2024年3月27日水曜日

半席


青山文平さん なんとなく思い出して直木賞受賞作を借りようと思ったけど短編集だったので長編らしい本作を借りたんだがこれも連作ではあるけど短編集だった(⁠・⁠∀⁠・⁠)

品のある 読みやすい文章でサラサラ と読める 謎解きの体裁で人間の心を丁寧に描いていて読んでいて楽しくいい気持にさせてくれた 
斉藤和義の歩いて帰ろうを思い出した 源内さん、いい味だったのに途中ででなくなったのが少しだけ残念

 現代のサラリーマンの哀しさ みたいなものに通ずる時代もので昔の時代も同じようなことは今以上に 身分というものがあるから あったんだね でも逆に言うと 身分のせいで我慢できた部分もあったのかもしれない 今だってなかなか上がれない人たちがいて親とか家庭のせいとかいろんなもののせいにしたとしても やっぱり 能力の問題が一番だろう  そういうのが 江戸時代だと身分 っていうことに 置き換えれて諦めもついたのかもしれないな とふと思いました


半席
釣りをしていて突然走り出して川で溺れて死んだ老人 自ら 高価な竿を捨ててただそれを後悔して走り出した なぜ 人間としての長寿 親子関係 様々なものが 詰まっている
真桑瓜
期待していた息子が死んだ原因となったかもしれない 食べ物を勧めた者に対する恨み 自責 と恨みと きっかけは相手も分かっていると思ったのに全く分かっていなかったこと 何十年もの間 そこで切れた 単なる恨みではない ただ その食べ物が本当に悪かったかどうかは また わからない小さな事件だけどすごく 詰まっていて どんでん返し もあって人情の機微 もあってすごい 切れ味のいい作品
六代目中村庄蔵
同じ名前を使われたことへの驚きと失望と誤解
蓼を喰う
溝浚いをめぐり馬鹿にされたと思いこんでいた恨みが爆発
見抜く者
源内は出てこないが源内を思いながら謎を解く 相手を殺さず 相手の剣を疲れさせて落としてしまう 剣の達人に 死ぬ前の達人が自分の技術を始末しようとその流儀に挑む
役替え
同じく出世した友人が病に倒れその父親とたまたま会ったことを契機に恨まれるようになる




書きかけ〜

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