2021年7月28日水曜日

暗約領域

 
新宿鮫の11作目
ちょっと調べたら10作目からかなり時間を置いて書かれたらしいし10作目が頂点のようにも感じていたのでしばらく本作は読まないつもりだったんだけどコロナ禍で奥さんが是非読みたいというので借りた
奥さんは読んでる間はもう絶賛の嵐で私にも早く読むように急かしてきてたのでどんなに面白いんだろうと思いながら読んだせいか、読み終わった感想としてはちょっと残念と言ったところ

新宿鮫の特徴だった相手役のかっこよさが本作には全くない
晶は離れかけていたとはいえ全く出てこない
若い相棒の立ち位置は孤狼の血の二番煎じ
新しい上司は理想主義過ぎてちょっとしらける
普通の推理小説のような謎解きに終わっている

とは言っても再び鮫島と会えた喜びは確かにあるし香田もしつこく頑張ってくれてて面白くは読めるんだけど、新宿鮫シリーズとしては、特に10作目のあととしては、期待外れ感は否めず
求めるものが高すぎるのかもしれないけども残念
あと、タイトルの意味がよくわからんなあ

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