2017年10月27日金曜日

ノルウェイの森


これも3回目かな、世界の終わりと同じ主人公ですね、多分
世界の終わりの冒頭が美しい描写で始まったのが記憶に残っていて、本作はそういう点ではちょっと物足りなかった

しかし自分の殻に閉じこもった主人公が開かれていく過程を綴った作品としては素晴らしく後味が良かった
2009年10月に読んだ前回の感想がこのブログにあったので読み返したら、私はラストの後を気にしていて、結局うまくいかないのではと思っていたようだ
しかし今回読んだ限りでは、緑が主人公を受け入れたのは明らかだ、これから二人の人生が始まっていくのだとしか私には読めない
緑と二人で「自分の居場所」を見つけていく話だと思った

随分違う感想になってしまった
次読んだらまた違うのかな
同じ本を読む楽しみってあるんだなあ

あと、これは春樹さんを読んでいつも感じることだけど、性描写が多すぎだと思う
これはどうしても馴染めない
作者にとっては必須で欠かせない部分なのだろうとは思うけど、本当に必要なの?といつも思ってしまいます

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