2012年4月15日日曜日

鬼の跫音


道尾さんですね。
今は宮城谷さんを主に読んでるんですが、宮城谷さんの次の作品までののつなぎ用に借りていたものです。晏子と孟嘗君の間に読みました。

面白かったです。
短篇集ですが、道尾さんが凝縮されてて、道尾さんのエッセンスという感じ。
それぞれ、ちょっと膨らませれば長編になりそうな話を短編ですっきり仕上げていて、読んでてちょっと得した気分も。

あと、この人の文章はうまいですね。
今まで読んでてもあまり感じませんでしたが、純文学っぽいうまさがあるように思いました。
力のある作家だなあ。

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