことがなく、そういう、消極的な意味での運の良さみたいのはあると信じてたんですけど、最近ちょっと変わって来ました。

まあとしとって物忘れするようになっただけなんでしょうけど、ちょっと不安だなあ。
最近たまにどもったりもするようになてきました。
言葉がうまく出ないこともあるし。
いまの仕事ってものすごくハードなんだけど大丈夫なんだろうか???
まあボケるのも悪くないのかもしれないけどなあ。

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今日11月19日(月)
出勤したら職場の落とし物としてウイズユーカードが戻ってきました!!!!
私のグループの女性が拾ってくれてた。
良かった良かった。

2012年11月10日土曜日

火山 石焼ラーメン


次男と地雷を警戒する長男も無理に誘って、3人で昼飯を食べました。
子どもたちは醤油、私は完熟ミソ。

地雷どころか結構いけました。
スープは別に出てきて、麺と野菜の入った320度の石焼き鍋に目の前で注ぎます。瞬間で煮えたって、2分待ってから食べます。熱いので最初から小丼が出てきて、そこにとって食べるのがちょっと面倒ですけどね。
スープはこってりで最後のおじやがピッタリ。野菜と半熟卵もいいです。チャーシューはなく豚バラが少し。結構にんにくが入っていて店内に入ってすぐぷんぷん臭ってきてましたね。
怪しげな店構えのラーメン屋だったので警戒してましたけど、やっぱり食べ物屋さんは食べてみなければわかりませんね、良いですよ。
スープを入れて少したったところ、まだ湯気がたってます

麺増量にしたのでライスを別に頼んでおじや

2012年11月6日火曜日

球体の蛇


道尾秀介さん、さっき読了。
道尾さんにしてはびっくりなどんでん返しはなく地味な印象。
ただ結構引きずる作品でそこを狙ったのかな??

重要な死が2つ、しかし犯人はわからないまま。3つ目の死にいたっては死んだかどうかも曖昧。
最後のどんでん返しはもしかしたら嘘???
しかし嘘だとしたらやはり彼はサヨを殺したことになるな。
本当なら、そして3つ目の死が嘘なら彼は誰も殺していなかったことになる。
そう読めば良いのかな。

道尾作品に共通のハッピーエンド感はあるし思いやりというか優しさの物語になってる。
派手さはないけど静かな物語。
これはこれか。

2012年11月5日月曜日

漫画喫茶


昨日、次男が行きたいというので久しぶりに行ってきました。
3時くらいに行きましたが結構込んでておっと思いました。まあ入れないほどではありませんが。
マンガは結構ありますけど読みたい本があるかどうかはまた別ですね。そういう意味では万代みたいなところの方が種類は多いです。ただ漫画喫茶は基本タイトル毎に全巻揃ってるのがうれしいです。昨日はいろいろ読みましたが主に読んだのはあひるの空。

結構読んでましたが欠けてるのもあったので、この機会にコンプしました。
しかしあひるは面白いよなあ。
まさにスポーツ青春マンガという感じで時々ものすごく胸が熱くなります。
昨日読んだところだと、負けた鶴工の不良がまだ全部出し切っていないと泣くあたり、ぐっと来ました。
スポーツマンガだけどリアルなところも良いです。変な技とか無い、基本の積み重ねでより早くより正確に、皆努力してます。
あと辛口なところも良いな。最近勝ってますが、とにかく負けてばかりでした。昨日読んだところでは女子が負けてしまいました。そーゆーマンガですね。
負けて、泣く。そしてまた前を向いて歩く、この積み重ねです。やっぱりリアルなんですね。
作者はもう最終回のネームを完成させてるらしいんで、そこに向かって進むだけですね。
インターハイ予選決勝で負けて終わるような気もするがどうなるのかな???

2012年11月4日日曜日

50肩?


肩が痛いです。昨日から。
右肩ですが、寝たら治るかなと思ってたけど起きたらものすごく痛くて、ひどくなってます。
肩が上に上がりません。無理してあげようとすると神経に触るように痛みます。
それでもゆっくりとなら上がるんですが、結構日常生活には不便ですね。
パソコンのせいかとも思いましたが、今、キーボードを叩く程度なら問題ないようです。

原因なんだろう?
家族からは50肩とか言われましたが、聞いたことはあるけどそれって何なんだろう。
明日も治らないようだと仕事困るなあ。

昨日の外食


昨日土曜日の外食です。

ハルモニ、昼に家内と家内の親の三人で行って来ました。
最近のハルモニは料理の味にバラつきが出てきました。
美味しくない時があるということ。どうしてかな?
今日食べた鶏肉炒め、私の定番注文料理ですが、実は初めて食べた時の鶏肉は普通の胸肉でしたが、それ以降はずっと何年も手羽でした。それが今日は胸肉。
えっ、戻したのか?
聞きませんでしたけどね、でも味は全然違ってくるんだよな。
あと、牛スジ炒めも我が家の定番ですが、味にムラがあるし牛スジの硬さもひどい時があった。
昨日はまあまあだったけど、全体に味がしょっぱすぎたかな。
ということで?な日だったけどまあ料理屋ってそんなものかな。
あと、いつもくさいけど今日は特に店内が臭かった。??

丸亀製麺、うどん屋ですね。
晩ご飯、模試だった長男を学校の近くでひろって、初めて南郷通の店に行きました。
この店は地図で調べると里塚のうどん屋より近いので前から行ってみようと思ってました。
しかしだめですね、ここ。
うどんは伸びてるし海老天も天ぷら多すぎ偽装系で、信じられなかった。店によって違うのか?
7時半くらいでしたが、客の回転が悪くてこういうことになったんだと思いますけど印象悪かった。
あと、小上がりに座ろうとしたけど汚すぎてやめて椅子席にしました。
以前小さい子供さんを連れた家族連れの後に座ってひどい思いをしたので注意してみるとやっぱり。
ここって店員さんはテーブル拭きに来たりしませんよね。前の客の落とした天カスとかが落ちてて最悪。
まあ安いからなあ、仕方ないのかもしれないけど、ここは昼かな。

夏姫春秋


宮城谷さんです、直木賞を受賞した作品ですね。
ものすごく期待して読みましたけど、上下巻の上巻の途中で断念です。

全く面白くない、というか頭の中に入って来ません。
宮城谷作品はある一人を描くものと、その周辺を描くものに大別されるという内容のことがどこかのブログに書いてましたが、その分類で言うと本作は後者。
私はこの後者系の作品は読むのがしんどいです。よほど集中して読まないと何がなんだかわからなくなる。
とにかく人が多いし地名も多いし話は飛びまくるし、パーツごとに読むと面白いんだが一本の流れがない。

ドストエフスキーだって人物が多くてしかも名前が複数あったりして最初は読み進めるのが大変だけど入ってしまったらスイスイ読める、しかし後者系の宮城谷作品は最後までそれができない、私には拷問のようです。

私の読み方にも問題があることはわかっていて、最近仕事が忙しくて懸案がものすごく多くて、それを忘れたくて本を読んでるんだけど、この手の小説は忘れることができなくてついつい頭が仕事に行ってしまって、気がついたら小説のページは進んでるんだけど文字を目で追ってるだけで中身は何も頭に入ってない、ということになってしまってるわけです。
それは私の読み方が悪いのかもしれないけど私にはどうしようもない。
本に本の力で私を集中させて欲しいのにそれをしてくれないのが宮城谷さんの後者系の作品なんですよね~。

というわけで今回は断念、悔しいけどなあ、しかしなんでこんな作品が直木賞なんだろう??

2012年10月31日水曜日

黒龍の柩


北方さんの歴史物です。
以前「林蔵の貌」という小説を読んで乾いた感じが面白くて他の作品も読みたいと思ってましたがやっと読めました。

新撰組ですが中心は土方。ただし微妙に視点が変わったりして、妙なおもしろさがあります。上巻では山南の死ぬ場面や沖田の場面などでぐっとさせたりもしますが歴史ものとしての大きな流れはしっかりしていてなかなか骨太です。

幕末、不戦のために奔走する男達を描きながらも中心は新撰組という武装集団、この皮肉な組み合わせを様々な人物の視点を借りながら描いていく手法は面白いです。
「林蔵の貌」とはまた違う歴史物のおもしろさがここにあるのかもしれない。
特におっと思ったのは敵である伊東の視点もあったこと。
ただ中心はあくまで土方で他のキャラは控えめ、もっと大胆にページを割いたらまた違うおもしろさがあったようにも感じます。

そういう点では下巻はほぼ土方で、普通の歴史物になります。
テーマは夢。
ただし結構仕掛けが面白くてワクワク感もありますね。
最後の仕掛けは伏線がクドすぎてバレバレですが、それでもラストは胸がすく感じ。
全体的には北方ハードボイルド歴史物、とでも言うべき作品でかっこいい。

ただしノンストップ感はないです。少なくとも私には感じられなかった。そういった語り口の旨さはないですね。
しかし面白いことに変わりなし、おすすめです。

2012年10月29日月曜日

外食


休みの間の外食のはなし

10月25日(木) 晩ご飯になごやか亭。
8時近かったと思いますが30分くらい待ちました。なごやか恐るべし。そんなにおいしいかな?土日は待つので平日の夜行ってみたんですがこれほどとは。

10月27日(金) 晩ご飯にヴィクトリア。
セットメニューがサラダ・スープ一体で高くなってからは2度目。
今日は末っ子の学習発表会、お疲れ様ということでおばあちゃんにごちそうになりました。セットものは食べ放題なので私は随分食べてしまいました。食べ放題だとついつい食べ過ぎてしまうのが私の弱点かなあ。
なおここは結構臭いがつきます、これはいやですね。
ドンキーですが、我が家に近いドンキーは臭いんですが、コーチャンフォーの近くは臭わないことを発見。ヴィクトリアも店によって違ったりするんだろうか?

10月28日(日) 晩ご飯にペスカトーレ。
平岡ジャスコのスパやさん。焼きたてパンが食べ放題なのがうれしいです。家内の母親も来て、おばあちゃん二人計7人のお食事でした。
この日は風が強くて車もハンドルをとられるような天気でした。
本当は讃岐うどんが食べたかったんですがなかでゆっくりしようとジャスコに。
まあまあおいしかったです。

2012年10月21日日曜日

まるとも


白石のラーメン屋さん。昨日家内と長男と3人で行って来ました。
先週かとうらーめんに行ったけどその時も家内が行きたがってたのはここ。ここは日曜休みなんで先週は行けなかったんです。

私はみそ、相変わらず上手いです、スープ飲み干しました。
しかし外まで並ぶのはかったるいです。値段上げたらどうなのかな。少し客が減ってくれたらラッキーなんだが。昔は混んでなかったよなあ。
でも近くの焼肉屋の駐車場が使えるようになってました。焼肉屋は夜の営業っぽいからちょうどよかったんですかね。北洋の駐車場はゲートが付いてしまっていて気軽に使えない状態だったんで助かりました。

今回ちょっと面白いことが。
私の前にダブルのスーツのおじさんが一人で並んでたんですが、他にも二人いて車の中で待ってたようで、順番になったら携帯で呼ばれて店内に入って来ました。
ちょっとどうなの?って感じですけど、その方たちがヤクザ風なんですよ。
並んでたおじさんはいかにも下っ端という感じで、親分風の人のスーツを脱がせてコート掛けにかけたりしてました。
本当のヤクザならこんなラーメン屋に来ないだろうから不動産屋のおやじとかかなあと私は思ってて、ラーメン屋で部下にスーツ脱がさすなよなあ、と私は笑って見てましたが、家内は本当のヤクザだ、さすがは白石と言ってました。
息子は横入りに憤慨して注意しようと思ってたらしく、家内に変なことしちゃだめだよ、と怒られてました。
本当に本当のそっち系の人だったんだろうか?????
しかしまるともラーメンにくるのかなあああああ?????

2012年10月20日土曜日

ダブルフェイス


録画しておいたものを家内と二人で見ました。
昔インファナル・アフェア3部作にハマったんですがそれとは知らずに見て、実は冒頭の暗い感じから何かインファナル・アフェアっぽいなと思ったんですが、そのものズバリでした。

え、リメイクかあ??と思いながらでしたが西島さんの魅力についつい最後まで一気に見てしまいました。トニー・レオンもかっこよかったけど西島さんもかなりですなあ、というかものすごく良かったです。
その点、香川さんはアンディ・ラウより落ちるよなあ。香川さんは怪優、かっこ良さを見せる俳優とは違う、この役はたしかに複雑な立場を演じきる個性が必要だけど単純なかっこ良さも欠かせないんじゃないだろうか、そう意味で私としては香川さんはミスキャストだったと思いますがどうでしょう??

ちょっとあれと思ったのはラスト、あんなに簡単にヤクザが警察を殺して良いもんなのかな。あんな結末がありならもっと早くあの展開もあったんじゃないの?オリジナルもそうだったっけ?

とは言え十分面白かったです。
続きはWOWWOWで、ということで性格悪いなあという感じですけど続きといってもこの作品はこの作品で完結してるし問題なし。
まあ見たいけど。

暴雪圏


佐々木譲さん、さっき読了です。
まあ予想通りの作品で予想の域を出ない作品でした。決して悪く言ってるわけではありません。佐々木さんは素晴らしい作家だしそれなりを期待してて期待は裏切られなかったわけだから。

ただもう少しサプライズが欲しかったかな。
あとスピー感も。
それ以外は及第点ですね。
一つ一つの話をうまくまとめて大円団。もう少し突っ込んで欲しかった話もあるけど、女子高生とトラックの運転手の話とか、でもここでスパっと終わるのが佐々木さんなんだよな。
面白かったです、ドラマ向きじゃないかな、演出が上手ければかなり面白くなりそう。

2012年10月17日水曜日

傭兵ピエール


佐藤賢一さん、さっき読了。

前読んだ「王妃の離婚」もそうだったけどこの作者はスロースターターなんですかね。
本作について言えば下巻の50ページあたりで俄然盛り上がります。ここからがこの小説の本番だ!!って感じ。それまでが面白くなかったわけではないんだけど、盛り上がり方がぜんぜん違う。いい意味でメリハリがある感じですかね。
しかし春樹さんと比べるのも変かもしれないけど、春樹さんの小説も結構メリハリが効いてるけど「メリ」の部分もそこそこ読ませるのに比べて佐藤さんの「メリ」の部分はなんとも退屈です。
プロの作家としてはココらへんは大事なんじゃないかなと思いますけどね。

で、「王妃の」は、盛り上がってからずっと盛り上がりが持続する感じで一気に読ませましたが本作はそこまでいけてないですね。奪還は割とすぐ上手くいって物語はその後も続きます。読み手としては緊張感を持続するのがちょっとつらかった感があります。
あと、身代わりに女性を殺すあたりはちょっとどうなんだろ?その情婦の司祭のその後も描かれてないし。私としては物語的に大きな疑問がありますが他の人はどう読んでるんでしょう??

とはいっても他の佐藤作品も読んでみようと思ってるんでまあ面白かったということですけど。

2012年10月14日日曜日

少年サッカー


土日、連日で末っ子のサッカーがありました。
土曜日はリーグ戦で三試合、最初はクラブチームが相手で予定通り負けましたけど、なんと次から二連勝で決勝の日曜に進みました。

久しぶりに少年サッカーで勝つところを見れて興奮しましたね、楽しかった。
末っ子もいつも負けてばかりだっただけに勝つと嬉しかったようで、子供って本当に気持ちが出るなと思いましたが、勝ってると走り方まで違うんですよね。

末っ子のチームは結構人数がいて、一人ひとりはそれなりに上手いんですが、練習試合はほとんど組んでなくて、公式戦以外の試合はありません。そんなんで試合に勝てるわけがないなあと思ってましたが、なぜか土曜は二連勝。
この勢いで日曜も頑張れ!!

ということでむかえた日曜でしたが、に連敗であえなく敗退。
特に初戦は7-0の大敗で、見ててちょっと可哀想でした。
2試合目はそれでも勝てそうな相手でしたが、敗退。
敗因を考えると監督の選手起用がなあとも思いますけどまあしょうがないですね。

しかし久しぶりに楽しませてもらいました。
やっぱりスポーツ観戦は面白いな。

尿管結石4


昨日2週間ぶりに通院しました。
予定通り診察前にCTスキャンを撮り診察室前で待っていると、急遽レントゲンも取るように指示が有り、何でかなと思ったら、CTではまだ石がくっきりと写っていたのでした。
ぐわ~ん。

しかしレントゲンではやはり写らなくて、骨の裏側なのかなと医師も首をひねる感じ。
CTだと位置が今ひとつだけど、前とあまり変わらないところにあるようです。
やれやれです。そう言われるとまだ腹部もすっきりしないし、やっぱりまだあるんだなあ。
でも痛みはないし腎臓も腫れていないので、またしばらく様子を見て今度は造影剤を入れてレントゲンだそうです。一ヶ月後に。それまではまた薬でということになりました。

もうこれで終わりかと思ってただけにちょっとショックです。
しかしCTにくっきり写ってるところを見せられると何も言えませんでした。
ちなみに腎臓の中には石はないそうです。
ホッとしたのはそこだけかな。

2012年10月9日火曜日

アウトレイジ


たけしの作品、9月8日ころ、結石で動けない状態でぐったりしながら見たのを書くの忘れてました。

やくざ映画ですけど、たけしらしい、省略された暴力がたくさん。
裏切りに次ぐ裏切りでスピード感もあり一気に見せます。
ラストにかけてたけしの仲間は全員殺されますけど、一人一人の殺され方は面白いけど映画として必要な表現なのかはちょっと疑問でした。何を言いたいのかな?特に椎名さんの愛人シーンや殺され方は???でした。

中野さん演じる木村が良いです。粗暴なヤクザですがその粗暴さが大きな魅力になってます。ラストでの登場も続編があることを知った上で見てるだけににやっとさせられますね。

続編も見たいなあ、映画はやっぱり良いですね。

ふくべ、かとうラーメン、ドンキー


三連休の間の外食っす。

土曜日は散髪に行って帰りに琴似のふくべによるパターンです。
ふくべでは久しぶりに広東ではなく味噌を食べましたが、もやしがオレンジ色で出てきて、おっと思ったら案の定ものすごくしょっぱかったです。
まあおいしいんですが、親父さんのラーメンにはムラがあるよなあと改めて感じたりしました。

日曜日は次男のサッカーの試合が東苗穂であってその帰りに東北通り沿いのかとうさんでラーメン。相変わらずうまいです、スープ飲み干しました。
玄関のところに加藤ラーメンの系図がありましたが、蜂谷も加藤家なんですね。

月曜はのんびりでしたが、午後家内と澄川の生協のあたりまでぐるっと散歩して、夜に皆でドンキーしました。皆で外食は久しぶりでした。

石の痛みのない平和な三連休だったけど、便秘の腹痛がちょっとつらい。

2012年10月3日水曜日

永遠の2/1


佐藤正午さん、前回読んだ「彼女について知ることのすべて」がままあだったので、基本に戻るつもりでこの作品を読んで見ました。

なんとも冗長な作品。しかし妙に面白い。語り口の軽妙さがその理由なんでしょうが、どうやって収束させるのか、それを楽しみに冗長さを我慢しながら読み進めたら見事に期待を裏切られました。と同時に、結構すごいなとも感じましたね。

なんというか、人間としての生き方というか、そういうものをきちんと考えてる人なのかなと。
すっきりした起承転結ではなくて、右にも左もいけない中ででも生きていかなきゃいけないのが現実なわけで、そういうことを正面から見据えて結構まじめに筆を走らせる人なのかなという感じ。
でも文体は軽妙で深刻さのかけらもない。

なかなかの才能だったのか???という感じです。

2012年9月29日土曜日

尿管結石3


今日は退院してから初めての病院。
9時過ぎに着いてすぐ検尿、それからレントゲン。
三樹会の待合って細長くて、レントゲンの後待合で待ってるように言われたけど、どこで待ってればいいのかわからないんだよな。

で、診察ですが、なんとレントゲンに石は写ってませんでした???
木曜の朝は痛んだので多分あったはず、その後出たのかどうかがわからない。
しかし元の位置にないことだけは確か。
落ちていって出たのか崩れて粉になって出たのか。
骨盤のあたりにある場合写りにくいそうで、痛まないのであれば次回CTで確認しましょうということに。次回といっても2週間後ですが。造影剤の検査をやってるので間を空けたほうが良いんだそうです。

喜んでいいのか微妙。
まだあるとして、尿管から膀胱に抜けるあたりが一番狭くて痛いんだそうで、そこで痛むようなら処置が必要になるかもしれませんと脅されたりしましたがどうなることやら。
ま、さしあたって痛くないし、再手術はないとのことなのでちょっとホッとしましたけどね。
次は2週間後です。

恵比寿屋喜兵衛手控え


佐藤雅美さん。
これも直木賞受賞作品を紹介しているサイトで見つけてすぐ予約しておいた本です。

直木賞受賞作は面白いですね~。
江戸の風俗を描くのが中心かなと思わせるほど細かく書き込まれた江戸事情を背景に比較的静かに物語は進んでいきますが、登場人物もひとりひとり増えてきて、それぞれ雰囲気があって、引き込まれていきます。
いろんな挿話がいずれまとまるんだろうなと思いながら読み進めましたが、メインと思っていた訴訟話は意外と早く決着して、しかしその後もじっくりと一つ一つの話にオチがついていきます。
最後のオチも見事で、総じて激しさはないけど淡々と、上手に物語は進んできれいに幕を引きました。

見事、プロの仕事という感じですね。
しかし次の作品を読みたいかというとどうかな~微妙ですね。
私は歴史物なら歴史物を読みたいです。江戸時代に設定を置いたミステリーを読みたいわけでもないんだよなあ。そこら辺がちょっと微妙。

2012年9月26日水曜日

王妃の離婚


佐藤賢一さん。
直木賞受賞作品を紹介しているサイトで見つけてすぐ予約しておいた本。前からタイトルは知ってたけど西洋歴史物には興味がなくて読んでなかった。

読むべき作家を一人見つけたような感じです。面白かった、プロの作家ですね、素晴らしい。
前半3分の1くらいまではちょっと退屈気味ですが、スイッチが入ってからは一気に読ませます。
卑猥でいながらどこか乾いていて下品だけど上品な文章です。
歴史を客観的に叙述する部分に猥雑な人間描写が絡んでこういった文章が出来上がってるんでしょうけど、実に魅力的ですね。

淡々とした面白さが最後の法廷で一気に盛り上がるさまは見事、しかしそのあとでさらに盛り上がり、エピローグでまたひとつ仕掛けがある。
実に素晴らしい作品でした。
さすが直木賞といった感じかな。直木賞作品はやっぱり面白いですよね。

ということでまた読まなくちゃいかんなあ、佐藤賢一。

2012年9月25日火曜日

ハリーポッター 死の秘宝2


映画のほうです。次男がDVD借りてきててさっき見ました。
PART1を見てたんで2を楽しみにしてましたが、ひどい駄作でした。
特撮で金はかかってる感じでしたが、脚本・音楽がカスです。
素晴らしい原作なのに何てもったいない。
久しぶりにこんなおかしな映画を見たような気がしますね。
もっと真剣に作って欲しかった、残念としか言いようが無いです。

2012年9月22日土曜日

座薬挿入記 2


①9月18日(火)
  午前0:30、痛くなって座薬。でも結構寝れた。そして入院・手術。
②9月19日(水)
  入院中は座薬なし、退院後夕方買い物に行ったら結構痛み出した。
 寝るまで痛みはあったが我慢してたら寝れた。
③9月20日(木)
  久しぶりに出勤したけど痛みはなし、こんな毎日なら良いんだが。
  ただ背中が妙にいたんだ。関係あんのかな??
④9月21日(金)
  甘かった、午前2:30頃おしっこで起きたとき結構痛んだ。しかし我慢してたら
 寝れた。朝起きてからも痛くて悩んだけど何とか我慢、
 午前中に痛みはなくなったので挿さないまま。
⑤9月22日(土)
 今日は朝方図書館まで本を返却がてら散歩。軽い運動は石にいいかもと
 期待。昼ころ次男のサッカ-を見に外出、昼はなか卯で牛丼。
 夜傷んだが我慢できた。
⑥9月23日(日)
 午前中久しぶりにコストコ。午後福住公園の方へ散歩し、帰ってから
 ちょっと芝刈り。
⑦9月24日(月)
 朝方結構痛んだが座薬挿すほどではなかった。
⑧9月25日(火)
 朝方ちょっと変な感じだったけど一日痛まず。
⑨9月26日(水)
 今日は大事な会議だったが一日痛まず
⑩9月27日(木)
 朝方5時くらいに結構痛んだが30分くらいでおさまった。
⑪9月28日(金)
  一日痛まず
⑫9月29日(土)
 一日痛まず、今日は病院、詳細は別記。夜子供たちと久しぶりに万代。

指関節痛2


確か9月9日(日)からだったと思うけど、右足の薬指の先がなんだかじりじり痛い。
尿管結石で苦しんでいる時だったので(今もだけど)その痛さに比べればなんでもないようなものだが、腎臓の病の最中に痛風の心配となると何か関係あるのかなと思ってしまうなあ。

ずっと前痛んだところと同じだと思ってたけど、この日記を読み返したら左足ということになってるんで違うようだ。でも痛さの質は同じ。痛風と関係あるのか、どうなんだろ?
ちなみに今日もまだ少し痛んでます。

パラレルワールドラブストーリー


東野さん。
どこかのサイトの管理人さんが東野作品のベストと評していたので読んでみた。

東野さんはこういったサイエンスミステリーっぽいものをいくつか書いてますね、その一冊という感じかな。
しかしあんまり人間が書けて無いように思います。
それぞれの登場人物がどこか表面的な感じ。特にヒロイン。
物語の設定上心理を書き込めなかったのはわかるにしても、生い立ちとを描いたりで、膨らみというか、幅を持たせることはもっとできたんじゃないかな。

暗いラストを想定しながら読みましたが意外とすっきり明るい系だったので東野さんらしくないなという感じもしましたね。
いずれにしてもこの作品に対する私の点数は低いです。

2012年9月19日水曜日

尿管結石 入院


1泊2日の入院でした。
9月18日(火)
 7:50 病院着 すぐレントゲン撮って病室へ
 8:30 薬 痛み止め?
 8:40 点滴
 9:30 回診若い先生
 9:50 筋肉注射 処置室へ 手術 意識ずっとあったぞ??
 10:50 手術終了 その後病棟に戻って1時間酸素吸入 昼飯は無し
 13:00 職場に電話等
 14:00 家内見舞い
 15:40 母見舞い
 16:00 点滴
 18:00 夕食 麻婆豆腐
 21:00 息も.出来ない夏 見る
         10時過ぎに寝たけど寝れないね 暑いし

9月19日(水)
 5:00 採血
 5:30 検尿
 7:40 レントゲン
 8:00 朝食
 9:30 点滴
 10:20 回診~退院許可
 11:40 退院

といった日程でしたが、尿管結石の破砕手術を受けたのでした。
しかし、なんと、手術は失敗でした。翌日の回診時の説明では、石は割れておらず元の位置にあるとのこと。気持ち写真がぼやけてるのでもろくなっていてこれから崩れてくるかもしれないと医師は言ってましたが、軽い絶望感を味わいました。
経過を見てダメなようならもう一度破砕するようなことも言われましたが、今の段階ではそこまで考えれません。
手術さえすればすっきり治ると思っていただけに辛いっす。

2012年9月15日土曜日

尿管結石2


今日土曜日、検査の日。
朝一で行って造影剤を注射してレントゲンを撮りました。
石ですけど、殆ど落ちてませんでした。
ぐう~、という感じ。絶望感有りです。こんなに痛いのに。

医師は前と違う若い先生で、まだ上のほうだしあまり落ちてないし痛みもひどいようだしというわけで、破砕を勧められました。ただしこの病院にはその施設がないとのことで、三樹会を紹介されました。まだ10時くらいだったんで、今から行けば診察を受けられるとのことで、紹介状と写真を持ってすぐ行きました。
診察を受けてすぐ手術をすることにして、休み明けの火曜日が予定日ということに。
とんとん進みましたが、三樹会ではまた血をとったりいろんな検査をして疲れました。

しかしあの病院は破砕の施設無かったんだなあ。やっぱり最初から大きな病院に行くべきだったか。まあすぐ落ちたらそれで済んでた話だし、仕方ないか。
破砕手術だけど、紹介受けたときは日帰りでもできると言われてたんだけど、三樹会に行ったら入院で、普通は2泊3日と言われた。何とか1泊にしてもらったけど、聞いてないよなあ。職場でも日帰りでもできると聞いてたんで軽く考えてたけど、入院となるとちょっと構えるよなあ。

お金も10万円以上するらしい。会計の女性は軽く10万といってたけど、軽くはないよなあ。
最近全く病院にかかってなかったんでたまに病院かかるのも仕方ないかなとも思うけど、仕事を急に休むんでちょっとまずい、でも痛いし仕方ないか。
ちょっと不安です。

片目の猿


道尾秀介さん、昨日読了。
相変わらずの道尾ワールドという感じですが、これは「カラスの親指」っぽい作りですね。
絶妙な語り口ですいすい話は進みますが、どんでん返しは相変わらず鮮やか。
ただし読んでて今回は小粒かなとおもいきや、もっと大きなどんでん返しがあとに取ってあったんですね。
そしてテーマは人間、道尾さんは常に人間を描いてるんでした、それを改めて納得させられた作品。
面白いです。

2012年9月12日水曜日

座薬挿入記


①土曜日
 朝4時半から痛み出し、病院で朝10時くらいに座薬、CT検査の後診察
 その後痛み止めの点滴。これの効き目がよくワカランが結構効いたの
 かな?
②日曜日
 ずっとあまり痛まなかったけど調子は悪い、午後4時くらいに我慢できず
 に座薬。その後結構調子いいので夜ちょっといたんだけど我慢して寝た。
③月曜日
 我慢したのが悪かった、朝方痛くて起きてしまい、朝4時半に座薬
 寝不足の月曜日で一日めっちゃ辛かった。
 職場で話したら同病者がいて話ができて少し心強かった。
 午後4時過ぎくらいから痛くなって我慢したけど夜10時過ぎに座薬さして
 就寝。
④火曜日
 座薬が効いてよく眠れました。しかし出勤後また痛んできて朝10時くらいに
 座薬。効き目は丁度12時間っぽい、夜寝る前の12時くらいに再び座薬
 今日は夜飛び跳ねてみた。千回目指したが800回で終わった。効き目
 あんのか?
⑤水曜日
 今日は午後から大事な会議で忙しい。
 座薬が切れかけたので朝病院へ電話し家内にとりに行ってもらって一安心。
 座薬無くなったらどうなるんじゃあ???
 座薬は昼12時くらいにキレるはずだったがなかなか腹痛始まらず、逆に
 下痢痛になり何が何だか分からない状態。
 しかし結局夜までもった。夜の11時に座薬
 会議の最中は全く痛まず、緊張してると痛まないのではという声もあったが
 本当か??
⑥木曜日
 ほぼ時間通りに痛くなり、昼の12時に座薬
 しかし4時くらいから痛み出し、帰りのバスは結構つらくなり、帰って
 午後7時半に座薬。痛くなるの早すぎ、座薬効かなくなったか??
 この後も結構痛みが続き、結局9時過ぎに病院に行った。
 病院では点滴を打ってもらったがあまり改善しなかったので、最後に筋肉注射
 を打ってもらい帰宅。
 痛みはまだあるがなんとか寝られる程度には改善。
⑦金曜日
 朝方おしっこに起きた。結構な勢い、痛みはない。
 考えて見ると昨日は痛かったしおしっこもあまりでなかった。
 尿管の細いところに石があり、それで痛みも激しくおしっこも
 出づらかったのか?そうなると痛みの間隔も全く時間とは関係ないのかな?
 夜になっても痛みはなく、今日は座薬なし。

⑧土曜日
 朝方来ました。痛くて目が覚め、朝4時前くらいに座薬。しかし痛みは緩和さ
 れましたが残ってる感じ。座薬が効かないのかな??
 しかし寝てたら8時くらいにすっと痛みが消えていきました。ん?
 石の位置が変わったのか?
 この日は病院へ行って三樹会へも行ったりいろいろでしたが結局夜の12時に
 また座薬挿して寝ました。
⑨日曜日
 今日は日中少し痛んだけど我慢できたので挿さずに過ごした。
 義父の見舞いに行ったときはかなり傷んだが収まったりで変な日。
 結局寝る前に結構痛んだので午後12時に挿して寝た。
⑩月曜日
 敬老の日で今日は祝日だった。末っ子のサッカーとか見に行ったが
 一日痛まなかった。もう下がってきたのかな?不思議な日だった。

十角館の殺人

綾辻行人さんです。今日読了。
本格ミステリーとして有名っぽいので読んでみましたが、なんというか、ただのミステリーですね。
残るものが無いです、謎解きの面白さもぱっとしません。
いわゆる「本格ミステリー」が好きな人はこの作品を支持するんだろうか。
だとしたら本格ミステリーとは本格ミステリーであって小説ではないような。
まあ好き好きは人それぞれだとは思いますけど、私は心に残るものが読みたいです。

2012年9月8日土曜日

尿管結石


今朝朝方から苦しくなって、病院で治療を受けました。ついに、私にも来てしまったこの病気・・・・・・
朝4時半くらいから苦しくなって、ずっと痛みが続きました。苦しかった。
家内が丁度かかっていた内科に行く日だったので、一緒に行って診てもらってそこで近くの泌尿器科を紹介してもらって、血液とCTの検査ですぐ病状判明。

腎臓から少し出たところの尿管に4ミリくらいの石があるそうです。
このまま様子を見て出るのを待とうということになりましたが、痛いです。
痛いのは薬で抑えるしかなさそうなので、とにかく出るまで我慢ということのようです。
診察受けた頃は座薬が効いてきていてのか少し楽でしたが、そのあと痛み止めと利尿効果のあるという点滴を受けて今日はおしまい。
しかしブログを書いている今、8時半くらいですけど、また痛いです。
医師は不思議と痛いのは夜から朝にかけてで、仕事は普通にして良いよ、ということでしたけど、不安です。

朝方猛烈に痛み出したときは死ぬんじゃないかと真っ暗な気持ちになりました。最近仕事がものすごく忙しいのでストレスかなとか、入院したら休めるなとか、いろいろ思いましたけど、医師は大したことないよという感じでちょっと拍子抜け。
様子を見るけど、出てこないようなら尿道から内視鏡を挿れて石を砕く方法もあるそうです。
尿道から内視鏡、考えてだけでぞくっとするけど、今は痛いのでそれでもいいから早く楽にして欲しいと思ったり。

つらいっす。

緋色の記憶


クック、昨日読了です。
まあ面白かったけど、回想もので少しずつ物語が語られる、なんというか、スピード感ゼロのウジウジした小説でした。
こういうのも面白いけど、また読みたいと思うような作家ではないですね、私には。

前にも読んでて読み始めてすぐ思い出しましたが、ラストは覚えてなくて、驚かせてもらいました。
アメリカで賞をとっているようで、小説としての完成度は高いと思います。
しかしなあ、という感じ。

2012年9月5日水曜日

最近のマンガ


リアル
恥ずかしながら今まで読んでませんでしたが、本当に恥ずかしいです。
面白いですね、ものすごく。重たいテーマに正面から取り組んでいて、絵の力もすごいし、すばらしい作品になってます。
半身不随になった高橋君が父親の家で爆発するシーンにはぐっと来ました。男の子ってみんな父親に認められたい、のかな??
関係ないけどバガボンドも最近の展開は武蔵仙人モードっぽくて、深くなってます。

あひるの空
前から読みたかったんですが最近読み始めてやっと16巻まで来ました。絵がうまいです、セリフもきっちりしてて少女漫画っぽさもある少年漫画ですね。豪快さはあんまりで読むのに時間かかりますがこういうところもマガジンっぽいのかな。
バスケ大好き少年がどうしようもない状態の部を引っ張っていくのはスポーツ系のある意味定番な展開ですけど、練習して強くなっても負けてばかりというのが新しいかな。あれだけ頑張ってて良いところまでいっても最後は負けます、甘くないです、辛口です。そういうところが真剣にスポーツを描きたいんだなあという気持ちとして伝わってきて良いですね。

AngelVoice
サッカーマンガで注目してます。展開はあひると似たようなものですけど、こっちのほうは部の存続自体が危うい時期を過ぎて結構勝ち進んでますね。
割と安易に皆うまくなっていきますけど、最初は基礎連ばかりやってました。あととにかく走る、走る、走る。絵はもうモロ男子スポ根ワルガキ系で安心感有り迫力有り。チャンピオンというのも珍しいかな、バキが終わっても頑張ってほしいです。難を言えば古本やであんまり巻が揃ってないこと。あひるは逆に揃ってるけどビニールがかかってて読めなかったりする。差はどこにあるのかな。こっちも十分面白いんだが。



緋色の記憶、読書リストの話


現在の読書日記ですが、以前は読んだ本に点数だけつけてリストにしてまして、それは昭和61年の9月からになってました。
このリストですが、99年4月(平成11年)でいったん止まって、平成14年7月に再開してるんですが、その間に読んだ本の一部がいつ読んだかはわからないままリストに残っていて、そこにこの本がありました。

行きつけの西岡図書館の蔵書にあって何となく気になっていて今回ようやく読むことになった本ですけど、10年くらい前に読んだことがあったことになります。
冒頭から読み進めてすぐ何となく読んだなあと思いながらでしたけど、今確認できました。
本の感想は読了後にしますが、リストについての昔話を少し書きます。

始まりが昭和61年の9月となると、銀行に就職して1年たって少し落ち着いたあたりですね。学生の頃からたくさん本は読んできましたけど、何かに思い立ってリストをつけることにしたようです。
最初の本は半村良の魔女伝説でした。半村さんを読んでたのって中学の頃だったように思うけど、伝説シりーズね、石の血脈とかも、これが大傑作、就職してからも読んでたんだなあという感じ。

その後リストがストップした平成11年は拓銀の破綻ですね、そして稚内に行ったんだった。でも稚内ではずいぶん図書館に通って本を読んだはずだが、どうしてリストやめたのだろう???
生活環境の激変で何となくリストがむなしくなったのか??

リストですが、最初は手帳に鉛筆でメモしてたものを、確か札幌西支店に転勤になった後、仕事でルポを買って、これに付属してたロータスで管理するようになったんだった。そのあと出向したり本部に戻ったりしたけどそのときはルポを使ってのか疑問、もう仕事ではエクセルになってたから。

稚内ではずいぶんアーヴィングを読んだように思う。新潮社からハードカバーで新作系が出版されだした頃で、新刊を図書館に買ってもらって読んだ記憶もある。
公務員になって本も気軽に買えないな、というのと稚内にはそもそも本屋がないんで買いたくても買えない、という事情がうまく合致して図書館に通うようになって、今も続いてるんだなあ。
あと三田誠広とか、赤江漠とかも読んだような。あの頃は子供たちをつれてふれあい公園に行くのと図書館に通うことが主要な娯楽だった。

その後のリストの復活が平成14年なので、札幌に戻ってからということですね。
復活一作目は谷崎の 潤一郎ラビリンスです。短編集ですね、俺らしいなあ。

リストの件数ですけど、1000ちょっとになります。24歳の頃からだから25年間つけてたことになるので、1年40冊計算、月に3.5冊、まあ司馬遼太郎も1冊は1冊なんで単純ではないけどちょっと少ないですかね???


2012年9月3日月曜日

ラットマン


道尾秀介さんです、さっき読了。
読んだのは文庫版ですが、大沢在昌が解説書いてました。ちょっとくどい解説でしたが、大沢さんって熱い人なんだね。

最近は道尾さんという作家がわかってきたので読んでても安心でちょっとダメですかね?
救いのない話のようでもきっと明るく終わるに違いない、と思いながら読んでるとそのとおりになるからなあ。
しかしうまい小説、どんでん返しもたっぷりで更にそこに人間としての救いもある。

しかし道尾さんはすごいなあ。長編は当然良いとして短編もすごく良い。完璧な作家ですね。

水源地散歩


最近暑いですね。9月になるのにこんなに暑いと参っちゃいますね。
暑さに負けて最近運動不足だったんで日曜の朝、久しぶりに水源地を散歩しました。

まず緑にちょっとおやと思いました。そろそろ葉も赤くなる頃かなと思ってましたが、まだばりばりの緑でした。やはり暑いせいですかね。
あと、木道を歩いてたら、糞をいくつか見つけました。熊??にしては小さい糞でしたがちょっと怖かったです。
かえるも木道で見つけました。後で子供たちに話たら「普通だよ」と言われましたけど、私は木道で見たのは初めて。写真を撮ってる間はじっとしてましたが、またいだ瞬間水の中に飛び込んでしまいました。シャッターチャンスだったのかな??
行きも帰りも、バードウオッチング(?)の方たちが大勢で道をふさいでる場面がありました。彼らって挨拶もしないし道も空けてくれないし、ちょっとマナーが?ですね。専門の人が案内している風だったけど、最初にマナーの話をした方が良いんじゃないかなと思いましたね。

さっさと歩いたら家を出てから1時間かからずに戻れました。結構早いっす。背中はべっしゃりになりましたけど。足もちょっときつかった。普段から歩いてなければいけませんな。

2012年8月30日木曜日

王家の風日


宮城にさん、今日読了。

太公望を逆から書いたものですね。もっともこっちのほうが太公望より古いようですが。
太公望を読んでた時に、主人公並みに重要な人物のはずの商の受王をなぜしっかり描かないのか、随分疑問に思いましたが、この作品で既に十分に書いていたためだったのだなと自分なりに納得しました。
また、この作品ではさらっと書いている部分が太公望では随分肉付けしてあったりもして、あらためて宮城谷さんの作品はやっぱり小説なんだなあとわかって少し安心したりもしました。
宮城谷作品を読んでると、細かいセリフが全て史実のように、ノンフィクションのように思えてしまい、本当にこんな人がいたのかなと疑いたくなるようなこともありましたけど、かなりの部分が創作というか、宮城谷さんの想像力の産物だと思えると少し読むのも楽になるような気がします。

面白く読ませる良い小説ですね、オススメです。

2012年8月23日木曜日

天空の舟


宮城谷さんです。

「下から上への、おもいやりはないのですか」「世をうるおす雨は、下から上へは、降りません」
「生きるということは、いいわけのきかぬものだ。まして為政者はな」

この作品はびっくりするくらい太公望に似ているように感じました。歴史物なので似ているとしたら歴史そのものが似ていることになりますが、太公望が伊尹をまねたという部分もありますね。
しかし新しい王が牢獄で何年かくらすあたりも同じだから、歴史は繰り返したんだなあと思うしか無いのかな

物語の作りも太公望に似てます。前半は読み物っぽく面白いけど後半は史実をなぞるような部分があってちょっと読みづらくなる。
しかし全体に春秋時代より夏・商のあたりのほうが面白く感じますね。絶対的な王がいるぶんわかりやすいからだろうか。
中国の歴史は面白いなあ。宮城谷さんの小説が面白いのかな。どっちでもいいけど次も宮城谷さんの予定です。

2012年8月19日日曜日

小太郎


前から一度行ってみたいと思ってたラーメン屋さんです。昨日家内がいなかったので子供たちと四人で食べてきました。

駐車場広いし店内も広くてゆったりです。
1時半ころ行きましたが結構人が入ってました。12時過ぎじゃ入れなかったかも?
末っ子がミソを頼みましたが他は醤油。
出てきたとき赤いのにちょっとびっくり。でも赤い味はしますが辛くはないです。辛さのないちょっとキムチ系の味、という感じかな
私は野菜大盛りにしましたが、その野菜がシャキシャキして歯ごたえがあり、すごく美味しかった。緑の野菜は臭みがあって、メニューを見ると「ターサイ」と書いてました。中国系の野菜?
豚骨系ではないと思いますが、スープの表面油が結構あっていつまでも熱い系です。熱くて食べづらいと長男は言ってました。
臭みですけど、家に帰ってからも臭みは残ってました。結構ニンニク系だったのかな

私の評価としては微妙といったところ。結構くせがあるので好きな人は好きなんでしょうが、私はまた食べたいとは思わなかった。
あと、オヤジさんは愛想悪いです。会計のときも、「2600円」とひとこと、3000円払ったら黙って400円のお釣り。店を出るときも何も無し。「ありがとうございました」くらい言えないのか????

赤いけど辛くはないです

2012年8月14日火曜日

太公望


宮城谷さん、さっき読了。

「人の力ではどうしようもない力がここにはあり、それに屈するというより、それに同化してみると、自分というさわがしいものを棄てることができる。~ひとつのことは、かならず両面があり、人為を押し通しつづけようとすれば、一面しかみえず、人力を超えた巨大な力にさまたげられたり破壊されたりする。人など、じつは無力にひとしい」
「望はことばの角をけずったようないいかたをした」
言葉の角を削るって難しいですよね、私も50歳にしてまだぜんぜんダメです、反省。

この物語は壮大な復讐譚として描かれるけど、そんなに単純ではなく、特に後半は複雑さを増します。多分後半は太公望というタイトルでは描き切れないものを作者自身が抱えてるんでしょう。
作品全体としては、物語性と歴史性が見事に融合した感があって、歴史性が勝る後半はちょっと登場人物が多すぎてわかりづらいが、それでも最後まで物語性が失われてなくて、見事な作品だと思います。
私が今まで宮城谷作品を読んできた印象としては、宮城谷作品は物語系と歴史系にわかれるなあというものでしたが、この作品はこの両者が融合されてます。宮城谷作品のベストじゃないかと私は思いますね。
春秋時代に入る前の圧倒的な強者に向かって戦いを挑むというテーマ自体がなんとも面白すぎるのかもしれない。

しかし商の時代は春秋時代より面白いな。ココらへんの作品をもっと読むか???

2012年8月12日日曜日

お盆


昨日の土曜日、お参りに行って来ました。
夕方出かけて7時くらいにお参りしました。
これくらいの時間だと空いてて楽でした。

いつも行ってからお経をあげるのに本を持って来なかったことを後悔するんですけど、置いておけばいいんだろうけどなあ。昔は暗唱できたんですけど、
でちょっと考えてみると、私は小さい頃から寝室に仏壇があって親父が手を合わせてたんで私も自然と手を合わせることが多くて、大学のあたりで仏教をちょっと勉強したりしたんですが、息子たちはそういう経験が全く無いので、宗教に対する興味って持ちようがないんだろうなと。
まあ無理して興味をもつ必要もないんだけど、いつの日か宗教に興味をもつ時があっても良いのかなと、しかし経験がないとどういうふうに入っていくんだろう?今のうちに少し教えておいたほうが良いのだろうかなどとちょっと考えてしまいました。
私に人に教えれるほどの知識はないんですけどね。

帰りはミュンヘン大橋のびっくりドンキーで外食。ここのドンキーは随分久しぶりでしたが広くて臭いがつかなくてよかったです。隣がゲオなんで待つのも苦にならないのが良いですね。

2012年8月9日木曜日

稚内旅行記4


いよいよ最終日。
まずは長男が行く事になるかもしれない旭川教育大学を見学。
結構街中に近いですね。旭川のロータリーを初めて走ってちょっと感動。
それから向かったのは旭山動物園。

実は末っ子が修学旅行で行ったそうで、その際時間があまりなくてよく見物できなかったということで、私も新しくなってからの動物園は初めてだったので行ってみました。
人の多さにまずはびっくり。昔家内と来たときは空いてましたけど今は大人気です。ただそんなにすごいのかなというのが感想。
動物の見せ方に工夫があることは認めるけど、所詮は動物園だし、円山動物園だってそれなりだよなあという感じでした、私には。
でもまあ、2時間くらいたっぷり楽しみました。

動物園の後は富良野へ。私にとっては初めてでちょっと楽しみでした。まずは富良野の前に美瑛で昼食。道の駅は混んでて入れず、レストランっぽいところで食べましたが、家内と私が食べたカレーは結構美味しかったです。サラダとコーヒーもついていて、田舎の良心的な食堂といった感じ。味枡というところ。オススメですよ。
そのあと家内が楽しみにしてたらしい拓真館へ。
風景写真館ですけど、色が鮮やかすぎて私にはコンピュータ処理した画像のように感じられましたがどうなんだろう?本当の色だとしたらすごいです。

そのあと富田ファームに向かいましたが、途中にトリックアート美術館があったので入ってみました。大人1300円は高いなと思いましたが、展示物はトリックの絵だけですけど、結構充実していてものすごく面白かったです。末っ子も大満足でした。ここもオススメです。

そのあとちょっと走って富田ファームへ。随分混んでましたが、何がそんなにいいのか私にはちょっと?でした。勿論ラベンダーや花は綺麗で、無料で開放してくれてるのはすごくいいなと思いましたが、あそこまで混む理由は何だろ??

富良野は他にも見所が沢山らしいけど、4時くらいになったのでここらへんで引き上げて札幌へ。
滝川方面まわりで、途中桂沢の方に抜けて三笠経由で12号線へ。ちょっと迷いました。
札幌に入ってから松屋で夕飯、家についたのは8時過ぎ。
今日が一番疲れました。でも楽しかったです。温泉もいいけど旅行は楽しいですね~。

稚内旅行記3


旅行2日目です。
奥田屋さんの朝ごはんはものすごく品数が多くてお腹いっぱい、大満足でした。
旅館を出てまずは長男の通った小学校を見て、ふれあい公園へ。
中はあんまり変わってなくて、遊具を見て懐かしかったです。昔子供たちを遊ばせに来た公園で、私は家内と二人で稚内コーヒーで買ったコーヒーを飲みながら色々話したものでした。

次は宗谷岬。良いですね。土産物屋さんに寄ってマトリョーシカを買いました。そこの奥が低温の剥製室になっていて、狐やアザラシを見ました。昔からこんな場所あったっけかな?
岬の山側にも登って平和の鐘を叩きました。
午前中は雨模様でしたがそんなにひどくならなくてよかったです。

それから岬を回って浜頓別、クッチャロ湖へ。微妙に昼の時間でしたがぱっと食べる店もなく、枝幸から歌登に入って、美深へ向かう途中、稚内の家内の友人にもらったパンを車中で食べました。
美深のドライブインに着いて、惣菜系を買って車中で食べました。結構美味しかったです。
それからひたすら旭川を目指しましたが、名寄はバイパスが通っていてよらずにパス、4時過ぎに当麻へ。当麻では鍾乳洞見物。私は長男が生まれたとき以来、家内は子供の頃よく来たそうで、末っ子も楽しんでました。

そのあとは旭川のホテルにチェックインして、晩ご飯はホテルから歩いて蜂屋へ。こんなに臭かったかなと思いましたが蜂屋のラーメンは健在、癖はあるけど美味いですね。
その後夜の買い物通りを駅までぶらぶら。旭川駅は木をふんだんに使った作りですごく良かったです。ただ2階もあるんですが駅構内に入らなければいけない作りでちょっと残念。JRの入場券を買えということでしょうが随分だなと思いました。

夜は、ホテルには大浴場がなかったので家内だけ向かいの系列ホテルのジャクジーに行き、私と末っ子はホテルの部屋風呂に入ってからオリンピックの日本男子サッカーを見ました。
永井の先取点には興奮しましたね、3-0で快勝でした。

2012年8月7日火曜日

稚内旅行記2


例年家族全員で行ってた旅行ですが、今年は次男が高校の部活優先ということで行かないとのこと。
我が家は基本家族優先なんですが、高校生の部活はしょうがないということで許可。でも長男は行く予定だったんですが、結局お兄ちゃんたち二人で留守番ということになりました。
私は寂しかったけど、二人はそれなりに楽しんだのかもしれません。

行きは水源池通から275に出て碧水から留萌に入って真っ直ぐ稚内まで。
途中北竜に寄ってひまわりを見ましたが、丁度お祭りで、じゃんけん大会に出て2千円分以上の商品券をゲットできました。ラッキー!!
アイスとかラーメンを食べました。
ひまわりはすごいですね、ちょっと感動しました。

途中の苫前の役所の前で写真。相変わらずの熊にほのぼのしました。
天塩からは結構遠かったです。こんなに遠かったかな?気持の問題でしょうけど。
抜海に抜けて稚内に入ってからは海岸線を外回りしてノシャップを見物してから稚内公園へ。
稚内にいた時もゆっくり見たことなかったので改めてという感じで見物しました。

そのあとじけい小児科とか大谷幼稚園、末っ子が生まれた市立病院などを見ました。懐かしかったですね。
ちょっと心残りだったのが図書館跡を見なかったこと。古い図書館はどうせ残ってないだろうと思って行かなかったんですけど、私にとっては稚内生活のある意味中心的な場所だっただけに行って確認だけでもすればよかったなあとちょと後悔。

夜はふるさとでキムチチャーハンを食べました。
これがほんとうに楽しみだった。昔良く来て食べたものです。
止まったのは奥田屋さん。
古い旅館ですけどものすごく中は綺麗で良い旅館でした。オススメですよ。
ということで一日目は終わり。

稚内旅行記1


今年はお兄ちゃんたちは行かないというので末っ子と三人で稚内に旅行に行きました。

1日目
北竜町ひまわり祭~偶然
納沙布岬
稚内公園
稚内見物~懐かしかったなあ
ふるさと(居酒屋)

2日目
ふれあい公園
宗谷岬
クッチャロ湖
美深ドライブイン~良かったっす
当麻鍾乳洞
蜂屋(ラーメン)

3日目
旭川教育大学(見ただけ、長男よ頑張れ)
旭山動物園
美瑛味枡(カレーうまかったっす)
拓真館
トリックアート美術館
富田ファーム

ざっとこんな感じですけどクタクタへとへとになりました。
ここ数年は温泉でゆっくりで、それも良いんですが、今回は旅行らしい旅行で、いろんなところで遊んで、すごく楽しかった。
来年も行きたいっす。

2012年7月30日月曜日

カラス


我が家のイチゴがカラスに食べられてしまいました。

今年はイチゴがずいぶん育ってくれて、おいしく食べてました。
家のイチゴってものすごくおいしくて、味がものすごく濃いんです。甘さというんじゃなくて、イチゴの味が濃厚なんですよ。
去年も少し食べれましたが今年は量も多く、結構食べましたがまだ生っていて、楽しみにしていたのに、カラスめ!!

私も花壇にカラスがいるのを見て、あれ、と思いましたが、家内がカラスに食べられてるところを目撃したようで、犯人はカラス。
最近バス停までの坂にもカラスのフンがあふれていて、歩くのもちょっと注意していて、いやだなあと思ってましたが、いざ我が家のイチゴを食べられてしまうと憎しみが増しますね。
どうにかならないのかな、カラス。

2012年7月29日日曜日

かとうラーメン


とあるブログで見つけて、割と近くだったので昨日の昼行ってみました。
純正の旭川ラーメンという感じです、うまいです、びっくり。
旭川の加藤製麺の直営なのかな?
昔、ラーメン食べに旭川の蜂屋まで友達と一緒に行ったことを思い出しました。どうしてるかな、久田~。
昨日は30度を超えた真夏日でものすごく暑かったけど、店内は冷房が効いていて快適でした。
場所的には結構交通量の多い角地で駐車場も狭くちょっと行きづらいのが難点かな。
しかしうまいです、旭川出身の家内も満足してました。

2012年7月28日土曜日

風の條


王国記Ⅷ、いよいよ第一部の完結です。

「風の條」は朧です。肥満の教子さん、京都での太郎、花子。
この前のジャンの疑問のあたりからドキッとさせられてましたが本題突入といった感じ。
結構驚愕の展開ですが朧ってただの妄想狂というオチなのか、しかしこれで本当に終わるのか?

太郎と花子ってわからないなあ。
宗教をテーマにした小説に超越者を登場させてみて展開を楽しみたかったのか、そのことで宗教の本質を炙り出したかったのか。ただのSFに堕してしまうリスクを犯してまで???
結構重要なテーマだったはずのヴィジョンも結局太郎が朧に見せていただけだもんな、満月さんは宗教の神秘性をバカにしきってしまうわけですね、そのための超越者の登場か?
花子はまだ処女懐胎の謎も残ってるしもっと奥がありそうだな。

「白色について」は目が見えなかった前橋さん、突然重要人物化しましたね、桃だもんな。
終盤になってきてまた宇川くんが出てきてますが結構良いキャラクタになってますね、宇川くんの語りも読みたいです。
グワングワンの展開で第一部は終了。
朧ってなんだったんだろう。宗教とは信じることか、ただそれだけと、その心が無くなったら人間は生きていけないのか?そんなこともないと思うけどなあ。

純文学とか大衆とかという分類に意味は無いのかもしれないけど、私は満月さんの純文学的な王国起が好きでした。前の方はそういった感じでしたが、全体を通すと大衆っぽいいやらしさも滲んできてて、どうなんだろうという感じで微妙です。
満月さんが好きになれない部分はココにあるようにも感じましたね。小説に答えを出したがるような部分、まとめにはいる部分、小説としては十分面白いんだけど、ここがどうも、好きになれないのかな?

2012年7月25日水曜日

神の名前


王国記Ⅶ、もう少しです。

「神の名前」は百合香。太郎も大きくなってきわどいですね。
ヴィジョンってなんなんだろう?龍と桃?
太郎の奇跡と二郎の誕生、百合香の妊娠まで。
鵜川くん久々登場、なんだか悟ってしまったんだな。
物語的には面白いんだが宗教論から離れて伝記SFっぽい展開になってきた。何を書きたいのか満月さんという感じだなあ。

「煉獄の香り」はジャン。花子がもう4歳です。
目が見えなかった前橋さんも再登場ですね。
ジャンのビジョン、煉獄ってなんだろ?
太郎は外界と交わり始めてこれからどうなっていくんだろう。
宗教論議が少し。宗教と宗教心、よくわからなかった。
次で最後の巻ということがわかってるせいかもしれないけど少しずつ謎解きも始まってるような。
なぞは謎のままでもいいんだけどな、第一部をどう締めくくるんでしょう満月さん。

2012年7月23日月曜日

携帯 ソフトバンクからauに乗換ました4


auの契約ですけど、いろいろ調べてるうちにSMSというのが去年の7月から他社もOKになったんで、インターネット契約ってメールのためだけなら不要ということがわかり、基本通話の契約だけにしました。
なので私は最低の980円だけです。これについてる無料通話1050円の範囲内ならこの980円定額で毎月いけます。
この上は1680円なので、そこまでなら追加料金かかっても同じということ。
これからの利用状況次第ですけど、たぶんこの契約で正解でしょう。
息子は友達とのメールもあるだろうからということでインターネット契約と390円の上限プランに入ったんで1685円です。

しかし考えてみると、家族間の通話が有料になったということは、私と長男だけでなくソフトバンクに残った家内の通話料も上がるということなんですよね。この影響はどうなんだろう????
実際に使ってみないとわからないけど、通話料は30秒20円で、ほとんどは20円で済むはず。大したことはないと思いながら、でも今までは完全に無料だったんで考えたこともなかったわけで、やっぱりキャリアを変えるなら家族そろってだったんだなあと今更思ったりしました。


auの機種は富士通のF001というものですが、音楽を聴けなくてしばらく悪戦苦闘しましたのでその話も書いておきます。
メールはSMSということでインターネット契約はしなかったんですが、そうなると音楽アプリのLISMOが全く使えません。どうやって音楽を聴いたらいいんじゃ???

ということで157でいろいろ聞きましたが、わかったのは、LISMOというのはあくまでネットで音楽を落としてそれを聴くもので、純粋に音楽を聴くアプリではないということ。純粋に音楽を聞きたければ携帯の機能で聞けるんですが、機能はものすごく貧弱で、いままでの携帯よりかなり劣ります。
たぶん、音楽はインターネットでお金払ってLISMOで聴いてねってことなんだと思います。ひどいよなあ。
しかも、携帯には標準のメニューにLISMOが入ってますが、この機能を選択すると自動的にネットにつながって、そこでパケット使用料が発生するとのこと。音楽を落とすかどうかに関係なく、パケットを使ってるそうです。
詐欺だな。

スマホの普及で携帯もネット端末になってしまってた感がありますな。
待ち受け画面で今日のニュースも流れてますが、これもネット系。
私は契約がないので良いんですが、息子は知らずに使ってしまう可能性高く不安です。

ちなみにパソコンの音楽ファイルを携帯に送るのにも随分苦労しました。
BlueToothがつながったときはちょっと感動でしたけど、容量的に画像くらいじゃないと実用的じゃないです。
音楽ファイルはMicroSdに特定のフォルダを作成してそこに置かなければ携帯は一切認識しません。フォーマットはAAC-HHEで、拡張子はkmf。
しかしいちいちバッテリはずすのも面倒なんでUSBコードを買った方がいいかな?
機械を新しくするといろいろありますね。


携帯 ソフトバンクからauに乗換ました3


で、土曜にau買って、日曜の夕方にソフトバンクを解約しました。
他のお客さんはいなくて、すぐ解約できました。
前にいたバリバリのお姉さんはいませんでしたが、代わりのお姉さんは感じよく、手続きもスムースでした。
手続き自体は研修っぽい男の子で、ヤマダ電機の男の子並みに何もわかってない風でしたが、まあ新人さんじゃ仕方ないのかな?

しかしほとんど引き留めないんだね。
ソフトバンクの店頭には、他社乗り換えの場合手数料すべて負担します、と書かれてましたが、奪うだけで守ることはしないんですね。

営業ってそういうところあるよな。預金も継続だと力入らない。やっぱり新規獲得だからね。そういうところって拓銀の愚かなところだなあと思ってたけど、ソフトバンクもそうだとしたらこの愚かさは営業一般に敷衍できることになりますな。

しかし今回の私のケースだと、学割が3年で切れて途中ですごく値上がりするのに契約は2年単位なんでその時になっても止めれないわけで、考えるのは今しかなかったわけです。他の人は皆どうしてるのかな?とりあえずそのままにしておいて学割切れてから考えるんだろうか?
そうなのかな???

携帯 ソフトバンクからauに乗換ました2


で、auの新規ですけど、ヤマダ電機でちょっとトラブル。
新規って手続きが面倒なんですね。全然知らなかった。
契約してから回線がつながるまで1時間くらいかかるとのことだったので、その間コストコで買い物してヤマダ電機に戻ったんですけど、契約書に不備があって手続き進んでなくて、不備を直してからさらに1時間かかるといわれました。
担当の男の子が研修生で全然使えなくて、契約書もダメだったみたい。向こうは平謝りだったんですが、私も何度も来たくないので、届けてくれと言ったら今日は無理とのこと。そもそもヤマダ電機って契約はするけど手続きはセンターとやらでやるらしく、全てそこの指示でした。
結局午後からまた行きましたけど、まあ仕方ないかな。

担当の男の子は本当に使えない子で、あんなんでこれからどうするんだろ?
auの料金の仕組みもきちんと理解してないし。
たぶん人から言われないと何もできないんだろうなあ、自分で疑問に思ったことをひとつづつ解決していくということもできないんだろうなあ、と思うと見事に長男と重なってしまいました。
でも優しそうで感じのいい子で、憎めない感じなんです、これからもそういう感じで生きて行くんだろうなあ。

不備の対応をしてくれた子は違う子で女性でした。この子はてきぱきしてましたが私に苦情を言われて困ってて、可哀そうなことをしました。反省。

しかしああいった量販店のコーナーって責任者もいない風だし指示はすべてセンターっていうのも向こうにとっては良いですね。いくら苦情を言っても、センターでできないと言ってるのでできません、で終わり。当方としては頑張りようもなくあきらめるしかない。いやなら買うのをやめて帰るだけだなあ、無駄な時間を使わせたことに対して損害賠償?慰謝料?ということくらいしか対抗できなさそう。そんなことする気は毛頭ないし、こっちがあきらめるしかないんですよね。

続く

携帯 ソフトバンクからauに乗換ました


先週1週間検討して、この休みで私と長男分をauに乗り換えました。

まずauに二人分新規です。土曜日にヤマダ電機で。
MNPですけど、私は番号継続に意味ないのでしませんでした。長男もほとんどはメールらしく、メアド自体は絶対変わるのでこだわらず、MNPにしませんでした。
しかしなぜMNPの方が安いのかよくわかりません。結局私の場合は日曜にソフトバンクを解約したので番号を引き継がないだけで同じなんですけどね。
auショップに行ったときに聞いたところでは、他社から引き抜く点に意味があるような説明でしたが、よくわかりませんでした。MNPだとソフトバンクに手数料を支払う必要があるので、この分をauで負担してくれるんなら良いんだけどな。

ヤマダ電機で買ったのは、無料機種を利用するにあたってのオプションがだれでも割しかなかったからです。
auショップだと、5種類、総額1500円位のオプションを3カ月以上必ず契約する必要があるとのこと。つけなければ機種代5千円だそうです。オプションつけた方が安いという説明ですね。他の量販店ではオプションなしもあることを言ったら、ふうん、的な態度でした。ソフトバンク並みに感じ悪かったです。
ちなみにヨドバシでも似たようなオプションでしたが、形だけなので翌日解約でいいといわれました。これだと一月分だけだから安いですね。まあ、ヤマダにはかないませんけど。

続く。。。

象の墓場


「象の墓場」は久しぶりかな、赤羽先生。
冒頭のジャンとの音楽談義は面白い。満月さんらしいです。音楽とか車・バイクとか、マニアックな話題になるとものすごくおもしろいですね、この作者は。しかしそっちのほうを知らない人が読んだらどうなんだろ?たぶんそれなりに面白いと思うんだけど。
中盤以降はずっと教子さんとのやりとりで農場の今後を示唆して終わります。
ちょっとのけもの気味の赤羽さんですが、おなじく微妙だった教子さんとくっついて世俗系はこの二人ということになっていくのかな?

「生殖記」は朧に戻ります。
変なタイトルだけど確かに生殖記ですね。
牛の人工授精の話やら信者との浮気?やらですが全て生殖のためということですか。
教子さんは世俗系じゃないの?やっぱり世俗系?聖女は百合香?
これからどういう展開になるのか全然想像もつかない。
ジャンの見たものってなんなんだろう?
純文学系のくせに面白すぎますね。

2012年7月22日日曜日

ハードディスク購入記4


まずなぜローダーがインストされなかったのか?

実はインスト時には、もともとのxpのシステムディスクもつないだ状態でした。
なので、xpのインストシステムは、つながっているディスクとパテーションの一覧を示して、どこにインストしたいか聞いてきてました。わたしは新しい2Tの最初の100Gのパテーションを指定したわけですけど、このときXPは既存のシステムディスクを知っていて、ここにローダーがあることも多分知っていたので、ローダー自体は不要と判断してインスとしなかったのではないだろうか。
なので私としてはBIOS上の起動ディスクをもとのディスクのままにしておいて、そこのboot.iniでシステムディスクの場所を変えてやれば良かったのかもしれない。そういう前提でxpはインストされたのではなかろうか。

新しい2Tの100Gがアクティブでなかったのもそのためかもしれない。起動ディスク(ローダーのあるディスク?)は古いディスクなのでここがアクティブであれば良いだけで、ウインドウズのシステムをインストした100Gはアクティブである必要はなかったのか?
しかしそれにしてもその隣の800Gをアクティブにした理由はわからない。windousのルールがあるのかな??
もうすぐサポートが終わるXPについて詳しくなっても仕方ないからなあ、これ以上は追求しない。

ハードディスク購入記3


2TのHDへのXPインストですが、いろいろ調べてやってみたらできました。

①まずやったのは、プライマリパテーションの設定。
2Tは100G、800、残りの3つに切って、最初の100にシステムをインストしたんですが、元のxpにつなげて見てみたら、800がプライマリになってました。システム起動パテーションはプライマリに限るらしいので、100をプライマリに設定しなおして再度起動チャレンジ。すると
「NTLDR missinng」 失敗!!!!!

②なぜ??ということで再び元のxpで起動して100Gのフォルダを見てみたら、なんと、ドライブの直下には何のファイルもなし。普通にシステムフォルダはあるんですが、ntldを含めて何のファイルもありませんでした。メッセージとおり、「NTLDR missinng」な状態だったわけです。
そこで、元のxpから ntld等のファイルを4つ、100Gに単純にコピーして再度チャレンジ。
起動成功!!!!

ということで、WDのアラインツールは優秀、ちゃんとシステム起動用に2Tを使えることがわかってめでたしめでたしです。

しかし何故このような状態になったのか、これを考えることが大事ですね。
また、新しいxpは従来同様、Cドライブにしたかったんですけど、Gに固定されたっぽくて、これでは困る。
起動できることはわかったけど、もう少し考えなくては。いかんなあ。

2012年7月21日土曜日

午後の磔刑



王国記のⅤまできました。
「めくるめく」は教子さん。百合香との対決、融和、太郎、ジャンとの再会。
ぐるぐる回る感覚のなかで物語が進展します。
物語の展開が主で宗教論はあんまり、面白さもあんまり。
太郎の不気味さがじわじわきますね。

「午後の磔刑」はろうに戻ります。太郎とろうは普通の親子なんだね。しかし本当にそうなのかなという疑問は残る、特に太郎。百合香かとの交わり、ジャンと野辺山へむけて物語はさらなる展開ですね。
ベラ神父との対話で宗教論が少し。神を措定しない宗教は哲学に堕ちるそうですが、まあそうなんでしょうね。この物語の面白いところはこういった宗教論、もっと長々とやってほしかった。宗教家が第三者的に宗教を語るのはスリリンです。

ところで措定ってどういう意味だろう。「デジタル大辞林」では
1 ある事物・事象を存在するものとして立てたり、その内容を抽出して固定する思考作用。
2 「定立」に同じ。
てい‐りつ 【定立】
ある肯定的判断・命題を立てること。また立てられた肯定的判断・命題。ヘーゲル弁証法では、三段階発展の最初の段階をさす。措定。正。テーゼ。

となっていました。私の理解は2でしたけど、仮定・仮設という語感を私は持っていて、宗教にとっての神ははそれじゃ困るんじゃないかと思って調べたけど、そうだと1なのかな?でも1ってよく意味が分からない。前半はわかる、要するに仮定でいいんだろう、しかし後半は?「内容を抽出して固定」ってなに?「固定」の意味がわからん。
キリスト教が神を考えるなら絶対的真理(存在)として考えるんでしょう。措定じゃ弱くない?
ま、これは朧のセリフなんで仮定でもいいのかもしれないけど。

こんな風な議論を王国記では延々とやってほしいんだけど、物語的に面白くなりすぎ。
面白すぎると安っぽくなてしまいますよね~、卑猥で卑屈で高尚な花村満月の面目躍如ですかね。

2012年7月19日木曜日

ハードディスク購入記2


先日買ったWDの2TにXPをインストしてみました。
普通にxpのインストが終わった後で、グラフィックカードのドライバをインストして再起動がかかったところで、「NTLDR is missing」で起動しなくなりました。

意味がわからん。
xpのインスト中に何度か再起動になってそれはクリアしたのに、どうしてグラボのインストでダメになるかなあ??
xpインスト中の再起動はCDドライブにxpのCDが入ってるんで、このおかげで起動できてたのだろうか???
メッセージからするとNT-Loaderをうまく読めてないようだ。MBRには問題ないんだろうか?
それともやっぱり2Tものはxpの起動ディスクとしては無理なの???
わからん、もう少し調べるか・・・

携帯 ソフトバンクからauへの乗換を検討中


高3の長男ですが、1年の時にソフトバンク携帯に学割で入って、今丁度2年目です。
学割は3年なのであと1年は残っているんですが、来年それが切れて値段が倍以上になります。しかし、契約は2年単位なので中途解約すると違約金発生という仕組み。
スマホではなく携帯なんですが、今最低ラインで1280円+αくらい、それが3500円くらいになる予定。これはひどいよなあ、ソフトバンク、ひどくないですか???

まあ学割は本来かかっている費用を特別割り引いてもらってるだけなんで仕方ないと言えばそのとおりだが、基本の契約期間と合わないところがいやらしい。
途中の値上がりの話は機種変を前提とした話ですが、ソフトバンクはそもそも無料の機種も無い。

というわけで他社を検討してますが、家内がドコモはいやだというのであとはAUだけ。AUは無料機種もあって、コースによるけど1700円くらいになりそう。
新規契約料が3150円、月々増分が390円なんで、今よりは2年間で12510円の増。ソフトバンクのままだと1年後の月々の増分が2220円くらい、この12カ月分だと26640円の増。
ということでAUの方がお得ということです。
家族割の無料通話とか考えると複雑だけどまあこんな感じ。

実は私も全く同じ条件でソフトバンクに加入していて、学割なんで名義は末っ子なんですが、なので二人でAUに行くことを考えています。
私は多分月々980円+315円=1285円で良いので、新規契約料以外は今と同じ、なので1年後の学割切れを考えると絶対得。

しかしいろいろ比べてみると、ソフトバンクもAUも基本的にはあんまり変わらないですね。決定的な違いは無料機種があるかないかでした。
昔は機種台をタダにしてその分通信料で儲けていたそうですが、いまは機種代はきちんと取って、通信量も安くという方向だそうです。
まあいいことなんでしょうね。
となるとAUもいずれは無料機種がなくなるかもしれない。すくなくともAUに乗り換えたとしても、2年後に無料で機種変更できるかどうかはわからない、ということです。

我が家は5人家族で当分はソフトバンクとAUが二人づつということになりますけど、今後どうなるか分からないし、2年後また考えればいいやという感じでとりあえずAUに変えてみようという話に今はなってます。
ソフトバンクの方はやめるなら今月中なので、今度の土日には決めたいと思ってます。

青い翅の夜


王国記のⅣ。
「むしろ揺り籠の幼児を」はいよいよ太郎との対面。ブレイクが結構重要になってきてます。ブレイクといえば大江健三郎を思い出しますね。新しい人。そういえば表紙絵は新しい人と同じですね、ブレイクの絵なのかな?

太郎をめぐっては神秘系になってますが王国記はそういう方向に向かうのかな?
すべての厄災を持ち込んだのは他ならぬイエスキリスト・・・?
百合香も重要人物化してきました。

「青い翅の夜」はジャンです。
結局自首はしないで元に戻った朧、成長を続ける神秘的な太郎。
女陰と蒙古斑と青い翅?????
ジャンはどこへ?
この話はよくわからない、今後の展開への橋渡しかな?

2012年7月17日火曜日

ハードディスク購入記


またまた2Tを買いました。
実は昨年末くらいに欲しいなと思ってましたが例の洪水の影響で価格高騰となり買えずにいて、でも最近急に下がりだしたので価格コムでずっと値段をウオッチしてましたが、ウオッチばかりの毎日がいやになりついにツクモに注文、土曜日に来たものです。ついでに言うと今はさらに400円くらい下がってます。しばらく値下がりが止まっていたんだがなあ、う~ん、まあそんなものか。

まだXPなのでそろそろ7にしたいんだが踏み切れない。
というわけで2TものはXPだと面倒ですが、前にいろいろ調べてやったことをこのブログにも残していたのでそのとおりにやりました。
WDのアラインツールは以前のものはまた落とせばいいと思い削除していたので落としなおし。今は落とすのにユーザー登録、現物の製品登録も必要なのでちょっと面倒でしたが、使い勝手は前と同じでした。簡単です。
このツール、あらためて見ると、対応できるのはWDのハードだけのようで、他社製品は認識して表示しますがうすい色の表示になってました。まあしょうがないけど、日立とかSeaGateはどうやるんだろう?

今の予定では、このハードをシステムディスクにして、現在の500Gのハードと換装しようかなと。
あんまりたくさんのハードはつなぎたくないし、500Gのハードは買った時も見劣りしてたけど今となっては更に見劣りするし。
しかし問題はいくつかあります。
①XPで2Tのハードから起動出来るのか?
②このハードは5400なのでシステムディスクとしては遅すぎ?
まあ②の方は我慢できるので①さえうまくいけばいいんですけどね。

しかしXPの公式サポートは2014年までらしいので、頑張ってもそこまでの命でしょうね。あと二年です。
今のPC自体がもう6年目くらいかな、結構使ってるから、近いうちに買わなくちゃいけないんだろうけどどうなんだろう?
この間子供たちに買ったノートが結構高性能で4万円、つい先日買ったキャノンのデジカメが3万円、パソコンの値段は安いよなあ。
そうそう、このデジカメの添付ソフトですが、.Net対応で私のXPにはインストできません。デジタルビデオの取り込みソフトのアップデートもできない状態で、XPの肩身は狭くなる一方。
XPは良いOSなんだけどなあ、マイクロソフトのアメリカ的物量作戦OS戦略にやられてる感があって新しいOSはいやなんだけどソフトが対応してないんじゃしかたがないんだよなあ。
いまだにXPで頑張ってる人ってどれくらいいるんでしょう??

2012年7月13日金曜日

雲の影


王国記の3です。でもゲルマニウムからだから実質は4ですね。さっき読了。

「雲の影」は朧と教子の対話だけで終わってしまいますがラストが結構衝撃。一神教と布教活動のあたりの考え方も面白かった。
作者は宗教を否定したいのか肯定したいのか、組み立てなおしたいのかそもそもそんなことは何も考えておらず言葉を弄んでいるだけなのか?
でも読ませます、これはかなり良い、面白いです。

PANGPANGは百合香さんの一人語り、この人も語り手になるんだなあ。赤羽さんは単なる俗物になってますね。
やっと太郎と命名されます。物語はこれからという感じですな。

2012年7月12日木曜日

プラチナデータ


東野さん。予約したのが今年の1月27日で、予約割り当ては7月2日だったので、5カ月ちょっと待ったことになります。すごい人気ですな。
でもちょっと前に確認した時はまだ100番目くらいだったように思うのでなぜ急に順番が回ってきたのか疑問?まあいいけど。
ちなみに麒麟の翼も予約してますが、1月26日に予約して、まだ600番台です。

さすが東野さんで、面白く読ませます。
最近東野作品については昔のものを読んでたので、東野=推理物という印象になってましたが、これはちょっと違うミステリー系ですね。変身とか秘密とか、ちょっとSFも混じったミステリー分野だと思います。
こういった作品もものすごく面白く読ませるのが東野さん。
DNAと多重人格とアメリカとの争奪戦っぽい要素も絡めてもちろん殺人事件もあって贅沢な作りです。
ということで風呂敷は大きく広げられたわけですけど、収束はあんまりスケール感なく、尻すぼみ感有りです。結局父と子の話で落ち着いてしまうし犯人もぱっとしない。
綺麗に収束はしてますけど、ちょっと物足りなかった。
まあ、面白いことは面白いんですけどね。

2012年7月11日水曜日

花の歳月


宮城谷さんです。9日の月曜日に読了。
次に読む宮城谷作品を探していて長編ということでつい予約を入れてしまいましたが、ちょっと長めの短編でした。

姉弟愛の話です。ラストの対面の場面ではうっときますね。
当時の中国の貧しい農民ってこういうふうだったんだなあという感じですけど、姉さんのほうが皇太后まで上り詰めるというのは本当かなと思いますが本当なんでしょうね、歴史ものですから。
最後にオチまで付いていて、小説として面白く読めます。

しかし宮城谷さんはやはり長編で読みたいです。
司馬遼太郎が長編でも短編でも面白いのと比べると宮城谷さんは短編の質という点ではっきり劣っているように感じます。だからなんだというわけでもないけどね。

花村さんが終わったらまた宮城谷さんに戻るか。その前に東野さんが割り込んできたが・・・

2012年7月7日土曜日

汀にて


満月さんの王国記Ⅲです。
教子との長崎逃避行と赤羽さんとテレジアと子供。

物語はゆっくりと進みますね。
長崎原爆と神。PCBと神。
赤羽さんは中途半端な常識を持ってしまった朧なのかな?

視点が朧の一人称だけでなく赤羽さんになったり教子になったりしますが、何を狙ってるんだろう?
よくわからないまま物語としては十分面白く次へ進みます。

2012年7月5日木曜日

王国記


満月さんです。
このシリーズは王国記ですが、王国記というタイトルの本作はシリーズ二作目になります。
赤羽さんが修道士をやめてテレジアを引き取る話と、農場での出来事が語られます。
鶏の雛が100匹以上首ちょんぱされる冒頭はさすがにうっときますね。満月さんらしいと言えばそれまでですが。

花村さんってすごく繊細な人だと思うんだが、どうしてこんなに残酷なシーンを考えつくんだろう。
「笑う山崎」という作品ですが、主人公はやくざだけど結構人情系の話で、しかし暴力シーンがものすごすぎて、複雑な読後感だったことを思い出します。
花村さんは読みたいと思う作家なんですが、好きにはなれない作家で、ここらへんが原因なんだと思います。

本作の2話目は農場での出来事というだけで何を書きたかったのかちょっとわからなかった。
テレジアは出産という大事業に取り組みそれを赤羽に押し付けながら朧は農場で彼なりに過ごすというところかな??

ゲルマニウムの夜


花村満月さんです。
ずっと花村さんの長編をじっくり読みたいなと思ってたんですが、予約しようといろいろ本を見てるうち、まずはこのシリーズを読んでおく必要があるのではと思い、とりあえず三冊借りたうちの一冊です。

満月イズムが満ちていますね。
この作品が芥川賞をとったときって、芥川っぽくない作家が芥川とって、直木っぽくない作家が直木をとったように記憶してますが、満月さんについて言うと、純文学とか大衆文学と言ったカテゴライズが難しい作家だと改めて感じますね。

暴力と性と宗教、ある意味陳腐なテーマですが、満月さんが書くととてつもなく面白くて思索的です。
第一作目は主人公の登場、教子さんとの愛欲、テレジアとの関係が描かれます。神父に殺人を告解するあたりが面白かった。宗教の無力をあざ笑うわけですが、このシリーズの核になる部分のように感じました。宗教は無力なのか???

読むのは二回目だし大体筋も覚えてましたが、文章が刺激的だし、十分楽しめました。
読んだのは文庫版で、一冊二話づつだと思ってたら三作構成になってておやっと思いました。文庫版にする際、ゲルマニウムを2話に分けたようです。分けられた二話を読むとなるほど分かれてますが、こういうこともあるんですね。
今後の展開が楽しみです。

2012年7月1日日曜日

デジカメ


デジカメ買ってしまいました。
キャノンのS100というやつですが、3万円ちょっとでデジカメとしては結構良いカメラです。
家内が最近カメラがほしいと言い出して1万円以下のものをずっと探してるうちに、どうせ買うならいいヤツのほうがいいんじゃないか?と思いだして私が欲しくなってここ1ヶ月くらいずっと捜してました。

はじめのうちは2万円台で買えるニコンのP310を狙ってたんですけど、値段が下がりだすとまた上がっての繰り返しでなかなか崩れてこない。そうしてるうちにニコンより1万円くらい高かったキャノンが下がりだしたんで目移りして悩んでるうちに、ついに買ってしまいました。

アマゾンだと安心だし、ユーザー登録してしまったんで数クリックで買えてしまいました。
ちょっと危険ですよね~。
しかし今までのカシオのデジカメとは次元が違う感じの良い映像が撮れます。こうなると最近とった写真が霞んで見えてきてもっと早く買っておけばよかったなあと思ったり。
マニュアル撮影がいろいろできるので、しばらく遊んでみます。

タイヤ

夏タイヤですが、やっと土曜日に買いました。
今まで冬タイヤを履きつぶすつもりで履いてましたが、ブレーキが効かないんですよ、ちょっと不安になってやっと買いました。

平岡ジャスコ近くのフジコーポというタイヤ屋さん。
職場の友人に紹介してもらったところ。
はっきりいって夏タイヤって種類が多くて安いのかどうかよくわからんけど、アルミとセットで全部で6万円弱、高くはないと思いました。
店員さんもしっかりしていて、なかなか良かったです。

これで夏タイヤもやっとアルミになりましたが、駐車場で他の車を見てみるとほとんどがアルミ履いてました。そういうものだったんですね。

おまけですけど、最後に冬タイヤについてもう無理ですよねという感じで見てもらったら、まだ履けるとのことでした。
来年は4年目だなあ、でもまだ履けるのか。履けるんならもっと早く夏タイヤに交換しておけばよかったと思ったりしましたが、得した気分でした。

ボーン・アルティメイタム

録画してあったものを観ました。
マット・デイモンはいい映画作るよなあ、デビューの天才君の話も実に良かった。
本作は理屈抜きに楽しめますね。
ノンストップ系のサスペンスアクションでとにかく面白い。

ちょっと強すぎ頭よすぎ運良すぎだけど、007的な変装はなくいつも素顔です。
一緒に観ていた息子が「変装すれば良いのに」といってましたが、変装が自在なのはリアルさに欠けるけど、ひげとか髪型を変える程度は逆にしなきゃ変な気もしてきた。まあこの映画はそういうことはしないんですね。

次もみたいけど3部作でとりあえず終わりなんだろうか?
マット・デイモンも歳をとってきたしね、今ほのぼの系の映画に主演してるみたいだけどそっちも観てみたいです。

青雲はるかに


宮城谷さん、間に二冊挟みましたが昨日読了しました。

「人は生まれながら人がつくったしくみにあてはまりやすくできているはずはなく、そのしくみに適わぬものを、折りたたんでゆく。折りたたまれたものは、生来の弾性をうしない、しくみに反発しないまでになる。」
「ことばの過多は人としての格の低さと質の悪さをあらわす場合が多い。」

いずれも上巻にあった言葉ですが相変わらず宮城谷さんですなあ。
歴史を学ぶ意味は我々が今を生きていく上での指針とすることだと思いますが、宮城谷さんの本を読む意義はさらにこういった深い人間洞察に接するところにもありますね。
しかし多弁は格の低さと質の悪さをあらわしてるのね、厳しいけどまあそうかな。気をつけよう。

本作は一人の主人公そのものを一貫して描いていて、恋の話もありで、実に面白く読めました。こんな話ばかりだと宮城谷さんも読みやすいんだけどな。
しかしちょっと俗な感じもありますね。復讐心を最後まで忘れないあたりはどうなんだろう?宰相として人のための政治ということであれば復讐心を持ち続けて趙と戦ったことはどう評価されるのだろう。
私が読んだ範囲ではそういった人物は宮城谷さんは今まで描いてこなかったような気がします。恩を忘れず、恨みも忘れない人物を宮城谷さんは最後まで肯定的に考えていたのだろうか???

面白くはあったけど疑問も大きい作品でした。

2012年6月28日木曜日

DealExtream の Credit


先日DealExtreamから突然メールが来ました。
内容は、以前私が購入手続きをしていた物がどうしても手配できず、支払いはPayPalで終了しているので戻せないし、仕方がないので支払った分はCreditとして他の買い物をする際に使えるようにします、というものでした。

実は子供たちが注文して決済だけ私にしてた物なのでよく知らなかったんですが、郵送は一度ではなく何回かに分かれて来てたので全部揃ったか気にはなってたんですが、子供たちも忘れてたようで、今回のメールで改めて「ああ、来てなかったなあ」と思い出したような次第。
ものはPSPのソフトケースで、1.6ドル、日本円だと100円ちょっとのもの。無くても別に構わないようなものだそうなので、忘れてても無理ないか。

しかしDealExtreamは丁寧ですね。
まあ、金だけ取って物を送らないのは詐欺だし、そもそも在庫がない物を売っていること自体がさすが中国という感じですが、支払いがPayPalだから戻しようがないだろうし、戻せたとしても1.6ドル程度なら手数料のほうが高そうだし、まあCreditということしかないんでしょうね。
届いてなかったことを忘れたぐらいだから使うのも忘れそうなので、早めに使ったほうが良さそうだけど何買おうかな??

DealExtreamはもともとDSのマジコンを買うために利用したサイトでしたが、その後は何度か面白グッズを買うのに利用してます。
直近は、乾電池の容量チェッカーとか、車のキーホルダーを買ったりして、結構利用してます。
支払いでPayPalさえ利用できれば安くて簡単ですよ。
ただ今回のようなこともあるんですね。注文の際は在庫量に注意したほうが良さそうです。
最近買ったもの、左からキーホルダー・太陽電池のミニカー・バッテリーチェッカー

海辺の小さな家


宮城谷さんの現代小説です。25日に読了。
歴史物しか知らなかったのですが、現代小説も書いてると知って予約しておいたもの。実はまだ「青雲」が途中ですが、こっちを先に読みました。

さらっとしてます。ラストまでずっとさらっとしてます。変にまとめずにさらっと終わったあたりが気に入りました。
いろんな人の思いが詰まってるようでありながら、ごりごり感が無く流れていきます。ちょっと細雪を思い出したりしました。細雪はかなりこってりしてるけど、表面的には実にさらっとしてたような。ちょっと似てるかなと感じましたね。

後書きで、宮城谷さんは一時期「文体の解体作業」をしていたらしいです。宮城谷さんの文章って実に簡潔で的確で、言葉を選びに選んでいるようなところがありますけど、そういう文章は意図的に作り上げたものだったのかな。
この現代小説ではそこらへんはあまり感じませんでしたけど。

結構収穫でした。他の現代小説も読んでみようかな。。。

2012年6月24日日曜日

松喜龍


昨日食べに行きました、ラーメン屋さんです。
普段は土日もサッカーの次男が久しぶりの休みで、昼にラーメンをせがまれて家内と三人で食べに行きました。
1階建てのプレハブ小屋みたいな作りの店で、前から気になってた店です。食べログの評価も悪くなかったので行ってみましたが、まあ、評価通りの店ですね。

私はミソですが、家内は辛味噌、息子はしょうゆでしたが、いずれも可もなく不可もなく、普通だと思いました。チャーシューが厚切り二枚入ってましたが、ちょっと脂身が多すぎて私は苦手ですね。
しかしちょうど昼ということもあったのかもしれませんが、車はいっぱいで少し待ちましたし、中も結構混んでました。
そんなに美味しいかな???

関係ないけど、車で待ってる時に友達と合いました。高校大学と一緒だった友達ですけど、実は近くに住んでるんでした。
豊平に越してきたときはどこか出会うこともあるかなと思ってましたが、そんなことも忘れてしまった時にばったり合いました。不思議なものですね。

2012年6月23日土曜日

プリンセス・トヨトミ


万城目学さん、今日読了。
宮城谷さんの「星雲はるかに」を読んでる途中ですが、この本の返済期限が迫ってたので宮城谷さんは上巻が終わったところで一休みにしてこっちを読みました。

この本も人気があって、予約してから半年くらい待ちました。でもちょっと事情があって、私はあまり考えずに文庫を予約したんですが、あとで見なおしたところ、ハードカバーはすぐ借りれる状態でした。文庫のほうが人気あるんですね。私のように通勤で読む人が多いのかな?図書館も文庫をたくさん用意してほしいなあ。

本作は映画化もされてます。実はつい最近TVでもやりました。
映画で先に見てしまうと読んだ時に先入観が入りすぎて面白く読めないことが多いので見ないようにと思ってたんですが、録画してあって、子供たちが見てる時につい後半部分を見てしまいました。なので本の登場人物が映画と重なってしまいましたが、映画は随分原作と違う部分もあったので、本だけでも十分楽しめました。しかしこういう映画って良いのかな???

「何かを守りぬく気持ち」「父親と息子」がテーマですね。
面白おかしく話は進みますけど、このテーマの部分になると結構グッと来ました。吉本新喜劇みたいなところもありますね。
しかしラストは女性の視点になって、そこで中学生の大輔君もいきてきて、なかなかうまい話になってます。

しかし不思議な話です。荒唐無稽という言葉がぴったりですが、こういう話もありか、と思わせてしまうものを持ってます。
なかなかの話でした。鹿男も読もうかな???

2012年6月17日日曜日

ガッツ食堂


昨日の昼ですが、家内が久しぶりにここのあんかけ焼きそばが食べたいというので行ってみましたが、なんと別の店に変わってました!!!残念。。。

二郎系というか麓郷舎系で、我が家も何度か行きました。
ココのほうが麓郷舎ほど麺が太くなくて私は好きだったんですが、野菜が麓郷舎ほど多くないので何となく麓郷舎に行ってました。
オヤジさん一人で切り盛りしていている小さくて汚い店で、ご飯物もあって、ラーメン屋と言うよりは定食屋という感じでしたが、うまくいかなかったのかな。
閉店はショック、寂しいですね。

というわけでまた麓郷舎に行きました。
昼過ぎてしまいましたが、今日は駐車場にぎりぎり入れる感じで、そこそこ混んでました。
私は太麺嫌いなんですが家内が好きなので、近場でラーメン屋にいくとしたら麓郷舎ということになりますね。本当は琴似のふくべまで行きたいんですけどちょっと遠いからなあ。

ボビー・フィッシャーをさがして


長男が借りてきた映画、DVDです。
最近映画はあんまり見てませんが昔は家内と二人でよく見ました。
昨日風呂で長男からこの映画の話を聞き、面白そうだったので家内と二人で見てみました。

チェスの天才少年の話です。
勝ち続けることの不安や悩み、親の期待、人間としての成長などがテーマですが、過去の天才チェス競技者で失踪してしまったボビー・フィッシャーと絡めて丁寧に描かれていました。

お父さんが終盤、急に良い人になるあたりはちょっと?もありましたが、しっかりしたお母さんとともに、相手に対する思いやりをつねに持ち続ける少年の姿が感動的でした。
結構良かったです、オススメです。

昔良く見た映画ですけど、もしかしたら長男がサッカーを始めたあたりから見なくなったのかもしれないなと思いました。
今は末っ子も6年生、これからまた家内と映画を見ることになるのかなと思ったり。。。


2012年6月11日月曜日

ある少女にまつわる殺人の告白


佐藤青南さんの作品。
このミステリーがすごい大賞で優秀賞をとった作品です。
一時このミスを図書館で予約して読んでましたが、これもそのころ予約していた本。この本が一番混んでいて、確か1月くらいに予約していたはずなので、半年近く待たされました。
しかし混んでただけあってこの作品はかなりでした、面白かったです。

テーマが暗すぎて読んでてちょっと憂鬱になりましたが、語り口はうまいし、ラストのどんでん返しはたたみ掛けるようでこれこそミステリーといった感じ。
内容的に最期まで救われないところが残念だけど、衝撃的な事件を無理ない設定で納得させるのは見事だし、児童相談所の実態を詳しく描いているところも良かった。

重たくて暗い内容に真剣に取り組んだ素晴らしい作品だったと思います。

このミスでは大賞をとれなかった作品ですが、大賞の「首長竜」よりは格段に優れた作品だったと思います、私は。

ロンポス


最近久しぶりに上海問屋で買い物しました。
前からほしかった三つ折りの自動開閉傘がメイン。その他SDカード32Gで999円とかも買いましたが、同時に買ったのがこれ、ロンポスです。

ロンポスは昔から買おうと思ってたんですがなかなか買うタイミングが無かったもの。今回はロンポスを買えばすべての送料が無料になると言うこともあってようやく買えました。
で、面白いです。子供たちにとられましたが私も少しずつやってます。こういう単純なパズルは飽きないし面白いですよね。
ただ皆夢中、というほどではないです。そこそこ面白いという感じかな。出張の機会でもあれば持って行こうかな。

ところでメインの折りたたみ傘は微妙でした。開閉自動は大丈夫ですけど、ちょっと大きいし重かったです。大きさは傘の大きさだし、重さも仕方ないのかもしれないけど、ちょっと微妙ですね。
それよりSDカード32Gで999円がすごいですね。Class10だし。実はまだ使ってないんですけど。
実は半年前に買ったMicroSD8Gも買ったまままだ袋から出してなかったりします。
実は他に長男のぶんとしてMicroSD8G99円も買ってますが、これについては
「何か一緒に買うものあるかあ?」
「MicroSD買って!」
「何に使うのよ」
「う~ん、でも99円なら買うしかないだろ!?」
「まあそうだよな」
って感じでした。安さにつられて買ってしまうことってあるよね。

芝切ハサミ


前に作ったものにさらに改良を加えてみました。
はさみに受けをつけたんですが、そこにビニールをつけて、全体を覆うようにしてみました。ビニールの前のほうには支えとしてプラスチックをつけてあり、三角に立つようにしてあります。

試してみましたが草が逃げなくて結構良いです。
大きめに袋を作ったので少しなら切った草を後ろの方にためておけるし。

結構良いっす(自画自賛)。
こんな感じっす


麓郷舎


土曜日に家内と長男の三人で食べてきました。
数週間前にも家内と二人で行ったんですが、そのときも空いてましたが今回もガラガラでした。
混む前にと12時前には行ったんですが、今回は駐車場も空で、営業していないのか?と勘違いしたくらい。前に足繁く通っていた頃はあれだけ込んでたのに何故急に空きだしたんだろう???

ラーメン的に変わったのは焼豚が小さくなったかなということくらいで、味には変化無いです。その焼豚にしても普通のラーメン屋と比べると巨大ですしね。
まあ野菜や肉の大盛りが売りの店だったから、飽きられたら厳しいかな。今って大盛りだから流行るって訳でもないだろうから。流行るのは本当においしい店ですよね。

でも私はここの味が結構好きなので、空いてるのは歓迎。
毎日食べる気はしないけど定期的に食べたくなる店なんですよね。

2012年6月9日土曜日

クレオパトラな女たち


これはテレビドラマです。
今シーズンの最高作だったと思います。っていうか私としてはヒストリカルにもかなり素晴らしい作品としてランクされますね。
人気がなくて打ち切りっぽく終わったけど信じられない、残念でした。

すごく真面目な作りだったと思います。女性の美しくなりたいという気持ち、人を恋しく思う気持ち、そういったものを正面から実にまじめに描いていたなと。
主人公を食ってたのは綾野剛ですね。片思いのゲイってすごい役をあやしい魅力たっぷりに演じて、素晴らしかったと思います。ラストは泣かせる。
あといい加減な父親も良かった。いい加減でいい加減で、でも最後の方で息子に示す存在感は人間として、父親として、迫力がありました。素晴らしい。

こんなすごい作品が打ち切りとはなあ。家族の歌の打ち切りはわからなくもないけど、この作品は納得できん、残念、だけど面白かった。ありがとうと言いたいですね。

2012年6月8日金曜日

ソロモンの犬


昨日読了しました。道尾秀介さんです。
道尾さんにしてはさらっとしたミステリーですね。
もっとひねるのかなと思って読んでたのでちょっと物足りなさもなくはなかったけどまあこれはこれかな。

この作者の作品は後味がいいですね。どろどろした作品のようでいて後味がさらっとしてるのはすごことだなと思いますがこの作品は最初からさらっとしてました。
ちょっと軽すぎかなとも思いますがまずまずの作品でした。



2012年6月5日火曜日

彼女について知ることのすべて


佐藤正午さんです。
昔、かなり昔ですけど読んだことがあって(多分「恋を数えて」)、そのときは面白いと思ったものの、他の作品がまだほとんど無かったのでそれきりになってた作家さん。
たまたま新聞でこの作品が映画化された話を読み、すぐwebで予約したものです。インターネット予約は良いよなあ。

作品的には過去と現在が交錯しすぎて、純文学っぽいわかりずらさがあってすごく読みづらかったです。
この種の中間小説にとってそういうのって致命的な欠陥のように感じるけどどうだろう??
中間小説という言葉に特に偏見を込めてるつもりはないけど、読みやすさは大事じゃないか?

しかし読後ももやもや感たっぷりだけど意外とすっきりもしていて、微妙な味わいです。
主人公の優柔不断さにいらいらし彼女のかっこよさと虚実不明さに引きつけられ、結局どうなったのかわからないけど何となく納得感が無くもないというところ。

他の作品も読んでみたいような見たくないような、微妙な作家ですね。

2012年5月29日火曜日

くろふね


佐々木譲さんの時代物です。
はっきりいってあんまり面白くなかったです。
ワクワクドキドキ感が全く無いし、焦点もぼやけ気味です。
くろふねなのか幕末なのか。
時代なのか三郎助という人間なのか。
家族なのか仕事なのか。
中途半端な感じが否めません。

ミステリーだとあんなに切れ味鋭い作品を書く人なのに、時代物だとさっぱりな感じです。
ちょっと残念。


2012年5月27日日曜日

豊平川沿いの散歩、うどん


先週末っ子と自転車で走った豊平川沿いですけど、今日は家内と散歩してみました。
ミュンヘン大橋に車を止めて、南19条橋までの往復。

今日は風が強く、気温も12度と冷えていて、かなり寒かったです。
そのせいか先週は結構川沿いでバーベキューしてた人が多かったのですが、今日は全く見かけませんでした。自転車の人も少なかったようです。ただジョギングは盛んで随分多くの人が走っていました。半袖で走ってる人もいて元気だなあと感心しました。

私は昨日の庭いじりのせいか体が痛くてちょっとしんどかったけど、妻も寒いの苦手なんで結構辛かったようです。
しかし川沿いってちょっと単調ですね。自転車で走ったときはすごく気持ちよかったけど。
散歩するのなら我が家の周りの方が楽しいかな?とも思いましたね。

夜は遅くなったので讃岐うどんやさんに行きました。里塚の方にある店で、家族全員で行くのは初めてですね。私はうどんと天丼の組み合わせで結構満足。
最近末っ子のサッカー以来ちょっとうどん屋にはまってましたがちょっと飽きましたね、もうしばらくはいいかな。

庭いじり


昨日天気も良かったので庭の手入れを少ししました。

芝はかなり減ってきてて、限界かな。種は蒔いてみたけど出てこないし。
何より不陸がひどい。我が家だけ?皆似たようなものなのだろうか。
きちんと整備するとしたらまた掘り返して土入れて平らにしてという作業を繰り返すのだろうか?
自分じゃ無理だからまた業者に頼むのかな???

スギナは相変わらずですね。かなり出てきてます。今年もスギナとの戦いになるのかな。
あと、結構いろんな草が生えてて、一所懸命抜きました。たんぽぽが結構多かったかな。

家内は木の剪定をしてくれました。ホーマックで買っておいた剪定ばさみが力を発揮。1センチくらいのものもバリバリ切れます。そんなに高いものでもないけど、道具は大事ですね~。
しかし木の剪定は大事ですね。伸ばし放題では木自体がだめになってしまいそう。自然の木は誰も手をかけないのにどうして変にならないのだろう???

庭には去年からの枯れ葉も結構あって出来るだけ拾いました。芝生の上の枯れ草は土にはなりませんね、まめに拾うしか無いのかな。秋のうちにやっておくべきだったんだな。やったつもりだったんだけどな。

ちょっと思いついて、芝刈りハサミに草を飛ばさないウケをつけてみました。
結構良いです。こういうハサミ売ってないのかな??
左が剪定ばさみ、右が受けをつけた芝刈りハサミです。

2012年5月22日火曜日

風の中のマリア


百田尚樹さんです、永遠のゼロの作者さん。
オオスズメバチの話で人間は一切出てきません。
設定をハチに置いてるけどいろいろ人間っぽいドラマな展開があるのかなと思いながら読んでましたが、剛速球でハチの世界だけを描いてますね。
最後は深く感動しましたが、特にドラマな展開があるわけではありません。なのにどうして感動したのか自分でもわかりません。
ただ本能に従って生きていく、その単純な力強さみたいなものに感動したのかな。
生命そのものを真摯に描く筆の力に感動したんだろうか。

よくわかりませんがとにかくすごい小説だったと思います。
無条件には薦めませんけどね。
面白いと思う人にだけ面白い小説だと思うので。

サイクリング



20日の日曜日ですが、すごく天気の良い日で、末っ子とサイクリングしました。
札幌駅までの往復。疲れました~。

我が家は山の上なので、行きはすいすいです。
途中豊平川沿いを走りましたが、バーベキューの人やら堤防で川を眺めている人やら、子供連れも多く、快適に走りました。
幌平橋で中島公園に入り、札幌人としてちょっと恥ずかしいけど、初めてキタラも見ました。公園の中でちょっと迷ってしまい西側から出て、電車通りを道庁までまっすぐ走りましたが、ここまで来ると街中なのでかなり信号に止められましたね。

道庁で桜の写真を撮って、札幌駅に行ってから、テレビ塔まで引き返してアイス。おいしかった。テレビ塔の中を少し見てから戻りましたが、途中創成川の上、新しくなったところを走りました。小さい公園のようでずいぶんきれいになりましたね。
ここを抜けると再び豊平川沿いに出ますが、地味にずっと上り坂で、ちょっと疲労。豊平川沿いも西側と東側は結構景色も違ってて、往復で楽しめますね。

ミュンヘン大橋から道路に出ますが、ここからもずっと上り坂で結構しんどいです。車だと気がつかないけど、結構登りですね。
そこからまっすぐ澄川を抜けてまた登りですが、何とかがんばったもののホーマックを過ぎたあたりで力尽き、自転車を降りて押しました。
息子は途中疲れてようなことも言ってましたが、私が自転車を降りたあたりで俄然張り切りだして、私を抜いてぐいぐい走り出し、自慢げに家まで走ったようです。
まあ息子にはかなわんよな。

私の自転車はもうほとんどだめなので、次男の自転車を借りましたが、尻が痛くなり、つらかったです。でも良い天気の中でのサイクリングは楽しかった。また行きたいですね。

2012年5月19日土曜日

玉人


宮城谷さんですがこれは短編集。
毎週ぴったりと図書館から本を借り続けるのも難しく、予備で借りておいた短編集です。

短編集とはいえ宮城谷さんですから、歴史の断片を鋭く切り取ったような作品を期待してましたが、結構平凡ですね。
中国春秋時代の設定ではありますけど、恋愛ものあり、推理ものありといった感じで、まあ肩を張らずに楽しめますけど、宮城谷さんに期待したのはこんな小説ではないんですけどね。

宮城谷さんはやはり長編ですね。

2012年5月16日水曜日

光媒の花


道尾秀介さんです。
短編連作で、最初こそミステリーっぽい作りですが、全部読んだ感想としては文芸系ですね。
鬼の跫音に似た感じですけど各章が有機的につながってて、みな救いの話になってます。
うまいつくりだけど、その上手さよりは内容的にそれぞれ深いものを読み手に残してくれる、そんな作品でした。

第5章のなかに、「あの火葬場で、哀しみの半分くらいを父の痩せた身体といっしょに焼くことができた」という一節がありました。
作者が頭の中から作り出す言葉は時にものすごく人をうちますね。私はこの一節にうたれました。

この作者の作品は人間の心の奥深くの部分や、先っぽのひだの部分を丁寧に描いているように感じます。どうしてこんなことができるんだろう??
いろんな経験を積んできてひとつひとつが鮮明に記憶に残ってるんだろうか。それとも全て頭の中で考えだしたものにすぎないんだろうか。

いずれにせよこの作者は書くべきものを内側に持っているんだと思います。
素晴らしい、オススメですね。

2012年5月15日火曜日

子産


今日読了、宮城谷さんです。

これは前回の孟嘗君とは違う系の作品ですね。時代というか周りの人々を主に描いていて、小説っぽいおもしろさのない作品です。
こういう作品は読みづらいです。
話が飛んで登場人物や地名がとにかく多くなって、油断しているとすぐ何が書いてあるんだかわからなくなります、私だけかもしれないけど。

上巻の一節に、「ささいなことで怒気を発する者の知能は低い。賢いものはつねに静かである」という表現がありました。耳が痛いですね。
とにかく宮城谷作品にはこんなセリフがちりばめられています。
文章は簡潔でわかりやすく、至る所に我々が生きていく上での知恵が転がってます。なんですが、この作品は読みづらいです。

子産は天才で、膨大な知識を持った人として書かれてますが、あとがきでは子産は改革者だったと書かれてます。そこの部分もぴんときませんでした。そういった部分に関する記述が少ないので。
孟嘗君にしても晏子にしても、子供の頃からの人となりは丹念に書かれてますが、宰相に座ってからは実にあっさりしてます。
話は苦労を重ねて頂点に立つまでで、頂点にたってからはあっさりしてる。ここらへんはいつも読んでいて?な部分で、なので「子産は改革者」といわれてもぴんときませんでした。
私だけかな?

2012年5月5日土曜日

永遠のゼロ


百田尚樹さんです。
前から読んでみたいと思ってた本、昨日読了。

私はすごい勘違いをしていて、タイムスリップ物でゼロ戦で戦闘中に現代にやってくる、様な本だと思ってました。
しばらくはいつそういう展開にいつなるんだろうと思いながら読み進みましたが、次第に間違いに気づき、そのままの形で終わりました。

ほとんどひねりのない直球、それも豪速球な小説でした。
謎解きのような形で話は進んで、最後に謎解きはあるにはありますけど、そういう仕掛けは全く不要と思えるほどの直球小説で、感動が詰まってました。
久しぶりに小説を読んで泣きました。
作者はどういう人か知りませんけど、解説の児玉清さんも賛辞を惜しまずという感じでしたね。
久しぶりに良い小説を読みました。大満足です。

この作者の他の作品も読みたいなあ。

2012年4月30日月曜日

孟嘗君


宮城谷さん。
全5巻の大作ですが、小説っぽい作りでかなり読みやすいです。
最初からどたばた活劇系でミステリーっぽい要素もあるし、飽きさせません。
ただ主人公は半分以上孟嘗君の養父である白圭ですね。
晏子は、父の晏子が死んでから本来の晏子の話に移行しますが、本作はほぼ白圭の死と同時に終わるので、タイトルは本当に「白圭」で良かったかもしれません。
まあ、孟嘗君を描きたいからその父の白圭を描いたのでしょうから主題はあくまで孟嘗君なんでしょうけど。

で、孟嘗君ですが、とにかく明るく人を引きつける人であったようです。
他の宮城谷作品の主人公のような知恵とか勇気とかといった人物とは少し違った感じです。

宮城谷さんはいろんな歴史上の人物を描いていて、皆すばらしく知恵のある人だけど、私は後から思い出しても実は内容をよく覚えてなかったりして(混同かな?)、それは多分みな似たような感じだからだと思ってましたが、違いますね。
孟嘗君も晏子も偉大な人だけど、違う。宮城谷さんはきちんと書いてるんだろうけど、私がよく理解できていなかったんですね、この作品を読んでそう感じました。

しかしそう考えると、司馬遼太郎もおなじく人間を描き続けたわけだけど、読んだ本の内容は大体覚えてるし人物像も頭の中に大体は浮かびます。
司馬遼太郎って大村益次郎みたいな変人も愛すべき人物として描いていて、そういうところはちょっと宮城谷さんと違うのかな。
もちろん私の宮城谷さんの読み込みが不足していることは間違いないと思うけど、作家としては司馬遼太郎が上なのかなと、まあ上も下もないことは承知の上で、思ってしまいました。


本作は実は結構前に大部分読み終えてましたが最後の20ページくらい残していたのを読み終えたのがつい先程でした。
今本格的に呼んでるのは永遠の〇です。結構前に予約していた本。すごく面白いです。
でこのあとの本ですがやっぱりもう少し宮城谷さんを読むことにしようかな??


2012年4月15日日曜日

鬼の跫音


道尾さんですね。
今は宮城谷さんを主に読んでるんですが、宮城谷さんの次の作品までののつなぎ用に借りていたものです。晏子と孟嘗君の間に読みました。

面白かったです。
短篇集ですが、道尾さんが凝縮されてて、道尾さんのエッセンスという感じ。
それぞれ、ちょっと膨らませれば長編になりそうな話を短編ですっきり仕上げていて、読んでてちょっと得した気分も。

あと、この人の文章はうまいですね。
今まで読んでてもあまり感じませんでしたが、純文学っぽいうまさがあるように思いました。
力のある作家だなあ。

2012年4月8日日曜日

ふくべ


今日床屋に行ったのでまたふくべに行って来ました。
今日は久しぶりにみそを食べました。最近は広東麺が多かったんで。

いやあ、うまかったです。
もやし大盛りはふくべの原点ですけど、味噌はやっぱり絶品だなあ。
頑張ってもやしを片付けた後のスープがなんとも言えず美味い。
クセになりそう(なってるか?)。

しかしその後の匂いに参りました。にんにくすごいです。
服も車も。
車の窓は数時間開けておかなきゃダメですね。

晏子

宮城谷さん、昨日読了しました。
父子を描いているのが面白いですね。
子供のほうを書きたくて調べているうちに親から書かざるを得なくなったようですけど、読み手としては二人を対比して読めて面白い。
晏子は知恵の人というよりは誠実さの人ですね。しかもかなりの豪速球。こんな人がいたんだなあという感じです。私もこんなふうに生きてみたいです。
小説としては父親が死んでから子供のほうが活躍しだすまでの間が面白く無い、読み進めるのがしんどかったです。丁度3巻目ですかね。
宮城谷さんの小説は細かく史実を追っていくような部分があって、小説としては必要なのかもしれませんがちょっと退屈。この小説はその部分が長すぎるような気がします。
そういう部分にも面白い話はたくさんあるのですが、「晏子」という主人公が出てこないとやはりあまり面白く無いです。
その点、「楽毅」はすごく面白く読める小説でした。宮城谷昌光さんの作品の中にもやはり出来不出来はあるんだなあと思いました。

2012年4月1日日曜日

ピアノの森


当然前から知ってましたが、昨日今日と読んでびっくりしました。
面白いです。
こんなに面白かったんだなあ。

テーマと絵がよく合ってるような気がします。すっきりした線で神経質でなく、いい漫画の絵です。
内容的には登場人物それぞれの悩みや喜びが丁寧に描かれてます。今は18巻ですけど、雨宮と父親の、特に父親の心理が良いですね。
そう考えると少年期と比べて今はカイの周りの人々の話になってるようにも感じますが、そうであってもかまいません、十分に面白い話です。

私はクラシックファンなのであまりクラシックに詳しくないような作者だと嫌でしたが、そういう点でもまあまあですかね。
ただし、雨宮と再開してカイが弾くのがリストの鐘ってどうなの?あれってただの超絶技巧系でしょ。ピアニッシモの美しさを聴かせるという設定ではありなの?
あと、カイがコンクールで勝ったあとオケと弾くのがラフマニノフの3番というのもありかな?無理でしょ??

文句ではありません、十分面白かったです。

2012年3月29日木曜日

完全なる首長竜の日


今は宮城谷さんの晏子を読んでるんですが、予約していた本がやっときて、これからも予約が詰まってそうだったので、早速読みました。

きれいな読みやすい文章でどんどん読み進めましたが、ミステリー系の賞を受賞した本という感じではない、ミステリーというよりはSFっぽい作品でした。ディックのドラッグ幻想系の作品とまでは言わないけど、それに近いものがありますね。
この手の本はわかりづらいし、すべて夢で済ませる部分は理屈を否定していて反則感もあるし、あまり好きになれません。
ラストの収束感もなくてもやもやした部分が残り、私の評価は低いです。

「このミス」大賞を読むのは二作目ですが、全然大したことないです。この作品は図書館で予約してから3カ月以上たってようやく読めた本ですけど、それほど人気のある理由が全くわからなかった。新人賞ということだからあまり大きな期待はしない方がいいのかな?
もう一冊予約している本「ある少女にまつわる殺人の告白」があるのでそれは読むけど、もう「このミス」はやめよう。

2012年3月26日月曜日

ビリーバット、ファイアキング


月曜に休みをとって3連休にしました。
夜、万代で読んだマンガです。

ビリーバットは浦澤直樹さん。大作家ですね。
しかし私はどうも絵が好きではなく積極的には読んでませんでしたが、長男の勧めで今回読んでみてさすがと思いました。
連載中ののものを何度か読んだことはあって訳わからんなあと思ってましたが、コミックスで読むと幾分わかりやすく、壮大な話だということがわかりました。
歴史もの?SF?ファタジー?
ジャンルはわかりませんがおもしろいです。ただちょっと登場人物が多すぎじゃないかな。私の老いた頭では思い出すのが厳しかったりしました。

ファイアキングは王欣太さん。
万代のビリーバットの棚で偶然みつけて読みました。
面白いです。これはファンタジーですね。絵が良いです。
この人の絵はうまいのか下手なのか分からないけど、個性があって力が漲っていて、良い絵であることは間違いなし。
ただ残念なのは3巻ですが未完っぽいところ。これからどうなるのか、というところで終わってます。
この先が読みたいぞお。

2012年3月22日木曜日

ファイル共有


パソコン一台買ったので、無線LANでつないでいる以上ファイルの共有もしようかなとやってみました。
以前1階と2階のパソコン間ではやってましたが、結構設定が面倒だったので、2階のパソコンがウイルスにやられてクリーンインストしてからは設定してなかったもの。

探したら、マイクロソフトのページで親切に解説してました。
http://support.microsoft.com/kb/2485635/ja
ポイントは、
①コンピュータ名とワークグループ名の設定。前者は異なるものにする、後者は統一する。システムのプロパティで設定。→再起動
②共有設定
XPはフォルダのプロパティ(共有タブ)で設定
win7はコントロールパネルから「ホームグループと共有に関するオプション」「共有の詳細設定の変更」で設定すると、
マイコンピュータ→ライブラリ→ピクチャ→パブリックのピクチャ、これが共有フォルダとなっている

やってみたら意外と簡単。
前に設定で苦労したときは、グループ名を設定して再起動するところができてなかったと思う。いろいろやっても上手くいかなくて悩んだ。MSのページが親切でよかったです。

2012年3月21日水曜日

ノートパソコン


我が家には今二台のデスクトップパソコンがありますが、子供たちがもう一台欲しいとねだるようになり、妻も持ち歩けるパソコンが欲しいと言い出すし、私もWin7を体験してみたいなあ、ということで買いました、ノートパソコン。

買ったのはASUSUのパソコン。K53TKで、40800円也。
当然ですが我が家のパソコンに比べて性能面での進化は著しいし価格面での低下もしかり、かなり調べて買いましたが、気軽に買っても良いものになってますね。
スペック的にはグラフィックカードを積んでて、CPUはAMDだけどクワッドでi5相当らしい。メモリ4Gハード500Gとなっていて、コストパフォーマンス高いですね。
ASUSUは私のパソコンのマザーのメーカーで、ドライバをダウンロードしたりしてたので知ってはいましたが、パソコン本体も作るずいぶん大きい会社になってたことは知りませんでした。
いろいろ調べてるとほかにAcerというメーカーもありましたが、いずれも台湾で、もとは部品メーカー。パソコンなんてアッセンブリーなわけですが、パーツメーカだと技術もしっかりしてそうでちょっと安心。評判も悪くなかったし、東南アジア強しですね。台湾は親日だし気分的にも韓国メーカーよりは何となく好きです。

着いてすぐとりあえずはネットにつなごうとして、結構時間がかかりました。我が家の無線LANへの接続ですが、AOSSがうまくいかなくて、セキュリティコードを調べて何とかつながりました。それからは順調です。
赤外線通信を楽しみにしてたんですがこれは機能がなさそうでガッカリ。
Graphicカードが標準でついてて3DゲームもOKらしいんですがこれはまだ試せてません。
KingSoftやらの表計算ソフトやワープロソフトが付いてましたが、これは体験版。フィルターソフトもついてましたがこれも同様。
この手のパソコンには一切余分なソフトはないものだと思ってたのでちょっと意外でしたが、体験版なんで、ソフトメーカーからいくらか金をもらってるんでしょうね。削除するにしてもレジストリ汚されてそうで気分悪いです、ちょっと残念。

今は子供たちが使ってますが、私もwin7を研究してみたいです。楽しみ。

2012年3月17日土曜日

楽毅2

さっき読了しました。
面白かったです。
祖国滅亡後の後半は各国の関係が複雑でものすごくわかりづらく、何となくの雰囲気しか分からなくなってきたけど、楽毅がどんどん世に認められていく過程は読んでいて面白かった。
「好悪があきらかであることは、正直であるというより、精神の幼さを意味している。あるいは人としての弱さもそこにあり、自立するという真の意義を理解していない。」
こんなフレーズがあって心に残りました
こういった先人の経験・知恵を我々は自らの行動に生かしていかなければならないのだろうけど、自分を考えると非常に心もとない。
歴史は繰り返してくれているのに私自身はそこから何も学んでいないような気がする。
そんなことを50歳を前に考えることじたいが遅すぎるよなあ。
という反省は置いておいて、次も宮城谷さんを読む予定。楽しみ。

2012年3月13日火曜日

ハルモニ


韓国料理屋さん、激辛系。
最近は家内と二人で、月1回くらいで行ってます。キムチチャーハン、牛スジ炒め、鳥肉炒めの三品が我が家の定番メニュー化してます。
私が一番好きなのは鳥肉炒めですけど、味的に一番だなと思うのは牛スジ炒め。肉の甘みと辛さと香辛料の香ばしさと、これは絶品です。
でも好きなのは鳥肉炒め。炒めものというよりは煮込みですけど、鳥肉とジャガイモで、このイモが溶けて全体にトロッとしてるあたりがなんとも言えず美味しいです。
キムチチャーハンは家内が好きで頼んでますけど、おかず二品に白いご飯でも良いです。おかずのたれを白いご飯にかけることになりますが、これがまたうまいです。

先週の土曜に行った時は、チャーハンを大盛りにしてみましたが、これが失敗。ものすごく量が多くなってしまい、大盛りを頼んだ手前残すわけにもいかなくて完食しましたが、腹がきつくてしばらく苦しみました。
いい年をして無理して食べるものじゃないですよね。
まあ、おいしいんですが。

2012年3月7日水曜日

楽毅


もうすぐ50歳になります。
最近東野圭吾を読んでいて思ったんだが、確かに面白いんだが50歳で読むべき本なのかなと。他人に対して何かを読むべき、なんてことは誰にも言えないんだろうけど自分としての納得感の問題としてはあってもいいだろう。
人生の半ばをかなり過ぎてしまっている現在、読む本は選ばなきゃいけない。そうなると読む範囲はおのずと狭くなってくるべき。読んだことのない作家の本はチャレンジしなきゃいけないけど、大体わかっているのなら読むべきではないのではないだろうか?
ということで最近飽きてきて遠ざかっていた宮城谷さんに回帰。
今は2巻の前半程度ですが、すごく面白いです。戦いが多くて、わくわく感があります。そういうのはあんまりこの人の小説で感じたことなかったような気がするなあ。
人間が生きていく上での指針みたいなものは至る所にあるし、やっぱり宮城谷さんは面白いなあ。
あと、司馬遼太郎も読み直したいですね。竜馬あたりをまずは。冊数が多いので図書館はちょっとなんだよなあ。買っちゃおうかな。
あと、ドストエフスキーも読みたい。
最近息子とキリスト教の罪の概念について話したりしたんだが、罪と罰ってそういうのがテーマだったような気がする。
今日は議会で質問が終わったのでちょっとのんびりしてしまっています。

2012年3月6日火曜日

Remember


王欣太さん。ローマ字でKingGontaとなってるけどどんな人なんだろ?
以前から絵だけは見てて、絵に力のある人だなあと思ってて、一度読んでみたかったんだが、土曜の満喫で読めました。

ヤバいっす、おもしろすぎ。5巻までですけど、これからどうなるんだろ。
戦後の青春根性ものかと思いきやとんでもないSFだったんだなあ。
しかもかなり壮大。

蒼天航路も長いけど読みたいな。
日本の漫画界には才能が溢れてるなあ。

2012年3月2日金曜日

龍神の雨


また道尾さんです。
ノンストップではないけどそれ系のスピード感をもったミステリーですね。
終盤のどんでん返し、たたみかけかたもさすが。
蓮の方のラストが気になるけど、まあ、完全なハッピーエンドというわけにはいかないのでしょう。
あと、雨の中の物語で、作者としてはこの雨を有効に使ったつもりなんだろうけど、今一つ伝わってきませんでした。
雨が心を狂わせた的な部分があんまり感じられなかった、私には。

しかし子供の心を書きたいんだね、この作者は。こだわりなのかそれが自然なのかどっちなんだろう???
質の高い、さすがという出来栄えでした。

2012年2月29日水曜日

バイバイ、エンジェル


笠井潔さんです。
昔から読みたいと思ってましたがようやく読めました。

重厚な文体ですが意外と読みやすい、綺麗な文章です。
展開はじっくり、最初から登場人物が多くてわかりづらい部分もあります。
純粋に推理を楽しむ部分もありますが、動機というか背景というか、そっちの方が読ませますね。

哲学的というほど哲学的でもないような気がします、主人公が魅力的な普通のミステリーです。
しかし他の作品も読むかどうかは微妙ですなあ。

2012年2月27日月曜日

ぎっくり腰


またやってしまいました。
昨日雪かきで。
ここのところずっと右肩が痛くて、右脇腹の方まで痛みがあったんですが、気にせず雪を投げてたのが悪かったんだと思います。
家に入ってから中腰でピザを切ってたら腰が伸ばせばくなってきて、それからずっとだめです。
ピキッっという感じはなかったけど、これだけ痛いんでやっぱりギックリでしょうね。
仕事中も結構辛かった。
しかし最近は何とか仕事には行けるから助かるな。
っていうか本当は休んでゆっくりしてたほうが良いんだろうけどそういうわけにもね、いきません。

早く良くなってほしい。

2012年2月26日日曜日

惣領冬実


チェーザレという作品が気になっていて、まだ未完のようだったのでとりあえずこの作者の ES -Eternal Sabbath- という作品を読んでみました。全8巻。
一気に読みました。面白かったです。ちょっと、というかかなり吉田さんの夜叉に似てますね。
面白かったけど、もの足りない部分も沢山。
多分メインテーマが大きすぎて、まわりが書けてないんだと思います。
メインの二人の人物像は設定上掘り下げれないけど、周囲の人はもっと書けるはずだし、ヒロインの生い立ちなり周辺をもっと書くことで深みが出てくるんだと思います。
吉田さんの夜叉には主人公以外にも魅力的な人物が多数配置されていて外伝がいくつでも書けそうな広がりがあった。
ワンアイデアストーリーに近くて、そこがちょっとですね。

とはいっても絵の力は結構あると思うし楽しみな作者です。
実はチェーザレも最初の2巻を読んでみたけど、こっちは実に面白い。上で書いたようなことは十分すぎるくらいクリアされていて、先が楽しみな作品でした。

2012年2月22日水曜日

わが手に拳銃を


高村薫さんです。
出だしの一行から高村さん、グッときましたね。
この人の文章は良いなあ、硬く乾いてるのに人間が行間に見え隠れする。
私はこの人の小説を読みたいんじゃなくて文章を読みたいだけなのかもしれないなあ。

前半のハイライトは倉庫に行く場面ですね。「これは君の心だな」なんてセリフが得体のしれないギャングからどうして飛び出してくるんだろう。火をつけられてから脱出までの描写の生き生きとしていること。素晴らしい。
それに比べると後半はちょっとゆっくりかなとも思うけどラストにかけては疾走しますね。
エピローグは無くてもいいかな。スカっと終わりすぎ。これじゃアクション冒険小説だな。

私としては李歐を読んでるので再読ですが、ほとんど記憶になかったのですごく楽しく読めました。
高村薫はいいですねえ。
しかしどうして女性にこんな男の話が書けるのかずっと不思議だったんですが、考えたらボーイズラブ系のマンガって多分女性の漫画家ですよね。
小説も同じってことかな....

2012年2月21日火曜日

ヴィンランド・サガ


幸村誠さんの漫画です。
文化庁なんちゃらの賞を取っているので前から読みたいと思ってましたが、ようやくこの土日で読めました。

魂を揺すぶられるような感動を覚えました。
ちょっとおおげさですが、8巻は感動ですよ。人間の誇りというか尊厳みたいなものを感じますね。
戦いの話で、戦争肯定的な感じもありますけど決してそうではなくて、要するに歴史を描いてるんですね。
人間同士のぶつかり合い、殺し合い、愛、テーマは壮大ですがとにかく読んだ範囲では面白いです。
これからどうなるのか心配ですが、長く書き続けてほしい漫画です。
幸村さんがんばれ。

2012年2月15日水曜日

月と蟹


道尾秀介さんです、さっき読了。
直木賞取ってたんですね、これが受賞作。
もうホラー系のミステリー作家というカテゴライズは許されませんね。
立派な作品でした。

ゆったりとしたテンポで話は進んでいくのでどんどんページをめくるという感じではないです。子供のころのことを思い出しながら心理のあやみたいのを楽しむのが前半、というか3分の2くらいまでですかね。
後半にかけミステリーっぽいドキドキ感が出てきて盛り上がりますが、結構静かに収束します。
余韻を楽しめる、落ち着いた、しっかりとした作品でした。

田舎の子供たちの秘密の遊びという建てつけは平凡です。虐待とか再婚とか、細かいテーマも平凡。それを一つの作品にまとめ上げたのがプロの作家の力なんですね、ミステリーを手掛けてきた手法も生きてるんだと思います。

私はホラーは嫌いですが、この作者の本なら読んでみようかな???。

2012年2月12日日曜日

眠りの森


東野さんの加賀シリーズです。
ラストでびっくりですね。ちょっと別な意味ですけど。

推理小説として読むとあんまり。話が入り組み過ぎだし切れが良くないし。
海外での過去なんて設定もちょっと反則っぽい。
しかし加賀シリーズとして読むと面白いし特にラストはものすごく意外。
意外感を出してスパッと終わる辺りが面白い。

このあとの加賀シリーズはどうなるんだろう??
ところで東野さんは何を書きたかったんだろう。
推理ものの限界を感じて人間ドラマっぽい仕立てにしだしたのはこのあたりからだったのかな。

続編が読みたいと思わせる作品でした。

いとう食堂


昨日の土曜日、行って来ました。
最近麓郷舎にも飽きてきてここに来たくて仕方なかったんでやっとです。
昨日は12時前の時間帯を狙いましたが、店の前に車はなく、店内も客は一人だけ、ビンゴでした。

しかし相変わらず店は汚いですね。というかいたるところベトベトしてます。まあこういう店だから仕方ないけど。
で、お約束のミソ野菜です。
まあ何度も食べた味なので当たり前ですが期待通りの味で満足です。
味と言うか、野菜の量ね。
ここの野菜は人参とかきのことかも入ってて、とにかくもやし系の他のラーメン屋よりは良心的ですなあ。
昔新琴似にあった京龍を思い出した。あそこは白菜中心だったかな、それにいろいろな野菜が入っていたような(昔のことなので自信ないけど??)。
いとう食堂はキャベツ中心なあたりが特徴ですね。キャベツは炒めるとへたってしまって食感は悪いけど、慣れると美味いですね。

食べてる途中で少し胸が悪くなってきて完食無理かなと思いましたが何とか食べきりました。
そのあと万代で立ち読み。
立ってるの結構きつかった。まだまだ俺も若いなあ。

2012年2月8日水曜日

どちらかが彼女を殺した


東野さん、加賀シリーズの三作目です。
読んで驚きましたが最後の謎解きがないです。

なんじゃあこれはあ!!

ネットで検索してわかりましたが、私の読んだ文庫版には袋とじの解説があってここに書いてありました。
私はカバーをかけて読んでるんですが、普通の解説ではないのでカバーの内側になって気がつかなかったらしい。
まあ私の不注意ということでもいいんだが、しかし謎解きのない推理小説なんてものがあるんですね。
そのことに驚きました。

しかし私は認めませんね、こんな本は。
こういうのはナシだと思います。
推理だけを楽しむお楽しみ系の本ならありかも知れないけど、小説としての形態をとるのならナシだと思う。そうならそうと本の表紙でも前書でもいいから断っておくべきだと思う。そうなってたら読まなかっただろうから。

ということでこの本はだめですね、本にすらなってないと思う。
肝心の推理のほうも何となく切れが悪いです。
利き手のテーマも推理のための推理という感じで不自然だ。
推理ファンにはこういうのが受けるのかなあ???

それはそれとして、
どうも初期の東野さんは本格推理系で、人間ドラマ系ではないようですね。
誰が殺したかの謎解きがメインで、なぜ殺すにいたったかの部分のウエイトが小さいような。
ミステリー系の楽しみ方として純粋になぞ解きを楽しむというのももちろんあるんでしょうが、私としてはそっちよりは人間ドラマを楽しみたいです。
東野さんがいまこれほどの人気作家になってるのもそこの部分が大きいと思う。
なぞ解きは推理小説フアンが好むんだろうけど、人間ドラマは小説好きな人ならほぼ皆好むだろうから。

東野さんを読むのなら最近の本がいいのかな?
しかし加賀刑事は好きなんだよなあ。阿部ちゃんハマりだわ。よみながら常に頭の中では阿部ちゃんがオーバーラップするんで。
とりあえず加賀シリーズは全部読みたいんだがどうしよう。

2012年2月6日月曜日

七夕の国


岩明均さんの漫画です。昨日いつもの満喫で偶然見つけました。寄生獣、ヒストリエとは全然別の棚にあった。満喫って作者順じゃなくて出版社順なのね。

内容的には伝記系のSFです。古代との絡みがでてきて私はこういうの大好きですが、全体的には今ひとつかな。
ちょっと人が死にすぎるし。
ラストも予想内だけど、すっきり感はないですね。
作り方によってはもっと面白くなったような気もするんだがなあ、半村良さんにでも書かせればわくわくどきどき系の物語になったような気もする。

時間がなくてかなり飛ばし読みだったからじっくり読めばまた印象違うかもしれないけど、まあそんな感じです。
それよりもこの作者はヒストリエですね。
面白いわ。

2012年2月3日金曜日

GoToTheRiver


「最後から二番目の恋」の挿入歌です。
ヤエルナイムさんというパリで活動中のイスラエル人の女性が歌ってます。

一度聴いたら頭にいつまでも残ってしまうようなポップでエレガントなメロディーが抜群です。
しかしそれ以上に詩が秀逸。
ネットで詩を調べてその素晴らしさに感動しました。

この曲のビデオクリップも見て見ましたが、彼女にとっての川って湖みたいなもののようです。
イスラエルの川ってあんな感じなの??
river という言葉のもつイメージも国によっていろいろなのかなあと考えさせられました。

そんなことはどうでもいいとしてもとにかくいい歌です。
この曲が入っているアルバムも完成度高いと思います。
オススメです、日本でもブレイクしないかな。

卒業


東野さんの加賀シリーズの第1作目です。
初期の東野さんらしい作品。
きちんとした推理小説になってるけど人間ドラマとしては今ほどではないという感じ。

推理小説としても、殺人の動機は今ひとつだし、カードのトリックはわかりづらいし、というか殆ど何がなんだかわからないし、鍵のトリックも反則じゃないか?という感じで、全体に点数低いと思いますね。

加賀くんのプロポーズの結果が最後まで気になったけど残念だけで終わるのってどうなんだろう?
もっと色々無いのかな???
加賀シリーズの記念すべき第1作目という以上ではないと思う。

2012年2月1日水曜日

カラスの親指


またまた道尾さんです。
今日の朝の通勤で読み終えましたがまたまた見事にだまされました。
この人どうやって物語を作るんだろう。天性のストーリーテラーなんだろうか。

今回の作品は設定は普通です。向日葵やシャドウは子供の目を通して描かれていてちょっと特殊なフィルターがかけられているような感じだったけど。
日常からちょっとだけ距離を置いたところで物語が進んで行って入りやすい話です。
前半分くらいはそんな感じでほんわか進みますが、残り100ページくらいがすごい展開ですね。一気に読ませられた(文法間違ってるか?)。
なんといっても向日葵やシャドウと違うところは人間の人情の話になってるところかな。
テーマがはっきりしててわかりやすい。その分説教臭いところもあるけど、読んだ後もだまされた爽快感とホロっとした部分とが味わえて、何とも良い感じになれます。

しかし、しかしなんだが、この作者は人が書けてないような気がする。
東野が書けてるとしてこの人は書けてない。差がどこにあるのかはわからない、正直言って。私が変なのかもしれない。そうなのかな??

たとえば赤い指のラストの加賀と父親の関係にはぐっとくる、思わず加賀に感情移入してしまうと同時に父親の気持ちにもなってしまう。犯人のオヤジが最後に白状するあの場面で思わずほっとする、ちょっとだけオヤジの気持ちになってしまう、そういう部分がこの作品には無いんだなあ。
テツさんが親指なんだなあとわかってもテツさんには感情が入っていけないしタケさんにも入れる場所がない。
私だけなのかもしれないけど。

というわけで、この作者はすばらしい、力量十分。でももう一つ欲しいな、という感じですなあ。

2012年1月31日火曜日

指関節痛


先週の金曜(1月27日)だが、起きたら左足の中指が痛かった。腫れてる。しかしぶつけたりした覚えは全く無い。
ついに痛風かあ??
最近毎晩飲んでたし、特にワイン、イカの珍味もたくさん食べた、尿酸には良くないよなあ。

でもその後は収まった。痛風ならものすごい激痛らしいし違ったのかな?
ネットで調べたらリウマチってのも関節が痛むようだ。
結局老いたのかね。
とほほだな。

2012年1月29日日曜日

シャドウ


1月29日金曜日読了、道尾秀介さん。
前回読んだ「向日葵の~」が強烈だったので、続編っぽい本作にチャレンジ。

作者自身、「向日葵の~」で伝えられなかった部分を本作で伝えたいとのことだったようですが、内容的にはまったく関係してません。少なくとも私にはそう思えた。
テーマも、テーマってそもそもこの作者の場合何なのかよくわからないけどかぶってないような気がする。
そもそもこの作者の読者に伝えたいことって何なのか全然わからない、私には少なくとも。

しかし十分面白いです、ものすごく面白い、トリック系のミステリーになってます。
しかし伝わらない、何も。不思議な作家だなあ。
私が変なのかな。
この人、もっと読んでみるか?

2012年1月25日水曜日

巡査の休日


佐々木譲さん。
シリーズも4作目となるといろいろ仕掛けが大変なのかな。
進行は前作同様、ちょっと複雑。小島を軸に、津久井、佐伯の捜査ともう一つ別の事件も絡む。それぞれの事件は微妙に収束しないで終わる。
スピード感は当然邪魔されてて序盤は読み進めるのがややつらい。
読者としてはラストでだまされるけど切れ味の鋭さはそんなにはない。
硬派な警察ものを期待してたけど今回は小島さんでした。

1作目からの事件はこれからの展開を予測させ、次回作が気になるところだけど、パワーは徐々にダウンしてきてます。
1作目が傑作だっただけに質を維持しながらシリーズ化するのは難しいということかな。

2012年1月24日火曜日

土日の雑感、ラーメンやらサッカーやら


土曜は円山で散髪の後電気屋で時間つぶしてからふくべへ。広東麺。相変わらずうまかった~。しょっぱくて甘くて熱くて。麺にねっとり絡むスープがなんとも言えませんなあ。幸せでした。
そのあと末っ子のサッカーでドームでした。
久しぶりに子供たちのサッカー見ましたがやっぱり楽しいですね。
今の息子のチームは最弱チームですが、それでも1勝1敗でした。しかも1敗もきちんと点は取られてなくて何とも惜しい敗戦。
下には下があるもんだなあとつくづく感じました。

日曜は朝からサッカー。昨日の続きでまたドーム。相手は留萌のチームで勝ちました。トータル2勝1敗でしたが全勝のチームがあったので惜しくも決勝へは進めず。残念。
しかし息子のチームは札幌ではまず1勝も出来ないようなチームなんですが、今回の大会は地方の参加チームも多くて、そういうなかでは勝てるんですね。レベルの差って大きいなあ。

でもサッカーは楽しいですね。下手な子供たちを応援するほうが楽しい。
息子の前のチームはクラブで強かった。予選は大差で勝って、でも決勝では他の強いクラブには勝てなかった。上には上があるなあと感じたものでした。
彼らは予選で点を入れても当然のような顔をして喜ばないような子たちでした。私は応援に行っても、勝っても、面白くなかった、というか楽しめなかった。
今の息子のチームは負けても見てて楽しい。私だけかな?

で、サッカーは午前中で終わったので昼は家内と六郷舎。ずいぶん通いましたが最近は行ってなかったのでやや久しぶり感あり。
しかしここのラーメンは量だけで美味しくはないですよ。でもまた来たくなってしまう不思議なラーメン屋です。そういう点ではまさしく東京の二郎だなあ。

二男の中学サッカーが終わってからは土日暇でしたが、久しぶりに楽しい土日でした。

2012年1月22日日曜日

号泣する準備はできていた


江國香織さんです。
これから読む本を探すのにネットで「人気作家」で検索したらいくつかサイトがヒットして、そこでかなり高い評価だった作家さん。
私も名前は知ってましたが女性だし若い人向けっぽいし、何か違いそうで読んでませんでした。
本作は直木賞受賞作ということで、初物チャレンジです。

基本的に短編集は読まないようにしていたので読み始めてちょっと失敗した~と思いました。
文章はうまいですね。すごく。文章でもってるんじゃないかな。
山田詠美を読んでたころ(大昔)、文章がうまいだけの作家という評価があったけど私はそうは感じなかった。そもそも文章がうまいとは思わなかったし。でも江國さんはうまいと思います。

しかし1冊読み通すのしんどかったです。
男女の機微、といっても所詮は恋愛物だからなあ。
短編らしく、すっきりした断面になってるけど、50歳になる私が読む本ではないと言うか、まあそんな感じかな。
長編はまた別なんだろうか。もう読まないと思うけど。

2012年1月21日土曜日

ストロベリーナイト

誉田哲也さんです。
ジウをテレビで見た時から一度読んでみたいと思ってましたが、違う作品がテレビ化されました。
本を読むまでテレビは見ないようにと思ってましたがついスペシャルだからいいかなと思ってみてしまったのがそのままこれだったようです。
なので純粋な本の感想は無理になってしまいました。

テレビとはちょっと違う部分もありますが太枠は同じ。
テレビを見た直後だったせいか、テレビのノベライズという印象がぬぐえず。
小説としては底が浅すぎいう印象。人物の造詣も話の展開も。
そもそも直感に頼って突っ走る刑事が主人公じゃ謎解きの面白さなんて期待できないし。
ドラマでも感じた物足りなさを小説読んでそのまま感じました。
考えたらジウも前半部分は謎に満ちていてすごく面白かったけど、核心に迫っていくにしたがって薄っぺらくなっていったよなあ。
話は今風で興味は引くし犯罪の動機といった部分もいかにも今風だけど、掘り下げ不足感でいっぱい。

小説としては全然だめじゃないかな。
この作家はもういいという感じ。

2012年1月17日火曜日

向日葵の咲かない夏


道尾秀介さんです。
人気作家を調べて出てきた人。図書館ですぐ予約しました。

ちょっとしたサプライズでした。
半ば過ぎまでは猟奇系のミステリと思いながら読んでましたが、後半は猟奇系の色は薄れて、ホラー系幻想系ミステリになって、収束は意外なほどすっきりと、さわやかに終わります。決してハッピーエンドではないにもかかわらず。
まいった。これって何なんだろう???
面白かったのかどうかもよくわからなくて、サプライズが強く印象として残りました。

何を書きたいのかく分からないけど、力のある作家であることは間違いないんでしょうね。
違う作品も読まなきゃだめかな???

2012年1月15日日曜日

岩明均、寄生獣、ヒストリエ


お正月明けの連休に満喫に行こうと思って読む本を長男に選んでもらったら、候補に上がったのがこの「寄生獣」。ネットでも評判良いとか。
満喫の棚には同じ作者の「ヒストリエ」もあって、読んでみましたが両方とも面白いですね~。

寄生獣はちょっとグロ系で、SF調ですが、新一とミギーの会話は時に哲学的で、おっと思わせることもしばしば。文明批評というか人類批判というか、そういう側面もあります。
長男に話したらデビルマンのパクリじゃない?という反応でしたが、うーん、確かにそういう側面もあるけどちょっと違うような、やっぱりそうかな?
デビルマンは神と悪魔の戦いという永井豪的な壮大なテーマの一部なわけですけど、寄生獣は戦いという方向ではなく人間とは何か的な、内面にもぐっていくマンガのような。
しかしデビルマンの枠組みを別方向に発展させたような部分は確かにあり、長男の指摘はなかなか鋭いのかな。
絵はあんまりです、きれいな線ですがこれといった特徴を感じない、絵だけで読みたくなるマンガではないですね。

ヒストリエのほうは絵としてはもっと精緻になってる感じで、作者の個性を感じる線になってます。
しかしそれよりも中身が面白い。
古代ギリシャの歴史家(?)の話で、子供のころからの恵まれない境遇を知恵で切り開いてく話しっぽいけど、すごく面白い。

この作者は基本的に人間のドラマを描きたいんだと感じました。

2012年1月11日水曜日

警官の紋章


佐々木譲さんです。
道警シリーズの三作目、おなじみの佐伯さんや津久井さんが活躍します。

第三作目となって読み手側も前作以上の面白さを求めるし、ちょっと難しいのかなという感じ。
本作は過去の警察不正、自殺警官の復讐、サミット警備の三本がからまって展開するが、収束感はあんまりない、なんとかまとめた程度の出来で、詰め込みすぎ感あり。
特にサミット大臣の部分は警護側の人間関係を描くだけで事件がほとんど描けてないのが不満。
内容的にはのんびりしたものではないけど、ノンストップ感がないのも話を拡散させすぎた結果だろう。
第1作目のモチーフを使って掘り下げていくあたりは1作目からの読者にとってはうれしい限りだけど、完成度は低い。
もっと単純な話にしたほうがいいんじゃないかな。

とは言っても面白いですよ。
シリーズ化した以上、シリーズ物としての面白さを積極的に取り入れたほうがいいと思いますね。佐伯さんと小島さんの関係をもっと話しの大筋に持ってくるとか。
次の作品は「巡査の休日」というらしいけど、これも読まなきゃなあ。

2012年1月7日土曜日

ベンジャミン・バトン


ブラッド・ピットの映画です。
昨日だったのかな、録画ものを今日子供たちと見ました。

面白かったです。
映画にはまだまだ力がありますね。感動しました。
特に母親のクイニーが良かったなあ。可愛いし。
しかしデイジー役のケイトブランシェットさんは美しいですね~。
奥に何かを持ってる感じの美しさですね、素晴らしいです。
ラストも微妙だけどハッピーエンドなんでしょうね。
ちょっとフォレストガンプっぽいのかな。
最近あんまり映画見てなかったけどまた見ようかな。

2012年1月5日木曜日

警察庁から来た男


またまた佐々木譲さんの警察小説です。
笑う警官の第二弾で、笑う警官ほどではないけど、ノンストップ系で読ませます。

東京から来たキャリア監察官という設定はパットしないけど、前のメンツがまた活躍するあたりはシリーズ物を読む楽しさの一つですね。
笑う警官の設定が結構大きな伏線にもなってて、最初から続編を書くつもりだったのかな?そうではなさそうだけどな、と思いながら読みました。
しかしこの作品に関しては次の作品に繋がる伏線もあるようで、シリーズを意識しているような感じもありますね。

若い女の子が簡単に殺されたりラストの捕物がわざとらしかったりという不自然さはあるけど、面白い事はまちがいなし、第三弾も借りてあるので楽しみ。

2012年1月2日月曜日

定山渓鶴雅


元日はいつも通りビューホテルでプールと温泉を楽しんできましたが、帰りの昼食に気になっていた鶴雅に寄ってみました。
そんなに混んでなくて、日帰り客用のビュッフェはやってませんでしたが、滞在客用の昼食セットを食べさせてくれました。

メニューは三品、パスタセット、カレーセット、海鮮丼で、家族5人で全種類食べました。
私はカレーでしたが、ポークが贅沢に入っていて、ちょっと甘すぎだったけどまあ満足。他のメニューも食べた家族は満足してました。
夜あまりお腹がすかなかったので、量もかなりあったようです。
前菜の生野菜からかなりおいしかったし、スープや食後の珈琲まで、値段以上という感じでした。

ホテルのロビーですが、落ち着いた感じで、クラシックがかかっていて自由に本などを読めるスペースもあります。年配客が多くて子供は殆ど見なかった。
値段はかなり高いんでしょうけど、リピーターが多いのも何となく頷けるような。
今度泊まってみたいですね。

ぎっくり腰


年末また軽くやってしまいました。確か12月24日です。(クリスマスだったのか??)
コストコでコーラを箱で買って上げ下ろしする時。ちょっとまずいかなと思いながらやっぱり、という感じでピリッときました。
幸い軽かったんで、その後ゆっくり寝てたら良くなって、仕事には全く影響なし。

実はその前から、右の背中に痛みがずっと続いてて、腎臓かな?とも思ったりしてたんですが、やっぱり筋だったんですね。
ぎっくりは9月にやったばかりだったので大丈夫だと思ってましたが......
最近体の筋が結構痛かったり、ちょっと走っただけで息が切れたりと、急に年齢を感じるようになりました。もう50歳だからなあ。
毎日の腹筋以外にもなにか運動をやったほうがいいのかな。