2011年5月31日火曜日

3月のライオン ハチミツとクローバー


羽海野チカさんですね。
うみの、と読むようですが、なぜ前に羽がついてるんだろ?
天才肌ですね、若い女性に何故こんな漫画がかけるのか、わかりません。

3月のライオンについては、なんちゃらの漫画大賞を取ったということで知って読んだんですが、抜群に面白いです。
漫画ってこんなにも力があったのだなあと、改めて感心しました。
この作品は現在進行形なのでこれからも読まなきゃいけない作品ですけど、調べると作者は寡作で、他にはハチミツとクローバーくらいしかないので、こっちも読みました。

ハチミツとクローバーってドラマにもなってて、随分人気があったんですね。全く知らなかったけど。
基本は恋愛系の学園ものですが、一人ひとりが丁寧に、深いところまでしっかりと描かれてます。
いろんな複線がぴたりとはまっていくところもあって、作者の物語の組み立てがしっかりしてるんだなと感じます。
3月のライオンもよくわからん複線が一杯ありそうだけど、これからはまっていくのかな。
しかし最近の漫画は面白いわ。


夜叉 イヴの眠り


吉田秋生さんという漫画家は昔から興味あったけど読めてなかった作家ですが、漫画喫茶に行くようになってから読むようになりました。性別も知らなかったけど、女性なんですね。

この2作は実質続き物ですが、面白いです。
SFというか近未来もの?
遺伝子操作とかテーマはまあそんなに新しくもないけど、人間がよく描けてますね。

そう考えると面白い作品って小説も漫画も同じで、やっぱり人間が描けてないといけないのだなあ。
何度かぐっとくる場面もありました。
ラストも悲しいけど、前向きな希望で終わってくれるのが救いかな。

シマシマ


日曜日に万代で読了しました。結構前からの読みかけ。
不思議な感じの絵だった、線がきれいで、それが読んだきっかけですが、12巻読み終えた後の感想としては微妙ですね。

結局ただの恋愛漫画だったようにも。
添い寝屋という設定が面白いけど、最後はただの恋愛漫画に落ちてしまったような感じ。
就職前の若い男の子たちが自分を見つける話でもあるようですが、成功してないような。
でラストはむにゃむにゃしてるんだね。私の世代は、少なくとも私は単純なハッピーエンドを好むので、ちょっと消化不良でした。

>付記
これドラマ化されてたんですね、知らなかった。
万代で目立つ棚にあったのはそのせいか。
う~ん、確かに今のドラマっぽい内容ですね。
しかし矢田亜希子か、うん、そうか。そうかなあ?もうちょっと若い方が??

2011年5月26日木曜日

千日の瑠璃


今日読了。
面白かったです。
久しぶりに文学を楽しんだ感じです。
文学の力というか、可能性のようなものを感じました。
それぞれのページが、詩であったり、警句だったり、ショートショートだったり、様々です。
丸山健二のすごいところは、それでいて全体には統一感のようなものもあって、さらに物語性も全く失っていない、面白い物語になっているところでしょう。
世一という狂言回しを通して、実にいろいろなものを含んだ街の物語を完成させてます。
日本文学を変えたかどうかはわかりませんけど、日本文学史上の傑作だと思います。
丸山健二は前に読んだぶっぽうそうの夜がちょっと猟奇的で気持ち悪かったのでその後読んでませんでしたが、やはり読まなきゃダメな作家でした。

と書きましたが次はまた宮城谷に戻ります。
いよいよ重耳です。宮城谷の代表作らしいので楽しみです。

2011年5月14日土曜日

坂本冬実


歌の上手な人はいいなあとただうらやましいだけですが、いろいろあるんですね。
ちょっと前の朝日に載ってましたが、若くデビューして順調にキャリアを積んでいたのに、突然歌えなくなってしばらく活動をやめていたようです。
あるきっかけでまた歌えるようになったようですが、最近の「また君に恋してる」のヒットもその延長にあるような。

この人結構きれいだし、演歌歌手の枠だけじゃなくいろんな活動も出来そうに思うが、ベースは演歌で、それは動かしたくないようです。
演歌でもポップスでも良い歌に変わりは無いんだろうけど、演歌にこだわるのは理由があるんだろうし、これからも良い歌歌って欲しいです。

最近のアルバムでは今はやりのほかの歌手の歌を歌ったものが良いですね。私も車でも聴いてます。子どもたちにお父さん演歌も聴くの?と驚かれましたが、このアルバムに関しては演歌じゃないです。
まあ、日本人なんだから演歌は当然聴くよ!!と答えても良かったんだが。

平均律


最近グルダのBook2が手に入ったのがきっかけで、いくつかの平均律を聴いてます、その雑感。

まずアシュケナージですけど、はなかなか手に入らなくてYouTubeものを聴きましたが、ぱっとしない演奏ですなあ。
この人って昔から評価は高いようだけど、なんとも面白くない演奏で、私は苦手でした。玄人ウケする人なのかな、派手さは全くないもんね。まあ、きちんとCDで通して聴いてみてませんが、もういいって感じだな。

ポリーニはまあ予想通りですが、良いですね。少し速めのテンポで始まりますが、正攻法でまっすぐな、この人らしい演奏だと思います。ポリーニは年をとって良くなったなあ、若い頃もよかったけど、丸味みたいなものが出てきたような、そんな感じがしますね。

で、グルダですけど、改めてBook1から聴いてみると、やっぱり面白いですね。変わってます。グールドほどではないけど、充分変わってるというか、勝手に装飾したりしてて、楽しい、個性的な演奏です。ただモーツアルトはこれで良いけど、バッハはどうなのかな、ちょっと聴いてて疲れるところもあって、微妙ですね。

で、思い出して聴きかえしたのがヴァルヒャです。ものすごく平凡でこんなんなら俺でも弾けそう、と思ったこともあったけど、聴いてると何とも心地良いと言うか、安心できる、ある意味理想的なバッハではないかと、そう思える演奏ですね。グールドファンは好かないかもしれないけど、私は平均律のベストのようにも思います。

ただわたし的には平均律のベストはリヒテルなんですよね~。巨大なロマンチスト、リヒテル。聴いてて疲れます、それは仕方ないんですね、リヒテルですから。ベートーベンの熱情ソナタ並に平均律でも激しいPassionを聴くことができます。今はスタジオ録音以外にライブ音源でも聴けますが、基本は変わらないと思います。ロマンチックに歌ったかと思えばびっくりするような激しさも見せます。これは本当にバッハなのかな、とも思いますがこれがリヒテルなんだね。

ちょっと飛ぶけど、キースジャレットも結構バッハを弾いてますが、キースはソロをずっと弾いてほしいですね。バッハは弾かなくていいです。悪いけど。弾くんなら即興を入れて欲しいな。
キースはバッハ大好きなんだね、多分。ものすごく生真面目に弾いてます。生真面目すぎて面白くないんだよね。ヴァルヒャにはなれないんだから、キースはもっと個性を出してバッハを弾いてほしい、そうでないとキースがバッハを弾く意味はないと思うんだが、キースはバッハが好きすぎてそんなことはできないんじゃないかなと思います。

ポリーニ、アシュケナージとくれば次はアルゲリッチですね、聴いてみたいです。
もう結構昔だけどイギリス組曲のアルバムはすごく良かったです。しかしアルゲリッチももうばあちゃんだしなあ、最近は室内楽のほうに行っちゃったみたいだし、無理かな。

千日の瑠璃


丸山健二ですね。
GWをはさんで、次の宮城谷作品をどれにしようと思いながら何となく借りてしまった本ですが、ちょっとのつもりで読みだしたらやめれなくなりました。

うぃきで調べたら1992年になってるんで今から19年前、平成4年になるんですね。当時新聞広告で見てすごそうな本、読みたいなあと思ったのを今でも覚えてますが、随分たってから読んでることになります。
今では文庫でも出てるんですね、アマゾンで見たら帯に「この作品が日本文学を変えた」とありました。そうかな~、と思いますが、確かに画期的な作品ではあったかのもしれない。

フォークナーの「死の床に横たわりて」どころではなく、視点が千というのはすごい。そしてちょうど千ページ。
ただこの作品のすごいところは実験的な手法という実験性が前面に出ているわけではなく、この描き方が自然に思えてくるところかな。まほろば町を描くためにはこの手法が最適だったのであって、手法が先にあったわけではないのではないか、と思わせるところ。ま、多分手法が先にあったんだとは思うけど。

面白いことにこの視点は生き物や物体に留まらず、感情のようなものにまで及んでいる。「私は恥だ」みたいなページもある。
そしてしばしば物語に関係ない、詩のような内容にもなっている。
すごいな。作者も1000日、修行のように机に向かって書き続けたんだろうか。
もともとすごく文章に力があるひとだけど、そういうものとはまた別な重みが各ページにありますね。
まだ上巻も読み終えてないけど、面白いですよ。


雲仙


先週の土曜日だったと思いますが、家族四人で行ってきました。
長崎ちゃんぽんと長男だけ皿うどん。
結構うまかったです。

あっさり野菜の風味がいいですね。それでいて結構しょっぱい。野菜もしゃきしゃきで美味しい。
しかしラーメンとは別のたべものです、どっちかというとうどんに近いのかな、強いて言えばだけど。
長男の皿うどんも美味しかったです。
私はパリパリ麺って嫌いなんですが、野菜たっぷりのあんはいけますね。

店はweb情報のとおりですけど、全く普通の家です。ドアを開けても普通の家で、すぐ2階へ行く階段があったりして。居間に通されてそこのテーブルで食べました。なんとも言えませんね。
ご主人が仕切って、多分奥さん(おばあちゃん)が奥で作ってるんでしょう。
我々は12時前に行きましたが客はゼロ。ゆっくり食べれました。
家内はあんまり好きじゃなさそうだったけど、私は好きです。また行きたいですね。

2011年5月4日水曜日

Portable-VirtualBox イメージのクローン


私の備忘録です。
いろんなサイトにやり方書いてあるが、ポータブルの注意点を

①VirtualBoxを起動させた状態で実行すること
そうしないと、↓こんなメッセージで弾かれます
VBoxManage.exe: error: Failed to create the VirtualBox object!
VBoxManage.exe: error: Code REGDB_E_CLASSNOTREG (0x80040154) - Class not registe
red (extended info not available)
VBoxManage.exe: error: Most likely, the VirtualBox COM server is not running or
failed to start.

②思ったより時間かかるのでじっと待つこと
0%から進まないのでエラーかと思ったが大丈夫です。

③コマンドは簡単
VBoxmanage clonevdi "コピー元フルパス.vdi" "コピー先フルパス.vdi"

テキストに書いてバッチにしたほうが簡単だと思う。
どこかのサイトに、これでいくつでもコピーを作っておけます、と書いてあったが私のコピーは3Gあります。いくつでもというワケには行いないよなあ。

Portable-VirtualBox


以前使ってたが、起動しようとすると
Cannot access the kernel driver!
このエラーで起動しなくなって対処法がわからんまま放ったらかしにしていたが、結構時間たったし新しいバージョンがあるだろうからと思いインストし直してみた。

しかし、まずPortable-VirtualBoxのexeがダウンロードできん???
サイトに行って(前とちょっと感じが違ってた)クリックしたら変な画面が開くし右クリック保存したら変なhtmlが落ちてきた。なんじゃこりゃ。
しかしこのhtmlをよくみるとexeにhtmlのヘッダが付いてるだけのようなので、バイナリエディタでその部分を削除して拡張子をexeに代えたらアイコンが表示されて無事exeになった。

インスト前に本体は落としておいて、それを参照した。
で、起動しました。前よりよさげです。文字も日本語だぞ。前もそうだったかな?
それより、トレイアイコンのメニューが英語だがちゃんとしてる、これはありがたい。前はNotFoundだったか何もなかったかだったような気がする。進化してますね。

しかし新しいマシンをつくろうとするとやはり、エラーだ!!
Cannot access the kernel driver!
おんなじです。
今度はちょっと真剣にwebで調べてみたが、ホスト側の権限がAdminではないことによるみたいだ。
で、64ビット版もインストするとうまくいくらしい。何故かはわからんが。
ちなみに、exeを右クリック→別のユーザーとして実行→Adminを選択
はうまくいきませんでした。私はAdminをパスワードなしにしてるのでそれが原因かもしれない。

で、手順としてはVboxのwin32フォルダをリネームして起動してエラーを出させて再度今度はwin64をインストしてそのフォルダをwin32にリネームして起動。
VBoxRT.dlllが不正というメッセージで起動せず。

わからん!!!

最後にwin32、win64をもう一回最初のフォルダ名に戻して起動してみたら起動しました。
なぜだあ。。。
まあ、動けば官軍ですな。

ちなみに、前の仮想マシン探したが見つからない。削除してないはずなんでどこかにあると思うんだが。5Gくらいあったはずなんだがなあ。
しょうがないのでもう一回ウインドウズインストから始める。前はCDからだったが、今回はisoでもいけた、こっちのほうが楽だな。


2011年5月1日日曜日

ハリーポッターと死の秘宝 Part1


映画です。
長男が新作をレンタルしてきて昨日久しぶりに家族で見ました。

まず映像が暗いです。細部がわからん。映画製作者の意図だと思いますけど、暗い画面はとにかく嫌いです。我が家の貧弱なアナログテレビだとなおさらなのかもしれませんが。
見えないと意味ないんじゃないのか?????

あと、話が分かりづらいですね。私は原作を読んでるのでわかりますけど、初めてこの映画を観る人は殆どわからないんじゃないかな。こういうのってどうなんでしょうね。私は映画としてはダメだと思います。

PART1というのも嫌ですね。最近こういうの増えてますね。しかし映画で続き物ってありなんですかね。
まあ、アリなんでしょうけど、一応終わって次もあるかもしれないというのではなくて、全然終わってないってひどいんじゃないかな。
SPのPART1なんてひどかった。ひっぱるだけひっぱって終わりますからね、詐欺だと思いました。
家族は喜んで先日最終章を見に行きましたけど、私は見る気になりません。

あと、ハリー達もちょっと無理ありますね。大人になり過ぎ感ある。
子供の頃は良かったけどね。
ヴォルデモートの品の無さも嫌だな。
小説を楽しんだ人間にはちょっと違和感あるんじゃないかな。

しかし、我が家の長男などは専門家と言っていいくらい何度も小説を読み返してるけど、映画も楽しく見てます。面白いんだろうな。
私には理解しずらいです。



けやき


先週の金曜日、次男に付き合ってもらって三井のアウトレットに行って、昼ラーメンにしました。
特に食べたくて行ったわけではありません。
ススキノの味噌ラーメン専門店ということになっていて、結構人が並んでました。

私は味噌ですけど、結構ギトギト系のラーメンですね。
ただ野菜がうまかったです。もやし・キャベツ・人参・きくらげ・ネギなどの野菜がシャキシャキで盛られています。ギトギト味にマッチしてました。
ここのラーメン食べてて、今はもう無いのかな、「くるまやラーメン」を思い出しました。味にてます。
味噌味って、ぎとぎとにすればまあまあ食べれる味になりますね、そういう味です。

次男は醤油にしましたが、これは結構個性的な味ですね。焦げみがあるというか、うまく言えない味。
次男は結構うまいと言ってましたけど、どうなのかな。
三井のフードコートには、もう一件「弟子屈」というラーメン屋もあって、ここの醤油がコッテリ系でウマそうだったんだが、これは次かな。

三井は一周年記念らしいです。
ラーメン食べてる間にみるみる混んできました。
まあ、確かに安いですね、私の買いたいものはなかったけど。こういう所は不景気でも混むんですね。