2022年10月11日火曜日

場所


アニー・エルノーさんの二冊目
ある女の前に書かれてる父親の話ですね
ある女の母親像と比べると父親の方が少し距離があってその分社会全体を描いてるような
というよりは社会全体をまず描いていてそこの低い場所から高い場所に行きたがっていたけど行けない、違いは埋まらない、得られないものを求め続けてきた人間としての父親を、哀れみながらも基本的には愛をこめて、描いてたと思います
共産主義革命につながるロシア的な貧困にあえぐ農奴達という絵はフランスにはないものと思っていたけど、程度の差こそあれあったんだろうか?
そういえば女王を断頭台に送った国だったなあ
我々日本人には理解できない部分ってありそうだなあと思ったりもしたけどわからないのは自分だけかも、歴史を勉強しなくちゃいけないのかなあと思ったりもしました

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