2011年7月5日火曜日

悼む人


天童荒太さんです。
図書館で見つけて借りておいた本、今読了しました。
この人は重たい話を書く人ですね。
永遠の仔は重たくも感動的なミステリーで傑作だったともいますが、家族狩りは重たいだけでいい作品とは言えないかなと思いました。

で、この作品ですがなんとも言えませんね。
直木賞をとったようですが、そうかな?という感じ。
理屈抜きに面白く楽しめる作品では少なくとも無いです。簡単に感動できる作品でもないし。
読者に伝えたい思いが強すぎて小説としてはやはり失敗してると思う。
宗教っぽくなってるような。

もちろんこの作品を読んで感動する人も多くいると思いますが、私はこの作品を良い小説とは感じませんね。
もうこの作者を読むことはないかな???



0 件のコメント:

コメントを投稿