2009年8月10日月曜日

ねじまき鳥クロニクル

今日からいよいよねじまき鳥を読み始めたぞ。

熊を放つは先週1週間我慢して読んだが、あまりに退屈なので仕掛かり中にすることに決定。
太宰やサリンジャー、ナボコフなど、他にも読み返したい本はあったが、やはり既定路線のねじまきとりにした。
アーヴィングはしかしまだ読みたい本が残っているので、ねじまき鳥が終わったら戻りたい。買ってないのでまた図書館通いしなければならないのがちょっと億劫だけど。

ねじまき鳥は、てかてかの太陽の下の井戸と、邪悪なるものの象徴としてのワタナベノボル、この二つの印象が強い。
特に後者の印象が強くて、なんとなく暗いイメージがあったので再読を敬遠してきたような気がする。しかし印象だけで筋はぜんぜん覚えてないから、読み返すとぜんぜん違う小説だったりするんだろうな。

あと、ねじまき鳥はずいぶん長い小説というイメージが強かった。3分冊ということもあるんだが、内容的にも。
しかし本の紙質なんだが、「1Q84」や「カフカ」と比べて随分厚いんですね。活字の組み方もこの2冊と比べて大きいと感じた。そういう意味では、ねじまき鳥はこの2冊よりは短いのかもしれないな、というのが今朝少し読んでの最初の感想。

中身的にはまだこれからだけど、語り口にはあまり魅力を感じず。ぐいぐい引き込まれていくような感じはないね。
また、猫がいなくなるのはカフカと同じ設定ですね。
二つの話の同時進行形式だと思ってが、違ってたのも意外。
やっぱり全然覚えてなかったことになる。
楽しみはこれからですね。

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