2012年12月16日日曜日

骸の爪


道尾さん、12月13日読了。

塩野さんの後で読み進めると何とも薄い感じがしたのは道尾さんのせいではないのだが思ってたより私は塩野さんを気に入っていたということか?

単なる創作ではない歴史の重みのようなものを読んだ後でこの作品を読んだわけだが、普通の探偵もの的な出だしがものすごく平凡で、何とも薄い感じだった。
今まで読んだ道尾作品はもっと違ってたような気がする。本作は少なくとも出だしに関しては平凡すぎだな。

ただし中盤は結構いい感じで面白く読めた。
しかし終盤も平凡。
謎解きも普通で重なるどんでん返しのようなものは用意されていない。
もともとホラーということで敬遠していたんだけどホラーですら無いですね。普通の推理もの。
これはちょっとダメだな。
道尾さんも昔はこんな作品を書いていたということかな。

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